FC2ブログ

記事一覧

「仮面ライダー」 第93話「8人の仮面ライダー」



 第93話「8人の仮面ライダー」(1973年1月6日)

 年が明けて、とうとう3年目に突入してしまった「仮面ライダー」。

 ちなみに、私が「仮面ライダー」のレビューを始めたのが2015年の11月25日なので、レビューの方も、既にほぼ4年(!)が経過したことになる。

 さて、前回のラストの続きから、ショッカーライダーとハエトリバチのコンビネーションの前に、崖っぷちに追い詰められているライダー。

 
 特撮において、ヒーローがピンチに追い込まれるシーンは数あれど、これほど「崖っぷち」と言う表現が似合うシーンもなかなかあるまい。

 前回は真上からのアングルだったが、今回はサイドからのショットもあり、いかに危険な場所で撮影されていたかが良く分かる。

 しかも、

 
 しばしばライダーの体が見えなくなるほどの大波が背後から押し寄せてくるのだから、まさに命懸けである。

 
 Sライダー「死ね、仮面ライダー、俺がこれから貴様の身代わりなってやる!

 この台詞の後半、なんか、ショッカーライダーが自らの身を犠牲にしてライダーを助けようとしているようにも聞こえるなぁ。

 無論、そうではなく、ライダーを殺して自分が本物のライダーになりすまそうという意味である。

 怪人「待て、俺がトドメを刺してやる」

 ショッカーライダーを制し、ハエトリバチがよしゃあいいのにしゃしゃり出て、

 
 両手で岩にしがみついているライダーのそばに立ち、その肩(手じゃなくて?)をぐりぐり踏みつける。

 Sライダー(なんか、嫌な予感……)

 案の定、

 
 ライダーが左手を岩から離して、猫が飼い主にじゃれるようにその足をむんずと抱き締める。

 
 怪人「あ゛あ゛ーっ!」
 Sライダー(学習能力のない奴らだ……)

 こうして、ライダーはハエトリバチを道連れにして、逆巻く波へ猫まっしぐら。

 いや、自分も落ちたらおんなじことじゃないかと思うんですが……

 ひとり残されたショッカーライダー、しばらく打ち寄せる波を見詰めていたが、誰も上がって来ないのを見て、高笑いを響かせる。

 Sライダー「死んだ、仮面ライダーはハエトリバチと共にこの世から消えてしまった。はっはははっ、仮面ライダーは俺だ!」

 前回の冒頭では、ハエトリバチと模擬戦闘を行い、がっちり握手まで交わしていたと言うのに、その死をまったく悼むことなく快哉を叫ぶ、割りと薄情なショッカーライダー。

 ま、悪党だからね。

 でも、ゲルショッカーの怪人ともあろうものが、海へ落ちただけで死んじゃうと言うのはあまりに情けない気もする。

 あるいは、海中でライダーと戦って、倒されたと見るべきかも知れない。

 しかし、91話に続いて、ライダーと怪人が一緒に水に落ちて行方不明になると言う結末が繰り返されるのは、いささか芸がない。

 ついでに言えば、92話でショッカーライダーがデータの入った筒を海へ投げたのを、ライダーがキャッチするシーンがあったが、ここでも、ショッカーライダーが同じことをして、

 
 今度はライダーではなく、新怪人エイドクガーに拾われるのだが、これも同じシーンを何度も見させられているようで、興醒めである。

 エイドクガー、筒をショッカーライダーに投げ返すと、

 怪人「命令変更だ、アンチショッカー同盟に、ゲルショッカーの偽テープを持って行け」
 Sライダー「これはどうするんだ?」
 怪人「ゲルショッカーのコンピューターにかけて、分析するそうだ」
 Sライダー(だったら、俺に返す必要ねえだろ!)

 エイドクガーによると、アタッシェケースの中の偽テープには殺人音波が入っているらしい。

 そんな便利なもんがあるなら、ラジオ局を占拠して流せばいいのでは?

