★★★☆☆☆☆☆☆☆(2/10)
ジェイソン・フリードバーグ/2010年米
……さて、こんなもん借りる奴自体希少種なのに、自分はオリジナルの「トワイライト」を一切見ない、知らない、興味ない、という人種なので、相当レアではないかと思うのだが、そんなことはどうでもいいんじゃい。
原題は「SAGA」だが、これは「SUCK」であり、これだけでだいたいどんなパロディか推測可能だが、いや、アメリカのこの手の映画って、全部お下劣ネタがメインなんじゃないかと思うので、みんな一緒かな。
で、まあ、ストーリーは別にないので、そこは書かない。いや、オリジナルを知らないので、その比較が出来ないのがちょっともどかしい。だいたい想像できるけど。

序盤のこのカットで、だいたいわかってくれや。
ただ、下ネタは、想像していたよりはあっさり風味で、と言っても、たとえば「最終絶叫計画」とかと比べればの話であるが、それほどどぎつくはない。少なくともウンコとかはでてこない。ダッチ ワイフは出てくるけど。
それより問題は、30秒に1回の割で繰り出されるスタッフ自慢のギャグのことごとくが、実に見事にすべっていることだろう。正直、見ていてつらい。
それに、やたらとセレブネタやアメリカのドラマ・芸能人ネタが出てきて、そういうのに疎い自分はますます白けるのであった。
が、全然ひとつも笑えないと言うことはなくて、たまーに、思い出したようにちょっと笑えるシーンもあるから厄介だ。

これとか。ただ、この場合、ギャグと言うか、チートスという単語や、そのサイズに笑ってしまったというのが正しいのだが。アメリカのチートスって、やっぱりこんなにでかいのだろうか、と(見難いけど)。
あと、

セグウェイとか。
これもセグウェイそのものがおかしいというべきかな。
他にもヒロインのおやじの差別ネタとか本気で笑えるネタもあるんだけどね。思うに、ギャグを間断なく詰め込みすぎているのがダメなんじゃないかと。天才じゃあるまいし、そんなに優れたギャグを立て続けに作れるはずがないのだから、強迫観念的にギャグを並べ立てるより、むしろ抑え気味にして、ある程度ストーリーそのものをしっかり描くべきではないかと。
少なくともコレ↓はないよな、コレは。演じている女優さんにとっては生涯の恥辱であろう。

うーん、でも、アダム・サンドラーみたいに見ていて腹の立つようなコメディでもなく、むしろそのダメっぷりがいとおしくなってくるような、そんな不思議な映画のような気がする。

あと、この
ケルシー・フォードという女優さんがちょっとカワイイかも。
と言う訳で、なんでこんなもん借りたんだろうと自分に問い掛けながらの鑑賞でした。
そしてなんでわざわざこんなことを書いてるのか、私は。
あ、そうそう、吹き替えはあまりパッとしないけど、千葉繁と雨蘭咲木子が参加してるのがちょっと拾い物かな。