「スケバン刑事2 少女鉄仮面伝説」セレクション 第32話 後編
- 2015/04/27
- 18:39
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第32話「決死の戦い! ウラ秘孔を突け」(1986年7月24日)
さて、いよいよ戦いの朝が訪れる。

朝靄の中から、唸り声のような念仏を唱えながら黒羽五人衆が歩きでやってくる。ご苦労様です。
しかし、この手前のスモークは要らなかったかな?

指をピンと伸ばしたペンギンスタイルで、別荘の玄関前に立って迎え撃つ三人。
サキ「雪乃さん、お京、気合入れや!」

別荘に真っ直ぐ伸びる道を、真横に並んで近付いてくる5人。奥が坂になっているのが、実に良いロケーションである。これは別荘のある場所とは全然違うところかもしれないが。

サキ「黒羽五人衆じゃね?」
十徳「いかにも、タコにも」(註・言ってません)
十徳「痛みに耐え、今まで良く生きてきたな」
サキ「こんな痛みなんちゃーない」
十徳「ふふふふふっ、お前の父が俺の父を倒した時には、かなり苦しんだそうだがな」
サキ「おまん、父の恨みをこのうちに?」
十徳「たっぷりと晴らさせて貰おう!」
サキ「親子二代に渡っての刺客ずれに逆恨みされる覚えはないけんど、仕掛けられた勝負じゃ、買うちゃろう」
十徳「ふっ、ほざけーっ」
サキ、わざと相手を挑発するような言葉を並べ、トラップだらけの森へ後退して彼らをおびき寄せる。
まともに戦えないお京と雪乃はひたすら逃げながら、トラップへと彼らを誘導し、十徳以外の4人を見事罠にかけ、少なからずダメージを与える。

が、さすがにリーダーの十徳にはトラップも通用しない。錫杖をサキの脇に突っ込んで、

サキの体を二本の指で貫こうとして、盛大に突き指(してるようにしか見えない)。

もっともここではカットが切り替わり、あらかじめ開けてある穴に指先を食い込ませる映像になる。
まだ指先が触れてないのに穴が開いてるぜ、イェーイ!
サキ、不自由な体で十徳の激しい攻撃をかわしていたが、誤って自ら仕掛けた罠を発動させてしまい、飛んできた丸太に背中を直撃される。
ほぼ無防備のサキに十徳が殺到し、錫杖をサキの脳天目掛けて振り下ろす!

が、次の瞬間、サキの動かない両手が、それをがっちり受け止めていた。

サキ自身、驚く。
「腕が! 腕が上がる……何故?」
サキ、トラップの丸太が偶然、西脇の言う「裏秘孔」を突いて、十徳の術が解けたのだと悟る。

サキ、ここで久しぶりにグローブをはめ、ヨーヨーを構える。
ヨーヨーを投じて十徳を威嚇した後、十徳の手下と戦っていたお京と雪乃の「裏秘孔」をヨーヨーで突いて、彼らの術も解いてやる。

こちらも久しぶりにビー玉を構えるお京。
無論、十徳の手下など、まともな体に戻った彼らの敵ではない。

サキと十徳は、河原に場所を移してなおも戦う。
サキ、十徳の首にチェーンを巻き、思いっきり引っ張る。

と、網代笠が飛ぶと同時に十徳の首がなくなり、ギョッとするサキ。
慌てて網代笠を見るが、無論、笠の中に首はない。ま、あったらあったで、それもイヤだけど。


ここで、十徳が亀のように引っ込めていた首を「ピョン!」と言う軽快な擬音と共に出すのが笑うところ。
再び貫手を放つが、今度は特製ヨーヨーで受け止められ、今度こそ突き指をしてしまう。
そしてチェーンで縛られて川に放り込まれて醜態を晒す十徳。
一昨夜、サキたちがうんうん唸ってる時にさっさと攻撃していれば、確実に勝てたのにね!

戦いは終わったが、サキの耳元に再びあのオルゴールのメロディが届く。
振り向けば、橋の上に部下を従えた総統が立っているではないか。
サキ「おまん、誰ぞね? なんでうちと同じペンダントを持っちょるんじゃ?」
総統「覚えていないようだなーっ」
サキ「何を、何をじゃ?」
問い返すサキの脳裏に、総統と同じく、森の中を走る少年と少女の姿が浮かび上がる。
サキ「おまん、誰ぞね?」
総統「いずれ分かることだ」
その場を立ち去ろうとする総統に、サキが呼びかける。

サキ「待ちやーっ! おまんが誰じゃろうと、うちはおまんを倒す! 青狼会の野望、打ち砕いてみせるぞね!」

総統「面白い! 受けて立とう」
総統、その後、「鎌倉へ行け」と運転手に指示する。
そう、ここで1話から名前だけは出ていた「鎌倉の老人」が初登場となるのだ。

馬鹿でかい庭園を抱えた広壮な屋敷、その離れの茶室の前に膝をつく総統。
老人「恭志郎か」
総統「はい」
老人「久しぶりじゃのう、心の臓の具合はどうじゃ?」
総統「おかげさまで何事もなく……実は父上にお願いがあって参りました」
老人「ほう、なんじゃ」
総統「向こう3ヶ月間、私の青狼会が何をしても警察とマスコミを抑えて頂きとうございます」
老人「ほっほっほっほっ、また何か企んでおるのか」
このやりとりで、「鎌倉の老人」が総統の父親であること(ただし血の繋がりはないんだけどね)、総統の名前が恭志郎であることが、初めて視聴者に明かされる。
次なる戦いへ闘志を燃やすサキの姿を映しつつ、「つづく」のであった。
しかし、今回、サキたちは西脇の力を借りず、自力で五人衆を倒しているのがなんかえらいよね。
偶然、「裏秘孔」を発見する幸運に恵まれたといえ。
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