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「仮面ライダーV3」 第22話「恐怖のキャンプ 地底運河のなぞ!」



 第22話「恐怖のキャンプ 地底運河のなぞ!」(1973年7月14日)

 あの島田真之さんの脚本(塚田正煕さんとの合作)である。

 凄ーく嫌な予感がするのだが、勇気を出して始めよう。

 冒頭、おやっさんたちが、相模灘に浮かぶ初島で、少年仮面ライダー隊員たちと夏季合宿トレーニングを行っている。

 合宿と言っても、遊び半分のお気楽なものではなく、レンジャー部隊の訓練もかくやと思える、ハードで過酷なものであった。

 なにしろ、かつてはショッカーの怪人トレーナーとして鳴らしたおやっさんが監督なのだから、厳しくて当然である。

 
 勿論、愛しの純子さんも、シンプルなホットパンツスタイルで参加し、それに、タカオと言う隊員の姉でミサと言う女性も加わっていた。

 詳しい説明はないが、たぶん、純子さんの大学の友人なのだろう。

 そのタカオ少年だが、参加した隊員の中では一番体力がなく、島を周回するマラソンでは最後尾に沈み、石段を上りきったところで倒れ込んでしまう。

 
 立花「頑張って、タカオ君!」
 純子「頑張って!」

 おやっさんたちが口々にエールを送るが、

 
 タカオ少年はそんな声も耳に入らない様子で、生まれたての仔馬のように四つん這いになって荒い息をついていたが、

 
 しまいには、「あー、もうやっとれんわ」とでも言いたげに、二人の前で堂々と腰を下ろしてしまう。

 立花「……」
 純子「……」

 思わず、ちょうど蹴り頃の位置にあった背中を蹴飛ばしたくなるおやっさんだったが、

 
 それより先に、右手からバケツの水が飛んできてその体をずぶ濡れにする。

 タカオ「うわっ!」

 
 ミサ「タカオ、もう意気地なしはたくさんよ、ひとりで来られなかったの、タカオだけじゃないの、姉さん恥ずかしいわ」
 タカオ「だってぇ」
 ミサ「何がだってよ、もっとしっかりしなさい!」

 顔に似合わずなかなかスパルタンXな姉であった。

 恐らく、日頃から意気地がない弟をこの機会にビシビシ鍛えるために、合宿に同行しているのだろう。

 その後、志郎による空手の指導、そしてうれしはずかしプールでの特訓となるが、

 
 立花「次!」

 水着になるのは子供たちだけで、純子もミサもそのままの格好と言うのが実にもったいない。

 イルカの調教でもやっているように、子供たちを次々と竹竿の上を越えてプールへ飛び込ませていくおやっさん。

 しかし……空手はともかく、こんな訓練が、果たしてデストロンとの戦いに役立つのだろうか?

 
 立花「みんな、だらしないぞ、トレーニングじゃないか、遊びに来てるんじゃないぞ」

 おやっさんの怒声に続けて、

 純子「そのかわりね、あとでキャンプファイヤーを囲んでの楽しいパーティーを用意してあるのよ」
 子供たち「うわーっ、やったーっ!」

 純子さんが蜂蜜のように甘い声で、みんなを元気付けようとそんなことを言う。

 ま、個人的には、パーティーなんかより、純子さんの生足をかぶりつきで鑑賞できるこの時間こそ何よりのお楽しみだと思うんだけどね。

 ところが、別の海岸でスキューバダイビングをしていたカップルが、偶然デストロンのアジトの入り口を目撃し、ウォーターガントドと言う愉快なネーミングの怪人に殺されると言う事件が起こる。

 悲鳴を聞いて駆けつけた志郎だったが、怪人の吐く毒ガスを避けて、一旦海の中へ逃げ込む。

 そして岩場に漂着すると、すぐ通信機でおやっさんにそのことを伝える。

 立花「なに、デストロンがこの島に?」
 志郎「ええ、気をつけて」

 
 立花(みんなには約束どおりパーティーをやってやらにゃなるまい)

 プールから上がって歓声を上げる子供たちを遠くから見ながら、心の中でつぶやくおやっさんであった。

 ま、そんなことより、ロングで撮っているのが残念だが、隊員の中には女の子も混じっていて、スクール水着の濡れたお尻の割れ目が割とはっきり見えるのがとても嬉しい尻フェチの管理人であった。

