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「不良少女とよばれて」第7話 後編


 第7話「ダーティー・エンジェル」(1984年5月29日)

 ビール瓶(中身入り)で思いっきり脳天を殴られた哲也、普通、只ではすまないと思うが、

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 「うっ」と呻いて倒れるものの、すぐ起き上がって「笙子さん。君は僕と帰るんだ」とまるで平気なのだった。さすが1話で、3回もフクロ叩きにされながらピンピンしていた鉄人・哲也である。

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 朝男「哲也さんよぉ、あんたの根性がどれほどのもんかじっくり見て見たいって気になってきたぜ」
 哲也「だったら僕をここへ置いてくれ、お茶汲みでも何でもしよう」
 笙子「哲也さん、もうやめて!」
 哲也「笙子さん、僕は君の為なら、どんな屈辱にも耐えて見せる」
 朝男「いいだろう、おい、この男にお茶汲みでもなんでもやってもらえ」

 朝男は笙子を連れて、ディスコへ行く。
 ディスコの喧騒の中、朝男はノリノリで踊っていたが、笙子は哲也のことを思うと、踊るどころではない。

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 朝男も笙子の表情に気付き、
 「笙子、そんな顔しないでくれ、お前にそんな顔されたら、俺はどうしたらいいんだ!」

 笙子「朝男、私を強く抱いて……もっと強く抱いて!」

 寄る辺なき孤独な魂が互いを求め合う……、このシーンは胸に沁みる。

 ただ、その直後の笙子の「私、心がパンクしちゃうよ!」と言う台詞はどうかと思う。

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 さて、笙子たちが事務所に帰ってくると、廊下で恭子と男谷が待っていた。
 笙子「先行ってて、この人哲也の……」

 笙子がひときわちっちゃいことがバレてしまう問題のシーンである。

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 笙子「何の用なのさ?」
 恭子「あなた、少年院を脱走して、こんなところで何してるの」
 笙子「見りゃ分かるだろう、あたいは今、不良してんのさ」
 恭子「呆れた人ね、私はあなたにお願いして哲也さんを返してもらうつもりだったわ。でもその必要を認めないわ。あなたは哲也さんを不幸にする人よ。それがはっきりした今、あなたと話し合う必要はないわ。あなたに哲也さんは渡しません!」

 笙子の真情など分からない恭子は、上から目線で告げる。

 笙子「あたいが頼んでいて貰ってるわけじゃないんだ。こっちだって迷惑してんだ。とっとと連れて帰んな」
 恭子「そうさせて頂きます」

 なんか、犬か猫の話してるみたい……。

 笙子「あたいは哲也がいなくても自殺なんてしないから安心しな」
 恭子の高飛車な態度にカチンと来たのか、強烈な皮肉を返す笙子。もっとも、すぐ言い過ぎたかなと言う顔をする。

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 痛い所をつかれて、咄嗟に言葉が出ない恭子。後ろの男谷が(うまいこと言うな~)と笑いを堪えているように見えるが気のせいだ。

 とにかく、笙子は二人を哲也に会わせる。
 哲也、不良少年たちにどんなひどい目に遭わされているかと思いきや、

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 ほんとにただのお茶汲みしてた。

 まぁ、この辺はあまり過激な描写をすると、視聴者が引くからね……。

 で、この不良たちがまたやたらお茶を飲むのである。お茶をがぶがぶ飲む不良ってのもなぁ……。

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 朝男の湯呑みにお茶を入れている哲也の目の前で、自分のお茶をテーブルにこぼす不良。

 哲也は黙ってそれをハンカチで拭くのだった。

 恭子「哲也さんやめてください、どうしてあなたがそんな惨めな真似しなくてはならないのよ」
 男谷「みっともない真似はよせ」
 哲也「僕は自分が惨めだとも、みっともない真似をしているとも思っていません」

 いい加減、哲也が目障りになった朝男、「あんた消えてくれ、あんたがいると笙子が悲しむ」と言って、

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 いきなり笙子の唇を奪う。いやーん。

 これが、笙子のファーストキス……だっけ?

