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アニメ「はいからさんが通る」を鑑賞 第7話

 第7話「伯爵さま!ごめんあそばせ」(作画監督・川北英二)
 前回からあまりに長い間経ってしまい、すっかりやる気も低下している管理人であるが、頑張ります。

 前回、行儀見習いとして初めて伊集院伯爵家の豪邸にやってきた紅緒。伯爵夫人を待っている間に、飾り物だと思った鎧武者にちょっかいを出していると、その鎧武者が動き出し、紅緒に槍をつけようとする。

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 今回、メイン作画は(恐らく)永木たつひろ氏と言うことで、いかにもまるみのないキャラクターとなっている。分かりやすく言うと、「ルパン3世」パート2みたいな感じである。
 それでも、作画のバラツキがひどい「はいからさん」の中では、平均的な出来である。

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 鎧の中に入っているのは、後に分かるが、伊集院伯爵その人であった。
 伯爵「こりゃ、旗本の娘と申すはその方かっ」
 紅緒「なんだこりゃ」
 伯爵「しかと返答せい!」
 紅緒「あー、分かった。お節句の飾り物か……お人形の会社の宣伝なんでしょ?」
 紅緒の言葉にずっこける伯爵。

 伯爵「無礼者、この槍は飾り物などではなかーっ。旗本の娘と申すはその方だな、おのれ、朝敵」
 紅緒「朝敵? 話が明治維新まで戻っちゃってる……かなりズレてる感じ」
 伯爵「成敗してくれる、そこへ直れ!」

 と言う訳で、伯爵に槍で追い掛け回される紅緒。

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 今回は、いつも以上に水増しが多く、まず、紅緒の悲鳴を聞いて駆けつける牛五郎が、天丸・地丸に執拗に追撃されると言う、原作にはないシーンが挿入される。

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 そして伯爵と紅緒の追いかけっこのシーンが無駄に長い。

 まぁ、こんなのは伸ばそうと思えばそれこそ30分でも延々続けられるんだけどね。
 ここでは、5~6分くらい。原作ではたったの2ページに過ぎないのだが……。

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 最後は、ようやく屋敷に辿り着いた牛五郎の人力車が伯爵を轢いて、ひと段落。

 原作にはそもそもこのシーンに犬は出て来ないのだが。

 横から、如月の「殿様!」と言う声が聞こえる。
 紅緒「まさか、この五月人形のぬいぐるみが?」
 如月「はい、伊集院伯爵であらっしゃいます」
 夫人「そして私が忍の祖母でございます」

 如月と共に、伯爵夫人が登場、初めて紅緒と顔を合わす。

 伯爵「とにかく、わしは旗本の娘など嫁にするのは反対じゃからな!」
 伯爵は足を踏み鳴らして去って行く。

 牛五郎「侯爵だか伯爵だか知らねえが、てめんちじゃお客人に向かって人殺しのおもてなしをするのかよっ」
 夫人「まぁ、それは……」
 牛五郎「おぼえとけ、紅緒親分にもしものことがあったら、この金魚の刺青が承知しねえからなっ」
 腕をまくりあげ、トレードマークの刺青を誇示する牛五郎。だが、

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 如月「無礼者、奥様に向かってなんてことを言うんです。この出来損ない! それになんですか、家の中に人力車を乗り入れるなんて、さっさと片付けなさい!」
 牛五郎「はぁー、迫力負けた……」

 如月の剣幕に恐れをなし、あっさり引き揚げる。

 引き揚げた……筈だったのだが(後述)

 夫人「ようおいでくださいました、紅緒さん」
 紅緒「は、はぁ、(よくもこないけど……)」
 夫人「本当におじいさまに良く似ておられること。お眉の太いところ、お口元のきりりとしたところといい、男らしいところと言い」
 紅緒(男らしいところ? 傷付いた……)

 夫人「ああ、これで漸く私たちの恋も……遂に結ばれる日が来たのです」
 思わず涙ぐむ伯爵夫人。

 その後、伯爵家の庭であれこれ思い煩う環の姿を映す(原作にはない)。

 さらに、とっとくに帰ったと思っていた牛五郎が、伯爵邸からすごすごと出て行くと、しつこく犬が吠え立ててくるという、ほんっっっとにどうでもいいシーンが続く。

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 紅緒も外へ出てきて、牛五郎を庇って、牙を剥く二匹の猛犬の前に立つ。
 紅緒「やめて、牛五郎さんは悪い人じゃないのよ。そんなことが分からないのっ? いい子だから聞いて、あなたたちがこの家の人を守ろうとしているのと同じように、牛五郎さんは私を守ろうとしてくれているのよ」