 キャプではさすがに分からないと思うが……

 一方、アジトでは、Gたちが逃げ出した囚人を引っ立てて他の囚人たちの前に来て、

 
 G「みんなよく見ろ、デストロンの脱走者はみんなこうなるのだ」

 見せしめとして、ウォーターガントドが粉状の毒ガスを浴びせて脱走者を惨殺していた。

 怪人「見たか、このウォーターガントドが吐き出した毒ガスは、今お前たちが作っているのだ、アーオー!」

 彼らは人間を狩り集めて奴隷として扱き使い、強力な毒ガスを製造させているらしい。

 
 G「この毒ガスは、初島の地底からのみ取れるグロプタンガスを使って出来る猛毒ガスだ。この地底運河で富士山麓に運び、乱気流に乗せて関東一円にばら撒く」

 そんな必要ないのに、囚人たちにも図解入りで作戦の内容を説明してくれる、割と親切なGであった。

 さて、ここから夜のシーンとなり、海岸で約束どおりキャンプファイヤーを焚いて囲み、みんなでED「少年仮面ライダー隊の歌」を合唱している。

 無論、子役たちがいるのでほんとの夜ではなく、昼に「つぶし」と言う手法で撮っているのだが、はっきり言って失敗だったと思う。

 キャンプファイヤーのシーンだけならともかく、この後のV3と怪人との戦いまで「つぶし」で撮っているので、暗くて何がなんだかさっぱり分からないからである。

 なお、純子さん、さっきは「楽しいパーティー」と言っていたが、別にバーベキューをする訳でなし、歌を歌ったあと、純子さんがコップに入ったジュースを配って回るだけと言う、ビンボーでビンボーで仕方のない、パーティーと呼ぶのもおこがましいふざけた催しであった。

 
 純子「ちょっと持ってて」
 ミサ「ええ」

 純子、離れたところで難しい顔をしているおやっさんに気付いて、

 
 純子「会長、どうしたんですか、ちっとも楽しそうじゃないわ」
 立花「うん……実はな、純子……」

 おやっさん、子供たちをチラッと見てから、純子の耳に口を寄せて囁く。

 純子「ええっ? 勃ったぁ?
 立花「馬鹿、大きな声を出すな。いや、昼間の女の子たちのスクール水着を思い浮かべてたら、不思議なくらいギンギンになっちゃってなぁ……こんな姿、子供たちに見せられんだろ?」
 純子「死ね」

 ……と言うような下品なギャグを考えてみたが、あんまり面白くなったのでボツにする(じゃあ書くなよ)

 立花「うん……実はな、純子……」
 純子「ええっ?」

 などとやってると、ひとりで見張りに立っていたタカオがデストロンに捕まってしまう。

 V3とウォーターガントドの、「暗くて何やってんだかわかんねーよ」的アクションのあと、CMです。

 翌朝、ひとりでタピオカ、いや、タカオを探していた志郎のところにおやっさんたちが合流する。

 
 志郎「おやじさん、タカオ君はどうやら、デストロンに捕まったらしい」

 
 ミサ「ええっ?」

 一瞬愕然として、それから純子さんの体に縋りついてしくしく泣き出すミサ。

 ここは、前半のタカオのヘタレぶりと姉のスパルタぶりから考えて、デストロンに捕まったタカオが奮起して、何とか自力でデストロンから逃れ、意気地なしの汚名返上する……と言う展開になると思うでしょ?

 とっころが違うんだなぁ~(by月ひかる)

 
 純子「しっかりして、ミサ、大丈夫よ」
 志郎「このままでは危険だ、後は俺が引き受ける」

 志郎は、子供たちにすぐ島を去るよう勧告するが、

 
 シゲル「風見さん、待ってください、タカオ君は僕たち少年ライダー隊の仲間です、僕たちに、もう一度タカオ君を探さして下さい」

 シゲルが決然と志郎を呼び止めて申し出ると、他の子供たちも志郎の周りに集まり、口々に志願する。

 立花「よく言った、それでこそ少年ライダー隊の隊員だ。みんなの言う通りにしてやろうじゃないか」
 志郎「ええ」
 ミサ「ありがとう、みんな、ありがとう」

 そう、奮起するのはタカオじゃなくてシゲルたち残った隊員たちであり、タカオは最後まで意気地なしのままなのだった。チーン。

 こういう、テレビずれした視聴者の平凡な予想を遥かに超えた意外な展開こそ、島田真之さんの真骨頂なのである!