 
 立花「ライダー!」
 滝「俺も手を貸すぜ!」

 ここで、ショッカーライダーの背後から、おやっさんと滝が叫びながら走ってくる。

 これだけ見ると別におかしなシーンには見えないのだが、実は92話の終盤で、二人はそのショッカーライダーにひどい目に遭わされてるんだよね。

 週をまたいでいるからつい見過ごしてしまいがちだが、劇中の時間経過としては、ひどい目に遭わされたすぐ後なのだから、この場合、「おい、さっきはどういうつもりだ?」などと、咎めだてするのが自然だと思うのである。

 Sライダー「ひと芝居打つぞ、良いな?」

 それはさておき、ショッカーライダーはエイドクガーに声を掛けると、馴れ合いの戦いを演じつつ、アタッシェケースを滝に投げ渡してから、エイドクガーを海へ叩き込む。

 どさくさ紛れに、エイドクガーが本物のテープを持って行ったのは言うまでもない。

 
 Sライダー「おやっさん、滝、偽ライダーと怪人は片付けました」

 ここで声が池水さんから藤岡さんにスイッチすると同時に、先んじて、前述のツッコミに対する釈明をする。つまり、さっき二人を殴ったのは自分ではなく、偽ライダーの仕業だと言う訳である。

 でも、どっちも同じ黄色いマフラーしているので、「いや、お前がその偽ライダーじゃねえの?」と突っ込まれるのを予想するショッカーライダーだったが、

 立花「なに、偽ライダー?」
 滝「ゲルショッカーめ、偽ライダーまで作り出したのか」
 Sライダー「……」

 相変わらず、おやっさんたちはマフラーやグローブの色にはまるっきり無頓着なのでした。

 と、念には念を入れて、戦闘員がショッカーライダーに襲い掛かってくる。

 ショッカーライダー、彼らと八百長の戦いを演じつつ、「それを早くアンチショッカー同盟に届けるんだ!」

 二人がいなくなった途端、エイドクガーがあらわれ、戦いをストップさせる。

 
 怪人「もういいだろう、危なかったな、ショッカーライダー、お前の正体がバレるところだった」
 Sライダー「ええ、これでしばらく奴らの目を誤魔化せるわけだ」

 一方、アジトに持ち込まれたデータテープは、首領の命令でコンピューターで分析される。

 でも、その場にはブラック将軍や戦闘員たちがいるのに、コンピューターが「首領の正体は大王イカです」などと言ったら、秘密を部下に知られてしまうことになるのでは?

 もっとも、ネタばらしをしてしまうと、そもそもそのデータ自体、首領がわざと流したフェイクだったので、最初からその心配はないのだが、そうなると、今度は首領の命令に色々と矛盾が生じてしまうことになる。

 で、そのテープは贋物だったのだが、

 コンピューターの声「ワレワレはゲルショッカーの裏をかいて、ある人物にテープを渡した。1月6日、12時、その人物がアンチショッカーコンピュータールームに来る」

 何故か、その中にはわざわざそんな機密データが入っていたのだった。

 いや、仲間への通信じゃなくて、敵に奪われることを前提にしている偽テープの中に、なんでそんな重要機密を入れておく必要があるの?

 また、それを聞いた首領が、また命令を変更して、アンチショッカー同盟全滅の前に、本物のテープを奪取するよう命じるのだが、朝令暮改の感は否めないし、それよりアンチショッカー同盟とおやっさん、滝を殺人音波で皆殺しにしたほうが、ゲルショッカーにとって遥かに有益だったろう。

 だって、前記したように、そもそも首領の正体を示すデータなど存在しないのだから。

 一応、最終的にWライダーをおびき寄せて抹殺することが真の狙いだったと言う言い訳は出来るかもしれないが、別に他の方法でもおびき出すことは可能だし、だいたい、前にもやってるよね、似たような作戦。
 
