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「仮面ライダーBLACK」セレクション 第4話「悪魔の実験室」 前編


 第4話「悪魔の実験室」(1987年10月25日)

 第3話で、創世王は、次期創世王に世紀王シャドームーンを指名する。これにより、ゴルゴムは仮面ライダーBLACKこと世紀王ブラックサンを心置きなく殺せるようになる(ただし、どうやっても殺せない)。

 と言う訳で、早速、バイクで走る光太郎に、ゴルゴムの刺客・コウモリ怪人が襲いかかる。

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 コウモリ怪人は偵察や誘拐を主任務とするレギュラー怪人である。

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 だが、光太郎は空高くジャンプしながら変身し、簡単にコウモリ怪人を撃退する。

 ここでは、倉田氏が、スーツアクターの岡元氏の特徴的な動きをトレースして演じている。俳優の方が、スーツアクターに合わせるというのは異例のことだが、それだけ岡元氏のアクションが秀逸なのだ。

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 逃げ戻ってきたコウモリ怪人を、バラオムがこっぴどく叱り付ける。
 「仮面ライダーアマゾン」の十面鬼ゴルゴスなら、さっさと処刑しているところだが、ゴルゴムの大神官たちはそんなに粗暴ではない。

 バラオム「ブラックサンめ」
 ビシュム「巷では、仮面ライダーBLACKと呼んでいるそうな」
 バラオム「仮面ライダーBLACK?」
 ビシュム(無言で頷く)
 バラオム「仮面ライダーBLACKめぇ!」

 早速流行に乗るバラオムさんでした。

 ダロム「冷静になれ」
 バラオム「悔しくはないのか、我らの手で作り出した改造人間が、我らにことごとくたてを突きおる!」

 冷静沈着なダロムは、光太郎と同じような若者を実験台にして、光太郎の弱点を探ろうと、いまひとつビントの合ってない作戦を実行させる。

 ビシュム「その役目、黒松教授が適任かと思われます」
 バラオム「ノミ怪人よ、出陣せよ!」

 しばらく後、グラウンドで練習をしていたひとりのアスリート、不穏な視線を感じ、慌てて無人の観客席に逃げ込む。

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 彼の前にひょいと現れたのは、他ならぬ黒松だった。
 黒松「君は9秒台で走れるスプリンターになれるんだ。金メダルも確実、それでもイヤかね」
 若者「イヤだ、これを見ろ!」

 若者は、毛むくじゃらの右手を突きつける。
 黒松は眉ひとつ動かさず、「これは筋肉強化剤の副作用だ。何も心配することはない」

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 とにかく黒松から逃げようとする若者の前に、今度はノミ怪人様が降臨。

 いやー、何度見ても凄いわー、この造型。

 ノミ怪人は若者の首筋に太い針を刺して、薬物を注入する。
 若者は叫びながら観客席から飛び出し、地面に激突死する。

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 一方、光太郎は知り合いのレーサー速水徹の出場するレースを観戦中。

 だが、速水の調子はいまいちで、監督から叱られてばかり。
 光太郎「残念でしたね、もう一息だったのに」
 速水「ノーサンキューだよ、同情なんて」
 ケイコ「そんな言い方ないわよ、応援しに来てくれたのよ、わざわざ光太郎さん」
 速水「悪かった、自分に腹が立って仕方がないんだ……」
 ケイコ「お兄ちゃん」

 速水を演じる広瀬匠さんは、「フラッシュマン」のレー・ワンダをやってた人ですね。

 失意の速水の前に、にこやかな笑みを浮かべて現れたのは御存知、黒松教授。
 黒松の差し出した名刺を見て、「あのノーベル賞候補の?」と速水が驚くくらいだから、黒松は世間的にはかなり高名な学者なのだろう。

 黒松は「世界一速いレーサーになりたくありませんかな、一度訪ねてらっしゃい」と餌をまく。

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 作戦の進捗状況を報告している黒松教授。
 黒松「実験動物第1号に死なれましたので、直ちに第2号の実験に取り掛かりたいと思います」
 ダロム「お前のやり方は強引過ぎるのだ。飴とムチ、その両方を使い分ける必要がある」

 黒松教授にダメ出しをし、アドバイスまでするダロム。
 秘密結社ゴルゴムのメンバーになれば、入会後のサポートもバッチリです。

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 黒松「飴とムチ?」

 怪訝な顔で繰り返す黒松。

 この後、帰りがけにコンビニに寄った黒松は、漫画ゴラクと一緒にカンロ飴を購入したと言う(言うか)。

 さて、黒松の言うところの実験動物2号は、黒松教授の名刺を手に、大学の前で入ろうか入るまいかと逡巡していた。
 と、その前に黒松が現れ、すぐ研究室へ連れて行く。

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 速水は、大人しくベッドに横たわって拘束されていたが、黒松教授が物々しい実験設備を用意したり、サイバネっぽい手術用レーザーメス付き義手をつけたりするのを見ているうちに、「やべえ」と思い始める。

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 「ターミネーター」の見過ぎ。

 速水「何をするんだ、先生!」
 黒部「君を世界一速いレーサーに……、ノミ怪人様」

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 黒松が壁のボタンを押すと、秘密の部屋のシャッターが開き、ボフォッフォッと言う、バルタンっぽい声を出しながらノミ怪人様がひょこひょこ出てくる。

 黒松「ノミ怪人様、どうか恐怖心を取り除く血液エキスを与えてください、この若者に」
 ノミ怪人様、黒松の求めに応じ、速水の腕に太い針を刺して、液体を注入する。

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 黒松「ありがとうございました」

 一仕事終えてぴょんぴょん帰っていくノミ怪人様が可愛いのである!

