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日本じゃあ二番目だ!「快傑ズバット」セレクション 第30話 前編


 第30話「悲しき生と死の間に」(1977年9月14日)
 はぁるばっるぅ来たぜ30話、と言う訳で、「快傑ズバット」も残すところ、あと3話となりました。

 で、この30話だが、個人的にはシリーズ中でもベスト5に入る傑作なのだ。

 今日も、早川を追って日本中を旅しているオサム君。住人に道を尋ねようとしたところ、具合がとても悪そうで、顔に黒い斑点が浮かんでいた。オサム君は「きもちわりぃ」と言ってさっさと立ち去る……ようなことはせず、親切に診療所に連れて行く。

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 が、既に診療所は同様の症状の患者で一杯だった。
 乙部「また患者か、見ての通り町中がBRGペストにかかってな……グレン団が作り出した恐ろしい細菌兵器だ」

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 オサム君、そこで偶然、乙部医師を手伝っているみどりさんと再会する。
 みどり「オサム君、いいとこ来たわ、手伝って!」

 中盤以降、すっかり影の薄くなってしまった二人。今回も、早川と絡むことなく終わってしまうのが不憫だ。

 乙部医師によると、東京の大学病院に勤めている娘の美樹がワクチンを携えてこちらに向かっているらしい。

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 だが、その途中、美樹と同僚の青山医師の乗る車を先導していた白バイが、彼らからワクチンを強奪しようといきなり銃を撃ってくる。グレン団のニセ警官たちだったのだ。

 青山は殺され、ハンドルを握る美樹はひたすら白バイから逃げ回る。

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 キングボー「おっじょうさん、私たちはぐれんだーんと申しましてね、そのワクチンが欲しいのです。折角あの町をBRGペストの実験台にしようと言うのにそのワクチンを持っていかれたら元も子もないでしょ」

 空き地でグレン団に包囲された美樹の前に、グレン団のボス・キングボーが登場。
 キングボーを演じるのは、唯一無二の個性派俳優・大泉滉さん。

 
 バレエタイツに山高帽と言ういでたちから見て分かるように、真性の変態である。

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 美樹は、ワクチンを彼らから死守しようとして、激しい暴行を受ける。
 この辺の描写は、早くも子供向け特撮の域を超えている。

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 で、いつものように颯爽と早川が助けに現れる。
 雑魚を片付け、悠然とギターを掻き鳴らす早川を見て、

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 こうもり傘をギターに見立ててその真似をするキングボー。

 早川「キングボー、あちらのお嬢さん、頂いていくぜ」
 キ「待てーっ、そう言う台詞は、この者に勝ってから仰って頂きましょうか」

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 キングボーの背後から、不気味な面相の老婆がゆらりと現れる。
 歴代用心棒の中でも最高齢であろう。

 早川「ほう、なるほど、ガラバーさんのおでましですかい」
 ガ「へっへっへっへっ、誉めてやるぞ早川、このガラバ婆の名を知っておるとはなぁー」
 早川「ああ、かなり有名ですからね。グレン団の用心棒、そして槍の名人、ただし! その腕前は日本じゃあ二番目だ」
 ガ「じゃあ日本一は誰じゃ?」
 と言う訳で、いつもの技比べに移行するかと思いきや、早川は「あちらのお嬢さんの手当てが先でね。お前さんと遊んでる暇はねえ」と、その場を立ち去ろうとする。

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 当然、ガラバーがそのまま早川を行かせる筈もなく、得意の手槍を投げてくる。

 仕方なく、勝負に応じる早川。早川の投げた槍は、後方のドラム缶を貫通し、

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 更にそのまま戻ってきて、

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 ガラバーの髪にグサッと刺さる。

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 早川「ガソリンが噴き出す、あいつに火がついたら……」

 早川、ライターをかざすと、気取った手付きでフリントを回し、着火させる。
 この、いちいち全ての動作にカッコ良さを求めるのが、「ズバット」の、いや、宮内洋氏の美学なのだ。

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 そのライターをドラム缶に投じると、大爆発が起こる。

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 その混乱に乗じ、早川は白バイにまたがると、美樹を乗せて走り出す。