 朝男「これで納得いったかい?」

 哲也、悲しそうな目で笙子を見詰める。笙子もつらそうに目を反らす。
 さらに、「さてと、笙子、ひと眠りするか」と、笙子の肩を抱いて別室へ行ってしまう。

 と言っても、彼らが行ったのは仮眠室のような部屋で、笙子は入るなり「ひとりにして」と朝男を遠ざける。

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 結局、三人はそこで夜明かしする。要するにみんな暇なのね。

 やがて、朝男と笙子が事務所に入ってくる。
 だが、急転直下、ビルが機動隊に囲まれていると部下が血相変えて知らせに来る。

 部下たちは笙子を引き渡すべきだと主張するが、
 朝男「敵の狙いは笙子だけじゃねえ、本命は俺たちは流星会よ」

 しかし、今までを振り返っても、流星会ってそんなに悪いことしてないけどね。

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 哲也「僕は最後まで笙子さんと行動を共にする」
 笙子「バカ、何言ってんの? あたいと一緒にこんなところで捕まったら、あんたどうなると思ってるの?」

 ここで口調を真面目バージョンに切り替え、「恭子さんと逃げて、お願い。恭子さんと結婚して幸せになって……それだけが私の願いなの」と思わず本音を口にしてしまう。

 朝男が笙子の手を引っ張るようにして警察から逃げようと出て行く。
 哲也もすぐ追いかけようとするが、恭子が引き止める。

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 哲也「妹の為です。妹の為にも、僕は笙子さんを不幸に出来ない。恭子さん、僕はあなたと結婚します!
 必殺の台詞で恭子を説得する哲也。
 しかし、つい最近恭子との婚約を一方的に破棄しておいて、この台詞、ほとんど結婚詐欺師の目である。

 ビルの外では、機動隊と流星会メンバーの乱闘が繰り広げられていたが、何故かビルの前はがらんとした空き地である。前回、繁華街の中にあったような気がするのだが?

 ほとんどのメンバーは警察に捕まるが、朝男と笙子、数人の幹部はバイクに乗って包囲網を突破し、朝男の所有する別荘へ向かう。

 で、何故か哲也もバイクを拝借して彼らを追跡するのであった。

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 抜群のテクニックでたちまち朝男たちに追い付き、
 「笙子さーん、少年院に戻りたまへーっ!」

 色々あって、哲也は笙子をバイクの尻に乗せて走り出す。少年院に戻る為に。

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 哲也「笙子さん、泣くな、今泣いたら僕たちの負けだ。笙子さん、僕たちは遠い未来の為に今生きてるんだ。だから泣くな、泣かないでくれ」
 笙子「泣かない、私、泣かない」

 だが、笙子を取り戻そうとしつこく追いすがる朝男をかわして激走するうち、コーナーを曲がりきれずに崖から落っこちてしまう。

 部下が「こっから落ちたんじゃ助かりっこねえよ」と言ったのも頷ける高さからの転落であったが、

 ナレ「助かる筈のない深い谷であった。だが愛は時として信じられない奇跡を生む。笙子と哲也は生きていた」

 そう、愛の力によって、二人はほぼ無傷だった。それをナレーターの一言で片付けてしまう、大映ドラマならではの大技である。

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 笙子はそんな状況下で、哲也が持っていた妹・葉子の写真を目にする。その顔に見覚えがあった。他でもない、モナリザである。

 哲也は、妹について、自分のせいで非行に走り、今は何処にいるかも分からないと簡単に教える。
 笙子はもっと詳しく知りたかったが、朝男が笙子を探して谷を降りてきたので、足を怪我している哲也に励まされ、ひとり、少年院へ向かって走り出すのだった。


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コメント

>それをナレーターの一言で片付けてしまう、大映ドラマならではの大技である。

「RX」の「その時、不思議なことがおこった!」
(突然、ロボライダーに変身したシーンとか)はその応用ですね(共に江連卓の脚本)。

Re[1]:「不良少女とよばれて」第7話 後編(07/22)  

影の王子様
>「RX」の「その時、不思議なことがおこった!」
>(突然、ロボライダーに変身したシーンとか)はその応用ですね(共に江連卓の脚本)。

あの形態変化は、平成シリーズの先駆けですよね。オンタイムでは「おおっ」と思いましたが、改めて見るとあまり感心しません。

Re:「不良少女とよばれて」第7話 後編  

恭子さんもいい加減ここらで哲也を見限ってはどうか?と思うのですが・・・
こうした場合、女性の方が決断力がある気がします。

あと、笙子と朝男に逃げられてばかりいる警察が無能過ぎ・・・
ツッコんじゃダメなのにツッコんでしまう僕をお許しください。

Re[1]:「不良少女とよばれて」第7話 後編(07/22)  

影の王子様

個人的には7話ぐらいまでが一番面白いです。

不良少女とよばれて第7話後編

私は、7話が一番大好き。朝男と笙子のキスシーン良かったな。私が笙子なら、自分からやっちゃうかな?朝男って、マジで超かっこいい❤️私は朝男が大好き❤️

Re: 不良少女とよばれて第7話後編

コメントありがとうございます。

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70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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