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「スーパーロボット マッハバロン」 第1話「マッハバロン暁に出撃す」前編


 第1話「マッハバロン暁に出撃す」(1974年10月7日)

 「マッハバロン」は、「レッドバロン」に続く巨大ロボットアクションであるが、ストーリー上の繋がりは全くない。キャストでは、加藤寿(大樹)氏と伊海田弘氏が引き続き出演している。

 「レッドバロン」とはかなり作風は異なるが、その明るい中にもシリアスなストーリーは「レッドバロン」に譲らず面白い。しかもヒロインが巨乳である。ただし、敵ボスも倒さないまま26回で打ち切られたのが残念だ。全部オイルショックのせいである(註・ほんとです)。

 まずOPだが、

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 ギターによる前奏にあわせて、くねくねと動くリボンのような物が画面いっぱいに躍動し、

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 それが徐々に形を成して行き、主役メカであるマッハバロンとなる。

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 その上にででんとタイトルが表示される。

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 そして「悪の天才が時に野心をいだぁきぃ~」と、歌い出し(すぎうらよしひろ)。

 この曲(歌詞)が、1974年とは思えないエッジが利いていて、絶品なのである。
 管理人がこの曲をラジオで初めて聴いたのは90年代だったと思うが、その時は作品のことは良く知らず、てっきり最新の作品の曲だと思い込んだほど新鮮であった。

 40年を経た今聴いても新鮮だ。

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 タイトルバックに出てくるメカのネガ風画像だが、これが変わる度に、

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 前の画像が、ぐにゃぐにゃっとなるのがとても好きだ(知るかっ)。

 あと、「今だ出撃 マッハーバロォ~~~ン」と言うところも好きだ(知るかっ)。

 こればっかりは実際に試聴して貰わないと分からないので、動画サイトで探して見て頂きたい。

 さて、本編。

 10年前、ロボット工学者である嵐田陽一郎博士とその妻、ひとり息子の陽が乗るフェリーが、こんな悪い奴見たことないと言う悪の科学者ララーシュタインの差し向けたロボットによって撃沈されてしまう。

 陽一郎は、陽に救命胴衣をつけ、それを陽の祖父・竜之介に託すよう強く言いつけてから、陽だけ船から逃がす。

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 ナレ「嵐田博士はララーシュタインと共にロボット工学の研究に専念していた。ところがララーシュタインの世界侵略の野望を知り、密かに日本に逃げ帰る途中、襲撃に遭い、その息子・嵐田陽がただひとりの生存者として救出された」

 夕陽をバックに海に浮かぶ幼い陽を映しながら、ナレーションによる説明がされる。ナレーターは岸田森!

 そして10年後、現在、

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 少年はいつの間にか下塚誠になっていた。

 管理人のお気に入りの下塚誠さん手書きハート そして下塚誠さんを見ると、「イナズマンF」第17話「青い瞳のインベーダー」のジェット役を反射的に思い出してしまい、ついでに、あの奇跡のパン チラ(註1)のことを思い浮かべずにいられない管理人であったが、それって、この第1話のつい2ヶ月前なんだよね。

 岩に砕ける波を見詰めながら、(父さん、母さん、仇は必ず討ちます)と唇を噛み締めている陽。
 と、いきなり背後からマシンガンをぶっ放す者がいた。

 陽は人間離れした体術で、それをかわす。

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 それは他でもない、両親をなくした陽を育ててくれた祖父・竜之介であった。

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 陽「おじいちゃん、戦争はもう終わったんだよ!」
 竜之介「いいや、まだぢゃっ、まだ終わっとらん!」

 ……じゃなくて、

 陽「おじいちゃん!」
 竜之介「なまけもの、練習はまだ終わってないんだぞ」
 陽「やるよー、やりゃいいんだろ」

 陽は自宅に設けられた施設で、日夜マッハバロンの操縦訓練をさせられていたのだ。
 人間モルモットのように巨大な回し車に叩き込まれてぐるんぐるん回されたり、

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 狭苦しいコクピットに入って模擬戦闘をさせられたり……、だが、陽は途中で嫌気が差したようにコクピットから出てしまう。

 陽「もうたくさんだよ、こういう戦争ゴッコは」
 竜之介「戦争ゴッコではない。これは立派な訓練なのだ。マッハバロンを操縦できるのは陽、お前しかいないのだ」
 陽「マッハバロンは何処にあるんだい。一度で良い、この目で見せてくれ」
 竜之介「それはダメだ」

 陽は、肝心のマッハバロンを見せて貰えず、単調な訓練の明け暮れにうんざりしているのだ。
 二人が話している背後に、アメフト選手のような怪しい影がちらつく。それはララーシュタイン率いるロボット帝国の兵士だった。

 それを見ていきなり銃をぶっ放す竜之介。こんなジジイを野放しにして良いのか? 良いのである!

 陽は、車でその兵士を追跡する。

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 空き地まで追いかけると、兵士たちがアメフトボール型爆弾を撃ち込みながら、陽に迫ってくる。
 兵士「嵐田陽だなーっ」
 陽「そうだーっ」
 兵士「マッハバロンは何処だ。言えーっ!」

 走りながら質問する珍しい人たち。

 陽「てやんでい、そんなのこっちで知りてえやっ」←江戸っ子らしい

 兵士たちは次々と陽に体当たりをして、殺しに掛かる。

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 ちょうどその頃、近くで発明刑事こと花倉刑事(深江章喜)が、人が乗れる小さな気球を飛ばしていた。
 彼は「レッドバロン」の熊野警部のポジションに当たる。

 宙に浮かんで歓声を上げているのは、小杉健一くん。
 KSS(後述)のメンバー小杉愛の弟でもある。演じるのは名子役の内海敏彦氏。「レッドバロン」にもゲスト出演していた。

 ちなみにKSSの村野博士役の団次郎氏を含めたこの三人は、翌年の「少年探偵団BD7」でも共演している。

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 陽はあっさり彼らに捕まり、木の杭に縛られてアメフト爆弾で殺されそうになるが、陽の知り合いでもある花倉が空を飛ぶバイク「バルーンヘリヘリ」で駆けつけ、兵士たちを蹴散らして陽を救う。

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 一方、竜之介は村野博士と密かに会っていた。
 村野「遂に動き始めましたか」
 竜之介「はっきりしたことは分からんが、ララーシュタインの配下のものが嗅ぎまわっていることは確かだ」
 村野「完成を急がねばなりません。敵の侵略開始も間近と見ました」
 竜之介「マッハバロンの完成までは何としても秘密を……」

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 こちらは、ロボット帝国の支配者ララーシュタイン。

 ……いやー、美容師泣かせの髪型ですなぁ。これ考えた人、天才だね。

 演じるのは「レッドバロン」でもデビラー総統を演じた伊海田弘氏。

 部下が撮って来た写真を見て、
 ララーシュタイン「これはマッハバロンの操縦席にそっくりだ。やはり作られおったか」

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 タンツ「しかし、嵐田陽はマッハバロンのありかなど知らんと」
 ララーシュタイン「まだ完成してないのだろう、陸軍参謀ターンツ、ハイルV2号の改造を急げ」
 タンツ「ララー!」(了解の意)

 彼らはララーシュタインの息子たちであり、陸軍参謀タンツ、海軍参謀スーカン、空軍参謀ゲラーである。どっからどう見ても純国産だが、無論、ドイツ軍の意匠をフィーチャーしているのだ。

 (註1……記事はこちら

 つづく。


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Re: 台湾のマッハバロン!?

情報ありがとうございます。

台湾版については、そう言えばバロン座談会で話題になっていたような記憶があります。

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70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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