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「宇宙刑事シャリバン NEXT GENERATION」 その5



 ネタバレ注意!

 セイギにアイリーンを人質に取られ、その場に固まる快。

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 快「あの時と同じ状況か……」
 快、かつて殺人犯相手に同じような状況に立たされたことを思い起こす。

 快「赤射を解除しなければ俺の生還確率は90パーセント、解除すれば、0か……あん時より悪い。だが、あん時と違って、正解は分かってる」

 アイリーンは、こういう場合の人質の常套句「私は良いからこいつを斬りなさい」を並べる。
 無論、ほんとに人質を見捨てて攻撃したら、後で死ぬほど怒られるのである。

 快「いやです。真実は計算を超えたところにあるんでしょう?」
 アイリーン「ねえよ」

 快、無謀にもコンバットスーツを脱いでしまう。

 エステバン、アイリーンを投げ捨てると、生身の快を一方的に攻撃する。
 快、ほとんど無抵抗で殴られ、血反吐を吐いて倒れる。

 エステバンが剣を抜いてトドメを刺そうとした瞬間、快の目に、さっきガイラーが落としたハイパーMの注射器が飛び込んでくる。

 快、エステバンの振り下ろした剣をかわすと、ハイパーMを自分の体に打ち込む。

 セイギ「てめえ、ハイパーMを!」
 剣で切りつけるが、ハイパーMのお陰で、快は痛みを感じない。

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 セイギ「これがてめえの計算か?」
 快「計算して、こんなバカなことができるかー、赤射ぁーっ!」

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 叫んでから、ゆっくりと歩き出す快。

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 その体に、増幅された太陽エネルギーの粒子がまとわりつき、

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 再びシャリバンとなるのだった。

 このシーンも実にカッコイイ。

 ただ、赤射は1ミリ秒で出来るのだから、エステバンがアイリーンの体を離した瞬間、すぐ変身すれば良かったんじゃないの? と言う気がしなくもない。

 ハイパーMの効果もあり、シャリバンはエステバンを圧倒する。

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 無論、最後は「シャリバンクラッシュ!」

 ちなみに、

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 こちらがオリジナルの「シャリバンクラッシュ!」である。

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 青いエネルギー波を浴び、真っ二つにされるエステバン。

 ……と思いきや、

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 生きてるな。

 この作品に限らず、宇宙刑事シリーズの新作を見てると、どうしてもこの辺がすっきりしないのだ。

 ここはさすがにスカッと爽やかコカコーラ的に息の根を止めてあげないと。

 快「逮捕だ、セイギ」
 セイギ「バカが、お前は、ハイパーMの副作用でもう死ぬ……」
 快「人生最大の計算外……」

 快、死にそうなるが、そこへシシーが飛んできて解毒剤を打って快を助ける(あっさり)。

 その後、十文字撃がガイラーを取り調べたところ、彼をはじめ模倣犯はみな「ホラーガールの部屋」と言うサイトを見ており、その管理者であるホラーガールに操られていたことが判明する。その辺の真相は、次の「シャイダー NEXT~」で明らかになる。

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 ラスト、屋上でぼんやりしていた快に、電が「メッカ・トーヤ(おひさ)」とイガ星の言葉で話しかける。

 電「聞いたぞ、お前、ムチャしたんだってな。これからも計算で行くのか」
 快「計算は続けます。でも……計算だけに頼るの、やめました」

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 快「握った拳は、誰かの幸せを守る為に、使い続けます」
 電「頑張れよ、宇宙刑事シャリバン!」

 快の台詞は無論、EDの「強さは愛だ」のフレーズから来ている。

 電、初めて快を宇宙刑事として認め、後継者が出来たことを喜びながら去って行く。
 その後ろ姿に、快は深々と頭を下げるのだった。

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 EDは、オリジナルの「強さは愛だ」である。

 タイトルバックも、オリジナルを髣髴とさせるビジュアルである。ただ……、

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 これはオリジナルの方が6000倍はカッコイイと思うのであるが。

 もっとも、タイトルバックはすぐハイライトシーンに切り替わるけどね。

 それにしても、「強さは愛だ」、何度聞いても素晴らしい曲だ。「宇宙刑事シリーズ」を通しても、最高の曲だろう。

 と言う訳で、ちょっと長くなってしまいましたが、これにて終了。

 そのうち「シャイダー」も紹介するつもりです。


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コメント

管理人様
丁寧なレヴュー、ありがとうございました。

今作は、ちょっとグロい描写とアクションがやや「型にはまっている」こと
そして、予算の少なさや若干の仕上げの粗さ(レーザーブレードが消えてるシーンあり)
と不満もありましたが、脚本は筋が通っていたし
最新技術で見るシャリバンのカッコ良さはやはり格別でした。

もちろん、オリジナルの良さは全く微動だにしませんが・・・

今作がなかなかの力作だっただけに、「シャイダーNEXT」は残念でした。
今作ではジェンサーが死んでるし、ハイパーMでの死者も多数出てるでしょうから
黒幕たちへの「処分」がなんか拍子抜けに思えてしまうからです。

Re[1]:「宇宙刑事シャリバン NEXT GENERATION」 その5(06/14)  

影の王子様
>管理人様
>丁寧なレヴュー、ありがとうございました。

いいえ、とんでもない。
後半、我ながら雑だなぁと思いながら書いてました。

>今作がなかなかの力作だっただけに、「シャイダーNEXT」は残念でした。
>今作ではジェンサーが死んでるし、ハイパーMでの死者も多数出てるでしょうから
>黒幕たちへの「処分」がなんか拍子抜けに思えてしまうからです。

串田アキラさんとか小次郎さんとかが出てただけに残念でしたね。ラストの藤堂新二さんが惨め過ぎ。

折角アニーが出てるのに、何の見せ場もなかったし。

それに、不思議獣がべらべら喋るのも違和感がありました。タミーが可愛かったら、レビューする気にもなるんですが。

破裏拳ポリマー  

今年5月に公開された坂本浩一監督の映画「破裏拳(はりけん)ポリマー」を観ました。
タツノコアニメの実写リブート企画なのですが、メタルヒーローの新作みたいです。
ヘルメットを被って変身するのがライダーマンみたいで、赤射のようにスーツが装着されます。
この一連のシーンはなかなかカッコ良かったです。
なお、重要な役で長谷川初範さんが出演されています。

Re:破裏拳ポリマー(06/14)  

影の王子様

最近は、こんなのばっかりですね。
まったく新しいものを作ろうと言う気はないんでしょうか。

実は

シャイダーのネクジェネと前後編になっています。
シャイダー編ではこの一連の事件を裏から引き起こしていた黒幕も解ります。そちらを見るにあたってはこのシャリバン編でのホラーガールの動きによく注目すればそいつに成りすました人物が黒幕であることが解ります。

Re: 実は

> シャイダーのネクジェネと前後編になっています。
> シャイダー編ではこの一連の事件を裏から引き起こしていた黒幕も解ります。そちらを見るにあたってはこのシャリバン編でのホラーガールの動きによく注目すればそいつに成りすました人物が黒幕であることが解ります。

一応、どっちも見てるんですけどね、「シャイダーNG」があまりにつまらなかったので内容は全部忘れました。

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