「星雲仮面マシンマン 第22話「ピエロの秘密指令」 後編

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　第22話「ピエロの秘密指令」（1984年6月8日）
　の続きです。

　
　写真を撮られてしまったトンチンカン、真紀の病室にやってきて彼女を「始末」しようとするが、ちょうど見舞いにきた亀太に邪魔される。

　亀「はい、お花」
　真紀「ありがとう」
　亀「俺、今夜は泊り込みで看病するからね」
　真紀「ええっ？」
　亀太の言葉に露骨に嫌な顔をする。

　
　真紀「えっ、ええ……そうだ、亀太さんにお願いあるんだけどなぁ、このフィルムを社に届けて、いっそいで現像して貰ってくれない。スクープ写真なのよ」
　亀「オーケイ、お任せ！」

　渡されたフィルムを手に、いそいそとエレベーターに乗り込む亀太だったが、いつの間にか箱の中にいたトンチンカンに頭突きを喰らってしまう。
　一方、健は、巻き笛の製造工場を当たり、大量に巻き笛を仕入れた男のアドレスを聞き出すことに成功。

　トンチンカンは、再びピエロを訪ね、真紀を事故に見せかけて殺せと命じる。

　
　真紀、果敢にも車椅子に乗って、倉庫の中に直接潜り込もうと病室を出るが、途中、タンカで運ばれている亀太に出会う。地下の駐車場に倒れていたらしい。
　しかも、肝心のフィルムがパーになってしまったことを知り、半泣きになる。

　
　真紀「やっぱりあの建物が怪しい。調べてみるわ」
　めげずに病院を出て、倉庫へ向かう真紀。

　車椅子で、敵地に乗り込む女の子ってなんか良いよね。「富江replay」の山口紗弥加ちゃんとか（知るか）。

　真紀はピエロのアジトに入り込み、あの巻き笛を見付ける。ピエロが真紀を絞め殺そうとするが、真紀はその股間を蹴り上げて逃げ出す。

　
　真紀、必死に逃げるあまり、下り坂に入ってしまい、慌てて車椅子を止める。
　と、その前にピエロが飛んでくる。

　
　常人離れした跳躍力を見せるピエロ。無論、これはスタントである。

　
　ピエロは、真紀をさんざん怖がらせた挙句、真紀を気絶させ、坂道から突き落としてしまう。
　気絶した真紀を乗せて、加速していく車椅子。その先に、トラックが……。

　オクトパス、その発想や見掛けは子供っぽいのだが、やることは割とえげつないのだ。

　
　が、悲鳴を聞きつけた健がドルフィンに乗って現れ、マシンマンになって間一髪、真紀を受け止める。

　
　後は、マシンマンとピエロの戦い。
　ピエロはあくまで生身の人間であるが、分身人形を使ったり、手製の武器を振り回したりと、なかなか侮れない敵であった。

　
　最後は、勿論、マシンマンが勝利を収める。

　カタルシスウェーブを浴び、改心するピエロ。
　マ「ピエロは子供たちを笑わせ、楽しませるのが役目じゃないか。それなのに子供たちを苦しめ、困らせるとは何と言うことだ！」
　ピ「ああ、俺はとんでもないことをしてしまった。許して下さい。これからは心を入れ替えて、子供たちの楽しい仲間になります」

　
　数日後、無事退院できた真紀。
　勝やその友人たちが花を持って出迎えてくれる。

　可愛い女の子の画像なら何枚でも貼ろうじゃないか。

　
　真紀「ねえ健さん、子供たちの赤い鼻はどうなったの？」
　健「あの塗料を落とす特殊な薬があってね、全員元に戻ったよ」
　真紀「良かったぁ～　ね、健さん、これから遊園地に行かない？」
　健「いいねえ、よし、みんなで一緒に行こう！」

　相変わらず気の利かない健、歓声を上げる子供たちを引き連れ、さっさと行こうとする。

　
　真紀が来ないので振り返り、
　「真紀さん、早く早く」とせかす。

　
　真紀「全く女心が分からないんだから、ふんっ」

　
　それでも次のシーンでは、みんなでよみうりランドに繰り出し、楽しく遊んでいる真紀の姿があった。

　ラスト、ジェットコースターではしゃぐ二人の微笑ましい姿を映しつつ幕。

　塚田きよみさん、可愛いなぁ。