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「仮面ライダースーパー1」を再評価 33話・34話

[DVD] 仮面ライダー スーパー1 Vol.3

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 第33話「みんなで闘おう!恐怖のラジコン怪人」

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 広っぱで、チョロたちがラジコン飛行機を飛ばして遊んでいる。チョロが有り金はたいて購入した本格的なものである。
 しかし、操縦中、突然言うことを聞かなくなり、何者かに操られているようにどこかへ飛んで行ってしまう。同様の事件があちこちで発生する。

 書いてて早速ヤになってきたが、無論、ジン・ドグマの仕業であった。

 ラジコン怪人は奪ったラジコン飛行機で催眠ガスをばらまいて、野球少年たちを眠らせる。……眠らせてもしょうがねえだろ。殺さないと。

 スーパー1って、特にジン・ドグマ編になると妙に演出が生温い気がする。

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 作戦の順調な滑り出し(いつもだけど)に、今回の指揮官・幽霊博士は「はっはははははは、いひひひひっ」と、ひとりで哄笑していた。他の幹部達はしらけ顔。

 魔女参謀「あーっ、いつまで笑ってんの!」

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 そんな感じで彼らがまったりしていると、ファンファーレとともに悪魔元帥が出座する。相変わらず魂の抜けたような、哀愁を帯びたお顔である。医者に糖尿だと言われたのだろうか。

 悪魔元帥(関心なさそうに)「幽霊博士、願いごととはなんだ」
 幽霊博士「はい、元帥閣下のメッセージを街中に流したいんでございます」

 街中に様々なラジコンが催眠ガスを撒き散らす中、閣下のありがたいメッセージが朗々と流れる。

 「我が愛する街の人々よ、これ以上混乱を引き起こしたくなくば、我々ジン・ドグマに無条件降伏せよ。従わぬ者は今度は毒ガスで殺してやる!」

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 エキストラの皆さんがガスに襲われる演技をしている。左の女性、どう見ても笑ってるけど。

 ジュニアライダー隊はラジコン電波の発信基地を探そうと奔走する。

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 幽霊博士はラジコン怪人を呼び、幹部達の前でラジコンを飛ばして見せる。

 妖怪王女「ああーっ、いやっいやっ」
 ラジコン飛行機から逃げ惑う際に、妖怪女王が発する叫び声が色っぽいのである。

 後はスーパー1が怪人を倒すだけなので、別に書くこともないが、

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 スーパー1がとどめのキックを放つ際に、背景にちょっとカッコイイ形の雲が棚引いているのが気になる程度。

 第34話「マサルが拾った魔法のランプ」

 特殊な赤色灯で人々をパニックに陥らせようと言う、ちょっとなに言ってるか分からない作戦が展開する(飽きてきた)。

 チョロが、バイクの後ろにハルミを乗っけて走っていると、パトランプ怪人の誤誘導によって泥濘のある道へ進んでしまい、深い水溜りにはまってしまう。

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 必死で這い出そうとする彼らの前に人間スタイルの妖怪王女が颯爽と現れ、「うふふふ、あはははは」と高笑い。

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 背中を丸出しにした、ちょっとセクシーな衣装の妖怪王女、ケツを振りながら歩き去って行く。
 ハルミ「どういう性格してんのかしら、あれ」

 ハルミは以前、彼女に会ってる筈なんだけどね。

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 そのスタイルのまま、ファッションショーのモデルのように本部へ戻ってくる。
 妖怪王女「妖怪王女、ただいまお帰りよ」
 幽霊博士「お前さんのいつもの悪戯には感心するよ」
 鬼火司令「所詮悪戯は悪戯よ、そんなことで人間を支配できるか」