 ……もっとも、だからと言って少年ライダー隊がアジトを発見する訳じゃないんだけどね。

 首領「ドクトルG、毒ガス作戦は着々と最後の準備が整っていくようだな」

 一方アジトでは、首領がまるで他人事のような醒めた言い方でGに話しかけていた。

 
 G(これって、返事しなきゃいけないんだろうか?)

 じゃなくて、

 G「はぁ、ま、見ていて下さい、首領」

 それにしても、Gってよくよく見るとなかなかの男前だよね。

 そこへウォーターガントドがあらわれ、物静かにGの前に立つと、

 
 怪人「アホッ!」
 G「なんだとぉっ!」

 じゃなくて、

 怪人「アオッ! 毒ガスのボンベ詰め替え作業を終え、すべてを潜水艇に詰め込みました」
 G「うん、よろしい、作戦開始まであと3時間、それまでにあの目障りな、らぁいだ隊員たちをひっとらえてくるのだ。この小僧を使ってな」

 Gの視線の先には、洗脳装置のヘルメットを被った意気地なしタカオの姿があった。

 そう、奮起するどころか、彼はデストロンに操られてライダー隊員たちをおびき出す餌として利用される羽目になる。

 
 志郎、島の周囲を調べるつもりか、モータボートに乗って港を出発するが、

 
 単にボートを操縦するだけじゃなく、スタートからエンジン全開、文字通り宙を飛んで海面を水切り石のように駆け抜けて行くのが、身震いするほどカッコイイのである。

 そして、宮内さんの精悍な眼差しが、いやしくもヒーロー俳優を名乗る以上、これくらいの芸当は出来て当たり前たぜ? と(主に大ちゃんに)言ってるようにも見える。

 もっとも、走り出てほどなく、デストロンに襲われた純子さんからSOSが入ったので、志郎はすぐ引き返さなくてはならなくなる。

 
 だが、Uターンしたボートの前方で、いきなり激しい爆発が起きる。

 うっかり、デストロンの仕掛けた機雷原に入り込んでしまったのだ。

 ここから、猛スピードで走るボートの周囲で、機雷が次々と爆発して水柱をあげるという、シリーズでも屈指のド迫力アクションシーンとなる。

 

 
 前方で舞い上がる水しぶきがスコールのように降る中を突き抜けたり、

 
 美しい炎色の爆発が、天空目掛けて投げられた海神の槍のように噴き上がったり、

 
 爆発でまさに火の海となったところを、船体を炎に舐められながら突っ切ったり、最後は走っているボートから飛び降りたり、下手なアクションドラマ顔負けの素晴らしいショットが目白押し。

 ま、これくらいやらなきゃ、「伝説の番組」にはならんわな。

 これでシナリオも面白かったらなぁ……

 さて、Gはせっかく捕まえたおやっさんたちを、例によってその場で殺そうとせず、わざわざ潜水艇に毒ガスと一緒に積み込ませる。

 
 問題の地底運河の中を進むデストロン潜水艇。

 色々あって、志郎もアジトへの入り口を発見して突入するが、既にGは退去したあとだった。

 
 志郎、V3に変身すると、自らも運河の中に飛び込んで潜水艇を追いかける。

 ……

 えーっとぉ、明らかにスケールがおかしいんですが……

 それはさておき、一足早く本州に上陸した怪人たちは、何故か、富士急ハイランドに直行する。

 ただし、営業時間外なのか、人の姿は全然見えない。

 彼らは気球に毒ガスを入れた上、おやっさんたち人質も一緒に大空に飛ばそうと言う、訳の分からないことを考えていた。

 何故なら、バカだからである(註・違いますっ)

