皆さんお待ち兼ねのイナズマンFの続きです。……誰も待ってねえよと言う早速の突っ込みありがとうございます。お客様は神様です。邪神です。
16話「謎の女 その名はデスパー秘密捜査官」

デスパーは、殺人光線発射装置みたいなのをとある博士に作らせていた。
ザルにしか見えんが……。
とにかくそれでたくさん人が死ぬ。
と、イナズマンたちのところへインターポールの女性捜査官マヤがやってくるという知らせが届く。マヤは荒井さんの知り合いでもあった。
だが、荒井さんと合流する前に彼女の乗ったモーターボートがデスパーに破壊され、彼女はデスパーに捕らえられてしまう。

ビキニ姿が、このドラマでは貴重な色っぽさである。
彼女は、サデスパーの催眠術で、デスパーの手先になってしまう。

その後、わりとでかいサングラスをかけたりするが、最終的には正気を取り戻してめでたしめでたしなのだった。端折りすぎか。

ストーリーは特に面白くないのだが、ロープウェー上での危険なアクションなどが見物。
17話「青い瞳のインベーダー」では、そのタイトル通り、いきなり宇宙人を名乗る女性が現れるという、ぶっ飛んだ設定。
イナズマンたちは未確認飛行物体の情報を得て海辺にやってくるが、デスパーに狙われているミニスカ美女を助ける。

彼女は、イグアスと言う星から、UFOに乗って地球にやってきた大統領の娘クリスティーヌで、先に友好使節としてやってきたジェットと言う婚約者を捜しに来たと言う。演じるのは郷田ジュンさん。
……よく見たら、あんまり美人ではなかった。

ただ、彼女は、このように、かなり潔いパン チラを披露なさっているので、管理人の中では評価が高い。そう、私はバカである。
しかし、普通、こういうときはリテイクすると思うが。

しかし、ジェットは、デスパー軍団に誘われて、改造人間になってしまっていた。
ジェットを演じるのは下塚誠さん。
彼はそもそも、クリスティーヌが大統領の娘だから愛しているふりをしていたと言い放ち、彼女から「ひどい」と言われ、デスパーと一緒に悪の限りを尽くすんだと言い放ち、彼女から「狂ってる」と言われるのだった。さんざんであった。

そのジェットを尾行するイナズマン。
ちなみに彼、男の癖にピチピチのヘソ出しルックなのが、なんかむかつくのである。
当時は、こういうのが流行っていたのだろうか。

ジェットは、ジェットデスパー(まんま)に変身し、イナズマンを退け、さらに荒井さんも捕まえて、処刑しようとするが、逆に、デスパー総統たちに、「お前は最初から道具に過ぎない」と言われ、

サデスパーたちから殴る蹴るの暴行を受けるのである。
仲間割れも良いが、先に荒井さんたちをきっちり処刑してからにすればいいのに……。
で、案の定、

銃殺刑が執行されようとした瞬間、

イナズマンが現れ、
「待てーッ」と叫ぶ。

すると、
素直に待ってしまう、射撃手の皆さん。 君らはバカか。 で、まあ、二人は助け出され、ジェットデスパーも倒されるのだが、クリスティーヌは、

ジェットの銃撃を頭に受けて、ぶっ倒れる。
この、頭に受けるというのが、なかなかショッキングである。

クリスティーヌは頭を撃たれた割には、結構長いこと喋るが、イナズマンにイグアス星に来て下さいと懇願し、イナズマンが「わかった」と言うと、「地球に来て本当に良かった」とがくっと死んでしまう。
なかなか感動的である。
ただ、なんで急に宇宙人の話になったのかと言う疑問が残るのだが。
当時は、オカルト・超能力・UFOブームだったんだろう。
続く。