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 嘲笑う仲間たちに、彼女は作戦の要諦を説明する。

 妖怪王女「いいこと、人間は信号を守るように出来ているのよ。その信号があてにならないとすればどういうことになると思うの?」
 鬼火司令「そりゃもう誰も守らなくなるわ」
 妖怪王女「そこがつけ目よ、人間が信号を守らなくなったら街中は大混乱、いたるところで交通事故が発生するのよ」
 悪魔元帥「そればかりではない。そうなれば人々はお互いに憎み合い、人は車を、車は人を襲い、破壊するようになるのだ!」

 ならないと思います。

 それはさておき、ジュニアライダー隊がいつものように活動を開始する。

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 ちなみに彼らが通る道の壁に、「VAMPIRE参上」「蛮牌夜」などと暴走族による恥ずかしい落書きが見える。左端の字は、当時実在した「金鹿」(みなごろし)と言うグループ名らしい。

 その後(管理人の興味のないことが)いろいろあって、スーパー1がパトランプをつけた車を怪人だと思って手当たり次第に攻撃していると、

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 実はそれ、本物の警察で、哀れスーパー1が「公務執行妨害」で逮捕されると言う最低の展開になる。

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 問答無用で留置場へ引っ張られていくスーパー1。自殺したかっただろうな。

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 しかし、その警官達もジン・ドグマの一味だった。

 もっとも、スーパー1にとってはその方が好都合だ。

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 (本物の警官に怒られずに済むので)「良かった、ほんとうに良かった!」と心の底から安堵するスーパー1であった。

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 指揮官の妖怪王女も現れて、心地よげに笑う。

 妖怪王女「今までの実験で人間どもが赤いランプやサイレンを恐れることが十分に分かった。今度はそれを人が大勢いる街の真ん中でやってのけるサ!」
 スーパー1「そんなことはさせんぞ!」
 妖怪王女「黙れ! お前はここで死ぬのだ! アディオス、スーパー1、撃て!」
 気取った仕草を見せてから、即座に部下にスーパー1を銃殺させようとするが、スーパー1は天井に張り付いて避け、脱出する。

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 その頃、怪人は屋上から高層ビル群を眺めていた。

 怪人「今に俺がサイレンを鳴らすとこのビルから人間どもが悲鳴を上げて飛び降りるぞ。あっははははっ、面白い面白い」

 まあ、そのサイレンには特殊な作用があって、人々がパニック状態になるのかもしれないが、だからっていきなりビルから飛び降りる奴はいないだろう。せいぜい、逃げようとして将棋倒しになるのが関の山ではないか。

 その後、スーパー1に邪魔されて、作戦は無事失敗する。


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コメント

34話、シナリオはアカンけど、妖怪王女の魅力が堪能できる回ですね。
36年も前のキャラなのに、とっても可愛いし綺麗で、素顔も含め現代でも通用します。

最終回でジンドグマの面々は「宇宙生物」でしたが、やはり元は人間にしてほしかったです。

Re[1]:「仮面ライダースーパー1」を再評価 33話・34話(01/08)  

影の王子様
>34話、シナリオはアカンけど、妖怪王女の魅力が堪能できる回ですね。
>36年も前のキャラなのに、とっても可愛いし綺麗で、素顔も含め現代でも通用します。

レビューでも言ってますが、ジン・ドグマ編は妖怪王女の画像を貼りたいたが為にやっていたようなものでした。

吉沢さんは、レビュー済みの「三毛猫ホームズ」にも、出てらっしゃいます。

Re:「仮面ライダースーパー1」を再評価 33話・34話(01/08)  

確かにジン・ドグマになって実検の為に一般人や囚人が死なないのはショッカーを視た事がある私にとっては多少物足りないですね😅出来れば実検ぐらいは行うべきでしたね😓

Re[1]:「仮面ライダースーパー1」を再評価 33話・34話(01/08)  

ふて猫様

かなりソフトな作風になってますよね。前半との落差が大きいです。

逮捕

仮面ライダーのままで逮捕されるのはスーパー1が最初で最後なのではないのでしょうか?隼人や志郎が人間体で逮捕された事はあったようですがね🙄

Re: 逮捕

ライダーが逮捕される姿はちょっと情けないですね。

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70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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