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「少女コマンドーいづみ」第11話 その2


 第11話「明かされた秘密!」(1988年1月21日)

 翌日、

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 「あのクゥワバンをとぅおられたあああっっっ???」
 大事なケースを奪われたと聞いた石津の激怒はメロス級。

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 申し訳なさそうに正座して石津の顔を見上げる4人。
 恵子、ゴンッと音がするほど強く佐織の頭を打つ。

 いづみ「ごめんなさい」
 石津「ふーっ、この責任は取って貰えるんだろうな」
 いづみ「はいっ」

 一方的にケースを押し付けられたいづみが責任を問われると言うのも変な話なんだけどね。むしろ、ケースのせいで暴漢たちに乱入されたことで、石津に文句を言っても良いくらいだ。

 石津、表情を和らげ、
 「これで交渉成立だな、昨日のカバンは空だ」と、別のケースを出して見せる。

 石津「これが本物だ。それじゃ、私とこのカバンを静岡まで運んで貰おう。安全にな」

 ……なんか釈然としないのだが、とにかくいづみは石津の依頼を否応なく受けることになる。

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 家庭的な佐織はいづみに弁当を渡した後、運転席側に回り、「ハイお弁当、これ、あなたの分です」と、石津の分も差し出す。
 石津、「ありがとう」と言って、さりげなくその頬を触る。

 冷静に考えたら、かなりわざとらしい行為である。ほぼ初対面の女の子の頬を触るか?

 だが、佐織は激しいショックを受けたようにその場に立ち尽くす。
 石津は気付かず、すぐ車を出す。

 その時、佐織の脳裏には、3年前の麗子殺害の現場で起きた出来事がフラッシュバックしていたのだ。
 麗子を殺した男に口を塞がれ、麗子を殺したのはいづみだと嘘の証言を強要された時の恐怖の記憶である。

 石津の冷たい手で触られた瞬間、その時の感触を思い出したのだ。
 半狂乱になって「行っちゃダメェーッ! いづみ先輩、行っちゃダメー!」と車に向かって叫ぶ佐織。
 だが、その声は車中のいづみには届かない。

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 車道に突っ立っている佐織を慌てて歩道側へ引き寄せる恵子。
 恵子「もう、どうしたって言うの、佐織!」
 佐織「あの人、ほら、あの人よー! 麗子先輩を殺して私に嘘の証言をさせた人なんです!」
 恵子「なんですってぇ?」
 佐織「あの時の、私の口を塞いだ硬くて冷たい手は、絶対忘れません!」
 恵子「もう、どうすりゃいいのぉっ」

 ちょうどそこへ、偶然、藤原と東大寺の乗る車が走ってくる。
 (あるいは、例によっていづみの動きをマークしていたのかも知れない)

 恵子、勝手に後部座席に乗り込みながら、「ちょっとあの車追って、藤原さん!」
 藤原「なんだなんだ、どうしたんだよ?」
 恵子「早く出してよー!」

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 後方でそんな騒ぎが起こっているとも知らず、助手席に座っているいづみ。

 車は都市部を抜けて、人気のない山道を走っていた。

 石津に注意されて後ろを見ると、後続の車のサンルーフから男が身を乗り出し、マシンガンを構えていた。
 いづみ「マジなの、あれ?」

 男はマシンガンをぶっぱなす。
 もっとも、最初から狙いを外しているので車には一切当たらない。

 石津「なんとかしろ、最終兵器!」
 ハンドルを握りながら思わず叫ぶ石津。

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 「最終兵器」と言う言葉に、いづみが隣に座る男に対し、ある、微かな疑念を抱く。
 いづみ(まさか……)

 石津は「飛び降りるんだ、いづみ!」と叫び、走行中の車から飛び降り、木々の生えた斜面を転げ落ちて行く。

 男たちは車を止めて出てくるが、マシンガンを空に向けて撃つと、何故か追撃せず走り去ってしまう。

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 いづみ「死ぬかと思った」
 石津「百万じゃ安過ぎたかな」

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 少し遅れて同じ道を進んでいる藤原たちの車。

 藤原「ケッ、そんな話、誰が信じられるかってんだよー」
 佐織「本当なんです、いづみ先輩は人なんか殺してません! あの人に脅されて嘘の証言をしたんです。仕事の依頼なんて罠に決まってます。早くそのことをいづみ先輩に……」
 佐織は必死で訴えるが、

 藤原「いづみ庇うのもいい加減にしろよ。ふん、なぁ、大卒ぅ?」
 東大寺「はい。でも……、友達って良いっスね」

 この時点では、まだ藤原はいづみが麗子を殺したと執念深く信じているのだ。もっとも、その信念もいづみとの様々な交流を経てだいぶ揺らいでいるようだが。

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 宇宙刑事がしばしば走り抜けるトンネルを抜けて明るいところへ出る二人。

 石津「どうした、さっきから黙りこくって?」
 いづみ「あなたを襲ってくる人たちって、随分戦い慣れてる感じね」
 石津「その筋の者を雇ったんだろう」
 いづみ「兵士を?」
 石津「この仕事を受けたことを後悔してるのか?」
 いづみ「いいえ、依頼人があなたじゃなかったら引き受けなかったわ」

 いづみの意味ありげな言葉に、物問いたげに見返す石津。
 いづみ「あなたは……」

 いづみの言葉は、バイクのエンジン音に邪魔されて途切れる。

 今度は三台のモトクロスバイクが現れ、こちらに向かってくる。

 二人は話はあとにしてとにかく走り出す。二人で協力して目の前の高い塀を乗り越える。

 そして草木も生えない荒れ地に飛び降りるいづみと石津。
 バイクも、回り道をして追ってくる。

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 石津「ボディーガードだろ、何とか出来ないのか」
 いづみ「一度に三台も面倒見切れないわよ!」

 突っ込んでくるバイクを、左右に分かれてかわす二人。

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 転んで砂まみれになる石津を見て慌てて駆け寄ろうとするいづみ。

 次々と突っ込んでくるバイクを、なんとかかわす石津。

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 いづみ「大丈夫?」
 石津「ああ」

 チラッといづみの顔を盗み見る石津。石津の目的は、あくまでいづみに「バイオフィードバック」を起こさせることなのだ。

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 ジリジリとバイクに迫られ、長い斜面を転げ落ちる二人。

 「いづみ」の中では最大級のアクションであるが、その動きがいかにもスタントで、しかも上から下までノーカットで映しているのはあまり感心しない編集だ。

 迫力のあるシーンだから、カットせずにじっくり見せたいという制作サイドの気持ちは分かるのだけど、ここは途中まで落ちたところで切るべきだった。

 石津は足を怪我をしたふりをする。
 石津「あいてて……」

 しかし、ヘタクソだったのですぐバレる(註・嘘です)。

 いづみ「歩ける?」
 石津「ああ……お前ひとりで、三人倒せるか?」
 石津の問いに躊躇なく頷き、サバイバルソーを握って視線を上げるいづみ。

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 石津は間近でバイオフィードバックを観察できそうだと、ほくそえむ。

 いづみ「何が可笑しいのよ?」
 石津「思い出し笑いです」(註・嘘です)

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 三人の兵士は、悠然と崖の上からいづみを見下ろしていたが、ジャンプして崖を降りてくる。

 戦いの火蓋が切って落とされる……。

 つづく。


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Author:zura1980
70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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