 まぁ、この点については、あまり深く追及するときりがないので、この辺にしておこう。

 おやっさんと滝は同盟に偽データを届け、コンピュータールームで解析を始めようとするが、

 
 Sライダー「危ないぞ、滝」
 千恵「仮面ライダー?」
 Sライダー「このテープはニセモノだ」
 滝「なんだって?」

 そこへ飛び込んできて寸前で止めたのが、ほかでもない、偽テープを渡したショッカーライダー自身であった。

 ……

 いくら命令の変更があったとはいえ、なんか、ショッカーライダー、さっきからなにやってんだ? と言う感じが濃厚なのである。

 小暮「そんなばかな!」
 Sライダー「嘘だとお思いなら、私が試して見ましょう」

 ショッカーライダーは全員を部屋から出すと、実際にテープを再生させて殺人音波を流す。

 
 ま、殺人音波と言うか、ただの爆弾のような感じなのだが、解析したコンピューターはたちまち火を吹き、煙が、建物の外まで溢れ出す。

 
 で、その後、千恵が、ミニスカの裾を押さえながら立ち上がるさりげない仕草に、なんともいえない奥床しさと女性らしさが感じられて、ちょっと嬉しくなる管理人だった。

 伊達アニキが言っていたように、「恥じらいのない女は女ではない」のである。

 滝「ライダー、一体本物のコンピューターテープは何処なんだ?」
 隼人「本物はこれだ!」

 滝の疑問に、聞き覚えのある声が答えたかと思うと、建物の向こうの角から、サングラスをかけた男があらわれる。

 静かに滝たちの前までやってくると、

 
 小暮「あなたは?」
 隼人「南米のアンチショッカー同盟が、俺を選んだ」

 なんか、この画像、千恵のケツに棒が刺さっているように見える……

 
 サングラスの下から出て来たのは、73話以来の登場となる、一文字隼人であった。

 それを見た滝は、

 
 滝(えーっと、誰だったっけ?)

 じゃなくて、

 滝「一文字ぃ!」
 立花「隼人!」
 隼人「正月ぐらいは、生まれ故郷で過ごしたいんでね」

 ……

 いや、最初から隼人にデリバリーを頼んでたのなら、別に仮面ライダーやおやっさんたちの手を借りる必要なかったのでは?

 それはさておき、隼人が小暮に渡そうとしたアタッシェケースを、横からショッカーライダーが取ろうとする。

 
 Sライダー「それは私が預かろう」
 隼人「ライダー、いつからそのマフラーを?」

 さすが隼人である。一目でマフラーやグローブの色が違うことに気付き、冷静に指摘する。

 滝「そう言えば……」
 立花「お前、まさか?」

 隼人に言われて、よーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーやく、それに気付く二人。

 隼人が鋭いんじゃなくて、他のひとがぼんやりし過ぎなのである。

 Sライダー「少しばかり気付くのが遅かったぜ! 一文字、はるばるの運び役、ご苦労!」

 この後、サイクロンで逃げるショッカーライダーを、2号ライダーに変身した隼人が同じくサイクロンで追いかける、必要以上に長いチェイスシーンとなるが、最後は二人がもつれ合ったまま道路から飛び出し、切り立った斜面を転がり落ちて爆発が起きる。

 結局、ケースは2号ライダーが取り返すが、ショッカーライダーもそれで死んだ訳ではなかった。

 CM後、ショッカーライダー2号が、少年ライダー隊本部を訪れている。

 
 Sライダー「さぁ、君たちに私からお年玉だ」

 今度は、本物の赤いスカーフとは対照的な真っ白なスカーフで、以前にもネタにしたように、これじゃあ怪しまない方がどうかしているようなカラーリングであったが、

 
 ナオキ「ライダーからのお年玉だぁ」
 Sライダー「……」

 例によって、子供たちもガールズも、まったく、これっぽっちも、一瞬たりとも、清々しいほどに気付かないのだった。

 Sライダー(わざとやってんじゃないだろうな……)

