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「ウルトラマンレオ」 第30話「怪獣の恩返し」 前編


 第30話「日本名作民話シリーズ! 怪獣の恩返し 鶴の恩返しより」(1974年11月1日)

 前回のダンとアンヌに続き、「ウルトラマン」のハヤタとフジ隊員が共演する夢の回である。

 冒頭、とても地球上とは思えない荒涼とした火山地帯で、レオの宿敵マグマ星人が、宇宙で一番美しいと言われている怪獣ローランを、お嫁さんにしようと奮闘していた。

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 これが、怪獣と結婚しようとしている、超ド級の変態・マグマ星人(♂)である。

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 そしてこちらが、宇宙で一番美しいと言われている怪獣ローラン(♀)である。

 言った奴、ちょっとこっち来い。

 当然、ローランは嫌がって逃げまくる。

 怒ったマグマ星人は、指先からニードルを放ち、ローランの爪先に刺して、動きを封じる。

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 飛べなくなったローランに、にじり寄るマグマ星人。

 なんかこのままほっといたら、とても放送できそうにない破廉恥極まりないシーンが展開されそうない悪寒が走ったが、幸い、そこへゲンの乗るマッキーが飛んできて、マグマ星人に猛烈な攻撃を浴びせる。

 その隙にローランはさっさと何処かへ逃げてしまう。
 マグマ星人は、マッキーの攻撃など平気だったが、執拗な攻撃に辟易して、いつものように空へ飛んで消えてしまう。

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 それに対するゲンの「ざまあみろ」と言う反応がいかにも軽い。

 だって、マグマ星人って、ゲン(レオ)の故郷L77星を壊滅させ、その両親を死に追いやったこれ以上ないと言うほどの怨敵なんだからね。

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 翌日、近くの山を、自転車屋の大熊とその息子のケンジがサイクリングで訪れる。

 その大熊を演じているのが、初代ウルトラマンの黒部進さんなのである。

 大熊が一休みして一服していると、沢に降りていたケンジが霧の中にたたずむローランの巨体を発見して慌てて戻ってくる。

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 地響きと共に近付いて来るローランを見て、大熊は息子を置いてとっとと逃げ出す。

 ケンジ「先に逃げるなんてつめてえ親だなぁ」

 二人は自転車を漕いで、木々を踏み倒しながら迫るローランからなんとか逃れようとする。

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 この合成は、かなり出来が良い。

 逃げられないと見た大熊とケンジは、その場に仰向けになって死んだふりをする。

 ローランは二人に危害を加えようとはせず、手を合わせて拝んだり、左足を突き出して何か懸命に訴えているようであった。ケンジは左足にマグマ星人のニードルが刺さっているのを見て、ローランがそれを抜いてほしいと頼んでいるのではないかと考える。

 ケンジ「ほら、あの針を抜いて欲しいんだよ」
 大熊「だってお前、相手は怪獣だよ」
 ケンジ「弱きを助け、強きを挫くのが男の道だって、いつも父ちゃん言ってたじゃないか」
 大熊「ようし、やってやるぞ、俺も男だ」

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 二人はローランの爪先に飛び上がり、針を抜こうとする。
 ちょうど、ローランを探していたゲンが通り掛かり、三人がかりでやっと針を抜くことに成功する。

 が、大熊は、針を抜いて地面に投げ出されたときのショックで、ムチ打ちになってしまう。

 ローランは彼らに謝意を示し、何処かへ飛んで行く。

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 翌日、アスレチッククラブでその話題に花を咲かせている面々。ケンジは、クラブのメンバーで、ゲンとも顔見知りだったのだ。
 カオル「凄いわ、ケンジ君、勇気があるのね」
 百子「勇気だけじゃなくてよ、優しい、愛の心も持っているのね」
 猛「あ、そうだ、昔話にもそんなのがあったよね。人間が鶴を助ける話だ」

 今回、百子さんの出番はこれだけ。せめてアップをくれ。

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 そんな(どんな?)ある日、早朝から、大熊自転車店のシャッターを叩く者がいた。
 大熊が大儀そうにシャッターを上げると、そこには目の覚めるような美女が立っていた。

 そう、「ウルトラマン」でフジ・アキコ隊員を演じた桜井浩子さんである。

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 星村「あの、表の貼り紙(技術者募集)見てきたんですけど、もう決まってしまいました?」
 大熊「いやぁ、とてもじゃないけど、この人手不足じゃあ」
 星村「良かった。私を使ってください」
 大熊「だってねえ、あんた女でしょう。そりゃあやめといたほうがいいよ。給料も安いんだから」
 星村「構いません。お金なんて欲しくありません。ここで働かせて貰えばいいんです。さ、社長は怪我人なんだから奥で休んでてください」

