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愛と勇気の炎を燃やす「電子戦隊デンジマン」第51話 後編


 第51話「ひびけ希望の鐘よ」(1981年1月31日)
 の続きです。

 バンリキ魔王側に寝返ったと見えたミラーだったが、実は密かに魔王たちの動きを探っていた。そして魔王がそのパワーを、モンスの尻尾から注いでいるのを目撃する。
 ミラー(モンスの尻尾に念力発信機が……)

 魔王からパワーの補給を受けたモンスは、すぐにデンジマン5人の前に現れる。
 (劇中)最後の名乗りとポーズを決めるデンジマンだったが、相変わらずモンスの念力に翻弄され、手も足も出ない。

 ミラーは地下牢の女王に「女王様、探り出しました。モンスの弱点は尻尾です」と伝える。
 この時の女王の様子では、ミラーの寝返り芝居も、最初から女王が考えていた作戦の一部だったようである。

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 女王は、ミラーを水晶玉に化けさせると、それを使ってデンジランドの通信機に「モンスの弱点は尻尾」と教える。それを聞いたアイシー、自らデンジタイガーの操縦席に座り、デンジタイガーを発進させる。

 デンジマンたちはダイデンジンに搭乗する。
 イエロー(計器をチェックして)「全て正常だ」
 ブルー「アイシーの奴、いいとこあるぜ」

 5人はなんだかんだいってアイシーがダイデンジンを修理してくれたのだろうと軽く考えて座席に就く。

 再び、巨大化したモンスとの戦いになる。芸もなくモンスの念力に苦戦するダイデンジンだったが、アイシーの「尻尾を狙え」と言う声が響き、その助言に従ってモンスの尻尾を攻撃する。念力の源である尻尾を失ったモンスは、これも劇中最後となる「電子満月斬り」で一刀両断にされる。

 頼みのモンスを倒され、さすがの魔王も愕然と色を失う。すぐ、女王が秘密を漏らしのだと察し、地下牢の壁を突き破って女王に迫る。

 と、ミラーの化けた水晶玉が激しい雷鳴を放ち、魔王の視力を奪う。
 魔王「うおー、目が見えぬ、目が~」

 魔王は苦し紛れに剣をふるい、それが水晶玉に当たる。

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 ミラー「あ、ああーっ」

 ミラー、一瞬その正体だと思われる姿見に変わり、ついで人間の姿となって横たわる。

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 女王「ミラー!」
 ミラー「女王、様……」
 女王「しっかりするのじゃ、ミラー、ミラーぁ……」
 ミラーも、女王の腕に抱かれて息絶える。

 しかし、最後の最後に一番目立たなかったミラーが金星を挙げるとは意外であった。

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 バンリキ魔王、「目が~目が~」と叫びながら外へ出る。

 これを見たハヤオが「ラピュタ」のあのシーンを思い付いたと言うのは嘘のような嘘である。

 強盛を誇ったバンリキ魔王も、こうなってはただのデカブツに過ぎない。

 PDVD_019.jpg
 まな板の上のコイ状態で、通り掛かったデンジマンに「デンジブーメラン」を叩き込まれ、爆死する。

 5人「スパーク!」

 5人は引き続き、ベーダー城へ乗り込むが、城は無防備で、戦闘員の姿すら見えない。
 5人は一気に玉座の間へ進むが、
 女王「ヘドラー将軍も死に、ミラーもケラーも死んだ。私は一人ぼっち。だが、勝ったと思うなよ、デンジマン、私にはしばらくの休息が必要なだけじゃ。また会おう、さらばじゃ」
 と、一戦を交えることなく、姿を消してしまう。

