fc2ブログ

記事一覧

「ウルトラマン80」 第7話「東京サイレント作戦」

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

ウルトラマン80 COMPLETE DVD-BOX [ 長谷川初範 ]
価格:24300円(税込、送料無料) (2016/12/21時点)


 第7話「東京サイレント作戦」(1980年5月14日)

 7話目にして初めて「スルーしようかな?」と一瞬思ったエピソードであるが、貴重な「中学校篇」は漏れなく紹介しておくことにした。

 冒頭、ヨーロッパの新型旅客機が中央アルプス上空をデモフライトしていたが……、

 PDVD_001.jpg
 エミ「墜落ぅ?」

 のっけからエミ隊員の可愛いアップでUGM本部での雑談シーン。

 PDVD_000.jpg
 が、ハラダ隊員は「国際世論を無視した報いだ」と、素っ気無い。

 タジマ「あのスーパージャンボは、離陸着陸の時は勿論、飛行中も大変な騒音を出すと言うことが開発中から分かっていたんだ」
 エミ「そうなのー、地上の騒音だけでもうんざりなのに、空からそんな大きな音を撒き散らされたんじゃたまんないわねぇ」
 タジマ「だからUGMのスカイハイヤーにしてもシルバーガルにしても音には神経使ってるんだ」

 その悪評紛々のスーパージャンボが、超音速旅客機コンコルドをモデルにしているのは言うまでもない。

 そこへオオヤマがやってきて、その旅客機が怪獣に襲われたとの通報があったからと、ハラダ、タジマに出動を命じる。

 翌日、住宅地の一角からけたたましいバンドの演奏が鳴り響いている。

 PDVD_003.jpg
 その震源地である民家の前に、タクシーで乗りつけたのは桜ヶ岡中学の校長と教頭のコンビであった。

 主婦「ご両親がお出かけになると毎日この有様! もう我慢できません!」
 校長&教頭「申し訳ありません」
 主婦「これ以上続くようでしたら、騒音公害で警察に……」
 教頭「いえっ、その、やめさせますから、なんとか警察だけは」

 二人は学校へ通報した主婦を必死でなだめると、その家の中へ入る。

 PDVD_004.jpg
 一室に集まって、本格的なバンド演奏(ボーカルは不在)に興じているのは、桜ヶ岡の生徒4人、そして他ならぬ矢的猛まで彼らと一緒に気持ち良さそうにギターを掻き鳴らしているではないか。

 PDVD_005.jpg
 教頭「矢的先生ーっ!」
 猛「……」

 教頭、演奏に負けじと大声を上げて、物凄い目付きで猛を睨みつける。

 PDVD_006.jpg
 その後、当然、校長室で教頭からガミガミ叱られている猛の図、となる。

 教頭「あなた、教師としておやりになってることがお分かりになってるんでしょうね」
 猛「はい、僕は教師だからこそああしていたんです」
 教頭「まぁ」
 猛「僕は一週間前、ご近所を一軒一軒回って了解を取ってから彼らとあのバンドを始めたんです」
 教頭「ですが、やっぱり苦情が出たじゃありませんか……即刻バンドを解散しなさい!」
 猛「ちょっと待って下さい」

 PDVD_007.jpg
 猛「今までの彼らは何をやらせても三日坊主でした。つまり彼らには学校で学んでいく上で大切な集中力や持続力に欠けていたんです。しかし彼らはこの一週間、毎日4時間の練習をすることが出来たんです!」
 校長「ほー、あの連中が一週間もねえ」

 猛は、バンド練習の意義と効用を強調し、暢気な校長もつい感心してしまうが、結局他の練習場所を探すことになる。

 しかし、バンド練習には猛も付き合っていたのだろう? つまり、

 朝~午後→中学で勤務
 午後から4時間→バンド練習
 夜→UGM勤務

 と言うことになり、猛は一体いつ寝てるんだ? と言う疑問が浮かぶのであった。

 PDVD_008.jpg
 猛は早速少年たちを引き連れ、あちこちを巡り歩いてバンド練習を提供してくれる家を探す。

 今回のストーリーがいまいちなのは、肝心のこの少年たちの扱いがエキストラと同程度だからである。キャラクターとしてちゃんと描かれておらず、名前も定かではないので、感情移入がしにくい。

