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ああ「大戦隊ゴーグルファイブ」 第26話 前編


 第26話「ブラック!大逆転」(1982年8月7日)
 16話の「レッド!危機一髪」に続く、メンバーの一人に焦点を当てたエピソード。
 他にも「ブルー!大往生」「ピンク!大開脚」などがある。嘘である。

 んで、ブラックこと黒田官平を演じるのが、JACの若頭(勝手に決めるな)・春田純一氏と言うこともあり、この26話は全編、壮絶なアクションで貫かれた、「ゴーグルファイブ」のみならず、戦隊シリーズを通しても、屈指の傑作となっている。管理人、何回見ても、その都度、新たな感動を覚えるほど好きだ。

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 冒頭、公園で、警官が風呂敷包みを背負った泥棒を追いかけている。

 そんな分かりやすい泥棒、いねえよ。

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 その様子を物陰から見ているデスギラー将軍たち。
 デ「イノシシモズー、やれい!」
 イ「心得た。いざ、衝撃のデビュー! イノシシモズー、爆弾通り魔! ショック爆弾!」

 モズーは、二人の前に躍り出ると、小型の爆弾を投げつけ、彼らの頭上で爆発させる。
 警官も泥棒も、頭を押さえてその場に気絶してしまう。

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 爆弾騒ぎと聞いて、ゴーグルファイブが駆けつける。だが、意識を取り戻した二人は、
 警官「ああーっ、ちょっとお尋ねしますけど、私は一体誰でしょうか?」
 泥棒「冗談じゃない、それを聞きたいのはこっちの方だ」
 警官「キヒヒヒ」

 ちなみにこの警官役、誰かと思えば「スーパー1」のチョロこと、佐藤輝昭氏ではないか。

 記憶をなくしてしまった二人を遠くから見ていたデスギラーたち、「実験成功だ」とほくそえむ。

 総統タブーは、人間の記憶を失わせるショック爆弾を東京じゅうにばらまいて、混乱を引き起こせと命じる。

 イノシシモズー、早速手当たり次第に爆弾を炸裂させ、道行く人たちを次々と記憶喪失にして行く。
 記憶を失い、ゾンビのようにふらふら歩いている人たち。同じく記憶をなくした小さな女の子がその人込みに巻き込まれているのを見て、黒田が抱き起こし、安全な場所へ母親と一緒に避難する。

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 母親の方はショック爆弾の被害は受けていないが、娘の方は、母親を前に「ママー、何処にいるのー」と、助監督の方を見ながら、力なく言い続ける。
 母親「どうしたの、ママここにいるじゃないの!」

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 娘「マーマー、何処にいるのー」
 黒田「ひどい、こんな子供まで巻き込むなんて……」

 恨みのこもった目だなぁ。

 母親「この子、重い病気だったんです。1年も病院暮らしで、それがやっと退院できて。これから家族みんなで暮らせるという時になって……」
 黒田「いや、そんな情報要りません」(註・言ってません)

 しかし、この子、1年も入院していたと言うには全然見えない。この設定、ほんとに要らなかったと思う。

 ゴーグルファイブはこれ以上被害が広がらないよう、都内を分担してパトロールすることになる。
 が、彼らの前にはイノシシモズーは現れない。

 地図を睨んでいた黒田、「待てよ、いくらデスダークでも、パトロールがいるところへわざわざ出向く筈がない。そうか、レッドたちのパトロールに気付いた奴は、ここへ来る筈だ!」と、黒田官平(官兵衛)と言う名に恥じない明察を見せる。それに黒田は大学の将棋部主将だった。敵の動きを読むのはお手の物だ。

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 黒田の読み通り、イノシシモズーたちは彼の待ち構えるところへのこのこ現れる。
 黒田「手薄なところへ来たつもりだろうが、そいつが俺の狙いだったのさ」
 イ「降りて来い!」
 と、言われ、

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 黒田「ようし、今行くぜ!」

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 黒田「とぉあーっ!」

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 ワンカットで、本当に飛び降りちゃうのが凄いところ。

 俳優自身がアクションの専門家と言うのは、やはりこういう時に威力を発揮する。

 黒田は戦闘員たちを叩きのめすが、イノシシモズーは爆弾を使わずとも戦闘力が高く、黒田も苦戦する。

 他の4人が助けに駆けつけるが、黒田が変身する間もなく、イノシシモズーが多数のショック爆弾を投げてくる。4人は既に強化服を着ていたので平気だったが、

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 生身の黒田は頭を抱えて倒れ込む。4人が呼び起こすが、黒田は戸惑ったような虚ろな目を向ける。
 黒田「ここは何処だ……? うわーっ、わっ」

