命が燃える赤射！「宇宙刑事シャリバン」第31話 後編

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　第31話「みゆきは今？　さまよえる幻のクリスタル」（1983年10月7日）

　
　コンバットスーツを使えない電、怪物相手に苦戦するが、なんとかとんちを利かせて倒す。

　ポルターたちのタイムマシンがやっと回復し、ちょうど怪物と戦っている電の姿をモニターに映す。

　
　ポ「いたぞ、シャリバンめ、ガマゴン星の王宮だ。直ちにコダイビーストを転送するのだー！」

　どんな仕事であれ、ひたむきに働いている女性は輝いてますね！

　
　電、怪物は倒したものの、今度はガマゴン大王に食われそうになっていた。

　そのままほっておけば、マドーの大勝利間違いなしだったが、そこへ飛び込んできたコダイビースト、なにしろバカな奴なので、わざわざ電の体をガマゴンの口から引っ張り出してしまうのである。

　と、またまたタイムマシンに故障が発生（ちょっと都合が良過ぎる）。

　
　今度は彼らの目前に、電が転送されてしまう。

　
　それまでモニター越しに見ていた電がすぐ目の前に現れたので、必要以上におたつくガイラー将軍。
　「シャリバンだぁああ、かかれいーっ!」

　
　ガ「赤射されたらどうする、早く戻せい！　早くしろ、早くうー」

　仮にも悪の組織の大幹部なんだからサ、もっとどっしり構えて行こうぜ。

　ファイトローたちが時間を稼いでいる間に、なんとか機械が直り、電が変身する直前に再び別の次元に転送させる。

　
　その次元こそ、冒頭、みゆきたちがいた惑星だった。

　すぐ近くの山肌に、イガクリスタルが発光しながら突き刺さっていた。

　更に、みゆきたちがあの異星人たちに追われて悲鳴を上げている。
　電はすぐに異星人たちを撃退する。

　
　電「みんな、無事で良かったな」
　みゆき「もっと早く来てくれなくちゃダメじゃないのー、バカバカぁ」
　電「よっぽど怖い目に遭ったんだね。もう大丈夫だ。君たちはどうしてここへ？　ここは一体何処なんだ？」
　みゆき「シャリバン、ここは……」

　みゆきが何か言おうとした時、地鳴りがして四方の山が崩れ落ちる。
　地面が揺れ、みゆきと電の間の地が裂ける。

　そしてまたまたまた、電の体がタイムスリップしてしまう。

　
　そこは、最初に転送させられた比叡山の森の中であった。

　
　あれから時間が経ったのか、あの僧兵たちは全員死体となって転がっていた。
　死の静寂に支配され、虫の鳴き声だけが聞こえている……。

　学習能力のないポルターとガイラー、電の居場所を突き止めるや否や、コダイビーストを送り込む。

　今度も、コダイビーストが、信長の兵士に殺されそうになっている電を結果的に助けた上、その転送の際にまたまたまたトラブルが発生し、ゲートロックが作動しなくなる。

　
　電「しめた、タイムゲートだ！」

　電は何とかコダイビーストを振り払うと、開きっぱなしのゲートの中に身を躍らせる。

　

　
　（今までの鬱憤を込めて）「赤射！」

　同時に「スパーク！シャリバン」が流れ出し、大変燃えるシーンとなっております。

　後は、幻夢界にてコダイビーストを倒し、事件は解決。

　
　ただし、みゆきたちは引き続き、何処の星とも知れぬ砂漠を歩いていた。

　歩きにくいのでみゆきが靴を脱ぎ捨てる。

　
　それを、最初のトンネルの入り口に差し掛かった電が見付けて、拾い上げる。

　電「みゆき……」

　電は思わず靴の匂いを……嗅ぎません。

　ナレ「シャリバンがタイムトンネルの中で垣間見たみゆきたちは、影か、幻か、イガ星の再興の日は果たして来るのだろうか」

　ちなみに今回、少女たちの中に仁礼美佐さん（ジャスピオンのブリマ）がいるらしいのだが、誰だか全然分からなかった。