fc2ブログ

記事一覧

「ウルトラマンレオ」第26話 前編


 第26話「日本名作民話シリーズ! ウルトラマンキング対魔法使い~一寸法師より」(1974年10月4日)

 視聴率の低迷に悩まされた番組サイドは、「怪奇シリーズ」に続き(よしゃいいのに)「日本名作民話シリーズ」なる特別シリーズをスタートさせる。これは誰もが知る「桃太郎」や「かぐや姫」などのおとぎ話をモチーフにしたシリーズである。だが、直前の25話が13パーセントだったのに、民話シリーズに突入すると一挙に1桁になってしまう皮肉な結果に終わる。もう、何をやっても裏目裏目に出て、当時のスタッフの泣きそうな顔が目に浮かぶようである。合掌。

 もっとも、視聴率はともかく、内容的にはそれなりに見所がある。さらにこのシリーズ中、過去のウルトラシリーズの出演者が頻繁に客演しているのにも注目である。

 あ、さて、清々しい秋空のもと、元気に活動をしている城南スポーツクラブの面々。

 PDVD_000.jpg
 だが、ゲンは哲雄少年の母親から、スポーツクラブをやめさせると言われ、顔を曇らせる。
 母親「どうも長い間お世話さんでございました。スポーツクラブのお陰で苦手な体育も5を取れるようになりましたし、今度はお習字を習わせることになってるんでざんすの」

 典型的な教育ママを演じるのは、皆さん御存知の、五月晴子さん(知るかっ)。

 だが哲雄は「僕はスポーツクラブをやめないよー」と反抗し、運動している他の子供たちの輪に戻るのだった。そんな折も折、都内にプレッシャー星人と言う、いかにもここ一番で失敗しそうな名前の星人が出現し、徘徊する。

 PDVD_002.jpg
 等身大の星人をMACの皆さんが徒歩で追いかけるのだが、星人が採石場に逃げ込むと、たちまち戦隊シリーズみたいな雰囲気になる。

 星人は市街地へ入り、

 PDVD_003.jpg
 哲雄少年の家に、玄関から上がり込む。
 「来ちゃった! わおっ 言うてる場合か」

 星人が玄関から入ってくるなんてこと、あまりないよね。

 プレッシャー星人は「ひひひひひ」と下品な笑い声を立てながら、哲雄たちを散々驚かす。

 PDVD_004.jpg
 哲雄と母親の隠れている部屋の前で、様子を窺うプレッシャー星人。

 中の二人は恐怖のあまり声も出ない。
 星人が持久戦に入ろうかとその場に腰を下ろした瞬間、MACが踏み込んでくる。
 星人はドアを開けて(最初から開けろ)、二人を人質に取る。

 念力で空中に吊るされる二人だったが、ゲンが星人に体当たりをして助け出す。しかし、星人はそのまま姿をくらましてしまう。

 PDVD_007.jpg
 今回から登場の松木隊員が「大丈夫ですか」と、母親の背中に手を置くが、

 PDVD_008.jpg
 「ほっといてください」と、画面外へ突き飛ばされる。みじめ。

 哲雄「オオトリさんたちが助けてくれたんだよ、お礼言ってよ」
 母親「そんな必要ありませんよ。MACが私たちを助けるのは仕事なんざんすからね」

 命懸けで星人と取っ組み合って肩で息をしていたゲン、さすがにムカッとする。

 PDVD_009.jpg
 MAC本部で、そんなゲンに「オオトリさん(気にしないで)」と優しく声をかけるのが、今突き飛ばされた松木晴子隊員。演じるのは藍とも子さんで、MACの女性隊員の中では飛び切りの美人である。

 ゲン「ありがとう」
 それでも気がおさまらないゲンは苛々とその辺を行ったり来たりする。見兼ねてダンが声を掛ける。

 ダン「まあ落ち着け、我々の仕事がどんなに大変で命懸けのものか、理解してくれる人もいれば、全く理解しない、いや理解しようとさえしない人々がいる。宇宙人であるお前がそんな問題に心を悩まされるとは不思議な話だ。お前も段々人間らしくなってきたな……」

 ダンはそう述懐するが、彼らウルトラ一族は、超能力を持つ宇宙人かもしれないが、内面的には元々れっきとした「人間」だと思うんだけどね。

 歩く星人百科事典・ダンによると、プレッシャー星人は「宇宙の魔法使い」と呼ばれ、神出鬼没で不思議な術を使う強敵らしい。

 PDVD_010.jpg
 その後、百子たちが歩いていると、カオルが「虹が煙になったのかしら」と、空中に現れた色とりどりの煙を指差してメルヘンチックなことを言う。

