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「超電子バイオマン」 第32話「ギアの大改造作戦」



 第32話「ギアの大改造作戦」(1984年9月8日)

 前回、非情なドクターマンによってバイオマンもろとも大爆発に巻き込まれて消息不明となっているジューノイド5人衆。

 
 サイゴーン「サイゴーン」
 メッツラー「メッツラー」
 サイゴーン「戻って参りました……」

 そのうちの二人、サイゴーンとメッツラーがぼろぼろの体をひっさげて、互いに支えあいながら何とか南極のネオグラードまで辿り着く。

 無論、歩きでは無理なので、転送装置かメラージュ戦闘機か何かで帰ってきたのだろう。

 ドクターマンも、ファラも、モンスターも、その凄絶な姿にしばし言葉も出なかったが、

 
 ドクターマン「あの死闘に耐えたのは、サイゴーンとメッツラーだけか、お前たちこそ真の勇者、まことのジューノイド戦士だっ!」

 
 ファラ(…………え、そんだけ?)

 いくらバイオマンを倒す為とはいえ、完全に捨石にされて、それでもなお死力を尽くして戻ってきた二人を、軽~い称賛の言葉ひとつで片付けてしまうその厚かましさに、さすがのファラも思わずドクターマンの顔を見直すのだった。

 しかし、相手がロボットであるジューノイドで良かったね。もしこれが生身の人間だったら、とりあえず、「てめえ、なんてことしやがんだ、クソジジイ!」などと、ドクターマンの首を絞めにかかってただろうから。

 モンスター「おい、ジュウオウはどうした?」
 メッツラー「分かりません」
 モンスター「なにぃ」

 
 ファラ「スクラップになったんじゃない?」

 忠臣ジュウオウの安否を気遣うモンスターに、冷ややかにつぶやくファラ。

 ちなみにジュウオウは後に生きていることが判明するが、残りのメッサージュウとアクアイガーはあの爆発で死んでしまい、以降、二度と登場しなくなる。

 所詮はヒーローに倒される運命であるが、その死に様さえ描かれずにフェードアウトと言うのは、あまりにかわいそう過ぎる。

 「仮面ライダー」の再生怪人ならともかく、れっきとした幹部なのに、ちゃんとその最期が描かれないというのは、特撮の歴史においてもかなりのレアケースではないだろうか。

 それはさておき、ドクターマンは、メイスンとサイゴーンに強化手術を施し、戦力の増強を図る。

 一方のバイオマンとピーボも、ネオメカジャイガンに対抗すべく、バイオロボの必殺技スーパーメーザーの強化に取り組んでいた。

 同じ頃、イエローフォーのジュンだけは、バイクに乗って住宅地をパトロールをしていた。

 しかし、ジュン自身が「私だけパトロールだなんて……」とぼやいているように、みんなが新必殺技の開発に勤しんでいる時に、ジュンだけ参加しないというのはどう考えても変である。

 一応、最近巷を騒がしている「幽霊自動車」の探索と言う名目はあるのだが、新必殺技の開発の方が明らかに優先事項だろう。

 そもそも、5人揃わないとバイオロボはフルパワーを発揮できないのだから、ひとり欠けた状態で特訓したところで、無意味なのではないだろうか?

 さて、そうこうしているうちに、ジュンの前に噂の幽霊自動車が現れ、運転手もいないのに命あるもののように自由自在に走り回ってジュンに襲い掛かってくる。

 幽霊自動車をバイクで追跡中、ジュンは向こうから来た親子連れと鉢合わせして、舞子と言う女の子に怪我をさせてしまう。

 
 舞子「痛いよー、痛いよー」
 ジュン「ごめんね、足が痛いの?」
 母親「あなた、どうしてくれるのよ!」
 ジュン「すいません……トゥシューズ? バレエをやってるの?」

