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「乳姉妹」 第19回「哀愁の波止場」 後編

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 第19回「哀愁の波止場」(1985年8月27日)

 の続きです。

 その後、路男は教会に逃げてきた優子から、母親の所在を知らされる。

 
 優子「路男、お母さんが見付かったのよ」
 路男「お袋が?」
 優子「新宿のキャバレー大東洋、お母さんはそこで社長をしてるそうよ」
 若山「路男、会って来い」
 路男「……」

 てっきり、「今更お袋と会ってもしょうがねえよ」みたいなことを言うのかと思いきや、

 
 路男「会いてえ、お袋に会いてえ!」

 まさかのマザコンキャラ発動に、全国の朝男ファンが思わずズッコケたと言う。

 いや……って言うか、そもそも、路男の母親って、死んでたんじゃなかったの?

 今までの路男の口ぶりでは、そうとしか取れなかったのに、ここでは、母親が生きていたことには別に驚いてる様子も見せず、単に行方が分からなかっただけのように聞こえるのは、明らかに矛盾である。

 もっとも、優子は路男にそれだけ告げると、すぐに島田たちに連れ戻されてしまう。

 今度ばかりはさすがの島田アニキも激オコになり、自ら優子をしばき倒す。

 
 優子「路男……」

 痛々しい面相になった優子、ぽろぽろ泣きながら、それでも路男の名を呼んでから、その場にぶっ倒れるのだった。

 正直、今までの路男なら、母親より、まず島田にいたぶられている優子を助けに行くと思うのだが、

 
 実際には、ペットを背中にくくりつけ、右手にはフルーツ籠と言う、珍妙ないでたちで、大東洋の裏手にやってくる。

 いや、さすがにこんな時に、フルーツ籠を土産に持ってくる人はいないと思うんですが……

 もっとも、それは路男(脚本家)も自覚しているのか、

 
 路男「参ったな、なんだか見舞いに来た見てえだ」

 なかなか建物の中に入れず、裏口の前でうろうろしながら、自嘲気味につぶやくのだった。

 それでも勇気を出してドアを開け、社長室の前までやってくる。

 
 子分「坊や、何の用だい?」
 路男「ちわー、松本青果店でーす。ご注文のフルーツ籠お持ちしました」
 子分「お、そうか、ご苦労さん」

 ……などと言う器用な真似が路男に出来る筈もなく、

 路男「社長に会いたい、取り次いでくれよ」
 子分「社長はおめえみてえなヒヨッコに用はねえ」
 路男「とりつがねえと、後で後悔することになるぜ」
 子分「後悔すんのは坊やの方だよ」

 例によって、芸もなく真正面から強引に押し通ろうとして、ヤクザまがいの子分に数発殴られ、それでも不意を衝いて押し切ろうとするが、

 
 足を引っ掛けられ、あえなく廊下に腹這いに倒れた上、果物まで散乱させてしまう。

 今回の路男、妙にカッコ悪い……

 と、ドアが開き、目の前でシャムネコが鳴いているのを見て、路男も思わず微笑むが、

 
 それを抱き上げたのが、他ならぬ母、育代であった。

 育代「なんだい、こいつは」
 子分「どうしても社長にあいてえなんてもんですから」
 育代「面白い子だね、話だけは聞いてやるよ」

 
 育代「……」
 路男「……」

 なんとか入れてもらったものの、育代は何も言ってくれないし、路男もなんと切り出したら良いのか分からず、気まずい沈黙が流れる。

 

 
 路男、ふと、母親の派手なスカートの間から、黒い下着が覗いているのに気付き、

 
 恥ずかしそうに目を逸らしてしまう。きゃわいいーっ!

 育代「話してごらん、聞くだけは聞いてやるよ」
 路男「いや、話って、別に改まって……俺はただ、その……あんたの噂を聞いて、どんな人なのか興味を持っただけで……」

 育代のとりつく島のない態度と、予想と懸け離れた姿に、路男は迷子の小学生のようにまごつき、下手な言い訳を重ねる。

 路男「あ、食べますか?」
 育代「リンゴは嫌いだよ」

 
 路男「あ、そ……」

 土産に持ってきたリンゴを、自分でシャクシャク食べ出す路男。

 育代「……」

 海千山千の育代も、その不気味な行動にビビッていた。

 その後も噛み合わない会話が続き、見てる方もイライラさせられるが、

 路男「あんたがこの18年間、どんなつらい思いに耐えて、どんな風に生きてきたか、それが知りたいんだ」
 育代「誰だい、お前?」
 路男「別に誰だっていいじゃないか」
 育代「私のことを知りたいだって? 知ってどうするんだい」
 路男「どうもしねえよ、ただ、あんたのことを無性に知りたいだけなんだ」

