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「恐竜戦隊コセイドン」 第8回「アルタシヤ 冷凍光線に閉ざされて」

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 第8回「アルタシヤ 冷凍光線に閉ざされて」(1978年8月25日)

 紆余曲折の末、ようやくコスモ秘帖が再びコセイドン隊のところに戻ってくる。

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 バンノ「ゴウ、テツ、直ちに21世紀に戻り、コスモ秘帖の謎を解くんだ」
 ゴウ「はいっ」
 テツ「はいっ」
 ウララ「坊やたち、気をつけてよ」
 モリィ「二人とも頑張って来いよ」

 秘帖の正当な所有者であるアルタシヤも一緒に21世紀へ行きたいと願い出るが、まだタイムトンネルが安定しておらず、ゴウとテツの最低限の乗員しか乗ることが出来ないと、バンノはそれを却下する。アルタシヤも素直に従う。

 ゴウ「アルタシヤ、待っててくれ」
 アルタシヤ「はいっ」

 以前と同じく、質量をぎりぎりまで減らす為に各メカを降ろした上で、ゴウとテツの操縦するコセイドン号が21世紀へタイムワープする。

 秘帖を受け取った時空管理局のカイドウ長官は、直ちに研究室へそれを送る。

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 テツ「ベーター透視でもダメですか」
 研究員「どうやら波長の短いものではダメなようですねえ。今度は可視光線にかざしてみましょう」

 コスモ秘帖の分析には、ゴウとテツも立ち会って作業が進められる。

 ちなみに今回だけ登場するこの研究員を演じているのが、あの声優の千葉繁さんなのだ。

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 一方、白亜紀に残った面々は、湖のほとりでしばしの休息を楽しんでいた。

 何処で撮影しているのか知らないが、鏡面のような湖面と、霧のたなびく白樺の森が、いかにも白亜紀っぽい感じでグーである。

 ま、白亜紀には行ったことがないので良く知らないのだが……。

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 アルタシヤ「こんな美しい景色を見ていると私の故郷を思い出しますわ」
 マリ「テレサ星って言うのはこんなのどかな星なの?」
 アルタシヤ「でもそれは昔のこと、今はゴドメスの為にすっかり砂漠のようになってしまって……」

 ありそうでなかなかない、「コセイドン」の誇る美少女ふたりのツーショット。

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 ウララ「気の毒にねえ」
 バンノ「うーあぁぁ、そうも言ってられないんだぞ、まごまごしてると、この地球だってテレサ星の二の舞になっちまうんだ!」

 草の上で寝ていたバンノが立ち上がり、欠伸まじりに指摘する。

 と、山の向こうから、ゴドメスの戦艦ガルムスが急接近してくる。

 再び21世紀。

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 研究員「太陽光のスペクトルです。もっと波長の長い方で照らしてみましょう……出ました!」
 テツ「ゴウ! やったぁっ!」

 試行錯誤を重ねるうちに、コスモ秘帖に隠されていた記号とも文字ともつかない図形が遂に明確な像を結ぶ。

 再び白亜紀。

 主力二人を欠くコセイドン隊は、ゴドメス軍の空と陸からの猛攻に防戦一方であった。

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 乱戦の中、三人のゴドメス兵に湖のそばでアルタシヤが囲まれてしまう。

 ゴドメス兵から逃れようとアルタシヤが水の中に飛び込んだと同時に、上空のガルムスがエントロフィービーム・マイナス、すなわち冷凍光線を打ち込んできて、

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 アルタシヤ、三人のゴドメス兵もろとも、湖を一瞬で凍結させてしまう。

 間髪入れず、その上から通常兵器で攻撃を加え、湖周辺を原型もとどめぬほどずたずたに切り刻む。

 ビックラジィー「あっああ、アルタシヤ様ーっ!」
 ウララ「ビックラジィー、後で助けに来るからね、ここを動いちゃいけないよ」

 バンノたちはファイタス、ハクアス各機に乗り込むと、反撃を開始する。

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 バンノ「ゴドメスめぇ、マントル砲を食らえーっ! くのっ」

 ファイタス1号に乗るバンノが放った必殺マントル砲が、ガルムスを直撃する。

 4機のメカの総攻撃を受け、さしものガルムスも一旦退却を余儀なくされる。

 バンノ「ざまぁーみろ、ははははははははっ!」

 その後、コセイドン隊はアルタシヤやビックラジィーの姿を捜すが、二人とも杳として行方が知れない。

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 そんな一大事が出来しているとも知らず、ゴウとテツはテストで100点を取った子供のように、誇らしげにコスモ秘帖の謎が解けたことをカイドウに報告に来る。