 今度こそ彼らに勘付かれることを、半ば期待していたショッカーライダーであったが、彼らの態度に逆に不安になってくるのだった。

 と言うか、本物に成り済ますつもりなら、赤いスカーフ巻けって話なんだけどね。

 まぁ、これは、見ているちびっ子たちが混乱しないよう、あえて分かりやすい色が使われているのだろう。

 ユリ「何が入ってんの?」
 ヨッコ「ね、教えて!」
 Sライダー「開けてみれば分かる」

 
 ナオキたちが、ワクワクしながら包装を開いているのを、少し後ろに下がって眺めているショッカーライダー。

 ちなみにその背後の壁に、少年ライダー隊の隊則みたいなのが書いてあるのだが、

 ・隊員は歯を良く磨くこと
 ・隊員は食べ物の好き嫌いを言わないこと
 ・隊員は夜早く寝て、朝早く起きること

 などと、夏休み中の小学生の心得みたいなのまで混じっているのが微笑ましい。

 んで、紙包みの中からお節のお重みたいな箱が出てくるが、チョコが蓋を取ると、中から玉手箱よろしく、白い煙が噴き出してくる。

 と、同時に、机の下に隠れていたエイドクガーが立ち上がる。

 いや、さすがにそんなもんが机の下にいたら、気付くと思うんですが……

 ミツル「やっつけてよ、仮面ライダー」
 Sライダー「ふっふっふっふっふっ、俺のお年玉が気に入らないのか? もっとも、ショッカーライダーのお年玉だがな!」
 ユリ「ショッカーライダー?」
 ヨッコ「ニセモノ?」

 ショッカーライダーが不気味な笑い声を立てたところで、声が藤岡さんから、以前、本物のライダーの声を吹き替えたこともある市川治さんに変わる。

 市川さん、本物とニセモノ、両方の声を演じた稀有の声優……と思ったけど、ショッカーライダー1号の池水さんも、「スカイライダー」ではストロンガーの声をあててるんだよね。

 でも、同じライダーの本物とニセモノを演じたことがあるのは、市川さんだけだと思うが。

 慌てて逃げようとするユリたちだったが、エイドクガーの毒の鱗粉を吸ってたちどころに眠ってしまう。

 が、そこへ駆けつけたのが、本郷猛であった。

 
 Sライダー「むっ、本郷、やはり生きていたな、ゲルショッカーのコンピューターは貴様が生きている可能性を、90パーセントと弾き出していた!」

 いや、そんなこと、誇らしげに言うことじゃないと思うんですが……

 
 怪人「だからこそ、我々は人質を必要としたのだ」

 はい、今週のラッキー戦闘員は、中田喜子さんのフレッシュな体を抱くことが出来た、こちらの戦闘員となります。パチパチパチ。

 でも、人間を抱きかかえるのに、グーはないよね、グーは。

 ここはリアリティーを出す為にも、しっかり鷲掴みして欲しかったところですね。

 色々あって、ショッカーライダー、エイドクガーと戦うライダーだったが、ハエトリバチと一緒に海に落ちた時のダメージが残っていたのか、あっさり敗北し、ユリたちも連れ去られてしまう。

 Sライダー「仮面ライダーなど、問題ではないっ」

 連敗続きのライダー、遂にこんな屈辱的な台詞まで言われてしまう。

 なんとか本部に戻ってきた猛を、おやっさんたちが介抱していると、無線機にブラック将軍からの通信が入る。

 
 ブラック将軍「人質は5人そっくり頂いた」
 立花「おい、女子供返せ!」

 
 ブラック将軍(えっ、いや、それって、人質全員解放しろと言ってるのと同じだよね?)

 何気に図々しいおやっさんの要求に、ちょっと泣きそうな顔になるブラック将軍であった。

 ……嘘である。

 嘘であるが、おやっさんの要求が図々しいことは事実である。

 ブラック将軍「条件が折り合えば、人質は渡しても良いぞ」

 無論、ブラック将軍が提示した条件とは、あのテープと人質を交換しようと言うものだった。

 おやっさんたちは、すぐ小暮に会いに行き、テープを貸してくれるよう頼むが、

 小暮「あなたたちのお気持ちは分かります、しかし……これはお渡しするわけに行かない。この中には何百何千と言うショッカーに対する恨みが込められているのです」

 小暮はそれを拒否する。

 滝「でも、こっちもゲルショッカーと戦う、仲間の命が懸かってるんです、この通りお願いします」

 滝、その場に土下座までして頼むが、

 
 小暮「お言葉ですが、我々のメンバーが多数決で決めたことなのです」

 
 立花「協力を求めてきたのは、そもそもあんたがたの……」
 隼人「おやっさん、無駄です。人質は俺たちの手で取り戻しましょう」

 おやっさんが抗議しようとするのを制し、隼人が淡々とした口調で言って、立ち上がる。

 隼人って、一旦番組を降りた後では、お調子者から、ドライなキャラクターに変わってるような気がする。

 
 滝「何がアンチショッカー同盟だ、エゴイストの塊め!」

 
 憎まれ口を叩きながら階段を降りて行く滝だったが、下で、あのケースを持った千恵が待ち構えていた。

 ……

 いや、さっきまで同室していたのに、いくらなんでも千恵の動き、早過ぎないか?

