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「不良少女とよばれて」第7話 前編


 第7話「ダーティー・エンジェル」(1984年5月29日)

 前回からの続き、哲也と訣別する為、不良時代のスタイルに戻った笙子が、

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 意味もなくチェーンを振り回しながら、東京流星会の事務所へ向かっている。

 ここで、流星会のドアに鍵が掛かっていて、「本日の営業は終了しました」などと貼り紙がしてあったら、笙子の立場がないところだったが、

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 無論、ちゃんと朝男以下、メンバーが顔を揃えてお待ちかね。

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 しばらく笙子の顔を見詰めた後、
 朝男「待っていたぜ、笙子、今日からお前はレディース流星会の会長だ」
 女「会長、レディース流星会って何ですか?」
 朝男「今日から流星会を男子部と女子部に分ける。その女子部をレディース流星会として、笙子に頭をやって貰う」

 独断で、組織の改編を発表する朝男。かつて敵だった笙子が、いきなり自分たちの上に立つと聞いて、不良少女たちの心中は穏やかではなかったが、朝男の命令なので従うしかない。

 朝男はとりあえず、笙子の泊まる所として、なかなか豪華な一軒家に連れて行く。
 元々、ここは朝男の実家だったが、今は父親を追い出して、朝男がひとりで使っているのだと言う。

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 朝男「オヤジとは縁を切った。この家と、事務所のあるビルが手切れ金だ。家賃収入だけでも、不良する軍資金には事欠かねえよ。笙子、嬉しいぜ、この家に客を迎えるのは笙子が初めてだ」

 朝男、笙子に母親のことを聞かれると、「お袋は死んだ」とつぶやく。感傷的になった朝男は、リモコンで部屋の照明を消し、走馬灯(?)を回しながら、昔のことをぽつぽつと笙子に語るのだった。

 朝男が9才の時、遊んでいて川に流されそうになった朝男を助ける為に飛び込んだ母親がそれが原因で亡くなった。

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 回想シーンに出てくる少年時代の朝男。

 少しは松村雄基に似ている子役を探して欲しかった。

 母親を失った朝男は、悲しむ自分を抱き締めてくれた父親を心の支えとしていたが、

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 母親の一周忌も済まない内に、父親が再婚したことから、朝男は父親に激しく反発するようになる。

 ちなみに今回チェックしてて気付いたのだが、この再婚相手、監物房子さんだったんだね。「あぶない刑事」の交通課のよしみさん。

 その後の朝男少年は、登校拒否はするわ、家の中でバッティング練習はするわ、猟銃で父親を撃つわ、やりたい放題。朝男は中三まで教護院に入れられ、そこを出ると同時に父親と継母をこの家から叩き出したのだった。

 話しながら、涙をこぼす朝男。そんな朝男を優しく胸に抱き、自分の母親のことを思う笙子であった。

 OP後、朝男は笙子から体を離し、「笙子、お前は不思議な女だ。お袋のことは誰にも話すまいと決めていたのによ。俺の涙は忘れてくれ。俺は事務所に戻る」

 行きかけた朝男を笙子が呼び止める。

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 笙子「朝男、あんたと一緒に地獄の底を歩いてみようか?」

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 朝男「いや、地獄の底はちょっと……」

 さて、哲也、笙子の手掛かりを求めてジョーズを訪れると、警察にチクった男谷がいて、笙子の仲間から非難轟々で責められていた。

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 おアキ「あんたたちまずいことしてくれたねえ。不良ってのは一度裏切られたらとことん傷付いちゃうわけ。私に一言相談してくれればさぁ」
 男谷「すまん。俺が悪かった」
 おアキ「あんた、ほんとに悪いと思ってるの?」
 男谷「ああ、本当に悪かったと思ってる」
 おアキ「ぶっちゃけると?」
 男谷「あんまり思ってない」

 おアキの誘導尋問にかかってつい本音を口走ってしまう男谷。この後、横浜名物フクロ叩きの刑に処せられるが、嘘である。

 そこへ八千代たちが来て、笙子が流星会の女子部のリーダーに就任したと言う衝撃の事実を伝える。
 さらに、笙子の父・聖一郎(ほぼニート)が現れ、哲也(ほぼニート)の手を取り、「笙子を救って欲しい」と嘆願する。哲也は笙子を迎えに、東京へ向かう。

