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「吉宗評判記 暴れん坊将軍」傑作選 第73話


 第73話「富士の白雪に燃えた男」(1979年7月14日)

 ナレ「毎年、旧暦6月1日、今で言えば夏の盛り、北国の大名が交代で将軍家に氷を献上するしきたりであった」

 今年の担当は出羽三日月藩であったが、氷室に貯蔵してあった氷が異常気象のせいで溶けてしまった。
 そこで、急遽富士山の風穴に保存されている万年雪を買い求め、それを江戸まで運ぼうということになる。

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 で、その役目に任命されたのが、お台所賄役の駒田主水(藤岡琢也)であった。

 主水は大役を仰せ付かって張り切っていたが、日頃から夫のことを見下している妻は、「何かの間違いではないのですか。他にもっと立派なお方がおいででしょうに……」などと、冷ややかに応じる。

 妻「あなたの名前は駒田主水ですが、誰もそう呼びません。コマッタモンダとそう言っています。人が良過ぎる為に失敗ばっかり」
 主水「いや今度こそ失敗はせん。必ずやり遂げて見せる!」

 主水は購入した氷を荷車に乗せ、家臣や中間たちに引かせて甲州街道を進んでいた。

 主水が峠の茶店で餅を10個ほど買い求めるが、何故かその茶店に吉宗とおそのがいるのである。
 お茶壺献上の時のように、彼らが威光を笠に道中で無礼を働かないかと、自ら視察に来たのであろう。

 だが、主水は餅を買うだけでも帳面に記録をつける、極めて真面目な仕事ぶりで、吉宗を感心させる。

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 ゆくての橋が壊れたと言って、親切ごかしに別の道を教える仙吉と言う小悪党を、蟹江敬三さん。

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 別の道を進む一行を人為的な落石が襲い、一団の武士が切りかかってくる。

 例によって、吉宗やお庭番がかけつけ、刺客を撃退する。

 氷を献上される当人が、その護衛をするのだから世話はない。
 と言うか、もうその場で受け取っちゃえば?

 人情に厚い主水は、荷車から氷を一旦降ろし、緊急の手当てが必要な怪我人を宿場まで運ばせる。
 主水「いくらか小さくはなるだろうが、人の命にはかえられんよ」
 吉宗「その通りだ。人の命は尊い」

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 おその「将軍様だってきっと許して下さいますよ」
 (貼りたいだけ)

 吉宗は主水に頼まれ、用心棒として手助けをすることになる。

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 仙吉も同じ宿に泊まっていて、吉宗の立派な財布を盗もうとするが、見付かってしまい、適当なことを言って誤魔化す。本筋には関係ないが、旅行中のめ組のおさいたちも偶然同じ旅籠に泊まっていた。

 一方、献上の氷があることを知った近くに住む女が、高熱を発している娘の為に氷を分けて欲しいと頼みに来る。
 主水「なんとかしてやりたいが、将軍献上のお氷だからなぁ」

 女は家臣につまみ出されてしまう。

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 その様子を見ていた仙吉、「献上の氷か何か知りませんがね、箆棒な話でさぁ、将軍様や大奥の女中が暑さしのぎに舐める氷がそんなにまぁご大層なもんですかね」と、当の将軍相手に義憤を漏らす。

 吉宗「うん、俺もそう思う」
 仙吉「不思議な人だな、あんな素直なお侍なんて見たことねえや」

 お庭番たちの調べで、主水たちを襲わせたのは三日月藩に隣接する新倉藩らしいことが分かる。両藩は日頃から仲が悪いらしい。

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 部下の手前、ああ言った主水だったが、やはり人の命にはかえられないと、後でこっそりあの女の家へ氷を届けてやる。
 女は床に額をこすりつけて感謝する。主水が「床に額をこすりつけて感謝しろ」と言ったからである(註・言ってません)。

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 ところが、そんなことは知らない仙吉、夜明け頃に旅籠に忍び込み、献上の氷を荷車ごと運び出して、あの女のところへ持って行く。

 仙吉「人の難儀は見過ごねえたちでよ、だからよ、車ごと盗んでやった」
 女「そんなー、とんでもないことをー」

 女は、恩人に迷惑がかかってはいけないと、仙吉と一緒にすぐ返しに行く。

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 その後色々あって、吉宗たちは一致団結して荷車を運ぶ。
 吉宗(なんで俺様に献上される氷を俺様が苦労して運ばねばならんのだ?)