 疾走するバイクの後ろに、もーもーさんがのんびり戯れているのが緊張感を殺ぐが。

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 しかし、宮内さんは、何をやらしても絵になるなぁ。

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 一方、診療所で氷嚢に使う氷を割っていたみどりさん、額に手を当ててぶっ倒れてしまう。
 彼女も、BRGペストに感染して、40度の高熱を発していた。

 乙部とオサム君は、みどりさんの体を布団に寝かせる。
 乙部「長く持ってもあと半日しか持ちはせん」
 オサム「そんな、みどりさんが死んじゃうなんて……」
 乙部「心配ない、ワクチンさえ来れば、ワクチンは必ず娘が運んでくる!」

 びっしょり汗をかいてうなされるみどりさん。4話や9話以来の美味しい役どころだが……。

 早川、執拗なグレン団の追撃をかわしながら、美樹と一緒に町へ向かっていたが、途中、美樹に病院で手当てを受けるよう指示すると、ワクチンのケースを持って美樹と別れる。

 夜になり、早川はヒッチハイクをしようとするが、停まってくれたトラックもグレン団の一味だった。
 早川は、そのトラックを奪って町へ急ぐ。

 ……あの、前々から気になってたんだけど、なんでズバッカーを使わないの?

 まぁ、特撮ヒーローのお約束かもしれないが、今はそんなこと言ってる場合じゃないだろう。

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 夜が明け、朝靄の中を走るトラックの前に、再びガラバーが立ちはだかる。

 それにしても、ガラバーて……、なんちゅう名前だ。

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 ガラバーたちの攻撃を、命からがらかわして隠れていた早川に、別れた筈の美樹が追いつく。
 早川「美樹さん!」
 美樹「行かせて下さい、あなたの体ではもう無理です」
 早川「バカな、ここは奴らに囲まれてるんだ……まして女の、あなたには絶対無理だ!」
 美樹「女でも、私は医者の卵です。医者を志す者は、たとえ命に代えても、患者を守らなければならないと父から教わりました。父の診療所はもうすぐです。私に行かせて下さい、お願いです!」

 美樹は嘆願するが、早川は美樹に当て身を食らわせ、「お気持ちだけ、頂いておきます」と言い残して先に進む。

 果たしてワクチンは間に合うのか? ズバッカーなら一瞬だぞ。

 つづく。


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コメント

こんばんは。管理人様。

この「快傑ズバット」も初めて知る作品ですが、内容がなかなかハードそうですね。

さて、今回のコメントですが、本当は登場する銃器(主人公は普段どんな銃を使うのでしょうか?)に関するものにしたかったのですが、結局バイクの話になります(何でだ)。

宮内洋さんが敵さんからかっぱらう偽白バイですが、スズキのGT750というバイクですね。2ストローク3気筒エンジンだそうです。
実際に警察でも採用されていました。でも、スタント用のためか、リアのサイドボックスも無線機箱も付いていませんね。

ちなみに仮面ライダーV3で、変身前の志朗(あっ、こちらも宮内氏でしたね)が乗っていたのもこのGT750だったりします。

今後は、仮面ライダーとかのバイクに関するコメントを増やしていきましょうか?・・・まあ、自分はメカニック関係に関しては弱いのですがね。

さて、今日はこのへん・・・とするか、また別の記事にコメントを←もういい加減にせい

Re[1]:日本じゃあ二番目だ!「快傑ズバット」セレクション 第30話 前編(03/31)  

妄想大好き人間様

相変わらず貴重な情報ありがとうございます。
バイクの名前とか言われると、頭が真っ白になりますが。

Re:日本じゃあ二番目だ!「快傑ズバット」セレクション 第30話 前編(03/31)  

こういう緊急事態にこそズバットカーを使うべきだと思うのですがね😅それとは別にガラバー役の老婆が味わい深い表情ですね

Re[1]:日本じゃあ二番目だ!「快傑ズバット」セレクション 第30話 前編(03/31)  

ふて猫様
>こういう緊急事態にこそズバットカーを使うべきだと思うのですがね

そうですよねー。

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Author:zura1980
70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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