 テツ「長官、やりました!」
 長官「成功か」
 テツ「後はテレサ星の文字をアルタシヤに読んで貰えば……」
 ゴウ「そう、全て完了です!」
 長官「そうか、そりゃ良かった。これで我が地球も無事ゴドメスの手から守れると言うものだ」

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 その後、モリィがなんとか通信機器を修理して、時空管理局との通信を回復させる。

 バンノ「こちらバンノです」
 長官「バンノ君、素晴らしい知らせがある、コスモ秘帖の文字の投影に成功した。あとはそれを読んでもらうだけでいい、アルタシヤと言う娘にな!」

 最初は笑顔だったバンノの顔が、長官の言葉を聞いているうちに暗く沈んでいく。

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 バンノ「なんですって……」
 長官「おい、何かあったのか?」
 バンノ「そ、それが……、アルタシヤはたった今ゴドメスの攻撃を受けて……」
 ゴウ「なんだって!」
 長官「死んだのかっ?」
 バンノ「た、たぶん……」

 仲間の死を伝えるのに、「たぶん」なんて言葉を使ったのは、数ある特撮ヒーローの隊長の中でもバンノだけだろうな……。

 ゴウ「そんな馬鹿な!」

 あまりと言えばあまりの運命のむごさに、ゴウは顔を歪める。

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 CM後、制服のまま屋上へ上がり、高層ビルの峰に向かって「アルタシヤ~~~!」と叫ぶゴウ。

 演技がみるみる上達したと言っても、さすがにまだ大西さんには荷が重い芝居であった。

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 テツも屋上に上がってきて、ゴウの隣に立つ。

 テツ「ゴウ、泣くなよ、お前らしくないぞ……俺だって悲しいよ。アルタシヤはいい子だ」
 ゴウ「違う! 俺は悔しいんだ。考えても見ろ、折角コスモ秘帖の謎が解けたって言うのに!」
 テツ(いや、お前今、アルタシヤ~って思いっきり叫んでたんやん……)

 ふてぶてしいほど見栄っ張りなゴウであった。

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 テツ「無理すんなよ、お前がアルタシヤを好きなことぐらい分かってたよ」
 ゴウ「……」

 親友の言葉に、ゴウは静かに涙を流すのだった。

 と、そこへ、カイドウ長官が一枚の写真を手にやってくる。

 長官「君たち、諦めるのは早いぞ、これを見たまえ。たった今、長野県から電送されてきた。白亜紀の地層からこんなものが現れたそうだ」

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 氷漬けになったその女性は、紛れもなくアルタシヤであった!

 長官「目下この氷塊は長野県須坂市に保存されている。もしこれがアルタシヤならなんらかの方法で生き返らせることが出来るかも知れん」

 長官は二人に、須坂氏へ行ってその氷塊を回収してくるよう命じる。

 いやー、それにしても、ここまでSFマインド溢れる展開になるとは、最初見た時は心の底から「参りました!」と唸ってしまった。

 つまり、7000万年前にエントロフィービームで凍結されたアルタシヤが、21世紀の現在までずーっとそのままの状態で保存されていたと言う訳なのだ。

 厳密に言えば、今回の一連の事件が起きた時点で、既に長野県にはアルタシヤの氷漬けが存在していたことになる。うーん、実に壮大なスケールの物語である。

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 その頃(と言うのもアレだが)、白亜紀では、主人を殺されたと思い込んだビックラジィーが、偶然、森の中で、着陸して破損箇所を修理しているガルムスを発見する。

 ビックラジィー「ゴドメスの戦艦じゃ、く、くっそぉ、アルタシヤ様の仇!」

 勇敢にもビックラジィーは、ひとりで殴り込みをかけようとするが、あっさりゴドメス兵に捕まり、総監ザジの前に連行される。

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 そして、コスモ秘帖のありかを白状しなかった為、頭部のカバーを外されて、頭脳コンピューターを交換されると言う目に遭う。

 要するに、ゴドメスの味方をするよう、人格を改造されてしまった訳だ。

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 ザジ「これ、コスモ秘帖のありかは何処じゃ」
 ビックラジィー「はい、タイムGメンの手により、21世紀日本へ持ち帰られました。目下、科学的方法で謎の解明中と思われます……」

 あれだけ姫に忠義を尽くしてきたビックラジィーであったが、所詮はロボット、あっさりとアルタシヤを裏切り、コスモ秘帖のことを話してしまう。

 それまで味方だったものが、突然敵になってしまう、とにかく「コセイドン」(の第1クール)は、先の展開が読めず、手に汗握ってしまうスリリングなストーリーの連続なのだ。

