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「ウルトラマンタロウ」 第33話「ウルトラの国 大爆発5秒前!」後編

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 第33話「ウルトラの国 大爆発5秒前!」(1973年11月16日)
 の続きです。

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 傍若無人に暴れまくるテンペラー星人の近くに、いつの間にZAT本部を抜け出したのか、栄一と健一、さおりの姿があり、栄一と健一が「ウルトラマンボール」と言う、パラシュートの付いた赤いカプセルを投げる。

 しかし、中は空なので、全く何の効果もなく、ふわりふわりと落ちてくるだけであった。なんじゃこれは?

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 それにしても、いつものことだが、今回もセットが広くて、しかも作りが細かい。

 この左側に見える看板の文字が手書き風なのは、レタリングしてる余裕がなかったんだろうなぁとスタッフの苦労がしのばれる。

 そのうち、ZATの戦闘機がテンペラー星人に撃破される。だが、地面に激突する前にゾフィーがそれを掴み、そのままハヤタたちのところへ運んでいく。

 砂浜に、死んだように動かない荒垣たちが横たわっている。

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 北斗「だから早く俺たちが出て行けば良かったんだ」
 郷「兄さんたち、この責任をどう取るつもりだ」
 ハヤタ「慌てるな、ゾフィー兄さんがただひとつの方法があるといったのはこのことだ」

 隊員や大谷博士は、別に死んだ訳じゃなく、一時気を失っているだけなのだろう。

 ゾフィーの言う方法とは、ハヤタたちが隊員たちの姿を借りて、タロウを陰からサポートしようと言うものだった。

 北斗「そんな面倒なことしなくてもこのままでいいじゃないか」
 ハヤタ「馬鹿、我々が地球人になった時はこの格好だということを奴ら知ってるに違いない。だから別の姿に変わるんだ」

 みんなもその作戦に同意し、ひとりひとり隊員の中に入り込んでいく。

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 まずは最年少の北斗がエースに変身してから、

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 こちらも最年少の上野隊員の体に乗り移る。

 この調子で、郷が南原、ダンが北島、ハヤタが荒垣、そしてゾフィーが大谷博士の姿になる。
 (ちなみにゾフィーだけ、分身合体シーンがない……)

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 上野(北斗)「早く行こう、兄さんたち」
 荒垣(ハヤタ)「待て、我々が隊員に変身してることは、タロウには最後まで内緒だぞ」
 北島(ダン)「ゾフィー兄さんも言ったじゃないか、タロウを鍛えるんだ。どんなことがあってもタロウは助けない、いいな?」
 南原(郷)「それじゃタロウがかわいそうですよ」

 引き続き、年少組はタロウを助けるべきだと主張し、年長組がそれを却下するというやりとりが繰り返される。
 最後にゾフィーは「タロウひとりでテンペラー星人を倒してこそ……」と言ってるけど、ゾフィーたちだってどう考えてもひとりじゃあテンペラー星人に勝てそうにないけどね。

 特にゾフィーなんか、絶対勝てないだろうなぁ(遠い目)。

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 光太郎、またタロウになって戦いとを挑むが、必殺のストリウム光線すら利かず、全く歯が立たない。
 テン「どうした、出て来い、ウルトラ兄弟! タロウが死んでもいいのか」
 タロウ「兄さん、兄さん、助けてくれ!」

 テンペラー星人の猛攻の前に手も足も出ず、情けなく兄に助けを求めるタロウ。

 しかし、第1クールくらいだったらともかく、数々の戦いを経て成長した今のタロウにしては、ちょっとこの態度は違和感を覚えるなぁ。

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 ズタボロの姿になって、あの岩場に戻ってくる。
 光太郎「助けてくれ、兄さん、何処へ消えたんだよ! お願いだ、出てきてくれ!」

 一方、ZAT本部では、

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 森山隊員、栄一、健一、そしてさおりが、手回し良く荒垣たちの遺影まで用意して、彼らの冥福を祈っていた。
 しかし、死体も見付かっていないのに全員死んだと決め付けるのは、ちょっと気が早い。

