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「大江戸捜査網2015」+年末年始の試聴メモ

 おばんです。
 管理人のzura1980こと、うにゃきちです。

 1月2日に放送された「大江戸捜査網2015」、一応チェックはしたけれど、細かくレビューするほど面白くはなかったので、年末年始に、私が見たテレビやDVDなどを時系列に沿って紹介する中で触れていきたい。

●「笑ってはいけない大脱獄」
 もはや、紅白と並んで、視聴率がある限り惰性で作られるコンテンツと化したシリーズ。

 2013年は一切見なかったが、今年は録画しようかどうか迷った。
 で、結局録画はせず、チラチラと部分的に見る。

 その範囲内で言わせて貰えば、もう番組としては終わってるなぁ。
 わざわざ毎年作らなくても、去年の再放送で事足りるマンネリズム。

 ただ、その直前にブログに貼った佐藤蛾次郎さんの顔と名前が出てきたときだけは思わず吹いてしまった。

●「アイアンキング」DVD
 大晦日の夜、前からちょっと気になっていた1972年放送の特撮ドラマのDVDを一挙見する。

 去年(と言うか2013年)の大晦日に、予備知識なく見た「少女コマンドーいづみ」が大当たりだったので、また同じことが起きないかなと都合の良いことを考えてのことだったが……、うーん、はっきりいってつまらない。

 特撮は良いんだけど、主人公の傲岸不遜、自信たっぷりのキャラに好感が持てず、作品に入り込めない。

 ne01
 ただ、これまた直前にブログで貼った真樹千恵子さんがヒロイン格で出ていたのは奇異なものを感じた。

 インディアンルックの可愛い女の子(実は○○○)を演じていて、彼女がずーっと出ていたらまた評価も違ったかもしれないが、あいにくと6話で退場してしまうので、あまり意味がなかった。

 ne02
 あと、浜田光夫がアイアンキングに変身する時のポーズが妙に好き。

 ただ、後半になるとこのカットは使われなくなる。

 それと、「赤い絆」でフォーリンラブしていた石橋正次と夏純子がこの作品で既に共演していたのも意外な発見だった。

●「ドリフ総集編」
 さて、元旦。

 私は初詣にも行かず、ファミリー劇場で集中放送された「ドリフ大爆笑総集編」を見るのでありました。

 頭、おかしいんじゃないのかと自分でも思う。
 もっともこれにはちゃんと理由があって、

 ne03
 1988年版に相楽晴子さん、

 ne04
 1989年版に本田理沙さんが出て、ドリフターズと一緒にコントに挑戦しているのが見たかったのだ。

 特に本田さん、「花のあすか組!」の権高なキャラを念頭に置いてから見ると、めちゃくちゃ可愛い。

●「ドリーム東西ネタ合戦」
 元旦の夜、今や貴重なネタ番組となったこの番組を見る。

 が、去年と比べて、全然笑えなかった。
 実力があるコンビでも、既に何度もテレビでやったような使い古しのネタでお茶を濁していた。

 中川家の西川きよしネタが多少笑えたくらい。
 こんなんじゃあ、ネタ番組が絶滅してもしょうがないな……。

●「大江戸捜査網2015」
 もう、誰も読んでない気もするが、いよいよ本命である。

 オリジナルの「大江戸捜査網」は1970年~90年代にかけて作られた傑作時代劇。
 隠密同心に任命された主人公たちが、江戸の町に蔓延る悪を斬ると言う明快な作風であった。

 ……と言っても、私も、最近になってBSで再放送されているのを初めて見た口である。

 テレビ東京系の大型時代劇枠として製作された。
 去年は「影武者徳川家康」だったが、予算がないのにスケールがでかい話に挑戦して見事に失敗していた気がするが、今年はその反省を踏まえてか、いわゆる紋切り型チャンパラ時代劇のリニューアル拡大版が選ばれた訳だ。そう言う意味では、成功していると思う。

