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「スケバン刑事2 少女鉄仮面伝説」セレクション 第30話 その1


 第30話「第二部 激動編! 帰って来た影の総統」(1986年7月10日)
 この30話から「第二部 激動編」がスタートする。じゃあ「第一部」は何編だったの? などと言う質問はしないように。途中から「~編」と銘打たれるのは、1も3も一緒である。

 西脇がサキの部屋を訪れ、新たな指令を伝えている。
 西脇「(青狼会が)全国の女生徒会長たちに密かに接触を図っているらしいんだ。近々、彼らを集めて集会を開こうとしているらしい。彼らの指導力を組織、吸収するのが狙いだろう」

 西脇はお下げの女子高生・伊集院要(かなめ)の顔写真をサキに見せ、
 西脇「関東の女生徒会長の中では最も指導力に優れていると見られている人物だ。青狼会はこの子に必ず接触している筈だ」
 サキ「すると、この子に会えばなんぞ手掛かりが……」
 西脇、声を潜めて、「アメリカで心臓のペースメーカーの調整を終えた影の総統が帰ってくる」と重大な事実を告げ、この集会に潜り込めば、総統に会えるかも知れないと話す。

 西脇(総統に行きあった時、サキ、お前が何を知ることになるのか……俺も知らんけど

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 サキは小細工抜きで、共嶺女子学園に行き、伊集院要に会う。
 要を演じるのは柴田時江さん。あの山本昌平さんの娘さんである。

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 いきなりヨーヨーの桜の代紋を見せ付け、
 サキ「梁山高校3年B組麻宮サキ、またの名をスケバン刑事!」
 要(……って言われても)

 サキは、青狼会に取り込まれないよう要を説く。
 サキ「(青狼会は)恐ろしい組織なんじゃ、騙されたらいかんぞね」
 要「しかし、使者の口上を聞いた限りでは、この日本を若い力で改革しようと言うその目的は立派な物に思えたがな?」
 サキ「奴らの実態をおまんは知らんのじゃ、奴らの犠牲になった多くの弱い学生達がおることをうちは知っちょる。その一点だけで、うちは奴らを認めん」

 サキの脳裏に、過去の戦いで傷付き倒れて行った若者たちの姿が浮かぶ。

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 ……えーっと、誰だったっけ? まぁいいか。

 が、要は「私は、青狼会の総統が本当に優れた革命の指導者なら、それに賭けて見たいと思っている。引き取って貰おう!」とサキの言葉に耳を貸してくれない。

 そもそも「影の総統」などとふざけた名前を名乗っている時点で、ダメだと思いますが……。

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 サキはヨーヨーを足元に置き、土下座までして要に協力してくれるよう頼む。

 要、サキの真剣な眼差しをじっと見ていたが、「あんた、綺麗な目をしている。負けたよ」と笑顔を見せる。

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 要の心を得たサキ、大胆にも要自身に化けて、集会に潜入しようとする。

 鏡の前で三つ編み&眼鏡スタイルに変装しているサキ。野暮ったいけど、これはこれは可愛い。
 サキは、要のところへ送られてきた磁気カードと秘密を守る為のマスクも借り受け、自分が集会へ行っている間、お京と雪乃に要の護衛を頼む。

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 そして集会当日。サキは要として、「日本学生支援協会」なる建物にやってくる。

 本人から借りた磁気カードがあるので、受付のチェックも当然ノープロブレム。
 が、続いて別室で、ボディーチェックを受けることになり、少し困るサキ。武器のヨーヨーを持っているからだ。

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 そこで、天井から出てきたレーダー発信機(?)の上に、ヨーヨーを投げて置き、

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 その上でハイテク機器による身体検査を受ける。

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 別室では、その様子をモニターしているのだが、どっからどう見ても麻宮サキである。

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 んが、その顔をじっくり見ていた美智雄、あっさり「白鶴、マル!」と判断してしまう。

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 隣接するミーティングルームに案内されるサキだったが、磁気カードを落とし、それを別の参加者が拾って放ってくれたのを、反射的に左手で受けてしまう。サキは左利きなのだ……。

 その様子を見逃さなかった美智雄、すぐさま要の資料を調べて、彼女が右利きであることを確かめる。
 美智雄、鈍いのか鋭いのか、良く分からん。

 それに、人間って必ず利き腕で物をキャッチする訳じゃないからね。

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 美智雄、疑惑を確かめるべく、ポンポンと手を叩く。

 と、正面のドアが開き、辺りが急に暗くなって、あの聞き覚えのある荘厳な音楽が流れ出す……。

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 そう、あの新体操仮面三人娘の入場です!

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 リボンを回しながら、美智雄のデスクの前に整列する。

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 三人がその場に平伏すると同時に、部屋が明るくなる。

 他の職員が何事もなかったように仕事をしているのがかなりのツボ。

 三人「お呼びでございましょうか?」

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 美智雄「蘭子!」

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 美智雄「椿!」

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 美智雄「蛍!」

 って、みんな同じ顔じゃねえか! いちいち貼る方も貼る方だが。

 それにしても、このキャラは是非素顔(無論、可愛い女の子)で演じて欲しかった。

 また、美智雄が三人に共嶺学園に行き、要が本物かどうか確かめて来いと命じるのもピントが外れているように感じる。そんなことの為に、こんな目立つ刺客を送り込む必要はあるまい。

 そもそも、要(サキ)は目の前にいるんだから、彼女を呼んで直に調べれば一発で分かることだ。

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 で、その共嶺学園に、三人娘が全く同じ演出で現れるのである。

 良くここまで無事に来れたな……。

 と言うか、学校の廊下を歩いている時点で、先生につまみ出されそうだ。

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 三人は、生徒会室にいた要の部下を、リボンぐるぐるで催眠状態に陥れる。

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 上の子はともかく、下の子は、どう見ても飲み過ぎて吐きそうな顔である。

 また、部下が要の行き先を聞かれ、夢うつつで「麻宮サキの家へ行っている」と教えてしまうのも変である。
 こんな場合、部下にも「青狼会の集会へ行く」と偽りを言っておくのが普通だろう。

 とにかく、三人は本物の要を捕えるべく、サキの部屋へ進路を取る。

 つづく。


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