 
 隼人「これは?」
 千恵「ショッカーに殺された、母の仇をとってください」
 立花「あとで困るようなことになりゃしないかね?」
 千恵「さ、早く」
 隼人「ありがとう」

 千恵の(いわば)裏切り行為によって助けられるおやっさんたちだったが、この場面での彼らの態度は、いささか傲慢と言うか、それこそ「エゴイストの塊」に見えて仕方ない。

 ユリたちが捕まったのは彼らのミスであり、ユリたちを救う為と言って、のこのこテープを借りに来る時点で、身勝手と言うものだし、十分理解できる理由からそれを拒絶されたからって、怒り狂うというのも、また身勝手かつ大人気ない態度と言わざるをえない。

 せめて、怒り狂う滝と隼人を、「やめるんだ、この人たちの事情もわかってやれ」と、年長者らしくおやっさんが宥めるシーンがあれば納得できたのだが。

 ついでに、渡す渡さないのと言う以前に、そのテープで首領の正体を暴いたとして、それがゲルショッカー打倒の切り札になるのだろうかと言う根本的な疑問もある。

 ともあれ、隼人と滝が勇躍、指定された取引場所にバイクを飛ばしていると、途中で猛が待っていた。

 滝「本郷、その体じゃまだ無理だ」

 滝は猛の体を気遣い、しきりに自重を促すが、猛は聞こうとしない。

 
 隼人「止められて、引き下がる本郷じゃない」

 隼人はそう言うと、にやっと笑う。

 
 猛「はっはっはっ」

 それに対し、猛も我が意を得たりとばかり、実にチャーミングな笑顔を見せる。

 数々の激闘を潜り抜けてきた戦友として、互いの気持ちが手に取るように分かる……と言う男同士の友情を爽やかに切り取ったシーンであった。

 ストーリー上は、別にあってもなくても構わないのだが、こういうちょっとしたやりとりの存否で、物語の味わいが大きく変わってくるのである。

 
 続いて、猛、隼人、滝の最強トリオが同じ画面で一緒にバイクを走らせると言う、失禁モノのショット。

 さて、彼らが指定場所にやってくると、何処からかブラック将軍の声がして、まず、バンに監禁されているユリたちの姿を見せてから、

 ブラック将軍「では、テープの確認をする、滝隊長、ひとりで前に進め」
 滝「……」

 
 滝が指示に従うと、山の向こうから毎度お馴染み、いつもお世話になってますNNH(日本農林ヘリコプター)のヘリが飛んでくる。

 さすが終盤のクライマックスだけあって、予算張り込んでるなぁ。

 で、戦闘員がヘリからロープを垂らし、ブラック将軍に言われるまま、ロープの先にケースを引っ掛けると、

 
 そのままするするとロープが引き揚げられていく。

 ブラック将軍「ふふふふ、すべては完了だ。ショッカーライダーたちよ、三人も消してしまえ」

 
 滝「騙したな!」

 ここで漸く騙されたことに気付いて叫ぶ滝。

 ……

 いや、ロープにケースを引っ掛けた時点で、ケースを持っていかれることは容易く予想できると思うんですが。

 お前はチンパンジーか?

