「仮面ライダーアマゾン」第21話

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　第21話「冷凍ライダーを食べる人喰い獣人！」（1975年3月8日）

　休館中の水族館、二人の警備員が通り掛かると、中から奇妙な音が聞こえる。二人がのこのこ入っていくと、ガランダーのイソギンチャク獣人（以下イソ獣）がお待ちかねで、たちまち井口と言う警備員が血を吸われ、人喰い人間になってしまう。

　
　井口は同僚の警備員にものごっつい顔で襲い掛かり、彼も人喰い人間にしてしまう。

　
　ある程度人数が揃ったところで、イソ獣は彼らをゼロ大帝に目通りさせる。
　ゼロ「人喰い人間大作戦は成功しているか」←大の字、要るか？
　イソ獣「はい、この貪欲な人喰い人間達が全ての人間を食い尽くす日も遠いことではないでしょう」
　ゼロ「その日が一日も早く来ることを祈っておるぞ」
　イソ獣「選ばれし者どもよ、我らがガランダー帝国に忠誠を誓え！」
　人喰い「キョーッ、我らがガランダー帝国に栄光あれ！」

　
　一方、アマゾンはモグラ獣人を失った悲しみを忘れる為に（と信じたい）ジャングラーで走りまくっていた。
　立花「素晴らしい上達だ、アマゾン、その調子じゃもう誰にも負けんぞ」

　前から思ってたけど、こいつらの生活費はどうなってるんだろう？
　レギュラーが誰一人定職に就いてないと言うのは、「仮面ライダー」シリーズではよくあるけどね。

　
　そこへ、井口の車に乗ってまさひことりつ子が登場。みんなで水族館に行く約束だったのだ。

　井口の息子の勇少年は、「アマゾン、ねえ、僕と友達になってね」とお願いする。アマゾンもすぐ友達のサインを見せる。勇とまさひこも、サインを作って笑顔になる。

　
　だが、続いて握手を求めた井口に対し、アマゾンは激しい敵意を剥き出しにする。
　ア「こいつは、人間じゃない。魚の臭いがする」

　他のライダーなら、怪しいと思ってもこんなストレートな感情表現はしないだろう。いかにも野生児アマゾンらしい反応だ。
　勇「なんて言うことを言うんだよ、僕のお父さんに向かってぇ」

　
　りつ子「そうよ、アマゾン、失礼よ」（貼りたいだけpart1）

　
　ア「でもこいつは人間じゃない。行くと危ない」
　勇「バカバカー、アマゾンのバカー、もうアマゾンなんか友達じゃないやー」

　ついさっき友達になってくれと言いながら、こんなことを言い出す勇。

　口論しているうちに、勇はひとりで水族館に行くとタッタカ走り去ってしまう。
　井口「失礼するよ、もう君なんかと口を利きたくない」

　井口はアマゾンに告げると、それでもまさひことりつ子には熱心に水族館見物を勧め、半ば強引に二人を車に乗せて走り出す。
　だが、井口はすぐその本性を現わし、二人に襲い掛かる。

　
　井口のはだけた胸元に開いたイソギンチャクのような口と、周囲に生える触手がりつ子たちに迫る！
　（貼りたいだけpart2）

　しかし、すぐにアマゾンが駆けつけ、二人を助ける。

　
　逃げる井口を追いかけようとするアマゾンだったが、意味もなくまさひこが呼んだので、取り逃してしまう。
　りつ子「やっぱりアマゾンの言う通りだったわ。井口君のお父さんは今評判のガランダーの人喰い人間にされちゃったのよ」

　今回のりつ子の衣装、胸が強調されてて実に良いですね～。

　などと話していると、今度はイソ獣が登場し、アマゾンに襲い掛かる。
　アマゾンはライダーに変身して戦うが、イソ獣は再生能力を持っていて、なかなか決着はつかない。

　
　戦いの最中、
　まさひこ「姉ちゃん、早くしないと勇君がお父さんに食べられちゃうよ」←サラッと怖いこと言う
　りつ子「そうね、大変」

　勇は、ひとりで水族館に到着し、しきりに父親を呼んでいた。

　
　そこへのっそり井口が姿を見せる。
　勇「あれ、まさひこ君たちは一緒じゃなかったの？」
　井口「ああ、あんな奴らほっとけ、良いか、勇、あいつらはな、大法螺吹きのペテン師だ。もう二度と付き合うんじゃないぞ」
　勇「うん、父さんがそう言うならそうするよ」

