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「魔法少女ちゅうかなぱいぱい!」第7話 後編


 第7話「七色の恐竜」(1989年2月26日)
 の続きです。

 吉尾邸に押しかけ、シンゴが描いた七色の恐竜がいなかったとは言えないとマダム吉尾を論破して意気上がるぱいぱいと行男。

 だが、マダム吉尾は何か思い出しように急に薄気味悪い笑顔を浮かべて振り返る。
 吉尾「高山さん、あなた何か忘れてらっしゃいませんこと?」
 行男「なんのことです?」

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 吉尾「宅の主人が以前、あなたの探検費用に300万をお貸ししてましたわ」
 行男「……!」
 吉尾「返済して頂けない場合には家をカタに頂くことになってますけど」
 借用書を広げて、勝ち誇るマダム吉尾。

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 行男「あのー、すいません」
 たちまち態度を軟化させ、正座して頭を下げる行男。

 吉尾「七色の恐竜はいなかった。そうですわね」
 行男「はい」

 行男、立ち上がって「無理を通せば道理引っ込む。お尻に栓をすればおならが引っ込む。つらいなぁ……」とぶつぶつつぶやきながら天を仰ぐ。

 そして座り直すと「はい、七色の恐竜は確かにおりませんでした!」と断言してしまう。
 その惰弱ぶりに「しんじらんない!」と、軽蔑の眼差しを向けるぱいぱい。

 ひでまさは調子こいて、シンゴの絵を行男につきつけて、「破いちゃってよ、おじさん」と迫る。
 ぱいぱいが止めるのも聞かず、行男「仕方がない」と、息子の絵をびりびり引き裂いてしまうのだった。

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 その様子を小気味良さそうに見るひでまさ。いやー、実にいい顔してるね、この子役。

 マダム吉尾はさっさと行男たちを追い払う。
 ぱいぱいはひとりになった隙に、素早く魔法の力で絵を元に戻す。

 夜道をとぼとぼ歩いているぱいぱいと行男。
 行男、溜息をついてベンチに腰掛ける。
 ぱいぱい「どうしたんですか」
 行男「シンゴに合わせる顔がない!」

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 ぱいぱい「おじさま、シンゴ君の絵なら無事ですよ!」

 隠し持っていた絵を差し出すぱいぱい。
 行男「これはさっき、びりびりっと……」
 ぱいぱい「あれはニセモノ、すりかえておいたの」
 行男「ぱいぱい、ありがとう」
 ぱいぱい「いいえ、その代わり、お願いがあるんです。もう二度と調子に乗って馬鹿なことしないで下さいね。あともうひとつ、発掘旅行ばっかしてないで借りた300万、すぐに返して下さい!」

 行男、痛い所をつかれ、黙りこくる。
 そして突然、「呼んでる、スフィンクスが呼んでる。明日はエジプトだ」とスキップを踏んで現実逃避を始めるのだった。

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 翌日、性格が捻じ曲がっているひでまさは、取巻きと一緒にシンゴを待ち伏せし、「お前の好きな七色の恐竜のようにしてやるわ、やれーっ!」と、命じる。

 取り巻きたち(恐らく実家がどーしよーもなく貧乏な子供たちだと思われる)はよってたかってシンゴに掴みかかり、身動きできないようにしてから色んなマジックペンでシンゴの服に落書きする。

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 そこへアキラとトオルが通り掛かる。
 普通だったら迷わず助けに行くところだが、
 アキラ「俺が出てったって勝てっこないもん」
 トオル「シンゴは世の中正しい奴じゃなくて力の強い奴が勝つってこと知らないんだからー」

 と、最初から諦めムードなのがこのドラマのリアルなところである。

 それにしてもこんな子供にそこまで達観されると笑うしかない。

 アキラ「だけどな、見ろよ。あのチビが負けるのを承知で」
 アキラ、泣き虫のシンゴが諦めずに必死に戦っている様子を見て、胸を熱くさせる。

 アキラはぼろぼろ涙を流しながら、いじめっ子たちに突っ込んで行く。
 が、多勢に無勢でたちまち押し倒されてしまう。

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 トオルは近くの公衆電話から家にいるぱいぱいに電話をし、
 「俺も死ぬ気でやるからさ、骨拾ってよね」と告げてから自分も戦いに身を投じる。

 電話してる暇があったらさっさと行かんか。

 実際、このタイミングでわざわざ電話すると言うのはいかにも不自然。ストーリー上の都合である。

 ぱいぱいも「オーバーなこと言っちゃって」と思いながら、気になって家を飛び出す。
 と、門の前でヌルハチとタクラマカンが立ちはだかる。
 ぱいぱい「お前たちの相手はしてられない」

