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優しい世界を作ろうぜ「バトルフィーバーJ」セレクション 第49話


 第49話「2年5組の反乱軍」(1980年1月5日)

 80年代に入って最初の放送となる。そして、50話から最終話までは、エゴスとの最終決戦となるので、単発ストーリーとしてはこれが最後となってしまう。

 50回近くも敗北を重ね、さすがのヘッダーたちも弱気になっていた。
 ヘッダー「ことごとく黒ミサ会場をやられました。近頃では内部にまで裏切り者が出ているようです」
 サロメ「このままでは、布教活動も困難になるばかりです」

 彼らは日頃、黒ミサを開いて人間たちをエゴスのシンパに引き込んでいるのだろう。

 サタンエゴス「原点に帰る時が来たのだ」
 ヘッダー「原点?」
 サタンエゴス「エゴスの教育を骨の髄まで叩き込むには、子供から始めなければならん。今こそ、原点に帰って活動を再開するのだ」
 ヘッダー「ははーっ」

 そろそろ最終回だと言うのに、悠長な組織である。もっとも、子供をターゲットにすると言うのは、特撮番組における「悪の組織」の基本原理なのだが。

 サタンエゴスは「ハエジゴク作戦」を行う為に、ハエジゴク怪人を誕生させる。まんまですね。

 まず、ハエジゴク怪人が、鉢植えの食虫植物に変身し、区立新明小学校の2年5組の教室にある、サボテンの鉢植えの中に紛れ込む。

 偶然か、故意にか、そこはケイコの弟マサルのクラスでもあった。
 朝、登校して来たマサルはサボテンの観察記録をつけようとして、食虫植物に気付く。

 担任の村井先生は、それがハエジゴクと言う珍しい植物だと教え、マサルやその友人に観察することをすすめる。マサルたちは、牛舎でハエを集めてきてハエジゴクに与えたり、熱心に世話をする。

 ほどよいタイミングで、ハエジゴク怪人が催眠音波を出して、マサルたちを意のままに操れるようにする。

 そして別室に彼らを集め、
 怪人「エゴスの第一期生として教育を施したいと思う」

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 怪人はまず、上記の三項目を板書して、マサルたちに復唱させ、実践させる。

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 エゴス式教育を叩き込まれたマサルたち、手始めに恐怖の集団暴走を行う。

 それを見掛けたケニアたちが注意するが、マサルたちは右から左へ聞き流す。

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 また、国語の授業で、村井先生に指名されたマサルは「国語なんかやだよ、もっと面白いことやってよー」と言い出し、同じく催眠状態にあるマサルの仲間たちもそれに同調して騒ぎ出す。

 女の子の「みんなで歌でも歌いましょう」と言う言葉に、「カエルの歌が聞こえてくるよー」と「かえるの合唱」をがなり立て、いわゆる学級崩壊状態に陥ってしまう。

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 学校からそのことを知らされたケイコは、当然激怒して、寝ているマサルを叩き起こす。
 ケイコ「お前、国語の授業中に歌を歌ったそうね?」
 マサル「ハルオが歌を歌ったのを、俺のせいにしちゃったんだよ。友情さ」
 ケイコ「まー、何が友情よ。この間は信号無視したって言うじゃないの」
 マサル「違うよ、途中まで渡ったら赤に変わったんだよ、そんな時、引き返せば良いのかい?」
 と、のらりくらりとかわして、すぐ布団を被ってしまう。

 ケイコ、溜息をついて、「あんまりねえ、心配かけないでよ」

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 マサル、いきなりガバッと起き上がって、
 マサル「姉ちゃん、俺、塾に行くことに決めたよ」
 ケイコ「ええっ? 塾へ?」
 マサル「うんと勉強して良い大学合格してさ、姉ちゃんに恩返しがしたいんだよ」
 ケイコ「マサルぅ!」
 マサル「つらいだろうけど、今しばらく面倒見てくれよ、なっ」
 ケイコ「マサル、そんなこと心配してなくても良いのよ、あんたは勉強さえしてれば良いの」

 マサルの殊勝な言葉に驚き、安堵の表情を見せるケイコが可愛いのである!

