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愛と勇気の炎を燃やす「電子戦隊デンジマン」第44話 前編


 第44話「不思議ランプ物語」(1980年12月6日)
 管理人の大好きなエピソード。

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 のっけから、大量のアンパンの入った紙袋を抱き締めて、「いい匂いだ。生きていて良かったって感じだな」と幸せそうな溜息を漏らす青梅。彼はアンパンが大好物なのだ。

 後ろの店の棚にとんがりコーンが見える。そんな前からあったんだね。

 ご機嫌の青梅、公園に行き、ベビーカーの赤ちゃんをあやしたりする。

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 青梅が、石橋の上に腰掛けて早速アンパンを頬張っていると、アラビア風の……と言うか、アラビアンナイト風の格好をした変なおじいさんが現れ、物凄く物欲しそうな顔で青梅の方をじっと見る。

 この味わいのある顔は、そう、岩城力也さんです。

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 青梅、気まずそうに背中を向けるが、「お恵み下さらんか、三日間、何も食べておらんのじゃ」とストレートに訴えられると、「三日間も? そりゃ腹ペコだな」と、すぐアンパンを4つ5つと、老人に押し付けるようにして分け与える。

 老人「慈悲深いお方じゃ。まるで神様のような……」
 青梅「神様? よせやい、じいさん」

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 謙遜しながら、青梅の脳裏に一瞬、神様になった自分のイメージが浮かぶ。
 神様と言うか、キリストだけど……。

 老人「そうだ、お礼に、これを進ぜよう……アブラカタブラー」
 老人は持っていた麻の袋を青梅に渡すと、何処へともなく去って行く。

 袋には、正に、アラビアンナイトに出てくるような古いランプがひとつ。

 青梅、自宅マンションに帰ると、半信半疑ながら、「アブラカタブラ」と呪文を唱えてみる。
 と、青梅がさっき老人に渡したのと同じようなアンパンが数個ランプから飛び出してくる。

 青梅「ほんとに出て来ちゃった。……と、なると、これは本物の魔法のランプ? ほな、あほな……よし、もう一度やってみよう……アブラカタブラ」

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 青梅がランプをこすりながら呪文を唱えると、今度はアラビア風衣装をまとった若い女性が出てくる。
 女「お呼びでございますか、ご主人様」

 貧乳マニアが泣いて喜ぶ美女を演じるのは、武田美智子さん。

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 女「このランプは夢を叶える魔法のランプでございます」
 青梅「君は?」
 女「アラジン、ランプの精です」
 青梅「ランプの精? 人間が月に行く時代に、おとぎ話のような……こりゃ嘘だ、まやかしだ」

 「人間が月に行く時代」と言う表現が時代を感じさせる。
 無論、まやかしなのは「人間が月に行った」と言う事実である。全部N○SAの陰謀だ!(正気か?)

 女は試しに「空飛ぶ魔法の絨毯」でも出して見たらと言う。青梅が呪文を唱えると、ほんとうにそれが出てきて、宙に浮かぶ。

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 女「さ、参りましょう」
 青梅「は、はぁ……」

 絨毯は二人を乗せて、部屋の窓から外へ。新宿副都心周辺を飛び回る。
 (青梅までアラビア風の衣装に変わっているのが謎だが)

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 副都心を空撮した映像も出てくるが、野村ビル(?)がまだ工事中らしい。ドラマの撮影時点では完成していたと思うが、空撮映像はそれより前に撮られたものなのだろう。良く分からんけど。

 絨毯は遊覧を終えてすぐ部屋に戻ってくる。青梅はすっかり本物の魔法のランプだと信じ込んでいた。
 女「では、御用のときはお呼び下さいね」

 女はウィンクして、ランプの中に消える。

 勿論、それは全てベーダーの仕掛けた罠である。ベーダー城から、その様子をヘドリアン女王たちがモニターしている。ランプの中にいるアラジンラー(女の正体)は、青梅と一緒にデンジランドへ潜入し、ダイデンジンを奪えと言う任務を与えられていた。

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 そんなこととは知らない青梅、三太たちを集めて、魔法のランプを自慢げに見せる。
 青梅「さあ、なんでも欲しい物を言ってみろ」

 三太「俺、ゼロ戦のプラモデル」
 ゆみ子「私、日本人形」
 浩「俺、グローブ」
 勝男「俺、天丼! 腹ペコだぁ」
 それぞれ、可愛げのあるリクエストである。
 (浩と勝男は、名前が逆かもしれない)

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 青梅「ようし、まとめて面倒見てやるからな」
 青梅が呪文を唱えると、中のアラジンラーがアポーツ(物品引き寄せ)でも使ったのか、注文のアイテムを次々取り出し、それを子供たちの手にポンポン落とす。

 歓声を上げる子供たち。何故か、腹ペコの少年は、天丼の蓋を取ろうとしない。遠慮しないでいいんやで?

