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「仮面ライダー」 第37話「毒ガス怪人トリカブトのG作戦」 後編

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 第37話「毒ガス怪人トリカブトのG作戦」(1971年12月11日)
 の続きです。

 CM後、ゾル大佐はG作戦の決行を命じる。

 だが、肝心のミツルは縛り上げているだけで、何故か生かしているのである。

 これも相当不自然だよね。

 ゾル大佐は「(ミツルは)五郎たちと一緒に死ぬ」と、何か自信ありげにトリカブトに告げる。

 PDVD_019.jpg
 立花「どうも、臭いな、これを持ってきた花屋……」

 レーシングクラブの事務室で、あの殺人植物の鉢植えを前に考え込んでいるおやっさん。

 そのシーンは省略されているが、戦闘員が花屋に扮して、レーシングクラブに殺人植物のお裾分けに来たのだろう。

 五郎「3時半か、早く来ないかなぁ、マリとユリの姉ちゃん!」

 五郎は、そわそわと落ち着かない様子で、マリたちが来るのを今か今かと待っている。

 立花「なんで時間ばっかり気にしてるんだ」
 五郎「4時から始まっちゃうんだよ、怪獣サイン会が!」
 立花「あーなるほど」

 五郎、握り締めていたチケットをおやっさんに見せる。

 当時は「怪獣サイン会」なんてのが催されていたのだろうか? でも、科特隊のキャップもやっていたおやっさんがそれを見て「なるほど」と言うのはちょっと面白い。

 やがてユリとマリが戻ってくる。
 ユリ「五郎君、行って来ても良いわよ」
 五郎「遅かったじゃないか、二人とも!」

 五郎は二人に文句を言う暇も惜しいと言うように、大急ぎで部屋を飛び出す。

 でも、なんで二人が戻ってくるまで待ってなきゃいけなかったのだろう? 別に五郎は、ユリたちと交替でレーシングクラブの電話番や店番をしている訳でもあるまいに。

 PDVD_020.jpg
 五郎が出掛けた後、あの花から例の毒ガスが噴出され、三人はたっぷりそれを吸い込んでしまう。

 ちなみに、その殺人植物の危険性について、出先の電話ボックスの中の隼人と、ミツルの自宅の滝との間で、特に必要とも思えない会話が交わされるのだが、まるっきり尺稼ぎにしか見えない。

 今回は、とにかく無駄なシーンが多くて冗長に感じられるのである。

 結局、二人は別々のルートからレーシングクラブに戻ってくる。
 (滝のバイクの調子が悪かったことはすっかり忘れられている)

 だが、冒頭のカップルの場合と比較しても、三人は万が一にも助からないと思うのだが、

 滝「だいじょぶだ、死んじゃいない、新鮮な空気を吸えば助かるぞ!」

 だそーです。

 いや、ガス漏れしたんじゃないんだからさぁ。

 PDVD_021.jpg
 ゾル「助かったようだなぁ、レーシングクラブの諸君、しかし今頃気がついても遅いのだ。4時には我々の第一計画が決行される。諸君の友人たちでもある子供たちが手を結びながら死んでいく……」
 隼人「ミツル君や五郎たちのことか」

 鉢植えの中には小型マイクが仕込まれていて、ゾル大佐が、わざわざ作戦のことをべらべら話してしまう。

 ……目撃者の少年を執拗に口封じしようとしたあの秘密主義を、自らぶち壊してしまうゾル大佐、ここまでくると、単なるアホを通り越して、「ショッカーの大幹部とは仮の姿で、ほんとはショッカーの作戦をわざと失敗させる為に潜入しているFBIの秘密捜査官なのではないか?」と言う仮説すら浮かび上がってくるトンチキぶりである。

 隼人はおやっさんから五郎の行き先を聞き、バイクで走り出す。
 ただ、ここでも、かなり早い段階でライダーに変身してしまうので、佐々木剛さんのスケジュール過密ぶりが浮き彫りになっている。

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 その頃、五郎と他の子供たちが、サイン会の開催されるスカイビルへ押し寄せていた。

 男「さぁ怪獣が一杯だよ、この上だよ」

 中途半端なピエロのメイクをしたサンドイッチマンが、入り口のところにプラカードを持って立ち、子供たちを誘導している。

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 途中に貼ってある貼り紙が、これまた悲しくなるほど貧乏臭いのだった。

