ああ「大戦隊ゴーグルファイブ」 第24話

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　第24話「見えない敵を倒せ」（1982年7月17日）

　カメラマニアのワタル少年と、コンボイたちが公園で記念撮影を撮ろうとしていると、ちょうど青山が通りがかり、一緒に写らないかと誘われる。

　
　あとから来たのにででんと真ん中に入り、両腕を広げてやたら目立とうとする青山に、達也たちは不満そうな顔を並べる。

　
　その頃、「姿なき怪盗」と呼ばれる泥棒が、あちこちの銀行や美術館を立て続けに襲うと言う事件が巷を騒がしていた。その怪盗の狙うのは金（ゴールド）ばかりであった。

　黒田「都内だけでも5度目だな」
　赤間「いずれも警戒厳重なとこばかりで、誰も犯人を見てないと言うのは……？」
　ミキ「まさに、姿なき怪盗ね」

　そこへ達也が、ワタルが昨日桜美術館で撮ったと言う写真を持ってやってくる。

　
　ワタルの友達二人を写したものなのだが、その中に変な怪獣が写り込んでいるのだと言う。
　ミキ「変な怪獣？」

　
　赤間、白いペンでその周りを縁取って分かりやすいようにする。

　ミキ「カメレオンに似てるわね」
　黒田「そうかっ、カメレオンなら保護色を使って出入りも自由に……」

　
　春男「保護色ってえ？」
　青山「体の色を何の色にでも変えられるんだよ」

　青山の膝の上に乗って尋ねる春男が可愛い。

　赤間「姿なき怪盗の正体はデスダークの一味だったんだ。ワタル君が心配だ、行って見よう」

　だが、既にカメレオンモズーはワタルの部屋に入り込み、フィルムを奪い取ろうとしていた。

　5人はちょうど、モズーがワタルを抱えて家から出てくるところに行き会い、追いかける。

　モズーは、「保護色隠れ」と言う技で、背景色に溶け込みつつ、5人の目を逃れようとする。

　

　

　
　奥の青い倉庫と、手前の黒い建物の上ではモズーの姿が消え、中央の白い小屋の前では姿が見えていることが分かる。

　当時は、なかなか大変な合成だっただろう。

　もっとも、その特技もレッドのゴーグルアイの前には無意味で、あっさり見付かってしまう。
　5人はワタルを取り返したものの、モズーには逃げられてしまう。

　アジトに戻ったモズーに、デスギラー将軍は「カメレオンエキス」を使って彼の身代わりを作れと命じる。人間がその液体を飲んで、モズーの保護色フラッシュを浴びると、

　
　その皮膚がこんな色に変わってしまうのだ。

　この子供たちはワタルの友人で、既にデスダークに捕まっているのである。

　
　続いて「青くなれ！」と別の光を浴びると、真っ青になる。

　この撮影、子役は大変だったろう。もっとも、

　
　（ふふふ、ワシなんか毎週だもんね～）
　
　この人の苦労に比べれば物の数ではない。

　デスギラーはワタル少年もとっつかまえて、三人で盗みを働かせようとする。……しみじみと、セコいなぁ。

　
　なお、ワタルの母親役のひと、どっかで見たことあるなぁと思ったら、「ゼイラム」の、ももんがのママを演じていた紅理子さんだった（誰も知らんわい）。

　赤間たちも当然、ワタル少年の周囲を警戒していたが、モズーは既に部屋に入り込んでいた。そして母親の出した紅茶にエキスを垂らし、ワタル少年に飲ませ、彼もカメレオン少年に変えてしまう。

　
　デスダーク本部。
　デスマルク「総統タブー、いよいよ今日南米から送られてくる金塊が港の倉庫に運び込まれます」
　タブー「あの金塊を奪ってしまえ、世界の金を一手に制して世界経済を混乱させてやるのだ」
　デスマルク「我がデスダークの偉大なる力を全世界のものどもに、見せ付けてやるチャンスです！」

　それにしても凄い指だ。絶対スマホを買って貰えない。

　
　さて、モズーは母親も同じ目に遭わせてやるぞなどとワタルを脅し、一緒に家から抜け出る。
　達也が通り掛かり、「こないだの記念写真まだ？」と話しかけるが、ワタルは逃げるように行ってしまう。

　ワタルの横にはモズーが張り付いているのだが、保護色を使っているので見えないのだ。

　しかし達也もコンボイの一員、本部に連絡してワタルを尾行し、マズルカの乗るバンにワタルが連れ込まれ、何処かへ向かうのをばっちり目撃する。

　
　金塊が運び込まれた倉庫の近くの排水口を開けて指図するデスギラー。
　デスギラー「お前たちはこの穴を潜ってあの倉庫の中に入る」
　マズルカ「中に入ったらガードマン達に気付かれないように表の扉を開ける。いいわね」

　
　三人の少年は、今度は真っ黒な皮膚にされてしまう。いやー、つくづく大変だ。

　だが、例によってそこへゴーグルファイブがやってきて、モズーとの戦いとなる。

　カメレオンモズーは保護色だけでなく、さまざまなトリッキーな技を駆使して5人を翻弄する。また、部下の戦闘員も、モズー同様保護色隠れを使って姿を隠して襲ってくる。

　
　5人はダイナマイトクラブと言う大技で、5色の爆発を起こす。

　
　爆発の後、吹っ飛ぶモズーと戦闘員たち。

　
　モズー「あれれ、5色爆弾色にされちゃったーっ」

　姿が現れて慌てふためく戦闘員たち。

　で、色々あって、最後はモズー及び巨大ロボットを倒して事件解決。

　
　ラスト、本部にて最初に撮ったあの写真を見て、赤間たちが大笑いしている。

　どこがそんなに可笑しいのかと思ったら、達也たちがでしゃばる青山に対し、仏頂面をしているのが可笑しいらしい。……そんなに可笑しいか？

　
　笑われていよいよむくれる春男たち。

　「デスノート」にこんなのいたなぁ……。

　ナレ「カメラは真実を見ていた。私たち人間もメカに負けてはいられない。いつも真っ直ぐに真実を見詰めて戦う我らがゴーグルファイブ、ゆけゆけ大戦隊ゴーグルファイブ」

　
　おまけにもう一枚ミキの画像を貼っておく。