 PDVD_011.jpg
 だが、煙の中から、巨大化したプレッシャー星人が「お待たせ」と言う感じで出現する。

 星人が手を上げると同時に、周辺で次々に爆発が起こる。星人の魔術によるものだ。

 PDVD_012.jpg
 百子「ああっ、宇宙人だわ」
 (貼りたいだけ)

 PDVD_013.jpg
 調子に乗った星人、気合を込めて杖を振り回すと、周囲の住宅が浮かんで、ダンスをしているように揺れる。

 続いて、たくさんの火球を操り、住宅を燃やして行く。

 PDVD_014.jpg
 マッキーが出撃して砲撃するが、星人は紫色の煙で撹乱する。

 ミニチュアセットと言い、マッキーの操演と言い、この辺の特撮は、相変わらず見事の一言である。
 ……で、いつものように、マッキーは撃墜される。

 地上からロディーで駆けつけたゲン、即座にレオに変身して戦いを挑む。

 PDVD_016.jpg
 しかし、初見で敵に勝てた試しがないレオ、星人の魔術に翻弄され、体の自由を奪われる。

 PDVD_017.jpg
 さらに、緑色の光線を浴びて、「一寸法師」よろしく、小さくされてしまう。

 PDVD_018.jpg
 星人は猫がネズミをいたぶるようにレオをいじめた後、杖の先から風船を膨らませて、その中へレオを閉じ込めてしまう。そのまま、風船を空へ放つ。

 当然、ゲンも行方不明となる。
 哲雄は、トオルとカオルを誘ってゲンを探そうと提案するが、

 PDVD_020.jpg
 目敏く母親が呼びに来る。
 母親「子供が余計なことするんじゃありません。たった1日遊んだだけで目指す中学に入れなかった人もいるんですよ」
 哲雄「うん」
 母親「あなたもそんな風になっていいんですか。いやですね? いらっしゃい……。いらっしゃい!」
 哲雄は後ろ髪を引かれつつ、母親の後へついていく。

 カオル「哲雄ちゃんかわいそうねえ」
 トオル「厳しいよなぁ」

 PDVD_021.jpg
 トオル、足元の石を近くの川へ投げるが、川面に張り出した枝に、風船が引っ掛かっていた。
 他でもない、レオが封じ込められたあの風船だった。縮尺が合わない気がするが……。

 カオル「風船だわ、取ってぇ」
 トオル「よし!」
 川岸に爪先立ちして体を伸ばし、何とか風船を取ろうとする妹思いのトオルだったが、あれこれやっているうちに結局風船は割れてしまう。

 二人は極小サイズのレオには気付かず、さっさとゲンを探しに行ってしまう。

 PDVD_023.jpg
 レオは、ちょうど流れてきたお椀の中に上がり、割り箸(?)をオール代わりに川の上を進んで行く。

 ここで、「指に足りない一寸法師、小さい体に大きな望み~♪」と「一寸法師」の童謡が流れる。

 PDVD_022.jpg
 スーツアクターが演じるアップも映し出される。

 PDVD_024.jpg
 でも、さすがにこのショットはどうかと思う。

 つづく。


関連記事
スポンサーサイト



コメント

藍とも子さん、かなりの美人ですよね。上品な色気があります。(松本晴子隊員→松木隊員では?)
「レオ」ってレギュラー・ゲスト共に女優には恵まれた作品ですね。

民話といえば「超電子バイオマン」の当初の設定が
桃太郎・金太郎・一寸法師・かぐや姫が現代に現れる(残る1人は現代人)
というものでしたが(放送終了後の本より)
一寸法師を浦島太郎に代えると、auのCMになっちゃう・・・

Re:「ウルトラマンレオ」第26話 前編(08/22)  

あ、岡村さんですね(違)。

藍とも子さんは17話にも出てました。『メカゴジラの逆襲』の桂役で、峰岸徹さんの元奥さんでしたね。

五月さんは『タロウ』41話でも似たような役でした。現在も活動されてますね。

哲雄役の子は『ライダーX』に2回出演して、『ストロンガー』では、赤ふんどしの男の子でしたね。

Re[1]:「ウルトラマンレオ」第26話 前編(08/22)  

影の王子様
>藍とも子さん、かなりの美人ですよね。上品な色気があります。(松本晴子隊員→松木隊員では?)