 ぱいぱいは彼女を捕まえようとする二人を、魔法少女に変身して、魔法の力で懲らしめる。

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 気絶した二人を見ていたぱいぱい、目を輝かして「そうだ、お前たちには恐竜になって貰うわ!」と、魔法で二人を七色と水玉模様の恐竜に変えてしまう。

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 二人は姿が変わっていることに気付かず、起き上がって二人の前に立つ。
 ヌルハチ「ぱいぱい様ぁ~」
 ぱいぱい「ついてらっしゃい」

 ぱいぱいは人目を避けてシンゴたちの近くまで行くと、「大きくなあれ」と再び魔法をかけて、二人を巨大化させてしまう。

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 ぱいぱい「早く子供たちのところへ行きなさい!」

 恐竜の出現に、いじめっ子たちは三人を放って一目散に逃げてしまう。

 ちなみにこの恐竜、「仮面ライダーBLACK」に出てきたカメレオン怪人とサイ怪人(?)の再利用である。

 シンゴ「やっぱりいたんだ恐竜は」
 アキラ「しかも七色と水玉だ」
 シンゴ「うん、僕の絵の通りだ」
 感動の面持ちで恐竜を見上げるシンゴたち。

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 マダム吉尾がママ友たちとお茶を飲んでいると、ひでまさが自宅に逃げ帰ってくる。

 恐竜が出たと言うひでまさの言葉を笑い飛ばすマダム吉尾だったが、窓から恐竜が覗いているのに気付き、絶叫する。

 母親たちは何故か警察(交番)へ駆け込むが、

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 そこでもぱいぱいが魔法の力で悪戯し、マダム吉尾ともうひとりの女性を、恐竜のような中途半端な格好にさせてしまう。

 残ったひとりは、それを見て腰を抜かしたように座り込む。

 管理人、思わずこのシーンでマダムのパンツが見えないかなとコマ送りをして(見えなかったが)、同時に、オンエアの際にはそんな変態的なことは露ほども考えなかったことを思い合わせ、時の流れが人に及ぼす影響について考えさせられた次第である。

 ……えっ、黙ってろ? 分かりました。

 事件解決後(何も解決してない気もするが……)、穏やかな高山家の午後。

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 アキラ「でもさあ、さっきの七色と水玉の恐竜なんだったんだろ?」
 アキラの素朴な疑問に、ぱいぱい「まずいっ」と口走る。

 シンゴ「ぱいぱい、どんな恐竜がいたっておかしくないよね」
 ぱいぱい「そ、そうだよね。シンゴ君がそう思うんだったらそれで良いと思う」
 シンゴの発言に乗って、強引に誤魔化すぱいぱいであった。

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 ラスト、「がおーがおー」といまだに恐竜になったつもりのヌルハチとタクラマカンの気の毒な様子を映しつつ、幕となる。


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コメント

ヌルハチとタクラマカンが怪獣に変身させられるシーン、
実写コラージュで笑いました。こういうのを見ると東映特撮ローテクだよな、と当時ですら思えたところですが、今やそれが面白く感じられます。
嫌味な子役の演技もなかなかですが、ワイフさんは3馬鹿兄弟の演技を毎回褒めています。みんな芸歴を続けず辞めてしまいましたけれどね。

Re[1]:「魔法少女ちゅうかなぱいぱい!」第7話 後編(10/23)  

LopLop様
>嫌味な子役の演技もなかなかですが、ワイフさんは3馬鹿兄弟の演技を毎回褒めています。みんな芸歴を続けず辞めてしまいましたけれどね。

うまいですよね。最初の頃は、見てて本気でムカムカするほど憎たらしい感じでした。

Re:「魔法少女ちゅうかなぱいぱい!」第7話 後編(10/23)  

サイ怪人とカメレオン怪人は東映の流用ですか?

Re[1]:「魔法少女ちゅうかなぱいぱい!」第7話 後編(10/23)  

オグラユウゴ様

はい、流用です。「仮面ライダーBLACK」の怪人です。

完全修正機と閃光後にジャイアンにボコボコにされたスネ夫

シンゴの絵で思い出しましたが、ドラえもんにも一日だけどんなに汚い絵も忽ち綺麗にさせる完全修正機が御座いまして、ジャイアンに脅されて見せたら当然ギタギタのボロボロにされる下手な絵を描いて完全修正機に掛けた後に見せたらジャイアンが逆に偉く気に入ってスネ夫は「ジャイアンがこんなにイケメンな訳無いよ」と大笑いしたからジャイアンがピキンッと怒った直後にキラーンッと閃光が出てパチュンパチュンと終わった後にスネ夫がギタギタのボロボロにされてました。
 
完全修正機
https://www.dailymotion.com/video/x4fxy8g

Re: 完全修正機と閃光後にジャイアンにボコボコにされたスネ夫

わざわざリンクありがとうございます。

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zura1980

Author:zura1980
70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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