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「ザ・ハングマン 燃える事件簿」その1

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 「ザ・ハングマン」は、1980年代に人気を博したドラマシリーズ。全7シリーズが放送されたが、これはその記念すべき1作目である。1980年11月14日から1年間に渡って放送された。

 要するに、現代版「必殺シリーズ」である。法で裁けぬ悪人を、闇に生きるハングマンたちが成敗すると言う勧善懲悪モノ。ただし、本当に殺すのではなく、あの手この手で悪人たちを苦しめ追い詰め、その罪を公衆の面前で白状させると言うのが基本パターンである。

 と言っても、自分は今までほとんど見たことがなかったのだが、一昨年くらいから、チャンネルNECOで放送され始めたのをきっかけに、改めてじっくり鑑賞している。今は「2」が終わって来月から「新」が始まるところだ。

 このドラマ、確かに面白いんだけど、1話1話レビューするほどではないので、気になったエピソードだけに絞って簡単に紹介していきたい。

 第1話「七つの黒バラ」

 第1話は当然、ハングマンたちが誕生する過程が描かれる。

 おっとその前にOPナレーション。ナレーションは勿論、森山周一郎さんでい。

 ナレ「ザ・ハングマン、法の追及を巧みにかわす悪党たちに怒りの制裁を加え、社会的に死に至らしめる死刑執行人である。顔を変え、指紋を消し、戸籍を抹消した人間たち、命の代償は莫大な収入と、限りない孤独だけである」

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 タイトルバックで、キャラクターがひとりずつ紹介されるが、この中に加瀬慎一さんがいたのが嬉しい驚きだった。そう、皆さん御存知、「宇宙刑事ギャバン」の当山茂を演じていた人だね(知るかっ)。

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 で、その当山じゃなかった加瀬さんが演じるバイクがいかにしてハングマンになったのか、そこから物語が始まるのだ。
 バイクの場合、既にハングマンとなっていたドラゴン(ディオン・ラム)の起こした偽装強盗事件の最中、銃で撃たれて海中に没し、殉職した……と、世間的にはなっているが、

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 実は、顔を整形手術で変えて別人として生まれ変わっていたのだ。彼の場合、事前にゴッド(山村聰)からハングマンにならないかと持ちかけられ、承知した上での芝居だったのだ。

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 続いて、落としの名人として有名な人情刑事パン(植木等)は、やむにやまれぬ借金で家族が苦しんでいるところを、ゴッドに金を出して貰う条件で、「自殺」する。パンと言う名前は、残された妻と娘が始めたパン屋に由来する。

 3人目は、ちょっと複雑なのだが、

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 とある溶接工(本郷直樹)が、手形詐欺で捕まりそうになり、切羽詰って刑事をバーベキューにしようとする。何度見ても凄い迫力だ。

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 で、その恋人が、婦人警官のあべ静江だったのだ。

 あべ静江は恋人の隠れ家へ行き、一緒に死のうと約束するが、男は翌朝、ひとりで拳銃自殺してしまう。彼女も後を追って死のうとするが、そこへ現れたゴッドに止められる。ハングマンになることを承諾した彼女は、表向き恋人と心中したと見せて、顔を変え、通称ベニーと言う美女に生まれ変わる。

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 4人目は、マイト(黒沢年男)。
 彼も元は刑事で、とある暴力団の組長だか幹部だかをあげようと焦っていた。
 で、その愛人に証言させようと、取調室でこんなことをするのである。さすがにこんな刑事いねえよ。

 無論、マイトは警察をクビになる。失意のマイトに、ドラゴンとバイクが話を持ちかけ、マイトは暴力団員に扮した二人に刺し殺されたと世間には思わせ、ハングマンとして生まれ変わる。

 しかし、キャラ紹介だけでは話にならないので、ここで今回の仕置きのターゲットが出てくる。財界の大物の大山と言う男で、飲酒運転をしていて、自転車の女性を轢き逃げしてしまう。

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 女性は命こそ助かったが、昏睡状態に陥る。
 その兄が、去年亡くなった林隆三さん演じるブラック。

 医者「妹さんは命を取り留めたとしても、意識を取り戻すことは出来ません」
 ブラック「まさか、植物人間ってことじゃ……」
 「植物人間」と言う言葉は、今はコードにひっかかるらしく、ここだけ声が小さくなるのである。

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 妹を轢いた犯人を捕まえようと執念の捜査をするブラック。
 その先輩刑事に扮する俳優さん、名前を忘れたが、管理人のお気に入りである。

 ブラックは大山のところへ辿り着くが、大山は先手を打って、配下を轢き逃げ犯として自殺に見せかけて殺してしまう。

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 ブラックは大山が主犯だと上司に訴える。
 この上司を、加地健太郎さんが演じているので、てっきり悪い奴だろうと思っていたが、別にそう言うことはなかった。時代劇なら絶対悪役だけど。