 
 怪人「この時間の富士山頂の乱気流はこの作戦に最適なのだ」
 立花「いくら急いでも無駄だ、それまでにV3が飛び込んでくる」

 
 怪人「ほざくなっ!」

 口答えをしたおやっさん、その顔がのけぞるほどぶん殴られる。

 薄れゆく意識の中で、

 
 立花(余計なこと言わなきゃ良かった……)

 心の底から後悔するおやっさんであった。

 が、なかなかV3はあらわれず、着々と打ち上げ準備が進められていく。

 
 純子「会長……」
 立花「来る、V3はきっと来る」

 なお、焦燥するおやっさんたちの様子と、ハリケーンでこちらに向かっているV3の姿が細かくカットバックされて緊張感を煽るのだが、見ている方は全然緊張しない。

 何故なら、どうせ最後には駆けつけることが分かりきっているからである!

 
 怪人「ようし、こいつらと一緒に空中に浮かべるのだ」

 前にも言ったけど、良いですね、真横から見た純子さんのおっぱい!

 
 怪人「この中のガスが乱気流で爆発する。関東が全滅し、少年ライダー隊の最後だ」

 得々と作戦の内容をまくし立てる怪人を、憎しみの篭った目で見詰める純子さん。

 と、ここで待ちに待ったV3が登場し、ラス殺陣となる。

 富士急ハイランドのあちこちで戦いを繰り広げたあと、

 
 最後は「V3回転フルキック」を受けて駐車場まで飛ばされ、

 
 尋常じゃない火薬の量の爆発で吹っ飛ぶウォーターガントドであった。

 
 立花「さあ、志郎、初島に戻ってもう一度キャンプのし直しだ」
 志郎「はっはっ、冗談は顔だけにしろよ」
 立花「……」

 じゃなくて、

 立花「さあ、志郎、初島に戻ってもう一度キャンプのし直しだ」
 志郎「へっ、そうですね」

 でも、実際、志郎がそんな気持ちになっても不思議じゃないと思うんだけどね。

 あれだけの目に遭った直後だってのに、また初島に渡るなんて……さすがに戦前生まれは鍛え方が違うよね。

 だが子供たちは、まだこれから地獄のようなトレーニングが続行されるとも知らず、暢気に池の上を足漕ぎボートで漂っているのだった。

 以上、終わってみたら、ストーリーがほぼなかったという、いかにも島田真之さんらしい脱構造的なエピソードであった。

 あと、「地底運河のなぞ」ってなんだったんだろう?

 ……

 ま、いっか!

 おまけ

 予告編には、本編にはない、戦闘員に担がれてアジトに連れてこられる純子さんたちの姿が一瞬映っているのだが、

 

 
 ぶれて、画面からはみ出ているにもかかわらず、純子さんは相変わらず可愛いのだった。

 どうせなら、戦闘員に担がれた純子さんのお尻をたっぷり撮って後世に残して欲しかった……
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コメント

何気に怖い

>一方、アジトでは、Gたちが逃げ出した囚人を引っ立てて他の囚人たちの前に来て
ショッカー以来、囚人のストックは常に欠かさないのが・・・

最後までへたれ

タカオ少年は最後までへたれのままだったようですね😅彼にとってはデストロンよりもおやっさんや姉(ミサ)の方が恐怖を感じたのではないのでしょうか?火薬の量は相変わらずのようですね。相変わらず宮内さんのアクションシーンは絵になりますね😃

>それにしても、Gってよくよく見るとなかなかの男前だよね。

同意ですが、前作の4人のような「アクの強さ」が無いので、「生真面目」ですね。

ヒーロー観

>宮内さんの精悍な眼差しが、いやしくもヒーロー俳優を名乗る以上、これくらいの芸当は出来て当たり前たぜ? と(主に大ちゃんに)言ってるようにも見える。

ヒーローの万能さ
昭和・・・「変身前で」スポーツ万能だったり、武芸が多彩
平成以降・・・「変身後の」アイテムの力でなんでもあり

もし今作が「鉄人タイガーセブン」だったら

少年ライダー隊員が重傷を負って、立花さんが父兄から罵声を浴びせされる・・・
これで10分くらいの尺を取りそう?