 しかも、結果的に、このビックラジィーの裏切りが、アルタシヤの復活に結び付くのだから、ますますその脚本(田口成光)の妙味に関心しきりの管理人であった。

 話が先走ったが、ザジは、時間軸を超えて影響を及ぼすことの出来るエントロフィービームを21世紀へ送り込み、コスモ秘帖もろともゴウたちを抹殺しようと図る。

 再び21世紀。

 ゴウとテツはジープに乗って山道を走破し、須坂市に到着する。

 アルタシヤの氷漬けは、とある施設に保管されていた。
 ドラマでは、米子町の滝山館と言う旅館(現在は廃業?)が使われている。

 ちなみに、白亜紀のシーンはこの周囲の高原などで撮影されていたのではないだろうか?

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 それはともかく、ゴウとテツは氷の中のアルタシヤと対面する。

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 ゴウ「生きてる……アルタシヤ、アルタシヤ!」
 テツ「ゴウ、何するんだ! 馬鹿なことするな、このまま氷を砕けばアルタシヤの命は一巻の終わりだ」

 思わずそばにあったツルハシで氷を砕こうとするゴウを、テツが慌てて止める。

 テツ「急いで本部へ持ち帰るのが先だ!」

 ……しかし、7000万年の間、氷漬けになっていて、まだ生きているというのはさすがに?

 エントロフィービームによる凍結は、時間の干渉を受けにくい特殊な状態なのかも知れない(とフォローしておく)。

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 とにかく、アルタシヤをジープに乗せて本部への道を戻り始めたところへ、7000万年前のガルムスから発射されたエントロフィービームが襲い掛かってくる。

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 ここでは、ミニチュアセットを使った爆破シーンと、

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 実際の爆破シーンを組み合わせて描いているが、このつなぎ方が実に巧みで自然なので、大変迫力のあるシーンとなっている。

 この辺は、さすが円谷プロと言う感じだ。

 ジープは崖崩れに巻き込まれ、斜面を滑り落ちて行く。

 アルタシヤの氷塊は、シートに包まれたまま川に落ち、そのまま流されていく。
 (……沈みそうな気がするが)

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 ゴウとテツも、それを追いかけて川に沿って森の中を駆け下りていく。

 下流の平坦な場所へ出るが、執拗にゴドメスの過去からの攻撃が追いすがる。

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 二人は、岩にもたれるようにして立っている氷塊を発見し、近寄ろうするが、再びその上からビームが降り注ぐ。

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 アルタシヤを包むようにして、激しい爆発が空気を焦がし、大地を揺らす。

 うーん、今、こういう撮影は許可が下りないだろうなぁ。

 一瞬の静寂が訪れる……。

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 そして、なんと、今の爆発の衝撃で氷が解け、アルタシヤが剥き出しの状態になっているではないか。

 これは爆発の熱によるものではなく、エントロフィービーム(プラス)による偶発的な作用だったと思われる。要するに、エントロフィービーム(マイナス)で凍結されたが、エントロフィービーム(プラス)で解凍されたと言う訳だろう。

 なお、氷漬けのアルタシヤは、何故か髪の形と色だけが変化している。
 見え見えの金髪カツラから、地毛と思われる黒のショートヘアへと。

 これは、やはり、アルタシヤの、レイア姫を連想させる金髪が不評だったので、これを機会にイメージチェンジを図ろうと言うことなのだろうが、それに加えて、撮影が夏場にさしかかり、カツラをつけてのスタジオでの演技が大変になってきたことも関係しているのではないかと私は睨んでいる。

 同時期の(テツも出ている)「俺たちは天使だ!」のDVD特典映像によると、当時のスタジオは空調設備がお粗末で、夏場は死ぬほど暑かったらしいから、ありえないことではないと思う。

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 で、思わずアルタシヤに駆け寄る二人の止め絵で、「つづく」のも、これまたセンスの良さがビシビシ伝わってくるのである。

 今回も、コセイダーが登場しなかったけど、それでも十分面白い。

 ぶっちゃけ、人間大砲コセイダーと言う設定自体、なくても成立していたような気がするのである。


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コメント

Re[1]:「恐竜戦隊コセイドン」 第8回「アルタシヤ 冷凍光線に閉ざされて」(12/16)  

影の王子様
>7000万年前と21世紀の現在がしっかりリンクしているのがなんともすばらしいですね。

最初見たときはほんとに感心しました。

>アルタシヤは金髪よりも黒髪の方が断然よいです。

ですよね。これはスタッフの英断だったと思います。

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Author:zura1980
70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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