 道に散乱した荷物の中にトゥシューズが混じっているのを見て、何故かジュンは驚きの声を上げる。

 が、再び目の前を幽霊自動車が駆け抜けていくのを見て、ジュンは女の子を病院へ連れて行くのは後回しにして、そのルーフの上に飛び乗って、両手でしがみつく。

 
 結構なスピードで走る車の屋根にしがみつくという、男性スタントでも難しいアクションを、見事にこなしてしまう田中澄子さん。

 
 ジュンを乗せて疾走する幽霊自動車のロングショットと、ミニカーを乗せたサイゴーンの手の映像のアップが同時に映り込むセンスのいい構図。

 そう、幽霊自動車は、強化手術を受けたサイゴーンがミニカーを使って操っていたのだ。

 
 幽霊自動車から飛び降りたジュンの前にサイゴーンが現れ、今度はサイゴーンフレアと言う火球を放つ。こちらも、以前より威力が格段に増しており、ジュンの体を豪快に吹っ飛ばす。

 
 さらに幽霊自動車が追ってきて、ジュンを押し潰そうとする。

 変身する余裕もないまま壁際に追い詰められたジュンだったが、間一髪で駆けつけた4人の仲間に助けられ、漸くイエローフォーに変身する。

 そこへメイスンが登場。

 
 メイスン「驚いたか、我々はドクターマン様に大改造していただき、さらにパワーアップしたのだ!」

 
 メイスンのコスチュームも、より四角張った、甲冑のような重厚なものに変わり、頭も半分だけ人工頭脳が露出するデザインに変わっている。

 メイスン「我らの新しい力を見せてやる!」

 

 

 
 手始めに、右腕に仕込まれた小型ミサイルを連続で撃つメイスン。

 ド迫力だぜぃ。

 5人はすかさず必殺技バイオエレクロトンを放つが、

 
 サイゴーンには全く効かない……って、いや、この流れからすれば、標的はメイスンじゃないと膝カックンだろう。

 ま、どっちにしても通用しなかっただろうが。

 レッド「バイオエレクトロンが効かない!」
 グリーン「そんなバカな」
 ブルー「一体どう言うことなんだ?」
 ピンク「……いや、だから、効かないってことなんじゃないの?」

 狼狽する5人の中にあって、相変わらずブルースリー(笑)はアホだった。

 メイスン「見たか、我らの力!」

 
 メイスン「メイスン・バルカン!」

 さらに右腕を巨大なバルカン砲に変えるメイスン。

 次から次へと惜しみなく新ギミックを披露してヒーローを翻弄する、このシーンにおけるメイスンの凛とした強さ・カッコよさには、悪役ながら、まったく惚れ惚れさせられますなぁ。

 もっとも、

 
 そのバルカン砲の向けられた着弾地点でどんな凄まじい爆発が起きるのかと固唾を飲んで見守っていた全国の視聴者は、

 
 それが、割としょぼい打ち上げ花火みたいな爆発だったので、一斉に後ろにひっくり返ったそうである。

 
 もっとも、見た目の割に威力は大きかったようで、それによってバイオマンの強化スーツが裂けてしまう。

 レッド「みんな、引くんだ!」

 攻守ともに圧倒的な力の差を見せ付けられた5人、尻尾を巻いて逃げ出すほかなかった。

 
 ピーボ「なんだって、バイオエレクトロンが効かない?」
 ひかる「一体どうすれば良いの、私たちはもうギアには勝てないの?」
 ピーボ「なにを言ってるんだよう、僕たちが負けたら誰がこの地球を守るんだ?」

 思わず弱音を吐いてしまう5人だったが、ピーボに叱咤激励され、

 史朗「そうだ、敵がどんどん強化改造してくるなら、俺たちだって負けずに新しいスーパーメーザー、新しいバイオエレクトロンを編み出せばいいじゃないか!」
 竜太「そうだよ!」