 ne05
 ただ、キャストがねえ……。

 主役が高橋克典と言うのを知った時点で、正直見る気が半分失せた。
 だいたい、好き嫌い以前に、もう50歳だぜ。

 それが序盤、売り惜しみをする商家の打ちこわしをしている庶民を助ける血気盛んな遊び人を演じるのは、かなり無理である。

 ne06
 ちなみにオリジナル版で里見浩太朗が演じていたのは、30代から40代にかけて。

 作品は一部と二部に分かれていて、一部では、高橋克典が内藤勘解由に隠密同心としてスカウトされるところから描かれている。村上弘明以下のメンバーは既に隠密同心になっている設定。

 ne07
 で、新作では、内藤勘解由を里見浩太朗が演じている訳だ。

 さすがの貫禄である。

 また、天明の大飢饉、田沼意次の賄賂政治と失脚、そして松平定信の改革などと、史実とストーリーが密接にリンクしているのも、新作の特徴である。

 ne08
 その老中・田沼に、オリジナルで井坂十蔵を演じ続けた瑳川哲朗さん。

 最初見たとき誰だか分からなかった……。

 瑳川哲朗さんが演じていながらワルモノとして、早々に退場してしまうのは不思議だったが、その謎は二部になって解ける。

 ne11
 新作にも井坂十蔵が登場し、それを演じるのが村上弘明さん。
 村上さんの名前がキャストにあったから、見ようと言う気になったと言っても過言ではない。

 ただ、そろそろ還暦と言う村上さん、年齢的には彼が内藤勘解由をやるべきだったのではないか?

 ne12
 ……でも、最後の時代劇スターと言うべき氏のたちまわりは、やはり絶品である。

 彼がいなかったら、途中で見るのやめてたかもね。
 まぁ、民放時代劇がほぼ絶滅している現在、若い時代劇俳優が育たないのも当然なのだが。
 (長庵役の柄本時生さんはなかなか良かった)

 ne20
 無論、ベテランばかりではなく、若手もたくさん出ている。

 ……でも、コレじゃあなぁ。

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 オリジナルの魚屋キャラ、かたせ梨乃さん。

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 江戸時代に、この胸の谷間はあかんやろ。どこが隠密やねん。

 ne16
 そのかたせさん、新作の方にもきっちり出ていた。
 将軍の正室付きの中臈役である。

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 ついでに、正室の父親役で伊吹吾郎さんも出てて、かたせさんと絡むシーンもあった。

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 この二人、まさに正月に私がブログでベタベタ貼っていた二人なんだよね(美女シリーズ「死刑台の美女」)
 左がかたせさんで、右が、彼女を処刑しようとしている伊吹吾郎さん。

 他に、オリジナル版に出ていた山口いづみさん、鶴田忍さん、小林稔侍さん、小沢和義さん、榎木孝明さん、藤原紀香さん、宮川一朗太さんなど、みんなきっちり老けていて、悲しかった。

 一部では町奉行の榎木さんが黒幕として斬られるが、彼はただの小物。

 二部では、真の悪玉である松平定信が斬られる。

 さすがに定信を斬るのはどうかと思うが……。

 もっとも、山口雅也さんが演じていたので、こりゃワルモンだなぁと予想はついたが。
 祖父の吉宗に心酔するあまり、その肖像画を拝して、

 ne21
 「我が祖父、吉宗公に願い奉る。我に吉宗公の魂を授け給えーっ! 知力と武力、共に我にあり!」
 などと、血走った目で叫ぶのは、ほとんど「帝都大戦」(懐かしい)の世界に突入していたと思う。

 どうせなら、その肖像画を突き破って松平健が出てくれば良かったのに。

 ……で、感想としては、まぁまぁ面白かったです。
 ただ、二部は、正直しんどかった。

 一部、二部、あわせて5時間と言うのは、さすがに長過ぎる。

 おまけ

 ne22
 田沼の護衛として、福本清三さんも出てました。

●「少女コマンドーいづみ」DVD
 「アイアンキング」に裏切られた私、結局気がつけば、去年の1~3月に狂ったように見ていた「いづみ」のDVDに戻ってくるのでありました。

 だって、好きなんだからしょうがない。

 作品としては穴だらけだし、打ち切られたので終わり方も凄く消化不良、でも、だから、逆にいとおしく感じられるのかもしれない。

 ne25
 私、すっかり涙腺が緩くなって、EDのA-JARI「JUST FOR LOVE」の歌いだし、「君の肩越しに見える街の光が雨に滲んでいる……」のところで、いちいち泣いてしまうのである。

 挿入歌の「エスケイプ!」、後期EDの「素直になれなくて」も良い曲だ。

 ne26
 最終回、生きて戻ってきたいづみを見て、仲間たちが駆け出すシーンなんかもう、号泣ですよ?