 なんでもかんでも「無性に」やりたい御年頃の路男の言葉に、

 
 育代「ふふふ、あははははっ!」

 不意に、大口を開けて笑う育代。

 育代「おかしな子だねえ、私はねえ、昔のことを全部忘れちまった女なんだよ」
 路男「息子のこともその全部の中に入るのかい?」
 育代「どうして私に息子がいたことを知ってるんだい?」
 路男「そんな噂を聞いたからさ」
 育代「確かに私には息子がひとりいたよ、だけど、思い出したこともないね。思い出してもゼニにならないことは全部忘れることにしてるんだよ。(中略)私の財産を食いつぶされるのはごめんだよ」
 路男「……」

 感激の親子再会を期待して訪ねてみれば、母親がこんな守銭奴のように女になっていたとは……

 路男のなんとも言えない悲しそうな瞳に、育代も少し戸惑う。

 路男「母さんだろ、あんた、そうだよな? 母親が息子のことを忘れる筈がねえよな?」

 路男、漸く思い切って告白するが、育代は猫を抱いて立ち上がりながら、

 
 育代「何を寝とぼけたこと言ってるんだい? 私の息子はお金だよ、親子と言ったところで所詮は他人さ、人間なんて信じられるかい。頼りになるのはお金だよ」

 出ました、大映ドラマ名物「寝とぼけ」!

 育代、喋りながら金庫の中から数個の札束を取り出し、路男の前に置くが、路男は目もくれず、

 
 路男「たった一度も思い出さなかったのかと聞いてるんだ。息子のために涙を流したことはなかったのかと聞いてるんだ!」

 
 育代「出ておゆき、何しに来たんだい!」

 しかし、現実の守銭奴って、こんな風に普段からギンギンにめかしこんだり、高価な宝石とかをこれ見よがしに身につけてたりはしないよね。

 
 路男「恨みはどうした? あんたに恨みがあるなら、息子のこと忘れる筈がねえよ! 18年前、真っ白な砂浜を血に染めたあの時の叫びは忘れたのかっ?」
 育代「ああ、忘れたね、何もかも忘れたと言ったじゃないかっ」
 路男「なんだと?」
 育代「恨みなんかに関わってたら、貧乏人は生きていけるもんか。人を呼ぶよ、出ておいき!」

 それにしても、今回、台詞が鬼のように多くて、松村さん大変だったろうな。ほとんど喋りっぱなしじゃないか。

 と、同時に、この一連のシーンがつまらないのは、ひとつのシーン、二人のやりとりだけで、18年ぶりの親子の再会を描こうとしている点に原因があると思う。

 あまりに乱暴と言うか、雑と言うか。

 また、いくら大映ドラマとはいえ、この育代と言うキャラに、あまりにリアリティーがないのも問題である。

 そんなこんなで、このシーン、「乳姉妹」のレビューをやめたくなったほどつらかったことを告白しておく。

 
 路男、ヒステリックな育代の叫びに、無言で背中のペットを手にして、ワンパターンの「乳姉妹」のテーマを吹き始める。

 育代「……」

 
 で、泣きながらペットを吹きながら、後ろ向きのままあとずさり、背中でドアを押して廊下へ出ると、

 

 
 なおもペットを吹きながら、廊下の角に消えていくのだった。

 これじゃあ、完全なコントである。

 
 育代(あー、怖かったぁ)

 今まで会ったこともないようなデンジャラス野郎が帰ってくれて、心底ホッとする育代であった。

 ……と言うのは嘘で、

 育代「路男っ!」

 やはり、育代も、早い段階でその青年が自分の息子であることに気付いていたのだろう。

 
 路男「くぅううっ!」

 外へ出て、建物の壁に何度も頭を打ちつけて、悲しみを押し殺している路男。

 そこへさっきの子分が来て、社長が雇いたいと話していると告げるが、路男はきっぱり断ると、さっきのお返しとばかり二人をぶん殴って去っていく。

 一方、猛たちは今日も元気にカツアゲして生活費を稼いでいたが、そこへ島田たちがあらわれ、横から猛たちの収穫を掠め取ってしまう。

 島田「目をかけてやった恩も忘れやがって、野良犬が、何処行っても飯粒ひとつ拾わせねえ」
 猛「笑わせんじゃねえよ、俺も鬼神組の長田猛だ、食いたいもんぐらい、自分の力でとってやるさっ」
 島田「ふっ、小僧っ子が」

