「魔法少女ちゅうかなぱいぱい！」第1話 その3

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　第1話「あの娘が街にやってきた」（1989年1月15日）
　の続きです。

　
　ぱいぱい「ヌルハチとタクラマカン、本気で怒ってるみたい。ようし」

　ぱいぱい、三バカ兄弟を助けようと本来の姿に変身しようとする。遅れてやってきた三軒茶屋のババァが後ろから見ているのには気付かない。

　
　ぱいぱい、両手を胸の前で構え、ペンダントをステッキに変える。

　
　このステッキ、女児向けの玩具として売られたのは言うまでもない。

　
　ぱいぱい「ウーラーナー・シャイオパラタイオパラ・カーサイターボウ！」
　呪文を唱えた後、宝石に息を吹きかける。

　
　特に何の画面効果もなく、魔法少女に変身するぱいぱい。

　と言っても、こっちが彼女本来の姿なんだけどね。
　それを見ていたババァ、驚きのあまりひっくり返って気絶する。シンゴのフライパンの衝撃も残っていたのだろう。

　三人は資材置き場のようなところへ潜り込み、ひたすら逃げ惑っていたが、遂にヌルハチたちに追い詰められる。

　
　そこへ、ぱいぱいが華麗に登場。

　
　素早い動きで二人を翻弄する。

　さすがにこれはスタントだが、違和感はほとんどない。

　
　タクラマカンにネックハンギングツリーで苦しめられるぱいぱい。

　ちなみにタクラマカンの長江英和さん、

　
　「宇宙刑事ギャバン」16話で、ギャバン（大葉健二）にネックハンギングツリー、

　
　「スケバン刑事」21話で、初代麻宮サキ（斉藤由貴）にネックハンギングツリー、

　
　「スケバン刑事2」6話で、二代目麻宮サキ（南野陽子）にネックハンギングツリー、

　
　同じく6話で、雪乃（吉沢秋絵）にネックハンギングツリー、と言うように、管理人の知る限りにおいても、日本有数のネックハンギングツリー歴の持ち主なのである。

　えー、で、何の話だったか。

　
　ぱいぱい、そのまま投げ飛ばされるが、工作機械の上に着地し、巨大なリングを取り出し二人にぶつける。

　不利と見て逃げ出す二人だが、

　
　ぱいぱい、ステッキから魔法の炎を発射して、彼らの行く手を阻む。

　最後は抱き合ったまま火に包まれるヌルハチとタクラマカン。

　
　だが、あくまでそれは魔法の炎（幻術）なので、アキラたちにはヌルハチたちが何をやっているのかさっぱり分からないのだった。

　
　夕方頃、ババァは通り掛かった巡査に揺り起こされる。この巡査、河合さんと言ったか、準レギュラーで、市川勇さんが演じている。
　三軒茶屋「ぱいぱいが魔女に……これ、こうやって……」
　巡査「奥さん、あんまり変なこと言ってると逮捕しますよ！」
　三軒茶屋「あら、どうもぉ」
　ババァ、愛想笑いを浮かべながら去って行く。

　巡査「雪か……」

　高山家では、三人がコタツに入ってぼんやりしていた。
　シンゴ「ぱいぱい帰ってくる？」
　アキラ「さぁ」

　そこで、玄関のチャイムが鳴る。
　シンゴは目を輝かせるが、
　トオル「おい、三軒茶屋、かも……」

　
　雪の舞う中、門の前で心細そうに立っているぱいぱいを映しつつ、「つづく」のだった。

　EDは、「星空のダイアリー」（作詞・佐藤ありす/作曲・本間勇輔/歌・朝川ひろこ）。この曲もなかなか良いんだよね。

　
　タイトルバックは、魔法のコンパクトの中で様々なぱいぱいの姿が映し出される。

　
　可愛いのう。

　
　懐かしいワープロ専用機の前に座るぱいぱい。
　この、前髪の上に上げていた眼鏡をかける仕草がめっちゃ好き（そうかい）。

　
　「暗い窓のどこかにあなた　住んでいるのかしら～♪」
　「そしていつか二人は出会い　恋をするのかしら～♪」

　ベッドで足を動かしていたぱいぱいが床に足を下ろすと、床に寝ていた猫がビクッとする。

　
　「待ち続けてる熱い予感　ねえ早くめぐりあいたい～♪」

　最後は、ぱいぱいの手がコンパクトの蓋を閉める。

　と言う訳で、ちょっと長くなってしまったが、第1話でした。

　「ちゅうかなぱいぱい」、是非予定通り1年間放送して欲しかったなぁ……。