 が、純真無垢な子供たちは毛ほども怪しまず、サイン会場となっている一室へ到達する。

 PDVD_024.jpg
 と、別のドアから、男を先頭に、怪獣ならぬ怪人がウッホウッホと言う感じで入場してくる。

 男「さぁ来たよ、怖い怪人が一杯来たよー」

 無論、過去に登場した怪人の再利用である。その中には、27話で五郎を捕まえたムカデラスの姿すら混じっていた。

 それを見た子供たちは、

 PDVD_026.jpg
 子供「あっ、怪獣だ!」

 ……

 今、怪人って言ったでしょぉぉぉ?(管理人の魂の叫び)

 さらに、

 PDVD_027.jpg
 五郎「見たことがあるぞ!」

 ……

 「見たことがあるぞ」じゃないでしょぉぉぉ?(管理人の魂の叫び)

 五郎を除く子供たちは、何の疑いも持たずその怪人たちに「サインしてー」と群がる。

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 怪人たちは待ってましたとばかりに、子供たちを思いっきりどつき回す。

 PDVD_029.jpg
 水を得た魚のように生き生きと子供をいたぶる怪人たちの姿は、見ていて気持ちが良いほどであった。

 同時に、ショッカーはいい加減、「めざせ世界征服!」などと言う非現実的な看板は下ろして、「星雲仮面マシンマン」の悪の組織「テンタクル」のように、「日本中の子供をいたぶること」を目標にしたらどうかと提案したくなるのであった。

 日頃、仮面ライダーや滝やおやっさんから受けている鬱憤を存分に晴らすと、怪人たちは別室に引き上げる。
 と、天井から殺人植物の鉢植えが降りてくる。

 PDVD_030.jpg
 続いてトリカブトが現れ、縛り上げたミツルを床に投げ出す。

 トリカブト「さぁ、一緒に死ね、あと一分だ」

 トリカブトは、殺人植物の毒ガスで、子供たちを殺そうとしているのだ。

 ……だから、なんで緑色の毒液を使わないの?

 それ以前に、ショッカーの強力な怪人に暴行された時点で、子供たちは死んでるか、少なくとも重傷を負ってる筈なんだけどね。

 PDVD_031.jpg
 トリカブト「あと30秒……」

 建物の外で、律儀に4時になるのを待っているトリカブト。

 案の定、そこへ仮面ライダーが飛び込んでくる。

 トリカブト、急いでボタンを押そうとするが、寸前でライダーに蹴り飛ばされ、リモコンは近くにいた滝の手に……って、なんで、滝がそこにいるんだよ!

 仮面ライダーがサイクロンの猛スピードで飛ばして来てやっと間に合ったと言うのに、レーシングクラブで隼人と一緒にいた滝が既に来ていると言うのはどう考えても矛盾している。

 PDVD_032.jpg
 滝は、子供たちを助け出すと同時に、4体の怪人が部屋に入ってきたところで、リモコンのスイッチを入れる。

 そう、怪人たちは殺人植物の毒ガスを浴びて、あっという間に死んでしまうのだった。

 これも、おやっさんたちでさえ死ななかった毒ガス程度で、天下のショッカー怪人がひとり残らず死んでしまうと言うのは……。

 PDVD_033.jpg
 ストーリーはめちゃくちゃであったが、最後の、スカイビルの外壁の上でのライダーとトリカブトたちとの戦いはなかなかの迫力であった。

 PDVD_035.jpg
 なにしろ、5、6階の高さの、手摺も何もない、幅1メートルくらいのところで、取っ組み合いをしてるんだからね。

 PDVD_036.jpg
 最後は、屋上でライダーキック~ライダーパンチと言う珍しいコンビネーションを食らい、トリカブトの体が空中へ投げ出され、

 PDVD_037.jpg
 ガシュッ! と、嫌な音を立てて地面に激突する。

 落下する直前まで、「あややややややーっ」と叫んでいるので、直接の死因は転落死と言うことになるのだろうか? 合掌。

 走り去るライダーを子供たちが手を振って見送り、事件解決……と言いたいが、ゾル大佐の話では、都内のあちこちに殺人植物が置かれている筈なのだが……。

 トリカブトが死んだことで、全部パーになったということなのだろうか?

