fc2ブログ

記事一覧

命が燃える赤射!「宇宙刑事シャリバン」第33話


 第33話「瞬間旅行!幻夢城内は怪奇の花ざかり」(1983年10月21日)

 PDVD_001.jpg
 幻夢城の玉座の間に、大量の紙幣と硬貨、そしてバケツや自転車や「大売出し」と書かれたプラカードなどが並んでいる。

 魔王サイコ「ドクターポルター、ワシが欲しいのはグランドバース。ところが瞬間移動装置で運ばれて来たのはこのような紙切れ、それにこのガラクタ! グランドバースを手に入れた後はシャリバンを抹殺、そして最後は人間の良心までも瞬間移動で手中に収め、地球を征服せねばならない」

 PDVD_003.jpg
 ポルター、一瞬「良心は無理やろ!」と言うツッコミを入れるべきかどうか迷ったが、魔王サイコが怖いので、「わかっております」と当たり障りのない返事をするのだった。ポルターの意気地なし!

 何故か、紙幣に興味を持たない魔王サイコはそれらを全て宇宙空間へ放り出せと命じる。彼ら、軍資金は何処から得ているのだろう?

 PDVD_004.jpg
 で、次のシーンでは、グランドバース内で、シャリバンたちがその紙幣の一部やガラクタを前にして首を傾げている。宇宙空間に漂っていたのを銀河警察のパトロールが発見して、回収したということだが、死ぬほど広い宇宙空間で、そんな小さい物体をよく見付けられたものだと感心する。

 PDVD_005.jpg
 シャリバンは、昨夜オリエント銀行から消えた紙幣の番号をリリィに取り寄せさせ、それが回収された紙幣のそれと一致することを突き止める。

 シャリバン「そうかぁ……、やはりマドー!」
 リリィ(え、なんで……?)

 PDVD_006.jpg
 それはそれとして、公園内で、小さな女の子を三人がかりでいじめている中学生三人組がいくらなんでも大人気なさ過ぎるだろうと言う気がするのだった。

 女の子の兄貴らしい少年がやってくるが、中学生は二人まとめてどつきまわす。通り掛かった電が割って入り、三人を宇宙刑事の権限で射殺する(註・しません)。

 二人の話によると、彼らは岩手から、出稼ぎに行って帰らない父親を探しに来たのだと言う。ベタやねえ。

 PDVD_008.jpg
 ちょうどそこへ、かなりわざとらしい感じで小次郎さんと千秋が通り掛かる。
 電「これはこれはお揃いで」
 千秋(さあこれから台詞を言うわよ、と言う風に頷いてから)「小次郎さんがね、映画と食事、おごってくれるの、ね?」
 小次郎「UFOの写真がね、週刊誌に売れまして、今、懐あったけえんだわ」
 電「ちょうどいいや、小次郎さんも千秋さんもこの子たちの相談に乗ってやってよ」

 小次郎さん、考えたらUFOとかオカルト系のルポライターとして東京でちゃんと食ってるんだから大したもんだよね。しかも次の「シャイダー」では、ペットショップまで開いてるしね。

 電は二人にも協力して貰い、子供たちの父親探しにあちこちの工事現場を回る。

 PDVD_009.jpg
 ま、協力と言っても、みんな一緒に行動するのだからあまり意味はないんだけどね。デートがおじゃんになった二人だが、基本的に人が良いので文句も言わず電に付き合う。

 工事現場で飼われているニワトリを見て、小次郎「懐かしいね~、オーマイカントリーの匂いだって」

 と、ちょうどそこで、二人の父親のことを知っている人を見付ける。その人によれば、父親は宇宙研究所の工事現場にいるらしい。

 PDVD_011.jpg
 一方、ポルターは頑張って瞬間移動装置を修理していた。
 ポルター「瞬間移動装置の故障が直りました。テストを行います」

 PDVD_010.jpg
 魔王サイコ「……」
 ポルター(シカトかよ)

 自信たっぷりにスイッチを入れるポルターだったが、その瞬間、小次郎さんたちの目の前で、ニワトリたちが忽然と消える。

 PDVD_012.jpg
 そう、何故か今度はそのニワトリたちが幻夢城に運ばれてきてしまう。

 ガイラー「なんだこれはーっ」
 はばたき騒ぐニワトリの闖入に、ちょっとしたパニックになる。

 PDVD_015.jpg
 魔王サイコ「……」

 もう怒る気力もなくしたのか、沈黙を続ける魔王サイコであった。逆に怖い。

 PDVD_014.jpg
 ポルターも、度重なるヘマに、額に手をやり溜息をつく。
 ガイラー「修理の目処はあるのか?」
 ポルター「……ひとつだけある、宇宙研究所に保管されている隕石だ。銀河系馬の首座に新しく誕生した第5の太陽系の隕石です。その隕石さえあれば、この瞬間移動装置は完全無欠なものとなるのです」

 魔王サイコは魔怪獣シュンカンビースト(まんま)を作り出し、宇宙研究所へ差し向ける。

 偶然、電たちも二人の父親に会いに宇宙研究所へ向かっていた。
 ビーストは簡単に施設に侵入し、隕石を奪って逃走するが、その際、偶然、二人の父親がビーストと遭遇し、怪我をしてしまう。

 うーん、今回、ちょっと偶然に頼り過ぎてる気がするなぁ。

 電は「赤射」してビーストと戦うが、結局逃げられる。

 PDVD_018.jpg
 子供たちは、やっと父親に会えるが、父親は怪我の為、意識を失ってしまう。
 父親を演じるのは、うえずみのるさん。

 PDVD_019.jpg
 ビーストが首尾よく持ち帰った隕石を手に、嬉しそうに説明するポルター。
 「この隕石は内部に強力な磁場を秘め、その恐るべき超磁力であらゆるものをひきつけることが出来るのです」

 このシーンに映るファイトローたちが、妙に小さいのだが?