 改めて闘志を燃やすのだった。

 ピーボ「あ、ジュンは?」

 ふと気付けば、いつの間にかジュンの姿が消えていた。

 
 そのジュンは、遅ればせながらあの女の子を近くの病院に担ぎ込んで付き添っていた。

 舞子「痛いよー、痛いよー」
 ジュン「先生、どうでしょうか」
 医者「うん、ちょっと擦り剥いただけで、別に大したことないと思うんですけどねえ」

 治療を終えても、しきりに痛みを訴える舞子に、医者もやや怪訝そうに診断を述べる。

 
 母親「こんなちっぽけな診療所でなにがわかるもんですか」
 医者「……」
 母親「やっぱりちゃんとした大学病院で見て貰わなくっちゃ!」

 喚き散らす母親の失礼な言い草に、温厚そうな医者も思わずムッとする。

 幽霊自動車のせいで救急車が来られないと聞いたジュンは、自分が搬送すると申し出る。

 ジュン「私もバレリーナを目指していました。責任を持って必ず大学病院に運びます」
 母親「そうね、あなたが悪いんだから……大急ぎで頼むわよ!」

 ソバの出前頼んでんじゃないんだけど……。

 が、案の定、その途中で再び幽霊自動車とサイゴーンに襲撃されるジュン。

 考えたら、自分が狙われているのは知っているのだから、舞子を自分で搬送するというのは責任ある行動のように見えて、実は一番無責任だったかもしれない。

 普通にタクシーを呼べばよかったのでは?

 それはさておき、ジュンは舞子を連れて近くの工場の中に逃げ込む。

 
 舞子「お姉ちゃん、わたしぃー」
 ジュン「シーッ!」

 と、舞子がおずおずと何か言いかけるが、メイスンたちの気配に気付いてジュンが黙らせる。

 メイスン「おい、いたか? 草の根を分けても探し出せ、今度こそ奴らを皆殺しにするんだ」
 
 息を潜めていた二人だったが、あっという間に一体のメカクローンに見付かってしまう。

 舞子「怖いっ」

 と、舞子が、ひとりでトコトコ走って逃げ出してしまう。

 
 ジュン「舞子ちゃん、足は?」

 あれだけ繰り返し痛みを訴えていた舞子が普通に走っているのを見て、そんな場合ながら、ジュンは驚きに目を見張る。

 すぐ追いついて物陰に隠れつつ、

 
 ジュン「舞子ちゃん、足は痛くないの?」
 舞子「嘘、嘘なのー」
 ジュン「ええーっ、どうしてそんな嘘を?」
 舞子「バレエをやりたくなかったのぉ、足を怪我したといったらもうバレエをしなくても良いと思ったの」

 
 ジュン「なんてこったぁ、その為に私は命懸けで……」
 舞子「ごめんね」

 子供の他愛ない嘘に振り回されていたと知って、さすがのジュンもがっくりする。

 ジュン「でも、何故やめたくなったの?」
 舞子「アンドダンがうまくできないのー」
 ジュン「うっふ、私と同じじゃない! 私もアンドダンが出来なくてやめたくなったものよ」
 舞子「ほんとー?」

