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日本じゃあ二番目だ!「快傑ズバット」セレクション 第28話 前編


 第28話「そして、誰も居なくなる」(1977年8月24日)

 これは、子供向け特撮ヒーローの枠内で、本格ミステリードラマを実現しようとした野心作。管理人の特に好きなエピソードの1つである。
 タイトルは、無論、クリスティの傑作「そして誰もいなくなった」のもじりであり、次々と登場人物が目に見えない殺人者に殺されていくと言うストーリーもそっくり同じである。

 さて、行川アイランド近くの沖合いに、一艘のモーターボートが浮いている。吉村教授率いるチームが、その近辺の海底の地質調査を行っているのだ。ムチムチボディの若い女性・圭子が、ボートの上で固唾を飲んで調査のゆくえを見守っている。

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 やがて、アクアラングをつけて潜っていた教授たちが調査を終えて上がってくる。
 圭子「どうでした教授?」
 吉村「いやぁ、どうもこうも、どうだ見てくれ、興奮でこんなに手が震えておる。
 震えを止める為に、君のおっぱいを揉ませてくれんかね?
 圭子「はい、喜んで!」

 言わなくても分かると思いますが、途中から管理人の妄想です。

 川奈「ウランだ。純度100パーセントに近い、正真正銘のウラン鉱なんだよ」
 吉村「急ごう、もしこんなことを悪い奴らに知られたら……、邪悪党は目の色を変えてウラン鉱脈を狙っているからね」
 吉村、川奈、圭子、剛田(仇名はジャイアン)、阿久根の5人を乗せたボートが、ベースキャンプになっている小さな洞窟に戻ってくる。

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 ボートから岸へ乗り移ろうとした圭子の腕を、川奈が優しく支える。
 川奈「だいじょぶかい」

 それを見ていた剛田が「よーよーよー、いくら恋人同士かも知れねえけどな、ここへはデートしに来てるんじゃねえぜ」と、やっかみ100パーセントの厭味を言う。

 川奈「はっはは、気にするな。でも、お互いあまり馴れ馴れしくない方がいいな。仲間内で詰まらんトラブルは避けないとね」
 サブリーダー格の川奈を演じるのは70年代特撮ヒーローを代表する俳優のひとり、伴直弥氏。

 と、早くも洞窟の奥で仲間の悲鳴が轟く。川奈が駆けつけると、教授が胸に手裏剣を突き立てられて倒れていた。ただし、胸ポケットのシガレットケースのお陰で、教授は無事だった。だが、

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 圭子「大変です! 無線機が壊されています」

 手裏剣で壊すのは大変だったろう……。

 彼らは即座に荷物をまとめてそこから逃げ出そうとするが、車のタイヤにも手裏剣が刺さってパンクしていた。そして、邪悪党の一味が現れ、ウラン鉱を独占する為、彼らの口を封じようとする。

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 で、まあ、いつものようにギターを掻き鳴らしつつあのお方が登場。
 今回は、海に抜ける洞穴の向こうから、完全なシルエットになって出てくると言う、とてもしゃれた「出」。

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 雑魚を倒した後、握った拳を揃え、

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 こうやってパッと広げる仕草が妙にかっこいいと思うのだ。

 続けて、殺し屋用心棒の登場。

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 早川「おいでなすったな、黒薔薇マークの手裏剣使い、ブラックローズ」
 ブ「ふふふふ、俺を知っているとはさすがだな」
 早川「邪悪党ボス、悪天坊の用心棒、そして名うての手裏剣使い、ただし! その腕前は日本じゃあ二番目だ」
 ブ「二番目だと、それじゃ……」
 と言う訳で、いつもの技比べのお時間です。

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 用心棒の珍技の数々がこの作品の売りのひとつだが、後半になるとさすがにネタ切れか、飽きたのか、全体的に地味になってしまう。特に、このブラックローズにいたっては、三本の手裏剣を教授の持っていたケースに突き立てると言う、技と呼んで良いのか迷うほどに冴えない。

 (註・シナリオでは、教授の服を剥ぎ取って車に打ち付けることになっていたらしい)

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 対する早川、その手裏剣を投げて、いつの間にかブラックローズの胸に張り付かせると言う妙技を見せる。

 誰もおっさん(ブラックローズ)の乳首なんか見たくないと思うんですが……。

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 その後、今度はボートで脱出を図る川奈たち。早川も同乗している。
 吉村「いやぁ、しかし、我々の中にスパイがいたのではなくて良かった」
 早川「さあ、そいつはどうですかね。奴らウラン鉱の発見を知っていた。つまりこの中にそのことを奴らに知らせたものがいるということです」
 早川の指摘に、反射的に互いの顔を盗み見る面々。

 剛田「ははははっ、そうだ、スパイはこん中にいる。俺には分かってるんだ」
 阿久根「そりゃ誰です」
 剛田「仲間に裏切り者がいるわけがねえ。だが、仲間じゃねえのがひとりいる……」

 露骨に早川のことをあてこする剛田。
 ただ、仲間だったものが裏切るから裏切り者と言うんだけどね。それに、早川がついさっき彼らの命を救ったことを剛田はすっかり忘れているようだ。

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 早川、黙り込んでいたが、急にモーターを切ると、「爆弾だ、海へ」とみんなを飛び込ませる。
 その後、彼らから離れた場所までボートを移動させ、走行中のボートから飛び降りる。

 ボートが時限爆弾で爆発し、水柱が立つ。

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 意外にも、その爆発音に驚いて顔を上げるのが、プール掃除をしているみどりさんとオサム君だった。
 彼らは行川アイランドでバイトをしているのだ。

 オ「今の音なんだろう?」
 み「何の爆発かしら?」
 プールから行ける展望台から、入江の方を見遣る二人。

 みどりさん、今回も出番はこれだけである。

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 早川たちは、最初の洞窟に泳ぎ着く。
 川奈「一体、誰が船に爆弾を?」
 圭子「やっぱり犯人は私たちの中に……」

 やがて、彼らは剛田の姿が見えないことに気付く。
 阿久根は剛田のことを怪しいと思っていたと言うが、直後、圭子が悲鳴を上げて、海面を指差す。他でもない、その剛田が、胸に手裏剣を突き立てて浮かんでいた。教授の時と違い、彼は本当に殺されていた。

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 夜になった。
 手裏剣を手にして、考え込んでいる早川。

 川奈「早川さん、剛田君はやはりブラックローズに?」
 早川「この手裏剣は確かに奴の物です。しかしいくらブラックローズでも、海の中で殺しに手裏剣を使うのは難しいでしょう」
 圭子「と言うと?」
 早川「つまりこの手裏剣は、投げたのではなく、刺した! 岸へ向かって泳いでいるうちにこのうちの誰かが……」
 早川の言葉に、彼らの疑心暗鬼はますます強くなる。

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 さて、悪の大組織ダッカーの首領L、いつもながらアホみたいな格好で部下を叱っている。

 L「悪天坊、早川が守っていて奴らには手が出せんと言うではないか。貴様それでも邪悪党の党首か?」

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 もっとも、叱られてる方も負けず劣らずアホみたいな格好だった。

 悪「御安心下さい、奴らの中には我が邪悪党に忠誠を誓った者がおります。そやつは既に無線機を壊し、漁船を爆破し、助手の一人を殺しました。早川と他の三名の始末も、そやつに任せてある!」

 果たして裏切り者は誰なのか?

 後編へ続く。


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Author:zura1980
70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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