 女性たちは耐え切れずに嗚咽を漏らし始める。かえって、子供たちのほうが気丈に振る舞う。

 そこへ光太郎が現れる。

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 光太郎も、遺影を見て彼らが死んだものと信じ込む。
 光太郎「副隊長、北島さん、南原さん、上野ぉっ! 許してくれ……俺が不甲斐ないんだ」
 健一「違うよ、光太郎さんだって力いっぱい戦ったじゃないか!」
 栄一「東さん、泣いてる暇があったらどうして戦わないんだ?」

 栄一は悲嘆の底に沈む光太郎を涙ながらに叱咤すると、自分がテンペラー星人を倒してやるとZATを飛び出す。光太郎も慌てて追いかける。

 栄一、とりあえずウルトラマンボールを空へ投じる。
 光太郎「あれは?」
 栄一「ウルトラマンボールだよ、だけど、あれじゃ奴と戦えないんだ」
 光太郎(じゃあ投げんなよ……)

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 と、そんな彼らの前に無傷の荒垣たちと大谷博士が駆けて来る。当然、光太郎も栄一も狂喜する。

 北島「何か強い力が、ウルトラマンタロウが出て来てくれればなぁ」
 栄一「タロウなんてダメだよ、さっきだってめちゃめちゃにやられてしまったんだ」
 大谷「そうか、タロウはウルトラの国でも末っ子の甘えん坊だと言われてるそうだからな」

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 栄一の子供らしい率直な意見に乗って、大谷博士、実はゾフィーが光太郎に聞かせるようにつぶやく。
 北島たちも、それとなく光太郎の表情を窺う。

 荒垣「やはり、ウルトラマンやセブンに来て貰わないとダメだと言うことかな」
 タロウ「そんなことはありません! つまり、そんな宇宙の人を頼りにするよりは、副隊長、我々で戦いましょう」
 荒垣「しかし奴は強い、強過ぎるよ!」

 荒垣の言葉に、ふと何かに気付いたように光太郎がみんなの顔をまじまじと見直す。

 このシーンの意味は、光太郎が彼らの正体に気付いたと言うことなのか、あるいは単に、彼らの弱腰っぷりに呆れ返ったと言うことなのだろう?

 光太郎「分かりました。じゃあ、俺だけでやります!」

 光太郎、三たびタロウに変身すると、テンペラー星人に向かっていく。

 が、何の工夫もなくやられ、「兄さん助けてくれー」とさっきと全く同じ醜態を晒す。

 南原「タロウを見殺しにするのか」
 荒垣「違う、タロウを愛していればこそだ」
 上野「だったら助けに行ってやればいいじゃないか」
 北島「馬鹿、助けることがほんとにタロウの為になるのか考えてみろ」
 大谷「タロウ、立ち上がってくれ! そのままでいいのか?」

 兄たちの願いもむなしく、タロウは大地に横たわるとまたまたまた光太郎の姿に変わる。

 さすがにこうなっては四の五の言ってられず、

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 遂にゾフィーたちが一斉に右手をかざし、

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 全国の子供たちが待ち望んだウルトラ兄弟揃い踏みの図、となる。

 いやー、引っ張って引っ張って引っ張ってからの、この勇姿は、さすがにツボを押さえた演出である。

 だが、彼らとの戦いが始まる前に、

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 光太郎「そうだ、栄一君、このボールを投げてくれ、君の闘志を信じるぞ!」

 傷つき倒れていた光太郎が、何か考えがあるのか、転がっていたウルトラマンボールの中に入り込む。

 果たして、栄一がそれを見付け、「畜生、タロウの敵だ!」とテンペラー星人に向かって放り投げる。

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 ボールはテンペラー星人の顔の前に飛んできて、パカッと割れる。

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 そして中にいたミニサイズのタロウが、あっという間もなくテンペラー星人の口から体内に侵入する。

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 すかさず、タロウ、体の中で巨大化する。当然、テンペラー星人は跡形もなく砕け散る。

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 その破片の降り注ぐ中にすっくと立ち上がったタロウの姿!