 眠り続ける妹の枕元に座り、絶望と怒りに震えるブラック。で、そこへいつものようにドラゴンがやってきて、彼をハングマンにならないかと勧誘するのだった。
 彼は、マイト扮するチンピラに殺されて殉職したと言う設定。

 そして最後に、最初にハングマンになったドラゴンについても説明される。彼は元々香港の刑事だったが、麻薬がらみの事件に巻き込まれて香港を離れ、ゴッドにスカウトされたのだ。

 ……よく考えたら、全員、前身が警察官なんだよね。ちょっと芸がないかな。

 初めて勢揃いしたハングマンたちに、ゴッドが訓示する。
 ゴッド「法律と言う物は元来弱い者を守る為にあるものだ。ところがそれを逆手にとって悠然と悪事を働く悪党どもがいる」
 マイト「悪い奴はみんな殺しちゃお」
 ゴッド「殺しは厳禁する。許せぬ悪党は、その正体を暴露して社会的に死に至らしめる。その悪事を暴くことは死刑台に送ることだ。それが死刑執行人、ハングマンのやり方だ」

 で、大山とその一味は、ハングマンに締め上げられ、自分たちの悪事をべらべら喋って御用となる。

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 なおEDは、ヒロスケの「あ・れ・か・ら」であるが、これが実に良い曲なんだよね。2以降でも、メインテーマのひとつとして使われている。

 「少しずつ月日は流れ、こんなに離れたけど、伝えておくれあの人にまだ忘れちゃいないと~♪」

 この曲は「刑事魂完結! 刑事ドラマソング・ベスト2 」と言うコンピアルバムに収録されています。

 また、流れ落ちる雨に覆われた窓のイメージから、

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 徐々に東京の高層ビル群が見えてきて、カメラが引いて行くタイトルバックも大好き。

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 管理人、東京に住んだことはないが、このタイトルバックを見ると、何故かむしょうに泣けてくるのである。理由は良く分からない……。

 つづく。


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コメント

この1-3月クールのTBSのドラマが5本全て視聴率一桁の「爆死」
(ネット上では「低視聴率」をこう表現する)したそうで、
個人的には、地上波でも新作ドラマの代わりにこの「ハングマン」のような
過去の名作を放送した方がかえって視聴率を取れる気がしますが・・・

「ギャバン」の当山茂を演じていた加瀬慎一さんがいたのは僕も驚きです。

>さすがにこんな刑事いねえよ。
まったくですね・・・ブラまで見えてますよ・・・

>加地健太郎さんが演じているので、てっきり悪い奴だろうと思っていたが
僕もついついそう思いそうです・・・
(「スーパー1」の劇場版や「BLACK」30話では悪役じゃないですが)

「ハングマン」のレヴュー楽しみにしてます。

Re[1]:「ザ・ハングマン 燃える事件簿」その1(03/28)  

影の王子様
>「ハングマン」のレヴュー楽しみにしてます。

まあ、レビューと言うほど詳しくはやれませんが。
自分は2の方が好きなので、そちらはもう少し真面目に書くかもしれません。

Re:「ザ・ハングマン 燃える事件簿」その1(03/28)  

こんばんは。
妄想オタクラジオ局です(なんじゃそりゃあああ←松田優作の声で)。

「ハングマン」シリーズは見たことはないんですが、現代版「仕掛け・仕置き人」のようなものでしょうか。

ちなみに、ブラックの名の由来ですが、「黒いマツダボンゴが愛車だから」だそうです・・・まあ、ネーミングからいえば、「バイク」の方がミフタもないですが。
余談ですが、ブラックは最後、この愛車と共に爆死するようですが、その際、ハイエースか何かにすり変わっているらしいです。

「ハングマン」は、初期のころは美女シリーズ同様マツダが協力していて、他にもファミリアやルーチェ、RX-7などが登場するみたいですね。
クルマの画像も貼ってくださるとありがたいです(←身勝手)

この記事にはこれくらいにします。

Re[1]:「ザ・ハングマン 燃える事件簿」その1(03/28)  

妄想大好き人間様
コメントありがとうございます。
返信が遅れてごめんなさい。

「ハングマン」は、必殺シリーズほど陰惨じゃなく、悪人も殺される訳じゃないので気楽に楽しめます。

Re:「ザ・ハングマン 燃える事件簿」その1(03/28)  

昔、氷室京介さんがザ・ハングマンに
悪役で出演していたらしいですが
何話に出ているかわかりますか? 

Re[1]:「ザ・ハングマン 燃える事件簿」その1(03/28)  

氷室好き様
>昔、氷室京介さんがザ・ハングマンに
>悪役で出演していたらしいですが
>何話に出ているかわかりますか? 

いえ、全く初耳です。
それらしい人を見た記憶もありません。

自分も氷室さんは好きですが……。
お役に立てず、申し訳ありません。

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