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「スケバン刑事2 少女鉄仮面伝説」セレクション 第39話 前編


 第39話「天と地が鳴り合う時 鉄仮面が動き出す」(1986年9月11日)

 そろそろゴールが見えてきてちょっと寂しいスケバン刑事2のお時間です。

 いよいよ鉄仮面の持つ謎が徐々に明らかになってきた。鉄仮面そのものは現在、影の総統の手元にあるが、代わりに、その秘密を解き明かすのに不可欠な二つのオルゴールペンダントは、サキが保持している。

 サキの部屋で、西脇とサキが話している。

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 西脇「岩が兜をまとうた時、天と地の音色鳴りおおて、鏡の光溢れる……」
 前回、源十郎老人がサキに教えた暗号のような言葉をつぶやく西脇。

 サキ「兜とは、鉄仮面、そして天と地の音色とは……」
 サキはテーブルの上に二つのペンダントを置き、「天の音色とは恭志郎のペンダント、そしてうちのは地の音色……」と、蓋を開いてすっかりお馴染みになったあのメロディを鳴らす。

 ほんとなら、ここで激しい共鳴現象が起こる筈(後述)なのだが、何故かここでは何も起きない。

 西脇「お前に俺の知っていること全てを話す時が来たようだ」
 そう言って、西脇は1話以来、引っ張って引っ張って引っ張って引っ張って、そろそろゴムが切れるんじゃないかと思うくらい引っ張ってきたサキが鉄仮面を被せられてきた理由について静かに語り始める。

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 西脇「キドラの秘宝は一国の命運を左右するほどの力を持っているらしい。しかしそれを手に入れたものによって善にも悪にもなる。信楽老と言う男は私利私欲で陰から日本を操っている男、そんな男がキドラの秘宝を手に入れたら、それこそ日本は滅ぼされてしまうだろう。早乙女はなんとしても秘宝を守らなければならなかったんだ……そして、鉄仮面をお前に被らせたのは、この俺だ

 衝撃の告白から、回想シーンに突入。

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 若き日の西脇さん。髪がちょっと長い以外、現在と全く同じである。

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 「いやいやいやいやいやいや、マジで! あかんて!」と猛烈に嫌がる幼いサキに、手ずから鉄仮面を被せる。

 後ろでは母・道子が、泣きながら「ゆるしとうせ陽子、ゆるしとうせ陽子ーっ」と叫んでいる。彼女の体を左右から押さえている手は、西脇の同僚だろう。

 西脇「あの時は鉄仮面に宝のありかが隠されているとは知らなかった。知っていたら、お前に鉄仮面を被らせはしなかっただろう」

 今更そんなこと言われても困るのである。

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 若き日の西脇と、サキの父・早乙女(宮内洋)が額にシワを寄せて話し合っている。

 早乙女「信楽老に宣言した、志織の顔の中に秘宝のありかを封じたと」
 西脇「そんな、それじゃ志織ちゃんを狙って下さいと言ってるようなもんじゃないか!」
 早乙女「だから、これを被せようと思う」
 早乙女は、桐の箱の中からあの鉄仮面を取り出して見せる。

 西脇(こいつ、大丈夫か?)と言うような目で、早乙女の顔を見返す。

 早乙女「もし俺が死んだら、これを志織に被せてくれ、そして信楽老に言ってくれ。この仮面は志織が18になった時に割れると! それまでに、無理に割ってしまったら佐織は死んでしまうと」
 西脇「早乙女! 貴様、志織ちゃんの将来を考えたのか? こんな物被せたら志織ちゃんは……」
 早乙女「それを被って生き抜けなければ、志織は、信楽老を倒せん」
 西脇「いや、なんで志織ちゃんが倒さなきゃいけないの?」(註・言ってません)

 とにかく、西脇は、志織の仮面を割るタイミングについての判断を任されたのであった。

 早乙女としては、鉄仮面の秘密を守りつつ、志織を信楽老の魔手から守る、苦肉の策であったのだろうが、そもそも、キドラの秘宝のありかを志織に託す必要自体、なかったと思うんだけどね。

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 サキ「嘘じゃーっ! みんなうちを利用したがじゃろ、父上も母上も、西脇さん、おまんもじゃ!」
 意外な事実の連続に、サキは感情を昂ぶらせて吠える。

 サキ「信楽老を倒す為にうちに鉄仮面を被せて、うちをええように使おうとしたがじゃろう!」
 西脇「なんてことを言うんだ、サキ!」
 サキ「みぃいや、あの鏡を、人は誰でも鏡を見たら自分の顔が見られる。けんどうちは17になるまで、自分の顔さえ知らんかった。鉄仮面を付けた自分の姿がおそろしゅうて、鏡さえみれんじゃった」