 黒田、レッドたちの姿を見て悲鳴を上げる。
 黒田「君たちはなにもんなんだっ?」

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 イエロー「なに言ってるんだ、俺たちはゴーグルファイブ、あんたはゴーグルブラックじゃないか!」
 黒田「ぐわーっ」
 レッド「おい、黒田、どうした? 記憶を失っているようだ」
 イエロー「ええっ? それじゃ……」
 レッド「ああ、これで先週こいつに借りた金を返さずに済む!」(註・断じて言ってません)

 黒田は「分からない、俺は誰だっ」と喚きながら、ひとりで走り出す。
 レッドたちが追おうとするが、デスギラー将軍が邪魔をする。

 デ「モズー、黒田を追え!」

 で、ここから黒田の孤独な逃避行が始まる。

 まず、モズーとマズルカの乗るジープが追いかけ、銃撃を加える。

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 ジャンプして土手の向こうへ転がり落ちる黒田。

 これも、全体の中ではさらっと見逃してしまいがちだが、素晴らしいアクションである。

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 続いて、戦闘員の乗るバイク軍団が襲ってくる。黒田はこれをかわし、逆に戦闘員を蹴り倒し、バイクを奪って逃走する。

 で、そのバイクが爆撃を受け、吹っ飛ばされて斜面を転がる。これがまたスゴイの一言。

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 こんな命懸けのアクションを、30分枠の子供向け特撮番組で見られるとは……感動!

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 なおも逃げ続ける黒田を、空からデスファイター(戦闘機)が襲う。

 逃げ惑う黒田の様子を小気味良さそうに見下ろしているデスギラーたち。
 マズルカ「変身することも忘れたとは、黒田官平も惨めね!」

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 激しい爆撃をくぐり抜けた黒田の髪が真っ白になっているのが、めちゃくちゃリアル。実際の爆発によってそうなっているのだから、リアルと言うのも変なんだけど。

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 だが、黒田、遂に崖上に追い詰められてしまう。

 ……ひょっとして?

 つづく(すぐ書きます)。


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コメント

管理人様

細かい指摘ですみません。
1.放送年は1982年です。
2.25分枠になったのは翌年の「ダイナマン」の初期だったと思います。
この時点ではまだ30分番組です。

Re[1]:ああ「大戦隊ゴーグルファイブ」 第26話 前編(03/17)  

影の王子様
ご指摘ありがとうございます。すぐ直します。

>25分枠になったのは翌年の「ダイナマン」の初期だったと思います。
>この時点ではまだ30分番組です。

はい、そうでした。書いた後でそんな気がしてたんですが。

Re:ああ「大戦隊ゴーグルファイブ」 第26話 前編(03/17)  

このお話を担当した山田監督は、ライダーシリーズの頃からスタッフの皆さんの間では「爆破魔」の異名を持っていたと言われます。その訳は数ある監督の中でも特に爆破シーンへのこだわりが強かったからだそうで、そうした手腕は「ゴーグルファイブ」のこのお話でも如何なく発揮されています!
特にブラックが爆破の嵐の中で見せる変身前アクション等は、春田さんの命がけの演技と山田監督の爆破演出とが見事に融合した物に思え、同じく山田監督が担当した劇場版「V3」で宮内洋さんが披露したそれとも遜色なし(或いはそれ以上?!)です!!

>なおも逃げ続ける黒田を、空からデスファイター(戦闘機)が襲う。

そしてこのシーンは、これまた山田監督による劇場版「スーパー1」で、サタンホーク(だったと思います)が、谷のおやっさんがジープでちびっ子たちを逃がそうとするのを空爆する場面にも似た迫力があります!その「スーパー1」で元ドロボーのチョロをやっていた役者さんが、ちゃっかりおまわりさんをやっているのもミソですね。

Re[1]:ああ「大戦隊ゴーグルファイブ」 第26話 前編(03/17)  

笑太郎様
>このお話を担当した山田監督は、ライダーシリーズの頃からスタッフの皆さんの間では「爆破魔」の異名を持っていたと言われます。その訳は数ある監督の中でも特に爆破シーンへのこだわりが強かったからだそうで、そうした手腕は「ゴーグルファイブ」のこのお話でも如何なく発揮されています!

そんな風に呼ばれてたんですか(笑)。ま、確かに今回の爆破ショットを見れば納得ですね。

Re:ああ「大戦隊ゴーグルファイブ」 第26話 前編(03/17)  

確かに今回のアクションシーンは💮ですね。流石は春田純一さんですね😅

Re[1]:ああ「大戦隊ゴーグルファイブ」 第26話 前編(03/17)  

ふて猫様

何度見ても凄いアクションですね。

中々の作戦

作戦そのものは中々良かったですね😅おまけに黒田(春田さんの)のアクションも💮ですね(それ前に言っただろ)イノシシモズーがV3のジシャクイノシシと重なって見えました

Re: 中々の作戦

これは傑作ですよね。

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