 あと、テープの真偽を確かめもしないで、ショッカーライダーに命令するブラック将軍も、かなりのおっちょこちょいである。

 それはさておき、滝はいきなりそのロープに飛びつき、意地でもテープを奪還しようとする。

 一方、彼らの周囲の山の上に、1号と2号のみならず、なんと、一挙に6号までのショッカーライダーがあらわれ、ひとりひとり名乗りをあげる。

 紛らわしいので、ショッカーライダーのほうは、1号2号ではなく、ナンバー1ナンバー2と言う呼称である。

 
 盆地に飛び降り、猛と隼人を取り囲むショッカーライダー。

 これだけショッカーライダーが揃うと、かなりの脅威である。

 ゲルショッカー、本気を出せば出来るじゃないかと思わず褒めてあげたくなる。

 隼人「本物の強さを見せてやろうぜ」
 猛「よし」

 
 二人はそこからジャンプして、砂利山の上に立つと、

 猛「ライダー、変身!」
 隼人「変身!」

 これまた失禁モノの、W変身ポーズを決める。

 Wライダーが、ショッカーライダーたちと睨み合っているところで、94話へ続くのであった。

 以上、今回も見所たくさんで、満足度の高い一本であった。

 千恵の出番が少なかったのが、ちょっぴり残念だが、嬉しいことに千恵は次回もしっかり登場してくれるのである。
関連記事
スポンサーサイト



コメント

頼っちゃえば?

ハエトリバチ、いくら何でもあれで退場はないですね。また出てくるかと思っていたのに。
それにしてもゲルショッカーはコンピューターに頼り過ぎですね。いっそのこと、指示をコンピューターに頼っちゃえばいいのにとすら感じます。もっとも「仮面ライダーには勝てないからほそぼそと悪事でもしたら?」なんて言われそうですが(笑)。
最後にラストで簡単に騙される滝には爆笑しました。

またしても

またしてもハエトリバチは81話のサソリトカゲスの失敗を活かさずに海の藻屑と消えたようですね😖此処はショッカーライダーに託した方が良かったと思うのですがね😅滝やおやっさんも学習しない(出来ない)のも相変わらずのようですね

待っていたぞこの瞬間をと思いきや

2対6のライダーバトルが開幕した瞬間に、「次回へ続く」という形になったので、1号・2号コンビとショッカーライダー6人による2対6のライダーバトルは94話で壮大に繰り広げられます。

この回は二人のダブル変身に本郷、一文字、滝の3ショットなどライダーファンなら歓喜の名シーンがありますね
隼人も盆と正月には故郷に帰る典型的な日本人ですね
実は一文字はロンドン生れの設定なんですけど

ショッカーライダーNo.4の気の抜けた声も印象的でしたね

どうみても

滝がアンチショッカー同盟の事を“エゴイストの塊”と言ったわけですが、どうみてもおやっさんの方が“エゴイストの塊”ですよね😅“女子供は助けて自分が代わりに(人質に)なる”って言えば、だいぶ印象は違ったのではないのでしょうか?

偽ライダーがんばっちゃう?!

ハエトリバチは、どうやら水落ちが好きな様(?)で最終回でも浜名湖に叩き落とされ爆発する事なく姿を消すと言うあっけない最期を遂げています。声が山下啓介さんと言う事も、あり先日の「バイオマン」の記事で語られていたサイゴーンの最期の模様(こちらは爆発こそすれバンク映像!)と重なってしまいます!!そんなハエトリバチの最期に際しての偽ライダー1の反応も、もし
「我が同士、ハエトリバチは立派に任務を遂行した・・・。お前の死は決して無駄にはしないぞ。」
等と言ってくれれば、永井豪さんの「魔王ダンテ」の中で悪魔特捜隊の尾行車を自爆してまで食い止めた仲間に同じ様な台詞を贈ったサタニスト集団の幹部の様になり巨悪感が増したとも思われます!!
おまけに、おやっさんや滝を口八丁手八丁で騙し抜きながらも一文字の前では居直り強盗さながらの体を晒してしまう偽ライダー1(残念!!)。
一方で時を同じくしてライダー隊本部の襲撃にまんまと成功した偽ライダー2と好対照も成しています!!駆け付けた本郷にも
「お前の生きている確率は90%以上だった!」
と可笑しな自慢をしたのは別にして、それに続いて
「どうした仮面ライダー。いつもの元気がないなっ♪」
とのエイドクガとともに
「はは~、ハエトリバチと海へ落ちた時、怪我をしているなっ♪」
とエイドクガと二人掛かりでライダーを嬉々と叩きのめす様子を見ていると偽ライダー1よりも2の方が悪人としての才覚があるのではないかと思われます!!