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 流星会の事務所。

 メンバーがテーブルについて、食事を取っている。

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 ひたすら食事を取っている。

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 その様子を観察していた笙子、心の中で、
 (違う、違う、こんなに行儀の良い不良がいる訳ない!)
 と叫んでいた。
 (註・正解は「ここにいる私は本当の私じゃない」でした)

 でも、この食事のシーン、何回見ても微笑ましくなるんだよね。

 と、時ならぬ雅楽(笙)の音が聞こえてくる。笙子が窓から外を見ると、

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 歩道の上に変な人がいた。

 哲也はすぐ吹くのをやめて、事務所に飛び込んでくる。なんか、キカイダーとかズバットとかが登場する時に鳴らす楽器みたいだ。

 哲也「笙子さん、僕と帰ろう。君の望んでいた世界はこんな世界じゃない筈だ」
 笙子「寝とぼけたこと言ってんじゃないよ。あたいは好きでこの世界に生きてんだ」

 笙子の言葉に、哲也はいきなりその頬をビンタする。

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 初めて哲也に殴られ、泣きそうになる笙子が可愛い。

 哲也「君はどうして僕を信じてくれなかったんだ。何故脱走なんかしたんだ? 僕のことが本当に好きなら、どんなことがあっても信じることが出来る筈だ」

 笙子、哲也のことを思って自ら身を引く決心をしているので、今更脱走のきっかけとなった恭子との関係を問い質したりはしない。

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 当然、横で聞いていた朝男が黙ってはいない。
 朝男「俺が本気で怒る前に帰んな」
 哲也「僕は笙子さんを連れて帰る」
 朝男「無駄だなぁ、笙子は俺の女だ」
 笙子「あたいはねえ、朝男のうちに寝泊りしてるんだ。それがどんな意味だか、あんたにも分かる筈だよ」
 笙子、哲也を諦めさせる為にそんなことを言い、更に朝男に親しく抱き付いてみせる。

 さすがに哲也も、一瞬たじろぐ。

 朝男「分かったら帰んな」
 哲也「君には笙子さんを幸せにすることは出来ない」
 朝男「あんたはどうなんだ?」
 哲也「僕には出来る!」
 朝男「はははっ、俺も相当うぬぼれが強いが、あんたも相当なもんだな!」

 その後、哲也と朝男の間でハイブロウな(どこがじゃ)議論が交わされるが、

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 いい加減、哲也の長広舌にうんざりした手下(名前忘れた)が、ビール瓶を掴むと、

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 鬼のような、まさに鬼のような形相で、「このアホが!」と哲也の頭めがけて振り下ろす。

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 クリティカルヒット!

 いやぁ、何度見ても笑える(註・笑うとこじゃないです)。

 つづく。


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コメント

朝男の父親役、「禁断の実の美女(人間椅子)」に出てた長谷川哲夫氏ですね(共に1984年)。

>なんか、キカイダーとかズバットとかが登場する時に鳴らす楽器みたいだ。
石ノ森先生の漫画版「キカイダー」には第3のキカイダー「00(ダブルオー)」が登場します。
亡くなる前の先生が東映にセールスしていて(東映は無視)実現したら、どんな楽器になったことやら?

Re[1]:「不良少女とよばれて」第7話 前編(07/21)  

影の王子様
>石ノ森先生の漫画版「キカイダー」には第3のキカイダー「00(ダブルオー)」が登場します。

そんなキャラがいたんですか。知りませんでした。

不良少女とよばれて第7話前編

哲也は恭子さんという、美人な婚約者がいるに、どうして笙子のことなんか気にするのかな?二股かけているのとおなじことしていると思う。笙子のことが大好きな朝男の気持ちがよくわかる。哲也に対してしっとしてる朝男の気持ちもわかるな。私が笙子なら、朝男を好きになっちゃうな。

Re: 不良少女とよばれて第7話前編

> 哲也は恭子さんという、美人な婚約者がいるに、どうして笙子のことなんか気にするのかな?二股かけているのとおなじことしていると思う。

そうですね。完全な裏切り行為ですもんね。

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70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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