Re: 何気に怖い

良い迷惑ですよね。

Re: 最後までへたれ

普通は頑張って男になるもんですけどね。

Re: >それにしても、Gってよくよく見るとなかなかの男前だよね。

昔の時代劇を見てて、悪役の声になんか聞き覚えあるなぁと思ったら、Gだったことがありました。

Re: ヒーロー観

今の選定基準は、ひたすらルックスなんですかねえ。

Re: もし今作が「鉄人タイガーセブン」だったら

そんなことしてたら子供にはウケないですよね。

>(主に大ちゃんに)

沢村大「頼りになるパートーナーに恵まれる 運も実力の内 ですので」

Re: >(主に大ちゃんに)

> 沢村大「頼りになるパートーナーに恵まれる 運も実力の内 ですので」

志郎「バキヤロウ!」

光雄くん位がんばろうぜ!!

>タカオは最後まで意気地なしのままなのだった。チーン。

僕もこのお話を初見した際は、てっきりタカオくんががんばっちゃう展開を期待しましたが、それを見事に裏切られ
「もうっ、タカオくんの意気地無しーーーーーーっ!ふーーーーんだっ!!!」
と思ってしまいました(笑)!!
その点、「マジンガーZ」の「嵐を呼ぶ機械獣 ストロンガー」と言うお話は違います!!そこでは甲児の弟・シローのクラスに光雄くん(声は菅谷政子さん・・・・だったと思います)と言う引っ込みじあんな少年が転校して来ます!それを見たクラスの番長・鬼丸(同、山本圭子さん)は、早速光雄くんに手荒い歓迎の数々を働きますが~光雄くんは眼鏡っ子の肥満児であり、鬼丸にやられるその様はまるで「魔女先生」第1話での正夫対進!!~、それを颯爽と現れはったり一つで鬼丸一派を撤退させるシロー!シローは自分も転校して来た際、鬼丸の手荒い歓迎を受けながらもそれを返り討ちした過去を語りますが、なおもうじうじした光雄くんの様子に肝をいやしてしまいます!!
やがてシローのクラスがある海辺に遠足にやって来ますが、鬼丸たちを嫌って単独行動をとっていた光雄くんはあしゅら男爵が機械獣・ストロンガーT4(”ストロンガー”と言ってもあの改造電気人間ではございません!!それどころかそのルックスたるや暴風を起こさせる巨大扇風機を腹に備えた「ゴーグルファイブ」のファンコングのそっくりさん!!!)の能力実験を目撃!!あしゅら男爵は光雄くんを捕らえた上で、只々
「・・・・・・・・(怖)!!!!」
となっていた光雄くんに対し
「強い男の子になりたいとは思わないかね?お前はいつもいじめっ子たちにやられている。そこでお前にこの機械獣を与えよう!さあ、これで奴らに仕返しをしてやるんだっ!!」
とストロンガーT4を貸与して光雄くんをそそのかす「シャイダー」の不思議獣ゴクゴクのお話そのものの手口に出ます!!
かくしてストロンガーT4に搭乗してクラスのみんなとご対面した光雄くんは、
「こいつは僕の家来だっ!やいっ、鬼丸っ!よくも僕をいじめたなっ!さあ、どうしてくれようかっ(怒)!!!」
と鬼丸を捕まえここぞとばかりいたぶりますが、光雄くんが女々しく命乞いをする鬼丸の様子に満足した処で、あしゅら男爵は
「馬鹿めっ、ストロンガーT4は元々お前の言う事等聞きはせんのだ。お前たちは二人は仲良く人質だっ!」
とネタを割り、鬼丸を光雄くん共々コクピットに放り込み鬼丸はその衝撃で足を負傷!そこへ甲児がマジンガーに乗って颯爽登場しますが、ストロンガーT4の暴風攻撃の上に、光雄くんと鬼丸がコクピット内に捕らえられているためマジンガーでは小回りが利かず手が出ません!そこで甲児はパイルダーを分離させストロンガーT4のコクピットから光雄くんたちを助け出そうとします!足を怪我してパイルダーに乗り移れずすっかり弱気になった鬼丸を光雄くんは
「何を言うんだっ!僕が後押しするから君は向こうへ飛び移るんだっ!!」
と叱咤する男気を見せ、鬼丸をパイルダーに移乗させる事に成功!そして自分自身も移乗しようとした光雄くんでしたが、ストロンガーT4の暴風で吹き飛ばされ海面に転落してしまいます!その後(海に転落した光雄くんを助けようともせず!!)マジンガーでストロンガーT4を撃滅した甲児でしたが、そこへボスのバイクに乗せられ、何と無傷(!)で生還すると言う
「光雄くんって改造人間?!」
とまで観る側に思わしめる島田さんも真っ青な超展開な様子(因みにこちらの脚本は高久進さん)を見せた光雄くんと、鬼丸が和解してめでたし、めでたしとなります。
以上、毎度の事ながら長い文章となりましたが、結論として言える事は
「タカオくんも、光雄くん位がんばろうぜ!!」
と言う事に尽きるでしょう(笑)!!