 ジュンが同じ悩みを持っていたと知って、舞子は嬉しそうに瞳を輝かせる。

 ちなみに、バレエについては良く知らない管理人、彼らが正確になんと言ってるか分からないのだが、その後のシーンから推測するに、直立して回転する動作のことらしい。

 すぐにメイスンたちに見付かったジュンだったが、

 
 メカクローンを相手に戦いながら、その「アンドダン」とやらを披露する余裕を見せる。

 これは、舞子にお手本を見せる為だったのか、普段から習い覚えたバレエの動きを戦いに活かしていると言うことなのか、はっきりしない。

 ま、戦いの最中だというのにヘラヘラ笑っているから、前者だったのだろう。

 
 舞子「あ、アンドダンだっ!」

 舞子もそれに気付いて声を上げる。

 ま、だからと言って、それで問題が解決する訳ではないのだが……。

 その後、他の4人も駆けつけ、再びメイスン&サイゴーンとの戦いとなる。

 先程の戦いをそっくり再現したように、二人の新しい能力に手も足も出ないバイオマン。

 だが、イエローがサイゴーンの操る幽霊自動車を乗っ取り、

 
 サイゴーンに向かって突進して、ぎりぎりのところで車から降り、

 
 車をサイゴーンにぶつけることで、なんとか撃退に成功する。

 
 ちなみにこの後、イエローがかなり勢い良く吹っ飛んでいるのだが、いくらなんでもこの距離でそこまで衝撃波があるとは思えないのだが……。

 続いて、ネオメカジャイガン・アックスメガスとの巨大ロボットバトルに移行。

 
 それにしても、いくらなんでもでか過ぎでは?

 と言うより、立っている場所が低過ぎる。

 今回もネオメカジャイガンに苦戦するバイオロボであったが、最後はまだ未完成の必殺技「スーパーメーザー・バイオ粒子斬り」を辛くも発動させて、アックスメガスを撃破するのだった。

 ラスト、「白鳥の湖」か何かをバックに、「ダイナマン」にも出て来た安っぽいセットで、ジュンが本格的なバレエの衣装をつけて華麗に踊っているのを、他の4人が眺めている。

 
 まぁ、プロに比べたらお粗末なものだが、なかなかサマになっている。田中澄子さん、実際にバレエをやっていたのだろう。

 そして彼らと一緒に、同じくバレエ衣装をつけた舞子が拙いながらも頑張って踊っている姿があり、全国の真性ロリコン戦士たちが大喜び!

 
 舞子「お姉ちゃん、素敵!」

 ま、どうせなら、ひかるにもバレエの衣装を着て欲しかったところだが……。

 ジュン、舞子に例の「アンドダン」のお手本を見せると、

 ジュン「私も挫けそうになったけど、頑張って踊れるようになったの。だから舞子ちゃんも頑張って、さ、一緒に踊りましょう!」
 舞子「うん!」

 頑張れば何でも出来るという精神主義から、日本人はいつになったら卒業できるのだろう……

 あと、あのムカつく母親の改悛シーンがなかったのが物足りないが、ストーリー的にちょっと無理かなぁ。

 以上、強化されたメイスンたちとの戦いと、ジュンとバレエ少女との交流をやや強引に結びつけた、まずは力作と呼べるエピソードであった。
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コメント

確かにジュンだけ特訓に参加しないのは不自然ですね😅5人揃わないと特訓の意味が無いと思ったのは小生だけでしょうか?

必殺技

バイオエレクトロンが効かないって、毎度標的にしてるジューノイドは復活してるやん!最終的には巨大ロボ戦やるんだから関係ないやん!
こんなことを言い出したらいろいろキリがなくなって「さっさとウルトラマンに変身せんか!」「ジャガーバルカン使うのが卑怯なの?」みたいな話になるのでやめておきます。

サイゴーン

幽霊自動車でサイゴーンを倒しましたが強化されたサイゴーンなら幽霊自動車を止めて無傷になりそうですよね。
バイオエレクトロンの方が威力ありそうだし。

ドクターマン最強

戦隊の中盤のイベント「敵のパワーアップ」ですが
大体、幹部か怪人のどちらかになりがちなのに対し
ギアは(ファラキャット以外)全部ですからね。壮観です!
たった一人の一地球人が宇宙人のテクノロジーを追い込んでるんですよね。

逆パターン

戦隊の定番「追加戦士」の登場
これと逆に「1人が殉職して残り4人で戦う」のは
「商業展開」上、絶対的にあり得ませんが
実社会ではこっち、「人員削減して一人当たりの生産性を上げる」のが至極命題なんですよね。

一人いなくなった
     ↓
「俺たち一人一人が1から1.25になれば問題ないじゃないか!」
「よし!4人での必殺技を開発しよう!」
「作戦を創意工夫して、効率的に敵を殲滅しよう!」

こっちの方が燃えませんか?(注:個人的経験に基づく偏った意見です)

Re: タイトルなし

スタッフが、特訓シーンだけだと飽きられると考えたんでしょうね。

Re: 必殺技

> バイオエレクトロンが効かないって、毎度標的にしてるジューノイドは復活してるやん!