 ポルター、嬉しさのあまり「あっはははははっ」と笑いながら装置に隕石を組み込む。

 三度目の正直で、瞬間移動装置は当初の狙いであったグランドバースを強烈な磁力で引っ張る。……瞬間移動装置じゃなかったっけ、これ?

 ま、とにかく、グランドバースにいたリリィは緊急用ロケットを噴射し、装置の磁力を振り切る。
 ガイラーは、出力を上げようとダイヤルを回すが、機械がショートしてしまう。

 一方、子供たちの父親はそのまま病院に入院していた。枕元に小次郎さんと千秋が付き添っていたが、意識が回復しない。子供たちは病院の庭に出て、心配そうに父親が目覚めるのを待っていた。

 PDVD_020.jpg
 と、漸く父親が意識を取り戻す。千秋は急いで子供たちに知らせようと庭に通じるドアを開けて、二人の名前を呼ぶが、こちらに走りかけた二人が、さっきのニワトリのように忽然と消えてしまう。

 千秋「ああっ」

 PDVD_021.jpg
 次の瞬間、子供たちはこともあろうに幻夢城の中に立っていた。またまたまた機械が誤作動したのだ。

 うーん、これも、さすがに偶然にも程があるだろう。

 で、情けないことに、ファイトローたちはこの二人を捕まえて運ぶ途中、抵抗されて逃げられてしまうのである。お前らはさっきの中学生以下か?

 さらに、城内を彷徨い逃げるうちに、二人はまた玉座の間に入り込む。おまけに、逃げ回っているうちに装置に組み込まれていた隕石を、偶然、子供が取ってしまう。
 しかも、二人を殺そうとガイラーが振り回した剣が瞬間移動装置のパネルに直撃し、二人はすぐ元いた場所に転送される。

 いろいろあって、最後はシャリバンがビーストを倒して事件解決。

 最後に悪が負けるのはいつものことだが、これほど失敗続きの作戦も珍しい。

 今回の作戦におけるポルターとガイラーの醜態を見て、サイコは二人の能力に完全に見切りをつけたとも考えられる。だとすれば、次の34話で突然押しかけてきた得体の知れないレイダーを、サイコがあっさり幹部に取り立てたのも頷ける……。

 と言う訳で、いよいよ次回、レイダーが登場するのだ。


関連記事
スポンサーサイト



コメント

>このシーンに映るファイトローたち、妙に小さいのだが?

これこそが小型ファイトローたちなのです。ファイトローの子供なのか、それとも小人症なのか・・・?彼らは、言うなれば「シャイダー」のポーの珍獣的な存在だったのかもしれません。しかししばしば作戦の上で重要な役回りにも投入されていたポーの珍獣たちに対し、彼らは幻夢城内のシーンでのガヤに終始してしまっており、彼らが不気味ながらもどこかユニークな存在だけにいささか残念な気がします。

Re[1]:命が燃える赤射!「宇宙刑事シャリバン」第33話(07/31)  

笑太郎様
>これこそが小型ファイトローたちなのです。ファイトローの子供なのか、それとも小人症なのか・・・?彼らは、言うなれば「シャイダー」のポーの珍獣的な存在だったのかもしれません。しかししばしば作戦の上で重要な役回りにも投入されていたポーの珍獣たちに対し、彼らは幻夢城内のシーンでのガヤに終始してしまっており、彼らが不気味ながらもどこかユニークな存在だけにいささか残念な気がします。

詳しい解説ありがとうございます。
何の説明もなく出てくるのがかなりブキミですよね。

Re:命が燃える赤射!「宇宙刑事シャリバン」第33話(07/31)  

>三度目の正直で、瞬間移動装置は当初の狙いであったグランドバースを強烈な磁力で引っ張る。・・・瞬間移動装置じゃなかったっけ、これ?

グランドバースが磁力で制御不能になる処(リリィ的には、貴重な読書タイムを再三パーにされてムカーッ!?)は、「ストロンガー」終盤で登場した磁石団長の磁力増幅装置の様ですが、デルザー軍団はマドーよりはるかに原始的な装置で実際にジャンボジェット機を何機も墜落させる事に成功しており、ポルターとガイラー将軍より、ヨロイ騎士と磁石団長の方が悪人としての才覚がある様に思えてしまいます。もしも磁石団長たちが、鶏や粗大ゴミを引き付けてしまい泡を食っている処を見たら、さぞやシャドウは溜飲が下がったでしょう(笑)。

また余談ですが、ちびっ子兄妹のお父ちゃん役のうえずみのるさんは、時代劇でもご活躍され、水戸黄門第13部「伊勢参り・娘初春七変化」と言うお話では鉄火場のお嬢さん(松坂慶子さん)の手下、豆吉として登場。八兵衛との草大福大食いバトルに臨戦していた他、僕の地元では地方CMでも有名です。

Re[1]:命が燃える赤射!「宇宙刑事シャリバン」第33話(07/31)  

笑太郎様
>また余談ですが、ちびっ子兄妹のお父ちゃん役のうえずみのるさんは、時代劇でもご活躍され、水戸黄門第13部「伊勢参り・娘初春七変化」と言うお話では鉄火場のお嬢さん(松坂慶子さん)の手下、豆吉として登場。八兵衛との草大福大食いバトルに臨戦していた他、僕の地元では地方CMでも有名です。

「星雲仮面マシンマン」にもゲスト出演されてますね。

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

zura1980

Author:zura1980
70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

カテゴリー

カレンダー

12 | 2023/01 | 02
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

月別アーカイブ

ブロとも申請フォーム

FC2カウンター