 総括すると、以前、私が「悪の組織の法則」と言う記事で指摘したように、ショッカー(ゾル大佐)の「目撃者の口封じへの固執」&「意味のない時間厳守」と言う悪癖が、今回の作戦を潰してしまったと言えるだろう。

 他にも
 ・「毒ガスの効力が中途半端」
 ・「殺人植物の回収忘れ」
 ・「お母さんに気兼ねしてミツルを殺し損ねる」
 ・「欲張って、ミツルを五郎たちと一緒に殺そうとする」
 ・「隼人たちに余計なことを教えてやる」

 などなど、多くの敗因が挙げられる。

 それ以外にも、とにかくやたら突っ込みどころの多いエピソードだった(毎回言ってる気がする……)ので、管理人はいささかお疲れである。


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コメント

Re:「仮面ライダー」 第37話「毒ガス怪人トリカブトのG作戦」 後編(12/11)  

再生怪人にも解毒剤を与えるべきではないでしょうか?後でDVDで見ましたが、毒ガスであっさり亡くなるシーンに同情を禁じ終えないですね😅

Re:「仮面ライダー」 第37話「毒ガス怪人トリカブトのG作戦」 後編(12/11)  

どうも(^^)/はじめまして。
な、懐かしすぎる!仮面ライダーはやっぱり最高です!おやっさんもいいなぁ~!もう懐かしさに涙が出そうになってしまいました(^▽^;)!

Re[1]:「仮面ライダー」 第37話「毒ガス怪人トリカブトのG作戦」 後編(12/11)  

影の王子様
>いつも更新お疲れ様です。
>とにかくツッコミ満載ですね。「2号篇」は。

ありがとうございます。
最近の特撮は変にきっちり作ってあるので、こういう突っ込みながら楽しむということが出来ないんですよね~。

>この話より少し後になりますが
>ひし美ゆり子さんは「ミラーマン」の頃、「怪獣ショーの司会をしてた」そうです。
>う~ん、映像残ってませんかねぇ?

そうなんですか。しかし怪獣からサイン貰ってもあまり嬉しくないような……。

>しかし、大野剣友会のアクション、凄すぎますね。

V3の煙突とかね……よく事故にならなかったと思います。

Re[1]:「仮面ライダー」 第37話「毒ガス怪人トリカブトのG作戦」 後編(12/11)  

ふて猫様
>再生怪人にも解毒剤を与えるべきではないでしょうか?後でDVDで見ましたが、毒ガスであっさり亡くなるシーンに同情を禁じ終えないですね😅

だいたいそんなに簡単に再生できるのなら、毎回怪人を総動員すれば良いのに、とか思います。
あるいは、再生怪人はオリジナルより弱いのかも。

Re[1]:「仮面ライダー」 第37話「毒ガス怪人トリカブトのG作戦」 後編(12/11)  

ワオワオ様
>どうも(^^)/はじめまして。

こちらこそ、はじめまして。
コメントありがとうございます。

>な、懐かしすぎる!仮面ライダーはやっぱり最高です!おやっさんもいいなぁ~!もう懐かしさに涙が出そうになってしまいました(^▽^;)!

お喜び頂けてなによりです!

佐々木剛さん  

「こうして今でもインタビューを受けるのは100%、仮面ライダーのおかげ」と
佐々木剛さんがおっしゃっていました。
多忙なスケジュール+(藤岡氏の怪我で)混乱している現場+未知の役
と考えたら大変な境遇ですよね。
しかし、2号がウケなければ、新1号もV3以降のライダーもなかったでしょうから
佐々木氏の功績は絶大なものがあります。
「スカイライダー」での頼もしい先輩ぶりもイイですよね。

Re:佐々木剛さん(12/11)  

影の王子様
>「こうして今でもインタビューを受けるのは100%、仮面ライダーのおかげ」と
>佐々木剛さんがおっしゃっていました。
>多忙なスケジュール+(藤岡氏の怪我で)混乱している現場+未知の役
>と考えたら大変な境遇ですよね。
>しかし、2号がウケなければ、新1号もV3以降のライダーもなかったでしょうから
>佐々木氏の功績は絶大なものがあります。

実際、佐々木さんのほうが子供には人気があったんでしょう?