 同時にベーダー城も爆発し、5人は脱出する。

 悪の首領が最後の最後にトンズラすると言うのは異例のことだが、女王の言葉は負け惜しみでなく、次回「サンバルカン」で奇跡の復活をするのは周知の通り。

 5人は(棚ぼた的な)勝利の興奮に包まれてデンジランドに戻ってくるが、何故かアイシーの姿が何処にも見えない。
 レッド「もしかしてアイシーは……イエロー、メカをチェックしてくれ」
 イエロー「オッケイ!」
 イエロー、コントロールパネルをいじっていたが、なんと、アイシーが自らの電子頭脳を提供して、ダイデンジンの電子頭脳を修復したことが判明する。アイシーは、自らの身を犠牲に、地球を守ったのだった。うう、感動だ……。

 5人の脳裏を、在りし日のアイシーの姿が走り抜けて行く。

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 ラスト、子供たちとサッカーに興じている5人。

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 ナレ「ベーダー一族との長い厳しい戦いが終わり、デンジマンたちに安息の時が訪れた。デンジマンたちはアイシーの名を長く讃える為、アイシー杯争奪戦を開いたのである。赤城一平、青梅大五郎、黄山純、緑川達也、桃井あきら、この5人の若者の胸の中に、今、希望の鐘が高らかに鳴り響く。さようならデンジマン、さようならダイデンジン、さようなら電子犬アイシー、彼らの後を継いで、美しい地球を守るのは、そう、君たちだ!」

 ひとりひとりアップになるが、

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 桃井あきら役の小泉あきらさんが、最後と言うことで涙ぐんでいるのがとても印象的だ。

 管理人が2年間もレビュー続けてこれたのも、彼女の存在が大きかった。

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 美しい夕陽を浴びる5人の後ろ姿が、ラストカットとなる。

 最終回でも変にくどくどと引っ張らないのが、昔の戦隊シリーズの良さである。

 が……、5人のその後についてちょっと妄想するのも悪くない。

 緑川は、刑事に復職し、当然、千恵子と結婚しただろう。
 元々科学者だった黄山も、その方面へ戻ったと思われる。

 赤城はそのままアスレチッククラブの経営を続け、あきらもそれをサポートしたのではないだろうか? その後、赤城とあきらが結婚したと想像するのも楽しい。16話で夫婦に扮して熱海のホテルへ投宿するシーンなんかは、本物の夫婦みたいだったからね。

 青梅は、サーカスに戻ったとも考えられるが、子供好きの青梅のことだから、そのままアスレチッククラブに残ったと考えるのが妥当かもしれない。

 以上、全話ではないが、気になるエピソードを漏れなく紹介してきたつもりの「デンジマン」レビュー、これにて終わりです。長い間お付き合い頂き、ありがとうございました。


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コメント

デンジマンも配信で一部観直しましたが、「緑川ってカッコいいなぁ」と思いました。
後は酒井ゆきえ さんの婦警姿に萌え・・・と
ヘドラー将軍の香山浩介(藤堂新二)さんのダンディさ。
「スパイダーマン」を観て、私の中でこの人の株が上昇中です。

Re[1]:愛と勇気の炎を燃やす「電子戦隊デンジマン」第51話 後編(07/28)  

影の王子様
>デンジマンも配信で一部観直しましたが、「緑川ってカッコいいなぁ」と思いました。

昔の戦隊は、大人の俳優がやってるのが良いですね。

ところで「バイオマン」最後まで見ましたが、想像していたよりかなり面白かったです。
なるべく早くレビューしたいと思ってるんですが。

バイオマン  

管理人様
>ところで「バイオマン」最後まで見ましたが、想像していたよりかなり面白かったです。

「バイオマン」好きなので、とても嬉しいです。
テーマは重いし、バッドエンドが多いので、好悪を分かつ作品だと思いますが
僕はツボにハマりました。
脚本の曽田さんは「バイオマンからノッて書けるようになった」と仰っていましたし
出渕裕氏のデザインも最高ですね(特にサタンメガスとバルジオン)!

レビューはどうぞマイペースでお書きください。
楽しみに待ってます。

Re:バイオマン(07/28)  

影の王子様
返信ありがとうございます。

>「バイオマン」好きなので、とても嬉しいです。
>テーマは重いし、バッドエンドが多いので、好悪を分かつ作品だと思いますが
>僕はツボにハマりました。
>脚本の曽田さんは「バイオマンからノッて書けるようになった」と仰っていましたし
>出渕裕氏のデザインも最高ですね(特にサタンメガスとバルジオン)!