 島田、右手を振り上げてお仕置きしようとするが、猛はすかさず秘蔵のライフル銃を島田の顎に突きつけ、

 
 猛「島田、いい気になるなよ、てめえの首ぐらい、いつだって取って見せるぜ!」

 
 島田「……」
 猛「じっとしてろよ」

 手も足も出ない島田アニキ、あろうことか、猛に財布まで持って行かれてしまう。

 これだけ何度も醜態を晒しても、直属の部下はひとりも逃げていかないのだから、島田アニキ、よほど人望が厚いのだろう。

 島田「あの野郎、今度顔見たら、その場でぶち殺せ!」

 そして、その一部始終を見ていたのが、またまたまた龍作であった。

 移動中の猛たちの前に回り込み、

 
 龍作「まーまー、待ちなよー」
 猛「なんだ、てめえ」
 龍作「うめえ金儲けの口があるんだ。乗らねえか?」

 下卑た顔で龍作が猛たちに持ち掛けた「金儲けの口」とは、こともあろうに……

 
 ちえみ「さよーなーら、さよーならー、元気でいてねー」

 夜、若山の教会では、そこに住み込んでいる少年少女たちによる宴会と言うか、パーティーが開かれていた。

 都はるみの「好きになった人」を、コブシを入れて熱唱している立原ちえみさん。

 
 かつて敵対関係にあったちえみのモノマネを、モナリザが手拍子をしながらニコニコ笑って見ていると言うのが、なんか不思議である。

 続いて、しのぶが調子に乗って、

 
 小泉今日子の「渚のはいから人魚」を振り付きで歌うと言う、「乳姉妹」全話を通して一番ムカつくシーンとなる。

 それを見る千鶴子が、さっきとはうってかわって醒めた目をしていたら笑えたと思うのだが、残念ながら、さっきと同じく、ニコニコしながら聴いている。

 しのぶが歌い終わると、剛造たちがやってきて、差し入れだと言ってテーブルに豪華な料理を並べる。

 
 その中には耐子や静子の姿もあって、はからずも、龍作をのぞく、松本家と大丸家の家族が、その場に勢揃いすることになる。

 剛造は進んで静子を千鶴子のそばに座らせる。

 実の妹である耐子もその反対側に座り、

 耐子「千鶴子お姉さん、とても明るくなって嬉しいわ」
 千鶴子「……」
 耐子「お姉さん、もうそろそろ現実を認めても良いじゃないの。私だって一生懸命あなたを姉だと認めようと努力してるのよ」
 静子「耐子!」

 静子、やはり自分はいない方が良いのではと席を立ちかけるが、若山はその肩を押さえて座らせると、

 若山「ええ、今夜はこれからカラオケ大会と行くぞ!」

 マジかよ……

 
 エリカ「涙のリクエスト~、最後のリクエスト~♪」

 マジだった……

 エリカと青少年たちによる、チェッカーズの「涙のリクエスト」、これが、「乳姉妹」における、二番目にムカつくシーンに認定されたのは言うまでもない。

 この悪夢のようなシーンが延々続いていたら、さすがの剛造も怒り狂って「お前ら全員殺してやる!」と暴れ出していたと思われるが、天の助けとばかり、そこへ龍作に手引きされた猛たちが忍び込み、ひとりで神に祈っていた千鶴子を人質に取ってしまう。

 
 猛「千鶴子は俺たちがさらっていく。返して欲しかったら明日までに身代金5000万を用意しろ! サツに知らせたら間違いなく千鶴子を殺す!」
 千鶴子「いやだ、私は行かない。私をここで撃ち殺しなさい!」

 誇り高き千鶴子は、銃を突きつけられても怯むことなくそう叫ぶ。

 島田アニキとはえらい違いだ……

 だが、マヤが別の銃を雅人の顔に押し付けて脅すと、気丈な千鶴子もたちまち「おねがいっ、雅人さんを傷付けないでっ!」と、萌えキャラに変貌する。

 猛「大丸、身代金を出すか?」
 剛造「身代金は用意しよう。千鶴子を傷付けないでくれ」
 猛「よし、明日午前0時、中央埠頭の第三倉庫で交換する。身代金の5000万はあんたひとりで持って来い」
 剛造「分かった、私ひとりで行こう」