 最後の土壇場で捨て身の奇策を敢行したタロウの勇気と知恵に、ウルトラ兄弟たちも賞賛を惜しまず、その場で胴上げをするのだった。

 近隣住民がどえらい迷惑を被ったと言う……。

 だが、テンペラー星人はその一体だけではなかった。
 司令船は無傷で、その中には別のテンペラー星人が生き残っていた。

 人形「勝ったと思っているのか、ざまーみろ、とうとう6人とも姿を現したな、あれはお前たちをおびきだす、貴重な犠牲者だ。ウルトラ兄弟、必ずこの地球上でお前たちの息の根を止めて見せる!」

 こうして次回34話では、逆に自分ひとりでテンペラー星人を倒した光太郎が慢心すると言う展開になるのだ。

 ……しかし、サブタイトルの「大爆発5秒前」って明らかな誇大広告だよな。


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コメント

Re:「ウルトラマンタロウ」 第33話「ウルトラの国 大爆発5秒前!」後編(12/18)  

挿入歌「ウルトラ六兄弟」をバックに4人が変身して乗り移るシーンは胸にきますね。
これでスーツの具合(とスーツアクター)が良ければ文句ないのですが。

Re[1]:「ウルトラマンタロウ」 第33話「ウルトラの国 大爆発5秒前!」後編(12/18)  

ふて猫様
>ウルトラ兄弟のいないうちに、ウルトラの国を占領すれば良かったのではないでしょうか?

ま、あえて困難に立ち向かう、悪の美学なんでしょうかね。

Re[1]:「ウルトラマンタロウ」 第33話「ウルトラの国 大爆発5秒前!」後編(12/18)  

影の王子様
>これでスーツの具合(とスーツアクター)が良ければ文句ないのですが。

そうですね。仮面ライダーと違って、ウルトラマンでは、スーツアクターはだいたい二人ですもんね。

Re:「ウルトラマンタロウ」 第33話「ウルトラの国 大爆発5秒前!」後編(12/18)  

満田監督によると「初代ウルトラマンは特別な存在なので、単独では出さなかった」とのこと
(初代ウルトラマンの単独客演は平成から)。

しかし、黒部さんや森次さんたちがお元気なうちに
ハヤタやダン役の別の役者さんへの「引継ぎ」をすべきでは・・・と思います。

Re[1]:「ウルトラマンタロウ」 第33話「ウルトラの国 大爆発5秒前!」後編(12/18)  

影の王子様
>満田監督によると「初代ウルトラマンは特別な存在なので、単独では出さなかった」とのこと
>(初代ウルトラマンの単独客演は平成から)。

そういえば、出てませんでしたね。

>しかし、黒部さんや森次さんたちがお元気なうちに
>ハヤタやダン役の別の役者さんへの「引継ぎ」をすべきでは・・・と思います。

平成作品ってほとんど見てないんですが……面白いですか?

平成ウルトラマン  

管理人様

>平成作品ってほとんど見てないんですが……面白いですか?

個人的に唯一好きで評価できるのが平成第1作(20年前ですが)の「ウルトラマンティガ」。
以降はウルトラマンのデザインがダサいと思うので、半分以上観てないですが
今年放送された「~オーブ」の特撮は凄かった。
個人的には、現在の進化した特撮で、初代ウルトラマンやセブンが主役のが観たいのです。

Re:平成ウルトラマン(12/18)  

影の王子様
わざわざお返事ありがとうございます。

>個人的に唯一好きで評価できるのが平成第1作(20年前ですが)の「ウルトラマンティガ」。
>以降はウルトラマンのデザインがダサいと思うので、半分以上観てないですが
>今年放送された「~オーブ」の特撮は凄かった。
>個人的には、現在の進化した特撮で、初代ウルトラマンやセブンが主役のが観たいのです。

なるほど。平成のウルトラマンって、平成ライダーと比べても(デザインの)個性がない気がしますね。

それにしても、もう放送から50年になるんですね。
それを契機に新作やリメイクが作られるかもしれませんね。

Re:「ウルトラマンタロウ」 第33話「ウルトラの国 大爆発5秒前!」後編(12/18)  

確かにテンペラー星人も手強いのでしょうが、タロウも管理人様の仰る通り第1クールに比べたら、
格段に成長している筈なのですがね😅何だか不自然な展開でしたね

Re[1]:「ウルトラマンタロウ」 第33話「ウルトラの国 大爆発5秒前!」後編(12/18)  

ふて猫様
>何だか不自然な展開でしたね

ま、そう言うストーリーだから仕方ないですけどね。

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70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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