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 サキ、怒りに任せて壁に掛けてある鏡にヨーヨーをぶつけて砕き割る。

 まぁ、17才まで鉄仮面を被せられて生きてきたサキの怒りはもっともである。

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 サキ「顔を包まれた、あの闇の中の恐ろしさは……誰にも、誰にも、誰にもわかりゃあせん!」
 サキ、今度は鉄仮面を乗せていた台座にヨーヨーを投げて破壊する。

 今度は俺の番かと、西脇は「家で猫が待ってるから」と言って逃げ出す(註・出しません)。

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 夜の海を見詰めながら、つらく悲しい鉄仮面時代(なんじゃそれは)を追想しているサキ。
 サキ(母上、うちは母上から全てのことを聞きたかった……父上や母上を恨まずに済んだのに。こがいに苦しまずに済んだのに)

 悔し涙をぽろぽろ流すサキ。
 西脇がやってきて自分の心情を吐露する。

 西脇「俺はお前に鉄仮面をつけたことを12年間悩み続けた。中島らもの明るい悩み相談室にも投書した。できることなら、この手で仮面を割り、父の仇を討たせてやりたい。そればかり考えていた」
 サキ「それでうちをスケバン刑事に仕立てたと言いたいが?」
 西脇「それが、俺にとっての人の道だと信じたからだっ。……天に道なく、地に道なし、我ただ人の道を歩む……」
 サキ「それは?」
 西脇「早乙女が好きだった言葉だ」
 サキ「父上が……」

 サキは、幼い頃、道子から同じ言葉を聞かされたことを思い出す。

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 道子「この意味が分かるがか? 天とはこの世の中を司るところ、地とは人々が住むところ、けんど、天にも地にも道はない。道は人の心の中にあるんぜよ。人々が正しい心を持って集まった時、地に真っ直ぐな道が出来て、やがてそれが天へと通じる道となって開けていく。どがいなことがあっても、常に正しい心を持って、自分の信じる道を、自分の力で切り開いていくんぞね」

 しかし、この服、どうやって着たの? それは人類永遠の謎である。

 サキ「うちはうちの道を切り開く。うちが信じた道をこの手で……」

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 さて、総統は、あの言葉を手掛かりに、既に鉄仮面に様々な音を与える実験を行なっていた。

 優秀な技術スタッフは、4つの異なる周波数の音を同時に聞かせると、鉄仮面が振動を起こしてパカッと割れることを突き止めていた。

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 スタッフ「284ヘルツと7600ヘルツ、320ヘルツと8200ヘルツ、この4つの音をもって鉄仮面が反応すると言うことです」
 黒田「前者は総統のペンダントが出す振幅数の上限と下限」
 総統「では、320ヘルツと8200ヘルツは、志織のオルゴールか」

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 サキの部屋にて、二つのペンダントをためつすがめつしているお京と雪乃。
 お京「敵同士の持ってるもんが鳴り合うとどうにかなるってんだから、皮肉だよな」

 お京がいじっていると、サキのペンダントの蓋の裏に貼ってある道子の写真が剥がれ落ちる。
 と、その下から、奇妙なマークが現れる。

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 サキ「これは……」
 同じようなマークが、総統のペンダントにも彫られていた。

 サキが二つの音楽を流していると、背後の窓ガラスに突然亀裂が走る。

 さっき何も起きなかったのは、道子の写真のせいで、周波数が微妙に変わっていたと言うことか?

 次のシーンで、三人は、そのマークが何なのか調べる為、学校の図書室へ行って、あれこれ資料を積み上げて目を通している。

 つづく。


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コメント

この回に出てきた庄司永健さんって9月に亡くなられたんですよね

http://www.nikkansports.com/m/entertainment/news/1538779_m.html?mode=all" target="_blank">http://www.nikkansports.com/m/entertainment/news/1538779_m.html?mode=all

この回の過去のシーン初期ではお母さんについて逃げてる人二人ぐらいいたのに、西脇さんの回想では西脇さんだけになってるので地味に気になりますね(笑)

後ニコ生でこんな配信するようですよ
http://blog.nicovideo.jp/niconews/ni056854.html" target="_blank">http://blog.nicovideo.jp/niconews/ni056854.html

Re[1]:「スケバン刑事2 少女鉄仮面伝説」セレクション 第39話 前編(10/31)  

百日紅様
コメントありがとうございます。

>この回に出てきた庄司永健さんって9月に亡くなられたんですよね

良い役者さんでしたねー。

>この回の過去のシーン初期ではお母さんについて逃げてる人二人ぐらいいたのに、西脇さんの回想では西脇さんだけになってるので地味に気になりますね(笑)

そう言えばそうですね。

>後ニコ生でこんな配信するようですよ

情報ありがとうございます。面白そうですね。

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70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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