 しかし、無論それはエゴス教育による真っ赤な嘘で、

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 マサル(姉ちゃんて、単純だよな、ふふふふふーっ)
 と、内心、舌を出しているのだった。

 その後もマサルたちの悪さはやまず、バスの中で傍若無人に騒いだり、

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 女の子「大人なんて騙すの簡単!」
 と、それぞれの親から大金をせしめたりする。

 もっとも、その金の使い道が、

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 たい焼きの買い食いと言う、微笑ましいものであったりするのがご愛嬌。

 どうでもいいけど、たい焼き食べてる女の子って、可愛いよね。

 ……ああ、たい焼きが食いたくなった(知るか)。

 そして、ゲーセンで豪遊する。

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 昔のゲームは実に素朴である。

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 それと、当時既に、実写取り込み式のドライビングゲームがあったことに驚いた。

 店員が「小学生は保護者がいなきゃダメだよ」と叱られ、ケイコの代わりにマリアと神がやってくる。

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 ここでも、マサルは土下座して、涙を流しながら、「許して下さい、神さん、マリアさん、姉ちゃんに言わないで、ごめんなさい」と過剰なまでにしおらしいところを見せる。

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 マリア「立ちなさい、マサル君」
 マサル「優しい姉ちゃんを悲しませたくないんだ」

 一斉に泣き出す子供たちを前に、
 マリア「いいわ、ケイコさんには黙ってて上げる」
 神「良いか、真っ直ぐ帰るんだぞ」
 と、あっさり解放する。

 もっとも、神とマリアは本部に戻るとそのことをケイコに告げている。

 トモコ「反抗期じゃないかしら?」
 フランス「それにしても、マサル君の場合は度を越している」
 ケイコ「あたしが、うちにいて上げられないから……」
 自分を責めて、涙ぐむケイコ。

 ジャパンは、マサルたちから目を離さない方が良いと忠告する。

 だが、狡猾なマサルたちは、彼女たちの目が光っている時には、道端の掃除をしたり、園児たちの手を引いて横断歩道を渡らせたり、良い子のふりをする。

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 トモコ「ほら、なかなか感心なことしてるじゃない、大丈夫、大丈夫」

 しかし、

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 彼女たちの目の届かないところでは、園児たちからバナナやミカンを召し上げ、しくしく泣く園児たちを尻目に、それらをむさぼり食うマサルたちであった。

 ……

 管理人、このシーンを見て、もうエゴスも長くないなと思いました。

 だが、今までのはほんの序の口、

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 次の場面では、怪人が指導して、マサルたちに小型時限爆弾を作らせている。

 怪人「この時限爆弾を仕掛けて町中を爆発させる。町中が花火大会のようになる。楽しいぞ」

 マサルたちの行方を捜していたケイコ、トモコ、村井先生は、遂に用具室にこもっていた彼らを見つけ出す。

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 だが、怪人に捕まり、縛り上げられてしまう。

 怪人「こいつらを使って実験してみよう。さ、早く爆弾を完成させるんだ」

 怪人は、出来上がった爆弾をまずケイコたちが縛られている柱に取り付けさせる。
 マサルは、完全に怪人に操られていて、姉たちの制止の言葉にも全く耳を貸そうとしない。

 怪人は子供たちを引き連れ、爆弾を仕掛けに部屋から出て行く。

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 先生「子供たちが……」
 ケイコ「マサルぅ……」

 おっぱいが数珠繋ぎになっている!