 剛造の言質を取ると、猛たちは速やかに退散する。

 そしてその様子を、龍作、そして育代の子分がそれぞれ物陰から見ていた。

 そう、龍作、18年前と同じく、人をそそのかして、千鶴子を第三者に誘拐させ、そのおこぼれに預かろうという、さもしい了見を起こしたのだった。

 つくづく、見上げた人間のクズである。

 18年前はまだしも、それが剛造の娘だと思って誘拐させたのだが、今回は、自分の実の娘だと分かっている千鶴子を誘拐させようと言うのだから、ほとんど天然記念物クラスのクズっぷりである。

 静子は、18年前の事件の再来のような事態に、

 
 静子「今度と言う今度は甘える訳には参りません、私が命に代えても千鶴子を取り戻します」

 同じ轍は踏みたくないとばかり、健気に剛造に申し出るが、

 剛造「いや、静子さん、身代金は私に払わせて下さい、私に千鶴子に対する罪滅ぼしをさせてください」

 翌日の深夜、剛造はオフィスでアタッシェケースに札束を入れていた。

 しかし、猛の指定した日時だと、「その夜の0時」とも受け取れるから、これはさっきから数時間後の出来事とも考えられる。

 よって、誘拐犯は日時の指定をする場合、そんな誤解の生じないよう、「明日の夜11時」とか、分かりやすい日時にすべきなのである。

 と言っても、いくら剛造でも、さすがにそんな短時間で5000万もの現金を用意できるとは限らないので、やはりこれは翌日の出来事なのだろう。

 腹心の手島は、当然、ひとりで受け渡し場所に行くのは危険だと思いとどまるように説得し、果ては、これは千鶴子と猛の狂言誘拐ではないかとさえ言い出す。

 剛造「誘拐が狂言だったとしても、身代金は私が自分の手で届けなければならんのだ。それが父親としての最後の愛だと思っている」
 手島「会長、あなたは、他人の娘のために、男の夢をお捨てになるつもりですか?」
 剛造「なにっ?」

 手島は、明日の朝一番で京都に行き、長年の夢だったホテル建設のための重要な会談が予定されていると話し、なんとか剛造を思い止まらせようとするが、

 剛造「だめだ、だめだ、だめだ、私が行かねばならんのだっ!」

 剛造の決意はあずきバーのように固く、自ら車を運転して指定された場所へ向かう。

 
 一方、千鶴子は、港のすぐそばの倉庫で、父親が迎えに来てくれるのを信じ、待っていた。

 ナレーター「もし父が現れたら、その時こそ呪われた運命を断ち切り、恨みを憎しみをすべて捨て去り、新しい世界を求めよう。千鶴子は祈るようにして剛造の姿を待ち続けていた」

 と、ナレーターが千鶴子の気持ちを代弁するのだが、さっき千鶴子、神様に向かって、

 「でも心の中でお父様が必ず助けに来てくれる。お前は私の娘なのだと迎えに来てくれると、甘えがありました」
 「私は誰の力も借りずに自分の力だけで立ち上がるべきでした」


 などと、殊勝なこと言ってなかったっけ?

 いくら剛造がそう言ったからって、この期に及んで父親自ら5000万もの身代金を持ってきてくれるなどと期待するのは、ちょっと虫が良過ぎる態度ではないだろうか。

 それでは、従来の千鶴子と、なんら進歩していないことになるではないか。

 だから、ここは、むしろ逆に「お父様、来ないで、私なんかのために、その身を危険にさらすことはやめてください! たとえお父様が約束を破っても、私は決して恨みません」みたいなことを思うのが、本当に悔い改めた人間の採るべき道ではないだろうか?

 まぁ、管理人があえてこんなことを言うのは、残酷な神の、いや脚本家のたくらみによって、結局、剛造がここに来れなくなってしまうからなのだが。

 と言うのも、

 
 快調に車を飛ばしていた剛造、突然、ヘッドライトの中に意外なものを発見してギョッとする。

 
 それは、道の真ん中にボケーッと座っている白いシャムネコであった。

 咄嗟に急ブレーキをかけつつハンドルを切り、なんとか猫を回避したものの、勢い余ってガードレールに激突してしまったのである。

 
 剛造「うう……」

 頭から血を流しながら、剛造は意識を失ってしまう。

 
 そして、その猫を抱き上げたのは、なんと、育代であった。

 そう、育代はわざと猫を路上に放置して、剛造が事故るように仕向けたのだ。

 ……

 てめえに猫を飼う資格はねえ!