>「スカイライダー」での頼もしい先輩ぶりもイイですよね。

「X」の終盤に出てきた時もめっちゃカッコ良かったです。「仮面ライダー」の時より精悍な感じで。

2号ライダー  

管理人様

>実際、佐々木さんのほうが子供には人気があったんでしょう?
「新1号篇」になって「2号篇」より視聴率が低下したと最近知りました。
佐々木さんには出来るだけ2号の声をやってもらいたいです。

>「X」の終盤に出てきた時もめっちゃカッコ良かったです。「仮面ライダー」の時より精悍な感じで。
「X」の最終回は5人ライダー勢揃いの予定だったそうです。
藤岡さんと山口さんのスケジュールの問題か?「後にとっておいた」か?
「ストロンガー」のラスト2話、変身シーンが無いのが残念無念・・・

Re:2号ライダー(12/11)  

影の王子様
返信ありがとうございます。

>「新1号篇」になって「2号篇」より視聴率が低下したと最近知りました。

今では仮面ライダーと言えば藤岡さんになっちゃってますよね。佐々木さんもあの災難さえなければ……。

>「X」の最終回は5人ライダー勢揃いの予定だったそうです。
>藤岡さんと山口さんのスケジュールの問題か?「後にとっておいた」か?

それは見てみたかったですね。
「X」の再レビュー、来年には始めたいと思ってるんですが。

Re:「仮面ライダー」 第37話「毒ガス怪人トリカブトのG作戦」 後編(12/11)  

>「見たことがあるぞ!」

このサイン会に集まったちびっ子たちが登場した4人の怪人たちを見て大はしゃぎする中、五郎だけがそれをショッカー怪人だと見抜けた訳ですが、それならばキノコモルグのお話で
「お化け大会だよ~♪」
と言いながら賑々しく登場したキノコモルグたちにひょこひょこと付いていってしまったのでしょうか?やはり五郎もその頃に比べたら警戒心が芽生えたと言う事でしょうか。特にムカデラスは、五郎にとってはショッカースクールの生徒にされると言う最大の実害を受けた怪人でもあるし、この記事の10枚目の写真でのムカデラスも
「やさ五郎っ、久しぶりだな~っ!!」
と私怨がこもっている様にも見えます。

Re[1]:「仮面ライダー」 第37話「毒ガス怪人トリカブトのG作戦」 後編(12/11)  

笑太郎様

サイン会場に入ってくる再生怪人たちの姿は、何度見ても涙を誘われます。

Re:「仮面ライダー」 第37話「毒ガス怪人トリカブトのG作戦」 後編(12/11)  

改めて視ると確かに五郎はムカデラスと過去に会っているから覚えていて当然ですし、他の子供達と反応が違うのは流石ですね。それにしても再生怪人達が五郎達をボコボコにしているのに違和感を覚えますね😅子供達の身体では、(怪人達の)一撃を喰らったら気絶するなり骨折するなりするのが普通なのではないのでしょうか?最もその1分後には悲劇になろうとは正に“一寸先は闇”ですね😓

Re[1]:「仮面ライダー」 第37話「毒ガス怪人トリカブトのG作戦」 後編(12/11)  

ふて猫様
>それにしても再生怪人達が五郎達をボコボコにしているのに違和感を覚えますね😅子供達の身体では、(怪人達の)一撃を喰らったら気絶するなり骨折するなりするのが普通なのではないのでしょうか?

ですよねー。再生怪人だからオリジナルより弱いのかも。

Re:「仮面ライダー」 第37話「毒ガス怪人トリカブトのG作戦」 後編(12/11)  

ピエロのおっさんも怪人サイン会と言うべきなのに怪獣サイン会と言い間違えをしているようですね😅どう見ても怪人なんですけどね😓

Re[1]:「仮面ライダー」 第37話「毒ガス怪人トリカブトのG作戦」 後編(12/11)  

ふて猫様
>ピエロのおっさんも怪人サイン会と言うべきなのに怪獣サイン会と言い間違えをしているようですね

そう言う雑なところがいかにも「仮面ライダー」っぽいです。

余談だが

これが放送された4日後、17代目うたのおねえさんとなる茂森あゆみが熊本市で生まれた。
うたのおねえさんが茂森の時は俺はもう小・中学生だったが、弟や茂森時代に生まれた妹が幼稚園出るまで一緒に見ていた。

Re: 余談だが

長寿番組なんですね。

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