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獅子の瞳が燃えて「ウルトラマンレオ」第19話 前編


 第19話「見よ!ウルトラ怪奇シリーズ よみがえる半魚人」(1974年8月16日)

 大海原を、汽笛を鳴らしながら悠然と進む、日本沿海フェリー。

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 デッキの真ん中で、無邪気に輪投げに興じているのはトオルとカオルの兄妹。

 実に、実にのんびりとした時間が流れている。
 そう言えば、「仮面ライダーV3」の劇場版でも、東京~四国のフェリー上で、純子さんとシゲルが輪投げで遊んでいたなぁ。
 
 二人の背後には、にこにこしながらその様子を見守っている百子さんの姿があった。
 彼らを乗せたフェリーは今、北海道へ向かっているのだ。具体的な説明はないが、夏休み中の放送なので、純然たるレジャーであろう。

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 と、彼らの背後の階段から白いシーツを被った怪しい物体が音もなく上がってきて、ゆっくりと百子さんに近付いてくる。

 百子さん、その白い手に肩を触られても「もうやめてよ」と意に介さず、頭を撫でられて漸く振り返る。
 が、目の前に白いシーツのお化けが立っているのを見て、素っ頓狂な悲鳴を上げる。
 百子「あっ、きゃーっ! オオトリさん助けてー!」

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 トオルも輪投げのリングを投げて攻撃するが、それはゲンの悪戯だった。
 百子「もう、オオトリさんたら許さない!」

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 ゲン「怒らない怒らない、夏にお化けはつきものなんだから」
 百子「知らない!」
 トオル「ねえ、北海道にもお化けっているの?」
 ゲン「うーん、そこまでは調べてこなかったなぁ」
 カオル「あたし知ってるわ、オオトリさんたら北海道の食べ物のことばーっかり調べてたもの」
 ゲン「コラー、言ったなコイツ」
 百子「でもぉ、どんな食べ物があるの」
 ゲン「今の季節だったらトウモロコシ、それにツブ貝、ホッキ貝、帆立貝、毛蟹にニシンにシャケ! それからラーメンに……」
 ゲンの並べる食べ物を聞いただけで、舌なめずりをするトオルとカオル。

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 ゲン「ジャガイモ!」

 ここで、百子さんの顔を指差しながら叫ぶのが、ゲンが密かに準備していたネタであった。

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 普段、ゲンから「君の顔ってジャガイモに似てるね」とからかわれているのだろう、指差されてムッとする百子さんでありました。
 百子「まあ! もうっ!」
 ゲン「はははは、はははははっ」

 大口開けて爆笑するゲン。

 いやぁ、実にほのぼのとしたシーンで、正直、今回のレビューはこれで終わりにしても良いくらいなのだが、さすがにそう言う訳にもいくまい。

 さて、その彼らが向かっている北海道の海岸(実際に何処でロケしてるのか不明)。

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 ひとりの男が盛んに釣竿を振って夜釣りをしていたが、大物が掛かったと思ったら、意外にもそれは半魚人だった。

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 男は、仰向けになってもがいている半魚人を手近にあった棒で滅多打ちにするのだった。ひでえ。

 半魚人、赤い血を吐いて動かなくなる。

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 そんな悲劇(?)が起こった場所とも知らず、ゲンと百子さんが嬉しそうに海岸へ飛び出してくる。

 ゲン「ああー、やっと着いた、なんたってここまで来れば海は空いてる」
 百子「でも海岸に人がいないとなんだか海水浴場の気分が出ないわ」
 ゲン「贅沢言ってらぁー」

 ゲンの台詞から、北海道は北海道でもかなり辺鄙なところへ来ていると言う設定なのだろう。

 ……にしても、何故、こんな千載一遇のチャンスに百子さんの水着姿を出さなかったのか? 理解に苦しむのだが、まぁ、風景からしていかにも寒々しくて、撮影時は泳げるような気候ではなかったのだろう。

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 ゲン「東海の小島の磯の白砂に我泣き濡れて……」

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 ゲン「ジャガイモとたわむる!」

 啄木の歌をもじって、執拗に百子さんをからかうゲン。好きな子にわざと意地悪をする、小学生並みのメンタリティである。

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 二人がじゃれていると、突然、おっかない顔の漁師がトオルとカオルの腕を取って、「こらーっ、待て、こりゃあ!」と、飛び出してくる。
 漁師「この子らはあんたの仲間だね?」

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 ゲン「いえ、全然知らない子です」
 トオル&カオル「ヒーッ!」

 じゃなくて、

 ゲン「はい、あのう、何か」
 漁師「この村に来たからにはこの村の掟を守ってもらわにゃ困る。盆の間は殺生を控えてもらわにゃ」

 漁師によると、盆に魚を取ると、海坊主が出ると言う言い伝えがあるらしい。
 ちなみにこの漁師、役名は横山だが、演じているのは名優・守田比呂也!(さっきまで気付かなかった)

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 おっかないおじさんがはけたあと、砂浜で跳び箱遊びをするゲンたち。

 微笑ましいが、わざわざ北海道の海にまで来てすることかね?

 また、ここでも、百子さんのお尻のアップを激写すると言う当然の責務を果たそうとしないスタッフに喝!

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 そこへカズオと言う現地の子供が現れ、もし海坊主が出たら退治して欲しいとゲンに頼む。
 トオルは、「オオトリさんはMACの中では一番優秀なんだぜ」と、微妙な自慢をする。

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 と、いかにもスタッフの合図を受けてという感じで、さっきの漁師が飛び出してくる。
 横山「ははーん、お前のところの父ちゃん、漁をしとるんじゃな?」

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 カズオは強く否定して走り出すが、にわかに雲行きが怪しくなってきた空の下、さっきの半魚人が横たわっているのにでくわす。半魚人は死んではおらず、むっくりと起き上がって少年を威嚇する。

 半魚人はのそのそと海岸を歩いて、さっき自分をボコボコにした漁師……それは奇しくもカズオの父親だった……の家に行き、奥さんもろとも惨殺してしまう。

 少年の「海坊主だよーっ」と言う叫びに、村は一種のパニック状態に陥る。

 半魚人は残ったカズオにも迫っていたが、異変を聞いて駆けつけたゲンが激しい肉弾戦を演じた末、海へ追い返す。

 つづく。


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70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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