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愛と勇気の炎を燃やす「電子戦隊デンジマン」第46話 後編


 第46話「腹ペコ地獄X計画」(1980年12月20日)
 の続きです。

 山の中に、手ぶらで取り残されて、途方に暮れる三太たち。

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 それでも人家を求めて山道を進んで行く。
 タケシ「頑張れ、この道を抜けるときっと村へ出られるぞ」
 ミユキ「待ってー、タケシちゃん待ってーっ」

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 タケシ「どうしたんだよ、日が暮れちゃうぞ」
 ミユキ「だってぇ、もう動けないんだもーん、ふぇーん」

 青梅が心配したように、体力のないミユキが早速脱落しそうになる。

 その青梅、既にクモトリ峠に入っていたが、そこでトリカゴラーに襲われる。

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 トリカゴラーと一騎打ちをするが、さすがにひとりではベーダー怪人には勝てず、崖から転落してしまう。

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 後続のレッドたち、例の草刈りの男性(大東梁佶)に話を聞くと、
 「子供たちなら今朝方トラックに乗って、ああ、あっちぃ行ったなぁ」と言うことだった。

 しかし、それは男性に化けたベーダーの戦闘員で、レッドたちに違う方向を教えたのだった。本物の男性は近くの茂みに縛られていた。

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 渓谷に入った子供たち、岩場に青梅が倒れているのを見付ける。

 それはいいのだが、その安否を確かめる前に、いきなり青梅の体をまさぐって何か食べ物を探そうとするのが、生々しいほどリアルで怖い。

 タケシ「チェッ、アンパンのカスしかないのか」

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 と、ここで青梅が目を覚ます。三太「あっ、生きてるー」と叫ぶのだが、青梅が死んだと思っていたのなら、嘘でももうちょっと悲しそうな態度を見せないとおかしいだろう。

 タケシ「青梅さんが来てくれたからもう大丈夫だぞ」
 青梅「おお、ミユキちゃんはどうした?」
 タケシ(俯いて)「置いて来た……動けなくなったから」
 青梅「なにっ、ばっ、ばかっ!」

 一方、レッドたちは男性に言われた通り進むが、海へ出てしまった。
 レッド「引き返そう!」

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 青梅は、タケシたちに案内させ、山小屋に横たわっているミユキの元へ駆けつける。
 青梅「ミユキちゃん!」
 ミユキ「青梅さん!」
 青梅の体にしがみついて泣くミユキ。

 青梅「ああ、もう、離さないから! ひとりにはしないからね」
 青梅はミユキの体をしっかり抱き締めてから「お前ら!」と、タケシたちを一喝する。

 青梅は何か食べ物を探しに行くと小屋を出て行くが、トリカゴラーの妨害もあり、何も手に入れられずにすごすご戻ってくる。

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 レッドは青梅から連絡を受け、やっとクモトリ峠に来るが、今度は道標の向きを変えると言うプリミティブな計略にひっかかり、また別の方向へ進んでしまう。

 2回も同じ手に騙されると言うのは、ちょっと情けない。

 青梅たちが、小屋ですき腹を抱えてうずくまっていると、窓から戦闘員たちがたくさんのイモムシを放り投げ、子供たちを小屋から追い出す。この辺はもう完全に子供の悪戯レベルである。

 彼らは火山ガスが噴出しているようなところで道に迷うが、その目の前にぽんと水筒が落ちてくる。

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 タケシたちはたちまちその水筒に飛びつき、醜い奪い合いを始める。

 青梅「ミユキちゃんが最初だ! みんなで分けるんだ!」
 青梅の言葉も届かず、一番体格の良いタケシが三太たちを押しのけ、水筒の水をひとりでがぶがぶ飲んでしまう。

 ここで青梅の発する台詞は、「デンジマン」中の名台詞のひとつに数えられる。

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 青梅「バカモン! 恥ずかしくないのか? 自分さえ良ければそれで良いのか?」
 タケシ「強い奴だけが生き残るんだ」
 青梅「それじゃあ、ベーダーと同じじゃないか。人間は違うぞ。強いものは弱いものを守ってやらなきゃ! 男の子は女の子を守ってやらなきゃ! それが人間だ!」

 青梅の、腹の底から振り絞るような声に、タケシたちもシュンとなって顔を伏せる。

 そこへ再びベーダーの襲撃!
 青梅はそこに踏み止まり、子供たちを逃がす。

 青梅「みんなは小さくても男だ。俺はそう信じてる!」
 と、タケシたちの背中に向かって叫ぶ。

 子供たちはガスに咳き込みながら険しい山道を進んでいくが、またしてもミユキがひとり遅れてしまう。

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 ここで、三太が引き返してきて、ミユキを背負ってやるのが感動のシーンとなっております。
 三太「早く」
 ミユキ「三太くん、ありがとう。ごめん……」
 三太「なにくそー」

 もっともこの後、「助かったらもっと痩せろよ」と余計な一言を付け加える三太でありました。

 ミユキ「うん、もっとヨガをやるわ」
 三太「空手も良いぞ。教えてやる」

 ヨガと言うのは、青梅が担当している講座のことであろう。劇中ではほとんど見られないが。

 しかし三太もへばっていて、途中でミユキの体を放り出して倒れてしまう。
 と、そこへ他の二人の男子が引き返してきて、代わる代わるミユキを背負って歩き出す。

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 タケシはひとり加わらずに俯いていたが、やがて彼もミユキの前にしゃがんで背中を貸すのだった。

 こうして子供たちの絆が試練を経て固く結ばれた上は、物語は完結したも同然である。

 後は、やっと到着したレッドたちと青梅が合流し、トリカゴラーを倒して事件解決。

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 ラスト、赤城たちも顔を見せるのだが、この1シーンの為だけに山奥までロケに来るとは、ご苦労様です。

 ナレ「強い者だけが生き残る世の中であってはならない。デンジマンは人間の誇りを守る為に明日も戦う!」
 と言う最後の言葉も、今の時代に改めて噛み締めたい言葉であることよ。


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コメント

ペーターの作戦もイマイチ意図の分からない作戦ですが、敵の他愛ない作戦に引っ掛かる主人公達も情けないですね😅子供達に説教しても効果がなかったような気がします

Re[1]:愛と勇気の炎を燃やす「電子戦隊デンジマン」第46話 後編(04/21)  

ふて猫様
>ペーターの作戦もイマイチ意図の分からない作戦ですが、

そう言えばあまり意味のない作戦でしたね。このエピソードは好きですが。

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70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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