>レビューはどうぞマイペースでお書きください。
>楽しみに待ってます。

ありがとうございます。
ほんとは今すぐ始めても良いんですが、さすがに戦隊シリーズを三つ同時にレビューするのは……。

Re:愛と勇気の炎を燃やす「電子戦隊デンジマン」第51話 後編(07/28)  

戦い、終わってないですよね・・

デンジマンとベーダーで協力してバンリキ魔王&モンスを倒し、ベーターはヘドリアン女王の心が折れて戦線からリタイヤ。勿論サンバルカンでヘドリアン女王が復活させる事を前提にこういう終わり方にしてるんでしょうけど、理不尽に一般人が大量に犠牲になってる戦いの終りがこれではちょっと幻滅もしたな・・
・・どうせなら一度完全に滅びた上でブラックマグマの科学力(遺伝子工学とか)でヘドリアン女王が復活、って流れの方が良かった気がします。

同じモヤモヤを感じてた人、当時もいるんじゃないかな・・

全ての部下に惜しみない愛情を送るヘドリアン女王の母性って素晴らしいですよね。
曽我町子さんご存命中にステラに行ってその辺の事語り合いたかったな、女王様が天に召されて10年以上経過し、再びまた後悔の念を感じております。

Re[1]:愛と勇気の炎を燃やす「電子戦隊デンジマン」第51話 後編(07/28)  

メギド遺伝子様
>同じモヤモヤを感じてた人、当時もいるんじゃないかな・・

自分なんかは色んな戦隊作品を見るにつけ、最終回に向かってどんどん悪の人が死んでいくのが寂しいと感じている口なので、むしろ首領が生き残ったまま完結すると言うのは斬新で良かったと思います。

もっと言えば、最終回だからって別に悪の組織を壊滅させる必要もないんじゃないかとさえ考えている次第です。

だいたい、あれだけ激闘を繰り返しておきながら(キャスト交代を除いて)善玉がひとりも死なないと言うのは不自然な気がするのです。

Re:愛と勇気の炎を燃やす「電子戦隊デンジマン」第51話 後編(07/28)  

最後の最後でヘイドリアン女王も部下(ミラー)に救われましたね😅思わね金星でしたね😓図らずも“アイシー(🐶ですがね😅)あってのデンジマン”でしたね(どんな例えだ❗)

Re[1]:愛と勇気の炎を燃やす「電子戦隊デンジマン」第51話 後編(07/28)  

ふて猫様
>最後の最後でヘイドリアン女王も部下(ミラー)に救われましたね

悪ながら、ミラーたちの忠義は見上げたものですね。

原動力

やはりヘイドリアン女王がデンジマン達を応援した原動力はヘドラー将軍をバンリキ大魔王に殺された事によるもののようですね😅悪の組織の元締めが生き延びたケースも珍しいですね

各メンバーのその後…

おはようございます。

>元々科学者だった黄山も、その方面へ戻ったと思われる。

自分はさらに、黄山が25話で登場した礼子と紆余曲折を経て結婚したと思いたいですね。

Re: 各メンバーのその後…

こんばんは。

もしそうなら、黄山が羨まし過ぎです。

デンジマンに変身する俳優さんは、令和現在のスーパー戦隊シリーズの俳優さんと比べると大人っぽいですね。

敵の敵は味方

最終的には決着を付けず仕舞いでしたが、バンリキ大魔王憎しでデンジマンを応援したヘアドリアン女王でしたね😄よほどバンリキ大魔王が憎かった模様ですね😅

Re: タイトルなし

そうですね。年齢自体が高い上に、昔の俳優は年より大人びて見えますからね。

Re: 敵の敵は味方

裏切られてますからねえ。

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Author:zura1980
70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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