 難所を越えたところで、女と仙吉は主水に別れを告げる。女の息子は、命を取り留めたらしい。

 艱難辛苦の末、江戸城の将軍の前に届けられた氷だったが、

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 残ったのはこれっぽっちの塊しかなかった。

 新倉藩の藩主は、その氷は病気の子供に与えられた残り物で不浄だと難癖をつける。だが、三日月藩の藩主は、もっと大きな氷の塊を持ってこさせる。そう、実は主水の一行は囮で、三日月藩は別のルートで氷を運んでいたのだった。

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 自分が囮に過ぎないと知り、出発前の妻のぼやきなどを思い返し、ほろ苦い笑みを浮かべる主水。

 だが、吉宗は「この大きな氷は奥の女中たちにわけてやれ。余はこの小さい氷を貰おう。幼い子供の命を救った氷が、なんで不浄と言えよう! 人間の尊い真心がこもった氷が、なんで残り物と言えようぞ!」

 吉宗の言葉に平伏する主水。
 吉宗「子供の命が助かって、良かったな」
 主水「ははっ、もったいなき、お言葉でございます」

 主水、そう言って顔を上げ、目の前に「新さん」がいることに気付く。
 主水「徳田さん……」

 吉宗は、妨害工作を行った新倉藩の藩主に、「領地半減、国替え」の厳罰を与えるのであった。

 さらに、三日月藩藩主に対しては、「駒田主水は当今、得難い人物である。大事に致せよ」と言葉を掛け、主水を感激させる。

 この後、吉宗は献上役を加賀藩前田家のみに命じ、無駄な争いが起こるのを防いだと言う。


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コメント

始めてコメいたします、石ノ森章太郎と特撮ファンの
kabanaiと申します、最近やたら長いバラエティ番組
ばかりなのでこう言った時代劇は良いですね
そして 時代劇と言えば以前時代劇スペシャルで計4回に渡って放映された三浦友和が主演した石ノ森章太郎の佐武と市捕物控が、小池徹平主演で12月19日にBS日テレにて放送されるそうです
ので 石ノ森ファンとしては楽しみであります。

Re[1]:「吉宗評判記 暴れん坊将軍」傑作選 第73話(09/28)  

kabanai様
はじめまして。お初コメントありがとうございます。

>そして 時代劇と言えば以前時代劇スペシャルで計4回に渡って放映された三浦友和が主演した石ノ森章太郎の佐武と市捕物控が、小池徹平主演で12月19日にBS日テレにて放送されるそうです

情報ありがとうございます。
時代劇の新作とは嬉しいですね。

中田浩二さん

時代劇と言えばバトルアスリーテス大運動会の校長先生役で知った中田浩二さんも頻繁に出演なさってましたね。

中田浩二さん
http://www.gekidan-kai.com/actor/nakata-kouji

中田浩二さんの体型はソウルキャリバー3にて何の武器に変化するか分からないオルカダンと同じ体型で、ドラゴンボールシリーズでは映画のボスで肉体は死んでも脳味噌だけは生きていた為にバトルジャケットの肉体に移植されて孫悟空の肉体に憑依しようとしたDr.ウィロー役もなさってました。

ソウルキャリバー3のオルカダン
https://www.youtube.com/watch?v=qiaQu9elnlQ

Dr.ウィロー
https://www.youtube.com/watch?v=GvKJhKw0O0Y

三匹が斬るシリーズでは続9話の連発銃の話ではボスの代官で、続では丁子屋と言う幹部で、また又3話ではドラゴンクエスト4のキングレオ城の大臣と同じく気弱なのにやたらと威張り散らしてバトルでは弁解もして見苦しい山中弾正と言う城代家老役で新17話の狐の祟りを悪用した話では大西と言う鉤爪使いの幹部をなさってました。

新三匹が斬る17話の狐の話では敵数も44人と最多で運動神経抜群なのも多くボスが早川保さんでストリートファイター5の松田ララと同じ体型だったので使わせたら右に出る者は居ないパッド派のIDOMさんの事も知りました。

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