●「イロモネア」
 5日には、久しぶりに「イロモネア」。

 ただ、もう番組としての寿命は終わってるなぁ、これも。

 最終ステージを除いて、3人笑わせば終わりなので、逆に言うと、面白い芸人ほど、早く終わってしまう傾向があるんだよね。自分としては、芸人が100万円を獲得しようがしまいがどうでも良くて、それぞれのネタが見たいのだが、常に中途半端で終わってしまって、欲求不満が募るのである。

 ネタは3分くらいしっかり見せて、100人の観客のうち、一定数の支持を得られれば次のステージに進める、みたいなシステムに改変すべきだと思うのだが。


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コメント

本田理沙。
当時結構好きだったアイドルでレコードも持ってました。
(デビュー曲「Lesson2」 今でも歌えますよ・・・)
背は小さいけど結構ボ○ンなんですよねー。

Re[1]:「大江戸捜査網2015」+年末年始の試聴メモ(01/10)  

モリリン様
閲覧&コメントありがとうございます。

>背は小さいけど結構ボ○ンなんですよねー。

ちっちゃくて可愛いですよね。

Re:「大江戸捜査網2015」+年末年始の試聴メモ(01/10)  

年末年始のTVは観るものがほとんどありませんでした。

壇蜜主演の映画「地球防衛未亡人」。
おふざけ映画ばかり撮る川崎実監督らしく馬鹿馬鹿しくも、結局最後まで観てしまい・・・
壇蜜は天野ダンという役名なのですが
長官役の森次晃嗣が「ダン隊員」と呼ぶのは違和感ありありでした。

「アイアンキング」
>あいにくと6話で退場してしまう
なんでも、真樹さんの髪に火が燃え移ったためとか・・・

この作品もリアルタイムで観ていましたが、正直面白くなかった気が・・・その後も観返してません。

逆に21世紀になってからビデオで観た「シルバー仮面」は
大変面白く感動しました(ただし巨大化する前まで)。
(リアルタイムでは裏の「ミラーマン」を観てました)。

Re[1]:「大江戸捜査網2015」+年末年始の試聴メモ(01/10)  

影の王子様
>年末年始のTVは観るものがほとんどありませんでした。

ここ数年毎年同じような状況ですが、今年は特にひどかったような気が……。

>なんでも、真樹さんの髪に火が燃え移ったためとか

へー、そうなんですか。
でも、彼女がそのまま出演されてても、面白くはならなったでしょうね。

「シルバー仮面」、最初の実相寺監督が担当した部分だけ、妙に印象に残ってます。全体的に暗ーい話だったような。

Re[2]:「大江戸捜査網2015」+年末年始の試聴メモ(01/10)  

>ここ数年毎年同じような状況ですが、今年は特にひどかったような気が……。

まったく同感です。まぁ、若者のTV離れも一因かも知れません?

ところで、新ドラマ「美しき罠 残花繚乱」
http://www.tbs.co.jp/utsukusikiwana2015/chart/" target="_blank">http://www.tbs.co.jp/utsukusikiwana2015/chart/
を「とりあえず」録画して、今日観ました。

村上さんのカッコよさはさすが・・・と思いつつ
若村麻由美と高橋かおりが「サイボーグじゃないのか?」
と思えるくらい綺麗でした。

主演の田中麗奈に興味は無いし、物語は単なる不倫モノですが
若村麻由美と高橋かおりを見るためだけに、視聴します。

ところで高橋かおりは「シャイダー」38話に出演してましたね。

Re[3]:「大江戸捜査網2015」+年末年始の試聴メモ(01/10)  

影の王子様
>村上さんのカッコよさはさすが・・・と思いつつ
>若村麻由美と高橋かおりが「サイボーグじゃないのか?」
>と思えるくらい綺麗でした。

良かったですね。さすがにその手のドラマには手が出ませんが……。

>ところで高橋かおりは「シャイダー」38話に出演してましたね。

そうでしたね。芸歴長っ。

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