Re: 光雄くん位がんばろうぜ!!

熱くて詳しい解説ありがとうございます。

タカオとはえらい違いですね。

と言うか、ドラマツルギー的にはそうならないとおかしいんですけどね。

ミニチェンジマン現る?!・その1

ご返信ありがとうございます!!
ところで、今回はタカオくんのトホホっぷりと共に、おやっさんの暴れん坊っぷりが二本柱になってもいますが、ライダー隊の子たちを問答無用に「かわいがり」するおやっさんの様子は、正に「チェンジマン」第1話での伊吹長官が憑依した様であり、シゲルを含むライダー隊の子たちがこのままアースフォースを浴びてミニチェンジマン(!)に変身してしまうのではないかとまで思わしめてしまいます!!
卵から孵化したヒドラー兵たちよろしく、突如乱入して来た戦闘員たちにひっちゃかめっちゃかにされるライダー隊のトレーニングキャンプ!!志郎との通信も断たれもはやこれまでかと思ったその時、発生したアースフォースを浴びたシゲル、そして神谷政浩さんによる男の子隊員(仮称として以下、マサル)、斉藤浩子さんと杉山和子さんによる女の子隊員二人(同、珠美ちゃんとハルコちゃん)、ついでにタカオくんの五人の隊員たちは、そのままミニチェンジマンに変身し戦闘員たちを返り討ちにしてしまいます!!
その後、おやっさんに呼ばれたシゲルたちは
「今後、志郎は訳あって日本とニュージーランドを頻繁に行き来する事(オーストラリアでの本郷と一文字のフォロアーとして活動するため!)になる。そのためその間、日本でのデストロンの猛攻に対抗するため、私は密かにミニチェンジマンになる隊員を選ぶ目的でこのキャンプを企画したのだっ!!」
と雄弁に語るおやっさんに思わず
「・・・・・・・・・(驚)!!!!」
となるシゲルたち五人!そしてシゲルたちは一人一人純子姉さんから腕に変身ブレスレットを装着してもらいます!
「シゲル、今日からお前は・・・・、ミニドラゴンだっ!!」
とのおやっさんの言葉に
「ええっ、僕が~(また驚)?!は・・・・・、はいっ!!」
と敬礼して応えるシゲル!次に
「マサルくん、君は、ミニグリフォンだ!!」(以下同)
「根性なし野郎・・・・・、もといタカオくん、君はミニペガサスだ!!」(以下同)
「珠美ちゃん、君はミニマーメイドだ!!」(以下同)、加えて最後に
「ハルコちゃん、君はミニフェニックスだ!!」
とおやっさんに言われ
「え~、どう考えても私がミニマーメイドでしょ・・・・(少々怒)。はっ、はいっ!!」
と敬礼で応えるハルコちゃん!!そして五人揃って
「レッツっ、チェンジっ!!!!!!」
と改めて変身!かくしてミニチェンジマンが結成されました!!(続きます)