Re: 頼っちゃえば?

> それにしてもゲルショッカーはコンピューターに頼り過ぎですね。

首領の正体も、実はコンピューターだったと言うオチもありえましたね。

> 最後にラストで簡単に騙される滝には爆笑しました。

こういうシーンは色んなドラマや映画に出てきますが、これだけ間抜けな善玉もいないですよね。

Re: またしても

おまけに、海に落ちただけで死んじゃいますしねえ。

Re: 待っていたぞこの瞬間をと思いきや

いきなり偽ライダーが6人も出てくるのは、今見ても壮観ですよね。

Re: タイトルなし

> この回は二人のダブル変身に本郷、一文字、滝の3ショットなどライダーファンなら歓喜の名シーンがありますね

そうですね。この盛り上がりのまま、さっさと次の94話で最終回にすれば良かったのにと思います。

> 実は一文字はロンドン生れの設定なんですけど

そうなんですか、とてもそうは見えませんが。

Re: タイトルなし

> ショッカーライダーNo.4の気の抜けた声も印象的でしたね

そうですね。面倒くさいのでいちいち書きませんでしたが。

Re: どうみても

ちょっと大人気ないですよね。

Re: 偽ライダーがんばっちゃう?!

ハエトリバチの死に方もあれですし、ショッカーライダーもあまりに薄情で、首を傾げてしまうシーンですよね。

ダブル変身!!

ご返信ありがとうございます。

>これまた失禁モノの、W変身ポーズを決める。

本郷と一文字のダブル変身は幾度かありましたが、二人が一つの画面内で変身ポーズをとるのはこれが唯一でした!!
かなり以前にも述べた事がありますが、この「ダブル変身」は、「グレートマジンガー」の終盤で見られた甲児と鉄也のパイルダーオン&ファイアーオン(二人の様子が代わる代わる映され、それに合わせその都度バック曲も「Zのテーマ」と「おれはグレートマジンガー(両曲とも水木一郎さん)」にそれぞれ切り替わると言う凝った演出が絶妙!!)、そして「シャリバン」の最終回で見られたサイコラーに苦戦するシャリバンとイガ星の義勇軍の前にギャバンが登場して披露された蒸着&赤射と並び感動の三大胸アツシーンと言っても過言ではありません(これに「キカイダー01」での、子門真人さんの「01ロック」をバックにしてのジロー&イチローのダブルチェンジも入れれば四大胸アツシーンとなります)!!
また、その一方で滝が見せるヘリ宙吊りアクションも、「ダイナマン」のクモシンカのお話(=劇場版)でブラックがやってのけたヘリ宙吊りと双璧を成す物です!!

Re: ダブル変身!!

> 本郷と一文字のダブル変身は幾度かありましたが、二人が一つの画面内で変身ポーズをとるのはこれが唯一でした!!

そうですよね。自分もそうじゃないかと思って下書きには書いてたんですが、自信がなくなったので公開時には削除してました。

> かなり以前にも述べた事がありますが、この「ダブル変身」は、「グレートマジンガー」の終盤で見られた甲児と鉄也のパイルダーオン&ファイアーオン(二人の様子が代わる代わる映され、それに合わせその都度バック曲も「Zのテーマ」と「おれはグレートマジンガー(両曲とも水木一郎さん)」にそれぞれ切り替わると言う凝った演出が絶妙!!)、そして「シャリバン」の最終回で見られたサイコラーに苦戦するシャリバンとイガ星の義勇軍の前にギャバンが登場して披露された蒸着&赤射と並び感動の三大胸アツシーンと言っても過言ではありません(これに「キカイダー01」での、子門真人さんの「01ロック」をバックにしてのジロー&イチローのダブルチェンジも入れれば四大胸アツシーンとなります)!!

W変身シーンは燃えますよねー。

「ディケイド」では、二人の光太郎がBLACKとRXに変身するなんて言う変り種の変身シーンもありました。

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

zura1980

Author:zura1980
70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

最近のトラックバック

カテゴリー

カレンダー

11 | 2019/12 | 01
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

月別アーカイブ

ブロとも申請フォーム

FC2カウンター