 ……失礼しました。

 で、最後はバトルフィーバーが駆けつけ、怪人を倒し、ケイコたちも助けてあっさり事件解決。

 マサルたちは操られていた間の記憶が全くなく、元の素直な子供に戻るのだった。めでたしめでたし。


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コメント

>怪人はまず、上記の三項目を板書して、マサルたちに復唱させ、実践させる。
この三項目が「ウルトラ5つの誓い」(「帰ってきたウルトラマン」最終回)
の悪人バージョンみたいですね(共に上原正三脚本)。

Re[1]:優しい世界を作ろうぜ「バトルフィーバーJ」セレクション 第49話(11/06)  

影の王子様
>この三項目が「ウルトラ5つの誓い」(「帰ってきたウルトラマン」最終回)
>の悪人バージョンみたいですね(共に上原正三脚本)。

そう言えばこれも上原さんでしたね。
とにかくバトルフィーバーは面白いエピソードが多くて楽しいです。

Re:優しい世界を作ろうぜ「バトルフィーバーJ」セレクション 第49話(11/06)  

小学生たちを催眠にかけ悪ガキ化させるお話と言えば、「シャイダー」に登場したイトイトなる蚕型不思議獣の糸から作られたフーマ服(正確な名前失念)を着させらた悪ガキトリオもマサルくんたちに負けない暴虐ぶりを見せ付けていましたね!果ては小次郎さんのペット店に打ち壊しまでしかけ
「おじさんは怒ったどーっ!!」
と果敢にこれを迎撃しようとする小次郎さんに常連客の小学生軍団を率い陽子さんも助太刀して大乱闘になっていました!!しかもこのフーマ服は着ると悪ガキ化する以外にも常人の数倍の跳躍力とダッシュ力が得られると言うオプション(?)があるためシャイダーもアニーも悪ガキトリオを容易に御用にできないと言うクセ者でもありました。
一方で、後半怪人がマサルくんたちを煽って小型爆弾を作らせ、それで先生たちを爆殺させようとするくだりは「仮面ライダー」のカブトロングのお話(こちらの爆殺対象はショッカースクールに潜入していた滝)にも似ています。

Re[1]:優しい世界を作ろうぜ「バトルフィーバーJ」セレクション 第49話(11/06)  

笑太郎様
長文コメントありがとうございます。

>小学生たちを催眠にかけ悪ガキ化させるお話と言えば、「シャイダー」に登場したイトイトなる蚕型不思議獣の糸から作られたフーマ服(正確な名前失念)を着させらた悪ガキトリオもマサルくんたちに負けない暴虐ぶりを見せ付けていましたね!果ては小次郎さんのペット店に打ち壊しまでしかけ
>「おじさんは怒ったどーっ!!」
>と果敢にこれを迎撃しようとする小次郎さんに常連客の小学生軍団を率い陽子さんも助太刀して大乱闘になっていました!!しかもこのフーマ服は着ると悪ガキ化する以外にも常人の数倍の跳躍力とダッシュ力が得られると言うオプション(?)があるためシャイダーもアニーも悪ガキトリオを容易に御用にできないと言うクセ者でもありました。

そうですね。悪辣さと言う点では「シャイダー」の子供たちの方が上ですね。他にも42話「6年0組の不思議」と言う似たようなエピソードもありました。

Re:優しい世界を作ろうぜ「バトルフィーバーJ」セレクション 第49話(11/06)  

騙した大金の使い道は鯛焼きの買い食いですか?何とも微笑ましい使い道のようですね😅子供ならではの行動ですね😓

Re[1]:優しい世界を作ろうぜ「バトルフィーバーJ」セレクション 第49話(11/06)  

ふて猫様
>騙した大金の使い道は鯛焼きの買い食いですか?何とも微笑ましい使い道のようですね

昔の子供は可愛げがありましたよね。

Re:優しい世界を作ろうぜ「バトルフィーバーJ」セレクション 第49話(11/06)  

確かに幼稚園児相手に果物のカツアゲ(横取り)はエゴスの作戦も大した事もないようですね😅どうせなら、全国の小学校乗っ取りぐらいはして欲しかったですね(なんでやねんな😒)

Re[1]:優しい世界を作ろうぜ「バトルフィーバーJ」セレクション 第49話(11/06)  

ふて猫様

ま、あまり過激なこともテレビ的に無理でしょうけどね。

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70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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