ミニチェンジマン現る?!・その2

(続きです)
その頃、戦闘員から連絡を受け
「何、風見志郎を海上で爆殺した?!でかしたぞ~!さあ、こうなればもうしめた物だっ♪」
と満を持して出撃して来たウォーターガントド!!しかしそんなウォーターガントドの前に立ちはだかる五つの影!!
「なっ、何だお前らはっ(驚)?!」
となるウォーターガントドに訊かれ
「小電撃戦隊、ミニチェンジマンっ!デストロンっ、今日からV3に成り代わり僕らが貴様たちに鉄槌を下してやるぞっ!!!」
と応えるミニドラゴン=シゲル以下ミニチェンジマン!!それに対するウォーターガントドの反応は勿論、
「藤兵衛ーーーーーーっ、こんな隠し玉まで引っ張り出して来るだなんて汚ねえぞーーーーーーーっ(怒)!!!!!」
でしたが、その声に応える様にその場に登場したおやっさんの返事は
「黙らっしゃいっ!!この立花藤兵衛、正義のためなら手段は選ばんのだっ!!(黄門様、特に東野英二郎さん風に)かー、かっかっかっかっ♪さあ、ミニチェンジマン、君たちにとって始めての実戦だ!突撃ーーーーーーっ!!!!」
です!!そして
「♪ハートに火が付くぜ、燃え上がるぜ~、邪悪のデストロンをキャッチしたぜ~」
と言う「少年仮面ライダー隊の歌」よりはるかに粋な影山ヒロノブさんの歌をバックにデストロンとの緒戦に果敢に挑み出すミニチェンジマン!!その強さはアースフォースを浴びただけあって、デストロンと言えど侮れず、次々チェンジソードで斬り捨てられて行く戦闘員たち!!更に
「ミニドラゴンアタックっ!!!」
とウォーターガントドに一撃加えるミニドラゴン=シゲル!!するとそれを丘の上から見ながら
「フレーっ、フレーっ!ミニドラゴーーーーーンっ!!♪見て見ぬふりなんて出来ないのさ~」
と手にボンボンをはめ、チアリーダー姿でチアダンスを披露して応援する純子姉さんと後ろで扇を両手に三々七拍子を囃す隊員の子たち二人!!それを脇で
「ふんっ!何よ、自分の弟がミニドラゴンだからって・・・・・(呆)。」
と冷ややかな眼差しで眺めるミサ姉さん。しかし続き様に
「ミニペガサスイナズマスパークっ!!」
とミニペガサス=タカオくんがウォーターガントドに一撃加えるや否や
「フレーっ、フレーっ!ミニペガサーーーーースっ(狂)!!♪虹が浮かぶ~、嘆きの空に~」
と負けじと、やはり手にボンボンをはめチアリーダー姿で、隊員の子たち数人に力を合わせて自分を肩車させ半狂乱で応援するミサ姉さん!!その下で
「何で、僕らが肩車係やらされる訳・・・・・(泣)?!」
となる隊員の子達と、それを脇で
「まあ、まあ、自分の弟がミニペガサスだからって・・・・・(苦笑)。」
となり眺める純子姉さん。(続きます)

ミニチェンジマン現る?!・その3

(続き、そして完結編です)
そうこうしている内に、ミニグリフォン=マサルが
「ミニグリフォンマグマギャラクシーっ!!」
と更にウォーターガントドに一撃!!その上、極め付けは、ミニマーメイド=珠美ちゃんとミニフェニックス=ハルコちゃんによる
「ダブルソードオーロラシューティングっ!!」
とミニチェンジマンの必殺技フルコースを喰らい、もはやフラフラヘロヘロの瀕死状態にまで追い込まれたウォーターガントド!!しかしそれで終わりだなんて思ったら大間違い!!!ミニドラゴン=シゲルの
「よしっ、パワーバズーカだっ!!!!」
との声と共に出現したパワーバズーカを、全員で構えるミニチェンジマン!!それを見てとうとう
「ぎゃーーーーーーーーっ、こんな事があっていいのかっ?!そんな必殺武器まであるだなんて聞いてねえぞぉーーーーーーーーーーっ(泣)!!!!」
と泣きに入るウォーターガントドでしたが、ミニチェンジマンは問答無用!!そんなウォーターガントドに照準を合わせ、ミニマーメイド=珠美ちゃんの
「マークっ!!!!!」
との声と共に、全員で
「ファイアーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!!!!!」
とパワーバズーカをズッドーーーーーーンと発射!!それが見事命中し、
「ぐぇーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!!!!!」
と、哀れウォーターガントドは、この記事の最後から2番目の写真そのものの大爆死を遂げます!!
と、そこへハリケーンに乗って颯爽現われたV3でしたが
「待たせたな、みんなっ!ウォーターガントドはどこだっ・・・・・、あれ?!」
となり、おまけにミニチェンジマンを見て
「・・・・・・・・・(驚)?!」
となります。そんなV3に
「何言ってんだよ、V3.。ウォーターガントドはとっくに僕らミニチェンジマンが成敗しちゃったよっ♪」
と応えるミニドラゴンに
「その声は、シゲルっ!それにミニチェンジマンって・・・・・?どういう事ですかっ、おやっさん?!」
となり、それに対し只々
「~♪」
となり応えるおやっさん、ミニチェンジマンの五人、ライダー隊の子たち、そして純子姉さんとミサ姉さんでありました(笑)!!
その一方でデストロンのアジトでは、
「馬鹿者っ、これは一体どう言うことだっ(怒)?!」
と怒り心頭の首領から、怪光線でお仕置きされ
「おっ、お聞き下さい、首領!まさかラ~イダーV3の他にもミニチェンジマンなる強敵が現れるとは・・・・・・・(泣)!!」
となるドクトルG!しかし首領はなおも、ドクトルGに
「弁解無用っ(また怒)!!」
と怪光線をもう一発!その様子は正にバズーとギルーク司令官そのもののです!!
こうして志郎は、日本の守りをミニチェンジマンに任せ、晴れてオーストラリアでの本郷と一文字のフォロアーとしての使命を果たすべく、ニュージーランドへ旅立って行きました!!
~また、長い上に(絶対に)あり得ないお話になりスイマセン・・・・・(笑)!!~