そうでした(汗)。訂正させて頂きました。

最初から藍とも子さんを唯一の女性隊員として固定しておけば、1パーセントくらい視聴率が上がってたんじゃないかと思います。隊員の顔と名前が一致しないのが、レオのダメなところですね。

Re[1]:「ウルトラマンレオ」第26話 前編(08/22)  

ウルトラファンレオ様
コメントありがとうございます。

>あ、岡村さんですね(違)。

そう言われると似てますね。
一応、さんま御殿のさんまさんをイメージしてるんですが。

>藍とも子さんは17話にも出てました。『メカゴジラの逆襲』の桂役で、峰岸徹さんの元奥さんでしたね。

「メカ逆襲」をまた見たくなりました。

>五月さんは『タロウ』41話でも似たような役でした。現在も活動されてますね。

おお、現役ですか。頼もしい限りです。

>哲雄役の子は『ライダーX』に2回出演して、『ストロンガー』では、赤ふんどしの男の子でしたね。

結構たくさん出てるんですね。どっかで見たことあるなぁとは思いましたが。

Re:「ウルトラマンレオ」第26話 前編  

今晩は。毎回楽しく拝見させて頂いています。
松木晴子隊員演じる藍とも子さんって美人でしたね。
丈の短めのミニスカートのMAC隊員服姿も可愛らしくて今でもファンです。
残念なのは藍さんは準レギュラー扱いで事実上10話分しか出演されていないのが残念でなりませんよね。
前作のタロウに森山隊員と最後までレギュラー出演して欲しかった位です。藍さんならZATのミニスカートの制服も似合っていたでしょうから…。
私としてはMAC隊員の中としてではなく、歴代ウルトラヒロインの中では上位に入る美人隊員ですね。
セブンのアンヌ隊員、エースの南夕子隊員、美川隊員、タロウの森山隊員、そしてMACの松木晴子隊員…。もちろん百子さんも入りますが。
今ならやはり松木隊員が一番になりますね…。藍さんは永遠の特撮ヒロインの一人です。
また機会がありましたらコメントをさせて頂きます。それでは失礼致します。

Re[1]:「ウルトラマンレオ」第26話 前編(08/22)  

タカヒロ様
コメントありがとうございます。

だいぶ松木隊員がお気に入りのようですね。
なんともいえない気品があって、とても綺麗ですね。
活躍の機会が少ないのが惜しまれます。
しかも、彼女の誕生パーティの最中に、シルバーブルーメに襲われてMACが全滅するんでしたっけ? いくらなんでもひど過ぎです。

Re:「ウルトラマンレオ」第26話 前編  

お早うございます。ご返答ありがとうございます。
レギュラー出演者の大量リストラを行った(?)第40話のシルバーブルーメの回で、松木隊員の誕生日祝いの最中にあれですからね…。
なんでゲンがその場で変身して松木隊員達や百子さん、カオルちゃん達市民を助けなかったのかと感じますが…。
その後に松木隊員こと藍とも子さんはミニスカート調のMAC隊員の制服を着たまま「メカゴシラ」の出演オーディションを飛び入り参加して、見事採用される事になるんですよね。
藍さんの積極性にも感心しますし、あの丈の短いミニスカート姿と美貌に審査員の皆様も「この娘しょう!」となったのかも知れませんね。
最近でもゴジラ関連のイベントで姿を見せていますが、今でもその美貌は変わりませんので嬉しい限りです。
これからもブログの方を楽しみにしています。それでは失礼致します。

Re[1]:「ウルトラマンレオ」第26話 前編(08/22)  

タカヒロ様
コメントありがとうございます。

>なんでゲンがその場で変身して松木隊員達や百子さん、カオルちゃん達市民を助けなかったのかと感じますが…。

いくらレギュラー削減の為とは言っても、さすがにあれはひどい処理でしたね。

>その後に松木隊員こと藍とも子さんはミニスカート調のMAC隊員の制服を着たまま「メカゴシラ」の出演オーディションを飛び入り参加して、見事採用される事になるんですよね。

おお、そうなんですか。初耳です。
いつか「メカゴジラ」のレビューをしましょう。

2人の女性

今回は藍とも子さんと五月晴子さんという対照的な組み合わせのようですね😅片方はMACの女性隊員もう片方は教育ママ(帰マンやタロウでも出演されたようですね😅)ですか?両方とも存在感のある女優さんですね

Re: 2人の女性

どっちも可愛らしいですね。

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

zura1980

Author:zura1980
70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

カテゴリー

カレンダー

12 | 2023/01 | 02
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

月別アーカイブ

ブロとも申請フォーム

FC2カウンター