 と言うか、猫を飼ったことのある人間なら、絶対しない発想だよね、これ。

 
 それはそれとして、育代に抱き上げられる時の、シャムネコの絶対的な「されるがまま」感が、めっちゃ可愛いのである。

 ちなみにこの不可解な行為だが、これは育代なりの、剛造に対する復讐だったのだろうか?

 しかし、この18年間、全然そんなこと考えてなかったのに、路男と会って昔のことを思い出したからって、いきなりこんなことやるだろうか?

 下手をすれば人殺しになりかねない危険な行為であり、どうにも理解しがたい。

 ただ、路男が剛造への復讐をたくらんでいると知った育代が、母親として、息子に人殺しをさせるわけに行かないと、息子の代わりにあえてこんなことをしたと言う解釈はありうるかもしれない。

 ま、次回以降のストーリーで、その辺はもっとクリアになるだろうから、ここではそれ以上考えまい。

 
 やがて約束の0時になり、千鶴子の前に一台の車がやってきて、停まり、車から人影が降りてこちらに向かってくる。

 
 千鶴子は、それが剛造であることを祈るように信じていたが、

 
 あにはからんや、それは剛造ではなく、手島だった。

 次の瞬間、

 

 

 
 千鶴子「いやぁああああーっ! 超好みのタイプー!

 千鶴子は物凄い目付きで、魂の底からの絶叫を迸らせていた。

 うーん、まぁ、気持ちは分からなくはないが、何もそこまでショックを受けなくても……

 はっきり言って面倒臭いキャラだなぁと言うのが、管理人の率直な感想である。

 実際、今回は剛造が事故ってどうしても来れなくなったのだから、次回以降、また千鶴子が不良キャラに戻って暴れまくるのが、実に身勝手な人間に見えてしまうのだ。

 以上、このドラマのレビューを始めてから、多分一番書くのがきつかった19話でした。
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コメント

面倒くさい人達

どうも育代にしても龍作にしても千鶴子にしても路男にしても猛にしてもどうにも面倒くさい人達ですね😅まともなのが雅人しかいないのも納得ですね

感情移入しにくい

スクールウォーズと同じ会社で俳優も同じだけに登場人物に感情移入しにくいというのがリアルタイムでの率直な感想でした。暴力や薬物の描写がきついこともあって再放送の機会がスクールウォーズに比べて少なかったのも納得です。自分がスクールウォーズに比べてダメだと感じたのが猛ですね。小沢仁志さんの悪役としては一番のヘタレだと思います。

Re: 面倒くさい人達

特に千鶴子の面倒臭さは尋常じゃないですよね。

正直、すべてのトラブルの原因はそこにあると思います。

Re: 感情移入しにくい

> 自分がスクールウォーズに比べてダメだと感じたのが猛ですね。小沢仁志さんの悪役としては一番のヘタレだと思います。

そうですか。ヘタレですけど、自分はいかにも人間臭くて割りと好きですね。死に様もカッコイイし。

水原が格好良すぎ

まあ、水原が恰好良すぎたから猛の情けなさが際立ったという面はあります。小沢仁志さんはあの時代体を張ってチンピラを演じていて迫力がありました。戸津川警部シリーズで三原じゅん子さんをおそう殺し屋はトイレの天井にはりついてのアクションで、BSTBSで何度も再放送されていて目に焼き付いています。

Re: 水原が格好良すぎ

素早い返信ありがとうございます。

> まあ、水原が恰好良すぎたから猛の情けなさが際立ったという面はあります。

水原、カッコよかったですよね。滝沢とタイマンしたあと、一緒にお酒飲むシーンが大好きです。

> 戸津川警部シリーズで三原じゅん子さんをおそう殺し屋はトイレの天井にはりついてのアクションで、BSTBSで何度も再放送されていて目に焼き付いています。

そうなんですか。見たことないですが、凄そうなシーンですね。

いえいえ、雅人さんも優柔不断でまともではありませんよ!忍に目移りしなければ何にも問題ありませんでした。

Re: タイトルなし

コメントありがとうございます。

今日、その「乳姉妹」の22話を書いてたんですが、しのぶと婚約したのが、雅人一生の不覚だった気がしますねえ。

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zura1980

Author:zura1980
70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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