　ここまで来ると、素直と言うより、単に主体性がカケラもないだけだ。

　井口は機械室に案内しようと勇を連れて行こうとするが、そこへりつ子たちがやってくる。

　まさひこ「行っちゃいけない」
　りつ子「そうよ、勇君、君のお父さんはね、ガランダーに人喰い人間にされちゃったのよ！」

　勇は、「嘘だい、そんなことあるものか、もう君たちとは絶交だ」と予想通りの反応。
　井口はさっさと息子の手を引いて、機械室へ入ってしまう。締め出された二人はアマゾンの名を呼ぶ。

　
　やっと二人きりになって、井口は勇を食い殺そうとするが、アマゾンが現れて井口に飛び掛かる。
　井口は揉みあっている内に、機械で後頭部を打って座り込む。

　勇「あ、よくもお父さんをやったな、こいつー、こいつー」
　勇、スパナを振り回してアマゾンに向かってくる。

　ア「勇君、俺を信じるんだ。あいつは君のお父さんじゃない、ガランダーの手先なんだ」
　勇「嘘だ、嘘だ、僕のお父さんはそんな人間じゃない。母さんが死んだ後、ひとりで僕を育ててくれたんだ。立派なお父さんだい！」
　勇、そう叫ぶと、父親に縋り付いて「おとうさーん、えーんえーん」と盛大に泣き喚くのだった。

　
　アマゾン（こんな面倒臭いガキ、初めてだぜ）（註・絶対に管理人の妄想です）

　この子役、基本的には棒読みなんだけど、泣く演技だけはちょっとリアルで、だから余計鬱陶しく感じられる。こればっかりは実際に見て貰わないと分からないと思うが。

　勇の号泣に、手が出せずにいると、井口は隠しレバーを動かし、アマゾンを落とし穴に落とす。
　落下しながらアマゾンはライダーに変身するが、透明なケースに閉じ込められてしまう。

　
　その頃、りつ子たちはアマゾンの姿を探していた。（貼りたいだけpart3）
　そこへ、おやっさんが慌てふためいて飛んでくる。

　りつ子「何かあったんですか」
　立花「大変なことになった。朝日ニュータウンにな、人喰い人種の大群が押し寄せたんだ。このままじゃ、12000所帯、全滅だよ」

　「人喰い人種」と言う表現、今はNGになるのかな？

　だが、彼らも黒ジューシャたちに襲撃され、あっさり捕まってしまう。

　イソ獣は、「アマゾンは熱帯育ちだから寒さに弱い筈」と言う短絡的な思考で、アマゾンを冷気ガスで氷漬けにしてしまう。

　
　まさひこたちは、井口をはじめ人喰い人間の群れに囲まれ、絶体絶命のピンチに陥っていた。
　ここでやっと、勇が自分の誤りを認める……かと思ったら、

　勇「でもお父さんは、きっと何かの間違いだい！」
　人喰い人間と化した父親が目の前にいるというのに、この頑迷さ、ほとほと嫌気が差す。父親に食われるまで目が覚めないらしいので、とっとと食われてしまえと心の中で叫んだ管理人であった。

　イソ獣は、氷漬けのアマゾンを美味しく頂こうと、黒ジューシャに巨大なフォークやナイフで氷を割らせようとする。
　が、案の定、アマゾンは健在で、
　ア「死んでたまるか、お前らのアジトを知る為にわざわざ冷凍になったんだ」

　んで、アマゾンがイソ獣を倒すと、人喰い人間たちも簡単に元に戻る。

　
　勇、改めて父親に縋り付いてワーワー泣き喚く。いい加減にしろぉ！

　と言う訳で、管理人の注意は8割方りつ子さんのバストに奪われていたのでありました。どっとはらい。