 黒松「さぁこれで君はコーナーを怖がらなくっても済む。恐怖心が薄れたのだ。うーはっはっはっ」

 続いて、黒松は普通の注射器で、彼が開発した筋肉強化剤を打つ。

 ほどなく、恐怖心を取り除き、筋肉を強化した速水は別人のような走りを見せ、連戦連勝、たちまち人気者になる。

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 その活躍を、杏子たちとテレビで見ている光太郎。
 克美「知り合いなんですって?」
 杏子「うん、昔のオートバイ仲間なのよ、お兄ちゃんも一緒に良く走ってたのよ」
 光太郎「速水さんはオートバイの先生だ。テクニックの全てを教えて貰った」
 克美「すごーい、今度サイン貰って」

 ひたすらミーハーな克美さんでした。

 光太郎は速水の躍進を喜びつつ、そのあまりの変わりぶりに不審を抱いていた。
 密かに速水をバイクで追跡するが、物凄いスピードで引き離されてしまう。

 速水はその後も、進んで黒松教授の実験台になっていた。
 速水「サーキットの狼、俺、このニックネーム気に入ってます」
 黒松「おお、そうか」←どうでもいい
 速水「俺、世界一速い男になりたい。お願いしますよ」
 黒松「それはずっと後の話だ。今の君に必要なのは私が開発した究極のホルモンだ」
 速水「是非そのホルモンを!」

 ところが、そのホルモンを与えられた速水、今度は急にレース中に怯えるようになり、ぶざまに転倒する。

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 ケイコ「昨夜から急に自信を無くしてしまったのよ」
 光太郎「昨夜から?」

 黒松、研究の完成を大神官に報告する。

 黒松「そのホルモンを注入された者は心拍が早まり、精神状態は極めて不安定になります」
 ビシュム「南光太郎にも有効なのですね」
 黒松「はい」
 ダロム「うむ、臆病ホルモンとでも名付けるか」
 ビシュム「これで南光太郎も、おほほほほっ」

 黒松が最初に速水に与えた恐怖心を取り除くエキスが、ダロムのいわゆる「飴」だったのだろう。黒松の真の目的は、その臆病ホルモンを完成させることにあったのだ。

 つづく。


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コメント

>バラオム「悔しくはないのか、我らの手で作り出した改造人間が、我らにことごとくたてを突きおる!」
まさしく、ショッカーをはじめとする悪の組織の「心の叫び」ですね!

>いやー、何度見ても凄いわー、この造型。
「怖すぎる」とクレームが来たのも致し方ありませんね。
石ノ森先生のデザインも凄い!

「ノミ怪人様」と敬礼する黒松・・・
ゴルゴムの上下関係を現したシーンだと思います。

話は変わりますが、図書館の書庫資料を検索してみたら
「BLACK」や「RX」の放送当時の書籍(今は亡きケイブンシャとかの)がありました。
い~やぁ、見てるだけで心満たされますね・・・ヴィジュアルの素晴らしさに!

Re[1]:「仮面ライダーBLACK」セレクション 第4話「悪魔の実験室」 前編(11/14)  

影の王子様
>「ノミ怪人様」と敬礼する黒松・・・
>ゴルゴムの上下関係を現したシーンだと思います。

しかし、黒松たちも、よくあんな姿になりたいと思いますね。いくら長生きしたってあれじゃ無意味だと思います。

>話は変わりますが、図書館の書庫資料を検索してみたら
>「BLACK」や「RX」の放送当時の書籍(今は亡きケイブンシャとかの)がありました。

ケイブンシャと言う単語を聞くだけで懐かし過ぎて死にそうです。

ノミ怪人様~ぁ  

い~やぁ、何回観てもこの回は最高です。いろんな意味で。

黒部進の実娘で女優の吉本多香美(1971年生)によると
「物心ついた時から父の悪役しか記憶にない」とのことですが
黒部進の長い悪役人生でも、「怪人にお辞儀する」のは他にないでしょうね・・・

昭和ライダーでは、山口さんと荒木さんが鬼籍に入られていますが
それより古い昭和ウルトラの主役は佐原さんはじめ皆ご健在ですね。

Re:ノミ怪人様~ぁ(11/14)  

影の王子様
>昭和ライダーでは、山口さんと荒木さんが鬼籍に入られていますが
>それより古い昭和ウルトラの主役は佐原さんはじめ皆ご健在ですね。

そうですね。ライダーシリーズでは、他にもタックルとか、「スカイ」の志度会長とか、割と早く亡くなられた方が多いような気がします。

協力者

黒部さん演じる重松はゴルゴムの協力者だったようですね😅ノミ怪人の顔はインパクトのある面構えですね

Re: 協力者

ノミ怪人は怖いです。

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70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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