そう言えばそうでしたね。

でも、あれは完全に破壊されないまでも、戦闘不能になっていて、その都度ドクターマンが修理していたのかも知れないですが。

Re: サイゴーン

> 幽霊自動車でサイゴーンを倒しましたが強化されたサイゴーンなら幽霊自動車を止めて無傷になりそうですよね。

やっぱり加速度がついてたし、不意を衝かれたので咄嗟に反応できなかったのではないでしょうか。

Re: ドクターマン最強

しかも、すべて自分で改造できると言うのは大きいですよね。

Re: 逆パターン

> こっちの方が燃えませんか?(注:個人的経験に基づく偏った意見です)

燃えると言うより、なんか切なくなります。

ステージママ

>子供の他愛ない嘘に振り回されていたと知って、さすがのジュンもがっくりする。

このお話ではイエローの変身前アクションが長く、それが見所の一つともなっています!その一方で、バレエをやりたくなさに、足を怪我してしまったふりをしていた事を白状する舞子ちゃんと、それを聞いて
「なんてこったぁ~(泣)。」
とへたり込んでしまうイエローがかわいいです!!それとは対照的にかわい気が全く無いのが、その舞子ちゃんのおっかさん!「のだめカンタービレ」に登場した、片桐はいりさん演じる新進気鋭の女流ピアニスト・孫ルイ(山田優さん)のおっかさんにも似た横暴なステージママっぷりを見せつけており、舞子ちゃんが将来バレリーナとしてデビューした際にも、ルイの様な横暴をおっかさんから受けて続けていない事を切に願いたいです・・・・(笑)。

>ラスト、「白鳥の湖」か何かをバックに~

この際の曲こそが、先日他の記事でのコメントでも述べた「くるみ割り人形」の「花のワルツ」なのです。「白鳥の湖」と同じくチャイコフスキー作曲の三大バレエ曲の一つで、更にもう一つの「眠りの森の美女」は「Xライダー」のカメレオンファントマのお話に登場しています。
因みに「くるみ割り人形」の組曲には「花のワルツ」以外にもフルートが活躍する「あし笛の踊り」と言う曲があります。
ラストで舞子ちゃんが出演するバレエの発表会で、「くるみ割り人形」が上演されており、その「あし笛の踊り」の仲間の子供たちと踊る舞子ちゃんを客席から観ているレッド、グリーン、ブルー、そしてイエローの四人。そしてピンクはと言うと・・・。オーケストラピットの中で木管奏者たちに混ざりフルートを吹いて舞子ちゃんの晴れの舞台に花を添えているなんて温かシーンも想像してしまいます(また笑)。

Re: ステージママ

> この際の曲こそが、先日他の記事でのコメントでも述べた「くるみ割り人形」の「花のワルツ」なのです。「白鳥の湖」と同じくチャイコフスキー作曲の三大バレエ曲の一つで、更にもう一つの「眠りの森の美女」は「Xライダー」のカメレオンファントマのお話に登場しています。

懇切丁寧な解説、ありがとうございます。クラシックにお詳しいんですねえ。尊敬します。

ご返信ありがとうございます。

ご返信ありがとうございます。
いえいえ。こちらこそ、管理人さんの記事作りとテレビ番組に関する知識、そして毎度の僕の長々しい文章にお付き合い下さる処には脱帽であります!

Re: ご返信ありがとうございます。

返信が遅れてすいません。

>管理人さんの記事作りとテレビ番組に関する知識、そして毎度の僕の長々しい文章にお付き合い下さる処には脱帽であります!

