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「ザ・ハングマン2」セレクション 第1話 前編

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 「ザ・ハングマン~燃える事件簿」の続編「ザ・ハングマン2」のお時間です。

 これも、去年から今年に掛けてチャンネルNECOで放送されていたものだ。

 第1話「処刑人復活 裏で吊して表にさらせ」(1982年6月4日)

 まずOPから。

 ナレ(森山周一郎)「春、夏、秋、冬、季節は巡り、月火水木、仕事に通う。朝昼晩の食事を作る。世の中いつもの繰り返し、表の世界はそう見える。表があれば裏がある。裏の世界の出来事は人の予想を上回る。影に潜んだ悪党どもをあの手この手のからくりで表の光にさらけ出す。それが俺たち、ハングマン」

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 マイト(黒沢年男)以下、レギュラー5人のイメージショットが映し出される。

 今回は、各キャラをイメージした図案の切手が、ひとつのシンボルになっている。

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 たとえば、デジコンはこんな感じ。

 最後に5人の顔が並び、その上にタイトルが重なる。

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 いくらなんでも濃い過ぎ。いいダシが取れそうだ。

 さて、冒頭、1の最後に国外へ高飛びしたマイトが飛行機で帰国する。

 マイトは所書きを頼りに、ある雑居ビルの中にあるカジノバーを訪れる。

 ゴッドの声「今日から君はこのカジノの支配人だ」

 同様に、ひとり日本に残っていたオショウ(植木等)は妙徳寺と言う立派なお寺の住職になりすます。

 一方、アフリカに行っていたデジコン(名高達郎)は、帰国した空港のロビーで、横田社長と呼ばれる男がたくさんのマスコミに囲まれながら、逃げるように車に乗り込むのを目にする。

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 と、その様子を見守っていたタミー(夏樹陽子)がデジコンに気付いて手を振る。
 タミー「アフリカどうだった?」
 デジコン「まあな、それより、俺を迎えに来たって雰囲気じゃねえな」
 タミー「まあね、仕事のついで」

 タミーの車で送って貰いながら、デジコンは、オーストラリア沖で日本の漁船が沈没し、たくさんの乗組員が死亡した事件についてざっと説明する。漁船を所有する会社の社長が、さっきの横田と言う男だったのだ。

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 1と同じビルに設けられたハングマンの新しいアジト。近代的な設備の揃った部屋に附属している茶室で、マイトがゴッドから茶を振る舞われている。
 マイト「美味しく頂きます。……美味しく頂戴させて頂きました」

 ほどなくデジコンとタミーがやってきて、マイトやゴッドと旧交を温める。

 ゴッドはまず三人の戸籍を渡す。1では、国籍も指紋もない、「死人」として活動していたが、2では表面的には立派な市民として生活することになる。

 ゴッド「従って今後は各自正業に就いて貰う。就職するもよし、店を始めるもよし」

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 話の途中、僧侶姿のオショウが入ってくる。
 ゴッド「正業は住職、コードネームはオショウだ」

 ゴッドがわざわざそう言うのは、1では「パン」と言うコードネームだったが、彼だけ改名しているからだ。

 マイト「と言うことは身過ぎ世過ぎは自分でやれってことですか」
 ゴッド「いや、これはあくまでもカムフラージュの為だ。ハングマンとしての報酬は従来どおり」

 ゴッドは、例の漁船の事故の切抜きを見せるが、まず各自の正業を決めるのが先で、情報が集まってから改めて招集すると一旦解散させる。

 マイトとデジコンは、その会社、亜東水産へ行き、社長の船員遺族に対する会見に潜り込む。

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 で、ここに出てくる関係者が(特撮ファン的に)めちゃくちゃ豪華なのだ。

 まず社長の横田が多々良純、同時期に「宇宙刑事ギャバン」に出演している。
 船長の島野を「マッハバロン」の深江章喜、
 機関長の高木を、「ストロンガー」のタイタンこと浜田晃、
 そして甲板員の佐竹を「レッドバロン」「マッハバロン」の加藤大樹。この三人は奇跡的に助かったのだ。

 さらに、

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 激昂する遺族たちの前に現れ、自らの手に針を刺してその場を鎮める、横田のボディーガード的な男を、「ダイナマン」の沖田さとし! ……と言っても、OPで、彼がヨガと言うコードネームのハングマンのひとりだと、最初から視聴者には分かってるんだけどね。

 デジコン「インド密教の奥義のひとつだ」
 マイト「つまりはヨガ野郎ってことだな」

 もひとつおまけに、

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 佐竹の妹・清子を、森田理恵さん。「宇宙刑事ギャバン」のお姫様役が印象的だ。

 佐竹は社長が差し出した見舞金には目もくれず、その場で会社を辞めると宣言する。

 その夜、佐竹はアパートで、事故の様子を妹に語る。
 佐竹は、あの事故は単なる座礁ではなく、人為的な爆発によるものだと明言する。

 だが、その後、外出した佐竹は島野や高木に拉致され、無理矢理遺書を書かされた上、自殺に見せかけて殺されてしまう。

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 さて、タミーは高級クラブのバニーガールの仕事を選ぶ。このクラブは、しばしば彼らの会合場所に使われることになる。
 客として訪れたゴッドに、「でもなんか慣れなくて恥ずかしい気がしますわ。落っこちてきそうで」と、ブラを押さえながら言うタミー。萌えるわぁ。

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 ゴッド「ところで明日辺り、みんなに集まって貰おうかな」
 タミー「はいっ」

 タミーが可愛いと言うだけの理由で貼りました。
 と言うか、タミーの可愛さがこのレビューの原動力です。

 長くなったので分けて書きます。


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コメント

>いくらなんでも濃い過ぎ。
いかにも「80年代」って感じでいいですね。

しかし、バニーガールの居る店に一度でいいから行ってみたいなぁ(夏樹陽子は居ませんが)。
まぁ、座るだけでウン万円って取られるでしょうが・・・

Re[1]:「ザ・ハングマン2」セレクション 第1話 前編(09/08)  

影の王子様
タミーの職業がバニーガールって、考えた人は天才ですね。

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zura1980

Author:zura1980
70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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