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「スケバン刑事2 少女鉄仮面伝説」セレクション 第36話 前編


 第36話「奪われた鉄仮面!サキに明日はあるか」(1986年8月21日)

 前回のラスト、西脇に理由も分からず鉄仮面と共に牢獄へ押し込められたサキ。

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 サキ「何するがぞね! どうしてうちがこがいなところに……開けてやー、西脇さん!」

 西脇、サキの抗議には一切答えず、
 西脇「遂にお前の本当の敵が動き始めたぞ。この地下牢、覚えているか? お前が土佐から連れてこられた時、入れられていた場所だ。あの時のお前はまるで獣のようだった。12年間被り続けた鉄仮面の怒りが、全身に漲っていた。サキ、いや、スケバン鉄仮面こと、五代陽子! ここで全身に漲る獣のような怒りを思い出すんだ。そうしなければ青狼会や、その後ろに控えているお前の本当の敵を倒すことは出来んぞ!」

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 サキ「西脇さん、うちの本当の名前は早乙女志織っちゅうがかね?」
 西脇「鬼界坊がそう言ったのか」
 サキ「影の総統の名は恭志郎とも……それに鉄仮面に隠された謎があるとも……それは本当のこと? うちは何を信じて戦こうたらええんじゃ? 味方はなんも教えてくれん。本当のことを教えてくれた男は裏切りもんじゃった。これでは、うちは何を信じたら……」

 それまで積み重なってきた不信感を爆発させて叫ぶサキ。まぁ、確かに、西脇の極端な秘密主義は、ほとんど「ストーリー上の都合」としか解釈できないものだったからね。

 西脇「全てはお前自身の手で、と言った筈だ。……迷うな! これからお前が挑む戦いは一瞬の迷いが命取りになる。それほど、恐ろしい敵なのだ!」
 依然、肝心なことは教えないまま、「迷うな!」とかムチャを言う西脇さん。

 一方、総統はまたまたひとりで回想モードに突入していた。どうでもいいが、昔のドラマは、回想シーンに入る前にフィルムの色が変わるので予想出来るんだよね。

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 状況は不明だが、幼い頃の総統と、「鎌倉の老人」が真剣を持って向かい合っている。

 老人「恭志郎、ワシを斬れ! どうした、斬れぬか?」

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 総統「だって、父上……」(棒読み)
 老人「ワシとお前は血の繋がりなどないぞ」
 総統「でもぉ……」(棒読み)

 森塚敏の熱演が虚しく空回りする恐るべき子役であった。他にいなかったの?

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 と、怖がる総統を庇って飛んで来たのは、意外にもサキの母、道子であった。
 総統を守ろうとする道子を、老人は足蹴にする。

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 総統「おばちゃんになんてことするんだー」

 怒りの形相物凄く(どこがじゃ)老人に斬りかかる総統だったが、老人は軽くあしらうと道場を出て行く。
 道子は、総統を我が子のようにしっかりと抱き締めるのだった。

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 総統が回想シーンから戻ってくると、部屋に弟の蘭丸が立っていた。腕を包帯で吊っている。
 総統「どうしたんだ、その腕は」
 蘭丸「鉄仮面を奪おうとして失敗しました。勝手なことをして申し訳ありません」
 総統「で、鬼界坊は」
 蘭丸「私が倒しました」
 総統「ならば鉄仮面はまだ志織のところにあるのだな。それならば良い」
 蘭丸「志織様も、兄上に負けず、かなりの使い手ですね。それに、美しい……」

 総統、話題を変え、養父である「鎌倉の老人」を打倒する決意をしたと宣言する。

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 総統「あの老いぼれが何故闇の中から日本を牛耳ってられるのか、(中略)どうしても分からぬことがあった。奴の生命力の秘密だ」
 蘭丸「では、鉄仮面に隠されている『例の物』の秘密と言うのが……」
 総統「それさえ手に入れればあの老いぼれは倒せる。そして俺は今の腐り切った日本を、変えて見せる。この手でな!」

 日本って、30年前からずーっと腐ってるみたいです。もうぐちゃぐちゃ。

 一方、地下牢のサキは食事も口にせず、トイレにも行かず、ベッドの上に正座をして、一晩中、鉄仮面を見詰め続けていた。

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 分かりやすい疲労メイクのサキ。

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 翌朝、様子を見に来た西脇、
 (つらいだろう、しかし今のままのお前では……)

 その頃、青狼会から自分たちの高校を取り戻した梁山連合に、新たな刺客が送り込まれていた。

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 白銅高校のテツとコウジの前には、鉄の下駄を履いたバンカラ風の男(なかやまきんに君と柳葉敏郎を足して2で割ったような顔)が襲い掛かり、腕に覚えのある二人をあっという間にぶちのめしてしまう。

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 千葉のたい子のところには、「はいからさんが通る」の亡霊みたいなのが現れ、毒入りの含み針を刺して昏倒させる。

 こういう非現実的なキャラを堂々と登場させるのが、「スケバン刑事」の偉大なところである。

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 共領女子学園の伊集院要のところには……、右にいる巨乳が気になるが(なるな)、

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 こんな拳法使いが現れ、筒状の袖から鎖のついた鉤爪を放ち、要を気絶させる。

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 次のシーンでは、その三人が総統の前に並んでいる。彼らを招いたのは例によって黒田であった。
 黒田「梁山連合の幹部たちを闇討ちにした刺客、チェン、太田、リンでございます」
 総統「……」

 総統、ナメラと言い、こいつらと言い、訳の分からない連中を次々スカウトしてくる黒田の才覚に、若干の羨望を覚えるのであった。

 総統「かなり使えるなお前たち、面白い、麻宮サキから鉄仮面を奪え!」

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 麗心女学園の美紀のところに、雪乃から電話がかかる。
 美紀「えっ、要さんやテツさんたちが重傷を?」

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 雪乃「ええ、青狼会の刺客に……」
 美紀「そうですか、残念です」
 雪乃「今度狙われるのは、私たちか、美紀さんのどちらか……」
 美紀「そうですね、お互い気をつけなければ……」

 だが、美紀がそう言った瞬間、

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 いつの間に部屋に入ってきたのか(気付けよ)、あの三人が美紀に襲い掛かって来る。

 美紀は簡単に倒され、チェン(笑)が雪乃に「工藤美紀は預った。返して欲しければ鉄仮面を持って東京第一学院高校跡に来いと、麻宮サキに伝えろ」と告げる。

 つづく。


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