Re: ミニチェンジマン現る?!・その3

大長編執筆ごくろうさまです。

ハルコちゃんは私へのお心遣いですよね?

純子さんのチアリーダー姿、見たかったなぁ。

ミニチェンジマン現る?!・おまけ

またのご返信、そして毎度のご愛読、ありがとうございます♪

>ハルコちゃんは私へのお心遣いですよね?

はい、その通りです♪

>純子さんのチアリーダー姿、見たかったなぁ。

僕もそれを狙ってました!ご満足いただけたでしょうか♪

ところで、流石に、ミニチェンジマンは大げさでしたが、今回一見暴れん坊だったおやっさんも、それはライダー隊の子たちへの愛情の裏返しと思えます(笑)!!
でも、そんなおやっさんの真逆とも言えるのが、「シャリバン」に登場したフリースクールの学園長(汐路章さん)です。
「本校では、どこぞのヨットスクールの様な暴力で生徒を指導する教育方針はとってはおりませんぞ♪」
等と善人面でシャリバンに語り、生徒たちにも孫に甘いおじいさんの様に接しながらも、その実態は生徒たちを犯罪集団=マドーの傀儡として育成しようとするジキルハイドビーストだったのです!!

Re: ミニチェンジマン現る?!・おまけ

わざわざ返信ありがとうございます。

> 僕もそれを狙ってました!ご満足いただけたでしょうか♪

たいへん美味しくいただきました。

> でも、そんなおやっさんの真逆とも言えるのが、「シャリバン」に登場したフリースクールの学園長(汐路章さん)です。

そう言えば、この手の話って戦隊シリーズにはあんまりないですよね。

分からず仕舞い

結局のところ“地底運河”の謎は最後まで分からず仕舞いでしたね😅志郎やおやっさんやデストロンよりも怖い姉(ミサ)がいたのにも関わらず、タカオ少年は最後までヘタレでしたね😖

Re: 分からず仕舞い

昔の特撮ではありがちですね。

怪人の台詞

トド助が(勝手に)“見たな”と言う台詞もなんか間抜けに見えますね😅志郎が女性の叫び声を聴かなかったら今回はバレなかったと思うのですがね😖

Re: 怪人の台詞

そうですね。

鬼火セイウチとかぶる

怪人の声優が鬼火セイウチの回と同じで、ライダー隊が襲われるという展開も似てますね。純子さんの出番が多いのとバトルシーンの選曲で鬼火セイウチの回のほうが良いなと思いました。
この回についてはメインゲストの存在が希薄なのと夜間の戦闘で見づらいこともマイナスです。

Re: 鬼火セイウチとかぶる

そう言えば似てますね。

ほんと、ナイトシーンは困ります。

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zura1980

Author:zura1980
70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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