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 そこへ、あきらがやってくる。
 あきら「ブルー、なにサボってるの?」
 青梅「アラジンの魔法ランプだぁ」
 あきら「ええーっ?」

 露骨に「コイツ頭おかしいんじゃないのか」と言う顔をするあきら。

 アラジンラーはそのままデンジランドに行けると思っていたが、あきらが「こんな子供騙ししまっときなさい」と、アスレチッククラブのロッカーに放り込んでしまう。

 デンジランドに行った青梅、仲間たちにもランプのことを話すが、
 黄山「なんだって、アラジンの魔法のランプ?」
 青梅「おう」
 赤城「本当かっ」
 青梅「おう」
 緑川「へえーっ、今時ねえ」
 と、明らかに信じてない。

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 あきら「眉唾よぉっ」
 離れて聞いていたあきら、指で実際に眉に触れながら、一刀両断。

 緑川「だろうな」
 赤城「なるほどね」
 青梅「おい、お前ら、俺の人間性まで疑うつもりか」
 あきら「そんなことないけど……」
 赤城「おい青梅、そんっなにまで言うなら、アラジンの魔法のランプ、見せて貰おうじゃないか」

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 で、場所をアスレチッククラブの控え室に移し、青梅がデモンストレーションをしようとするが、何故か、いくら呪文を唱えてもアラジンちゃんは出てこない。
 必死な青梅の姿に、失笑を漏らす赤城たち。

 青梅、ひとりしょんぼりと、マンションへの道を歩いている。
 青梅「とんだ恥かいちまったなぁ……」

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 ところが、青梅が部屋に入ろうとすると、あの女がにこやかに出迎えてくれた。
 女「お帰りなさいませ、ご主人様」
 青梅「なんだ、なんだよ、どうして出てきてくれなかったの?」
 女「あんまり短時間に使い過ぎると魔法の威力がなくなってしまうんです」
 もっともらしい言い訳をする女だが、青梅はあっさり納得してしまう。

 部屋には、子豚の丸焼きなど、豪勢な料理が並べてあった。
 女「お風呂も沸いております」
 青梅「ほぉ、なんだかお嫁さん貰っちゃったみたいね、いや、アラジン王国の王様だ!」
 にんまりして、すぐ料理を食べ始める青梅。

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 青梅がすっかりランプの虜になっているのを見届けた女、アラジンラーの姿になり、夢心地の青梅の背後に回り、「記憶投射装置」なるものをその頭に取り付ける。

 ア「青梅大五郎、君は正義のデンジマンだな」
 青梅「そうだ」
 ア「ならば尋ねる。例えばデンジ姫をデンジランド内に案内するとしよう。その時君はどのルートを使う?」
 青梅「デンジ姫なら、シークレットルート、ナンバー7……」

 青梅の脳裏に、そのルートの具体的な映像が浮かび、アラジンラーもそれを見ることが出来た。

 つづく。


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コメント

ランプの精(=アラジンラー)の魔法に味をしめ、まるで「ハクション大魔王」のカンちゃん(声は加藤みどりさん)になってしまっているブルーと、そしてそれを
「カンちゃんっ、魔法だの何だのそんな馬鹿な事言ってる暇があるんなら勉強しなさいっ!!」
と嗜めるカンちゃんのママ(声は麻生みつ子さん)の様なピンクが可笑しいです!!もっともブルーのアンパンに対する執着ぶりは大魔王のハンバーグに対するそれにも近い物がありますが・・・(笑)!!

青梅が妙な想像をして、老人が自分でランプから食べ物を出さなかったのを疑問に思わなかったのに笑えました。

Re: タイトルなし

コメントありがとうございます。

ああ、この話もレビューし直したいですね。

計算済み?

アラジンラー青梅がアンパン好きだという事を知っていてこの計画を立てたようですね😅目的はダイデンジンを強奪することがメインのようですね

Re: 計算済み?

巧妙ですね。

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70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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