恐縮です。

No title

>>>ちなみにジュウオウは後に生きていることが判明するが、残りのメッサージュウとアクアイガーはあの爆発で死んでしまい、以降、二度と登場しなくなる。

 所詮はヒーローに倒される運命であるが、その死に様さえ描かれずにフェードアウトと言うのは、あまりにかわいそう過ぎる。

 「仮面ライダー」の再生怪人ならともかく、れっきとした幹部なのに、ちゃんとその最期が描かれないというのは、特撮の歴史においてもかなりのレアケースではないだろうか。<<<

ジューノイド5獣士という同列幹部怪人の最期がここまで極端に厚冷をつけられてしまったのは本当に残念です。

復活を遂げた3体は

師弟愛にて殉死するジュウオウ。

ファラやファラキャットを守り散る紳士然なメッツラー

最期まで残り、ジューノイド最強の銘を勝ち取って散ったサイゴーンはあくまでも華のある最期でした。

ドクターマンのサイゴーン、メッツラーへの軽い称賛も、帰還できなかったメッサージュウとアクアイガーとの明確あ優劣を象徴する場面ともとれました。

それに対して、劇中でも活躍の場も少なく大失敗となったバイオマン掃討作戦で犬死。常に劣等的な存在とされたアクアイガーとともにメッサージュウも葬られてしまいました。

それでもアクアイガーは明確に破壊された痕跡が画面に映され、ジュウオウに安否を気遣われる呼びかけがあったのに対しメッサージュウへはなく、その最期もMIA然として散ったメッサージュウはもっとも冷酷な仕打ちを受けた印象でした。

放映当時、見るたびにメッサージュウに魅了されていたので、大きなショックとトラウマレベルでした。

すでに37年ほどの月日が流れていますが、
幹部怪人としてもっとふさわしい最期をメッサージュウにも与えてほしかったです。

Re: No title

長文コメントありがとうございます。

> それでもアクアイガーは明確に破壊された痕跡が画面に映され、ジュウオウに安否を気遣われる呼びかけがあったのに対しメッサージュウへはなく、その最期もMIA然として散ったメッサージュウはもっとも冷酷な仕打ちを受けた印象でした。
> 放映当時、見るたびにメッサージュウに魅了されていたので、大きなショックとトラウマレベルでした。

そうでしょうねえ。メッサージュウなんか、リーダーではないけど、一番目立つトップバッターor切り込み隊長と言う感じだったので、余計かわいそうに思えます。

No title

実際には放映されなかったですが、瞬時に爆散したアクアイガーや、中破し一時的に気絶状態になったサイゴーン、メッツラー、ジュウオウとは違い、メッサージュウは爆風で翼に引火し燃え盛り、爆煙で周囲が見えない中、パニック状態で周辺を右往左往しながら、下半身が粉砕、吹き飛んで上半身で、高熱で頭部も破壊され、完全に破壊されるエグいエピソードを担わされてました。

ギアがどれだけ恐ろしい組織であるかを描写する目的もあったのですが、あまりに酷く、そのシーンが実際に放映されることはなかったですが、その役割をメッサージュウが被っていたのは、本当に辛かったです。

Re: No title

ご教示ありがとうございます。

やっぱりやり過ぎですよね、あのシーンは。

No title

この強化改造でサイゴーンこそがジューノイド最強の名乗りを上げた瞬間でした。

5獣士時代も少ない登場回数ながら、初代イエローフォーにとどめを刺す強烈な存在。無差別攻撃でも当然のように帰還、3獣士の筆頭格としての活躍は水を得た魚のように華々しさと圧倒的な武器でもって最期の一人となるまで死闘を尽くしたジューノイドだけに、今でも印象深いです。

Re: No title

めっちゃカッコイイですよね。

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Author:zura1980
70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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