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命が燃える赤射!「宇宙刑事シャリバン」第34話 前編


 第34話「総毛立つ幽鬼は死霊界への案内人」(1983年10月28日)

 いよいよ最強の敵・レイダーが登場する第34話である。

 幻夢城。
 シャリバンに対する度重なる敗北に、魔王サイコが声を荒げる。
 サイコ「いつまでシャリバンをのさばらせておくのだ。早く始末して、マドー帝国を打ち立てねば」
 ポルター「はーっ」

 その時、何処からともなく「ふっふっふっふっ」と陰にこもった嘲り笑いが聞こえてくる。
 レイダー「最早めくらましは通用せぬ。へっぴり腰で宇宙刑事シャリバンが倒せるのか?」

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 雷鳴が轟き、怨霊とも妖魔とも見える異形の物体が出現する。

 レイダーは床を滑るように(台の上に乗ってスタッフが押してるんだけどね)進み出る。
 サイコ「何者だ」
 レイダー「レイダー、死霊界から来た」
 ガイラー「へっぴり腰などと生意気なっ」
 レイダー「シャリバンなど、赤子の手を捻るが如し……見ておれ」
 レイダーは再び姿を消す。

 後半の大幹部であるレイダー、その不気味なキャラクターは好評を博すが、あまりの怖さに子供たちがマジでびびったと言う……。
 レイダー役は安藤三男氏。プロフェッサー・ギル(キカイダー)やガイゼル総統(イナズマンF)など、印象深い悪役を堂々と演じてきたベテランである。

 しかし、レイダーの最初の台詞の「めくらましは通用せぬ」と言うのが、何を指しているのか未だに良く分からないのだ。

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 さて、電はその頃、バイクの調整をしていたが、あの笑い声が虚空から響いてくる。
 レイダーの声「お前は間もなく死ぬ!」

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 電が周囲を警戒しつつ、何気なくハンドルを握る手を見ると、それが白骨になっていた。

 慌てて手を引っ込めると、普通の手に戻っている。

 その後、バイクのテスト走行を行うが、妙に体が重く感じられる。

 橋の上でバイクから降り、周囲を見渡す。

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 と、突然、眼前の美しい川が、瘴気漂う不気味な沼に変じ、さらに棺を乗せた小船が近付いて来る。

 しかも棺の中には、電自身が横たわっていた。

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 さすがの電も思わず立ち竦む。
 レイダーの声「自分の死に顔はどうだ? 気に入ったかね?」
 電「誰だ、誰なんだ、出て来い!」

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 叫んだ瞬間、電は、さっきの橋の上に立っている自分を発見する。

 そばにいた女の子が怯えた様子で走り去って行く。

 電「夢なのか? 真っ昼間に夢を見たのか……、きっとそうだ」
 自分に言い聞かせてバイクにまたがる電だったが、ミラーを見ると、ヘルメットの中の顔がガイコツに見え、再びギョッとする。

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 レイダーは笑いながら城内に戻ってくる。
 サイコ「シャリバンをあそこまで追い込んだ手並み、見事だ。マドーの指揮を取る気はないか?」
 ポルター「魔王様!」
 レイダー「マドーの指揮か、こんな有象無象どもの指揮をするのは骨が折れる」

 大幹部のポルターとガイラーを「有象無象」と切り捨てるレイダー。ただ、前回の33話における二人のあちゃらかぶりを見た後では、そう言われても仕方ないかなと言う気もする。

 血気盛んなガイラー、剣を抜いてレイダーに斬りかかる。

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 ガイラーの剣は、見事にレイダーの首を刎ね飛ばした……かに見えたが、斬られた首が宙を舞い、ガイラーたちを恐怖のズンドコに叩き落す。

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 それだけならまだしも、その首がガイラーの頭にスポッとはまり、文字通りのっとられてしまうのがメチャクチャ怖い。

 ガイラー「なんとかしてくれー、ドクター・ポルター!」
 頭を押さえながら、必死に叫ぶガイラーだったが、

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 ポルター「来るなーっ!」
 と、つれない一言。

 やがて首はひとりでに外れ、レイダーの胴体に戻る。

 ガイラーは恐怖のあまり、声も出ないでへたり込む。

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 レイダー「ふっふっふっふっ、これから美容院へ行って来るシャリバンにトドメを刺しに行って来る」
 ポルター「待て、レイダー! 余計な手出しは無用だ。魔王様、私どもにもう一度チャンスを……、今度こそ、今度こそ必ずシャリバンめを!」

 悪の組織の大幹部の「今度こそ!」ほど当てにならないものはない。
 それに対するサイコの返事は、

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 「カオーッ!」

 イエスなのかノーなのか、さっぱり分かりまへん。

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 さて、その頃、小次郎さんたちは富士川村キャンプ場に来ていた。

 カラオケ大会で、気持ち良さそうに演歌を歌っている千秋。実際に中川みどりさん、歌が得意だったのだろう。

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 明「うまい、さすが姉ちゃんだ。優勝だね」
 千恵「絶対よ、ね!」
 小次郎「美声だなぁ。ウグイスみたいな声だな」

 盛んに声援を送る三人。

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 だがその時、キャンプファイヤーの中から炎をまとった物体が浮かび上がり、参加者は散り散りに逃げ出す。

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 それは魔怪獣ヒャクメビーストであった。

 近くを走っていた電、悲鳴を聞いてすぐ駆けつける。

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 とりあえず「赤射」してポーズを決めるシャリバン。

 珍しく夜間の撮影で、明滅する胸部のパネルが美しい。

 ガイラーやポルターの姿もあるので、寛大なサイコがヒャクメビーストを作り出し、彼らにもう一度チャンスを与えたのだろう。

 つづく。


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コメント

「シャリバン」全51話中34話でレイダー登場
「仮面ライダーBLACK」全51話中35話でシャドームーン復活
強敵の登場はこれくらい(最後の1/3)がちょうどいいと思います。

>あまりの怖さに子供たちがマジでびびったと言う……。
上原先生の御嬢さんもこれで観なくなったとか・・・

安藤三男さんは他にも「ジャイアントロボ」のドクトル・オーヴァ
「ゴレンジャー」の黒十字軍総統、東映「スパイダーマン」のモンスター教授、がありますね。

リアルタイムで観て「今回は違うぞ!」と思いました。
振り返れば「宇宙刑事」3作の折り返し地点。一番盛り上がった時期でした。

Re[1]:命が燃える赤射!「宇宙刑事シャリバン」第34話 前編(08/14)  

影の王子様
>振り返れば「宇宙刑事」3作の折り返し地点。一番盛り上がった時期でした。

サイコ、レイダー、ポルター、ガイラーたちによる熾烈な権力闘争もみものでしたね。

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