 その女性、星村かな子は強引に押し切ってそこで働き始める。大熊は、細君を亡くしてケンジと二人暮らしらしい。

 それにしても、このシーンの桜井さん、ほかのどの作品のシーンよりも綺麗だと管理人は見惚れてしまった。

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 ゲン、ケンジを車で送って自転車屋まで来て、ばったりかな子と目を合わす。

 たちまち二人は、互いの本当の姿を見抜いてしまう。

 星村「あなたはレオ」
 ゲン「君はローラン! どうしたんだ、こんなところで」

 かな子は、何としても大熊親子に恩返しをするのだと言い、ゲンを説き伏せしてしまう。

 その晩、かな子は親子が寝静まったのを確かめてから、

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 障子に本来の姿を映しながら、何か作業をしていた。

 無論、「鶴の恩返し」の有名なシーンをなぞっているのだ。

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 さて、トオルやケンジ、カオルたちが、自転車に乗って遊んでいる。
 トオル「よし、あそこのトーテムポールのところまで競走だ」
 カオル「お兄ちゃん、あたしはみんなより小さいのよ!」
 ケンジ「カオルちゃん、これをつけてご覧よ、速く走れるから」

 ケンジは、自分の自転車に差していた風車をカオルの自転車につけてやる。
 それは、かな子が夜中に自分の羽根でこっそり作っていたものだった。

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 カオル「嘘、そんな風車で速く走れる訳ないわ」
 ケンジ「嘘かどうか、一度試してご覧よ」
 トオル「カオル、そんな文句ばっかり言うんなら、ここで待ってろよ!」
 カオル「ふんっ」

 とにかく、みんなで走り出す。

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 と、ケンジの言ったとおり、カオルの自転車はぐいぐいとトオルたちを引き離して快走する。

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 カオル「いっちゃーく!」
 誇らしげにトーテムポールに触るカオルが可愛いのである!

 当然、トオルたちもその風車を欲しがる。ケンジは気前良く「みんなにもやろう」と請合う。

 大熊自転車屋の前では、大勢のひとだかりができていて、その風車を争うように受け取っていた。
 別に金を取ってるわけじゃなく、サービスの一環としてタダで配っているようだ。

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 この黄色いパンツの女の子の頬が真っ赤なのが可愛いのである!

 当然、風車のサービスのお陰で、大熊の店は繁盛するのだが……。

 後編につづく。


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コメント

マグマ星人はレオの怨敵なのだから、シリーズの節目に都度登場させれば良かったのに。
この回だけが再登場とは、もったいないです。
しかも別人に見えるし・・・

Re:マグマ星人(10/28)  

影の王子様
>マグマ星人はレオの怨敵なのだから、シリーズの節目に都度登場させれば良かったのに。
>この回だけが再登場とは、もったいないです。

マグマ星人の扱いと言い、レギュラーの総入れ替えと言い、腰の定まっていない作品ではありますね。

Re:「ウルトラマンレオ」 第30話「怪獣の恩返し」 前編(10/28)  

確かにマグマ星人の扱いがどうも雑な感じが残念ですね😣💦⤵どうせなら、マグマ星人が過去の怪獣や宇宙人(星人)を蘇らせて地球侵略を企みそれをウルトラ兄弟が阻止する作品ぐらいは企画しても良かったのではないのでしょうか?最も💰がかかるから断念していた可能性が大ですね😅

Re[1]:「ウルトラマンレオ」 第30話「怪獣の恩返し」 前編(10/28)  

ふて猫様

結局マグマ星人、何も考えてなかったことが判明してしまいましたね。

ローラン

ローラン役の女優さんが菱見ゆり子さんや星光子さんなら更に💮なのですがね😅

Re: ローラン

桜井さんじゃあねえ……

No title

ローラン人間態を演じた桜井浩子さんは監督の満田かずほ氏から「鶴の恩返しのような可憐でかわいそうな役」と説明されていたにもかかわらず、実物は鶴とはかけ離れたワニのような姿だったため憤慨したそうです。そりゃそうですよね。
ローランに関してですがデザイン画の段階では少なくとも着ぐるみよりは美しいでざいんでした。
下がそのデザイン画の画像のURLです。良かったら見てみてください。
https://pbs.twimg.com/media/CCoh9T8UgAExjQg?format=jpg&name=medium

このデザイン画通りの着ぐるみだったらローラン自身やマグマ星人があそこまでボロクソ言われることもなかったと思います。

Re: No title

貴重な画像をありがとうございます。

確かに実物よりだいぶマシですね。

No title

今から47年前の今日、放送されました。劇中の台詞に出てくる回る風車は、同じ田口成光脚本の第17話と同じです。

Re: No title

情報ありがとうございます。

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70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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