 紅緒が語りかけると、天丸と地丸は、おとなしくなってその場に座り込む。

 原作で犬を手なずけるシーンが出てくるのは、実際はだいぶ後、園遊会の場面である。

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 ちょうどそこへ忍が仕事から帰ってくる。馬で。
 如月「若様、あろうことかあるまいことか、天丸と地丸がやすやすと紅緒様にてなずけられて……」
 忍「紅緒さんてそう言う人です」

 ここでやっと牛五郎が退場。やれやれ。
 夫人「紅緒さん、あのお方は?」
 紅緒「あれはね、わらしの子分……」
 如月「あ、あれは、紅緒様の下僕でして」
 夫人「確か、親分とか?」
 忍「それはその、紅緒さんの家では、旦那様の替わりにそう言う言葉が良く使われるんですよ、おばあさま」

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 その後、改めて対面する紅緒と忍。
 忍「とうとう来ましたね」
 紅緒「こんにちは」
 忍「どうせあなたのことだから、素直にはくるまいと思ったけど、それにしても……はははは、その格好!」
 忍、紅緒のもんぺ姿を見て笑う。

 紅緒(また始まった。笑い上戸)

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 忍、紅緒を部屋に案内する。
 紅緒「あのう、おじいさまが鹿児島って?」
 忍「ああ、君ももう会ったでしょう?」
 紅緒「ええ、あの時代錯誤の病気めいた」
 忍「根はそう悪い人じゃないんですよ、ただ、頑固で冗談が過ぎるだけなんです」
 紅緒「ひど過ぎるわ、もう少しで、私、死ぬところだったんですから!」
 忍「いやぁ、それはただ、脅かす為だったんだと思いますが」
 紅緒「何の恨みで?」
 忍「君のご先祖が、旗本なのが気に入らないらしいんです。なにしろ明治維新では薩摩武士と旗本は、敵味方で殺しあった仲ですからね」

 伯爵夫人は、かつて紅緒の祖父と恋に落ちたが、公家と旗本と言うことでその恋は実らず、薩摩侍だった今の伯爵を婿養子に迎え、伯爵家を継いだのだ。
 夫人と、紅緒の祖父は、次の世代で自分たちの恋を成就させようと誓ったが、それぞれの家には男しか生まれなかったので、
 忍「孫の代の僕たちに」
 紅緒「クジが当たったって訳?」
 と言うことになったのだった。

 で、ここでまた、牛五郎と蘭丸が通りで出会い、紅緒のことであれこれ話すと言うあってもなくてもいいようなシーンが追加される。

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 用意された自分の部屋に入り、その豪華絢爛に目を見張る紅緒。
 紅緒(素敵、まるで外国のお姫様の部屋だわ……しかも王子付きの……はっ、私ったらとんでもない、何を考えてるんだろう?)

 忍「南向きで眺めも良いですよ。きっと気に入ると思います。お疲れでしょうから、僕はこれで」

 その後、如月が来て、夕食の前に着替えをしろと無理矢理もんぺから、ドレスに衣装チェンジさせる。
 原作では2コマのシーンだが、ここでも紅緒が無駄に抵抗して余計な時間がかかる。

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 紅緒(でもまあ、いいや、ご飯が食べられるのなら。ほどよくお腹も空いてるし……ようし、ご馳走全部平らげて、びっくりさせてやるから!)
 可愛らしいことを考えながら、如月の後について食堂へ向かう紅緒。

 さすがにこの家、でか過ぎないか?

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 だが、扉を開け、食事が洋式だと知って、たじろぐ紅緒。
 紅緒(よ、洋食、どうしよう、知らないのだわ、マナー、知らないのだわ、マナー)

 ナレ(永井一郎)「はいからさんの行くところ、聞こえてくるのは笑いとロマンのシンフォニー、泣くなはいからさん、運命の扉は開かれたのである!」

 ちなみに今回の原作消化は、12ページ分。話が進まねえ。

                                      (C)大和和紀・講談社・日本アニメーション


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Author:zura1980
70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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