 だったら、ちょうど同じ4人だし、レギュラーの落語たちをバンドのメンバーにした方が良かったんじゃないかと言う気もするのだ。

 同じ頃、UGMでは、

 PDVD_009.jpg
 エミ「巨大な影が新幹線に向かっています!」
 オオヤマ「なにっ」

 巨乳のエミ隊員がおっぱいをぷるるんさせながら(註・管理人の妄想です)叫んでいた。

 PDVD_011.jpg
 本物の新幹線の映像に繋いで、

 PDVD_010.jpg
 精巧なミニチュアで組まれた新幹線の高架のセットと、それに近付く怪獣の姿が映し出される。

 毎回言ってるけど、溜息が出るほど見事なセットである。ちゃんと下の道路を車が走ってるし……。

 PDVD_012.jpg
 怪獣ノイズラーは、新幹線のそばに降りると、停止した車両に迫る。

 PDVD_013.jpg
 怪獣が車両を持ち上げ、内部の乗客はパニックに陥るが、怪獣は特に何かするわけでもなく、いとおしそうに車両を抱いているだけであった。

 一方、オオヤマから連絡を受けた猛は、遠くから生徒たちに詫びながらUGMへ向かう。

 その後、UGMの戦闘機が現場上空に達した時には、既に怪獣は車両をレールに戻し、乗客たちも全員無事に脱出し終わっていた。

 シルバーガルとスカイハイヤーが怪獣を攻撃している様子を、地上からじっと見ていた猛は、ふとあることに気付いて本部のオオヤマに連絡する。

 PDVD_015.jpg
 猛「キャップ、攻撃を中止して下さい。音です、音、怪獣は音に敏感です。あの耳を見て下さい。奴は音に反応しています。つまり音がなければ動けないと言うことです」
 オオヤマ「なるほど」
 猛「直ちに東京エリアのあらゆる音を消すことは出来ませんか」
 オオヤマ「なんだとぉ」
 猛「お願いします、キャップ、音がなくなれば奴をやっつける方法がある筈です」

 とんでもないことを言い出す猛であったが、オオヤマはその意見を入れ、上司や関係各方面を必死に説得して回り、東京とその近郊に、あらゆる音を禁止すると言うめちゃくちゃな命令が下される。

 しかし、さすがにこの急展開は強引と言うか、不自然と言うか……。

 たとえば、ノイズラーは音を聞けば聞くほど強くなるとか、通常の攻撃では絶対倒せない、などと言う事実が判明しているのならまだしも、現時点では、あの怪獣は音に敏感ではないか、と言う猛の推測だけだもんね。

 そんなあやふやな前提で、東京中のあらゆる活動をストップさせるなんてことが断行されると言うのはあまりに嘘っぽくて、ストーリーに乗れないのである。

 とにかく、道路工事や工場など、あらゆる生産活動が停止され、外出も禁止されてゴーストタウンのように静まり返る東京の様子が映し出される。

 PDVD_017.jpg
 ノイズラーは東京が静かになると同時に大人しくなり、高架に両肘をつけてまったりしている。

 オオヤマ「矢的隊員の言ったとおりだったな」
 エミ「じゃあやっぱりあの怪獣は音を食べて生きてるんですか?」
 オオヤマ「そう、奴のエネルギー源は音なんだ」

 猛の、「スーパージェットの騒音や新幹線の出す音には、ノイズラーの好む周波数が含まれているのではないか」と言う推論を元に、研究班が両者に共通する音を分析する作業を進めている。

 PDVD_020.jpg
 ノンちゃんは、自分の部屋で音の出ないテレビをぼけーっと眺めていたが、くるっとカメラを向いて、
 「あーあー、音の出ないテレビなんて馬鹿みたい」とぼやく。

 PDVD_021.jpg
 そこへ、落語やファッションたちが訪ねて来て、家にいると息が詰まるから息抜きさせてくれと上がり込む。

 PDVD_022.jpg
 ノン「なにか飲む? すぐ作るから待ってて」

 このノンちゃんの唇、かわええ……。

 やがて、各方面から続々とUGMのサイレント作戦に対する不満があがってくる。
 その中に「ソビエト大使が特別機の出発を求めている……」と言う、時代を感じさせる台詞がある。

 ハラダ「もう東京中の機能が限界です、なんとかしなければ」
 オオヤマ「やむをえん、作戦を変更する。あの場所で奴を叩き潰すんだ」

 結局、音を出さないよう、気球に乗ったタジマ隊員が怪獣に近付き、ダイナミックショットと言う武器で倒そうと言うことになる。

 これもねえ……、それで倒せるんだったら最初から撃っとけと思うのは私だけではあるまい。

 ゆっくりと、眠りこけている怪獣の背後に接近し、慎重に狙いを定めるタジマ隊員をオオヤマたちが固唾を飲んで見守っている。

 PDVD_023.jpg
 代表して、エミ隊員のアップをどうぞ!

 だが、タジマ隊員が引き金を引こうとした時、怪獣が不意に目を覚まして立ち上がる。

 PDVD_024.jpg
 何かの音に引き寄せられて移動を開始するのだが、実はそれ、猛に置いてけぼりを食った少年たちが野外でバンド練習をしている音だったのだ。

 ノイズラーはその音が気に入ったようで、音楽に合わせて踊るように体を動かしたりする。

 ……と言って、少年たちと怪獣の間に友情が芽生えたりする訳でもなく、結局猛が80に変身して戦うと言う、中途半端な処理がされている。

 PDVD_025.jpg
 そして、実は80のカラータイマーの音が「最も嫌いな音だった」と判明するが、どうでも良い。

 それに、嫌いな音なら襲ってくると思うのだが、何故だが大人しくなって、80に甘えるように仕草を見せるのも謎である。

 で、今回も怪獣を殺さず、80が宇宙へ連れて行くという穏便な結末となる。

 PDVD_026.jpg
 80、振り向いて怪獣を確認し、

 PDVD_027.jpg
 前を向いて飛び立とうとする。

 てっきり、ノイズラーが騙し討ちでもするのではないかと思ったが、

 PDVD_029.jpg
 特にそう言うこともなく、80に続いて飛翔し、そのまま宇宙へ帰って行くのであった。

 PDVD_030.jpg
 放課後、学校の門の外で、木の枝をドラムスティックに見立てて動かしながら、バンド仲間の出てくるのを待っている猛。

 これではただの変質者だ。

 だが、少年たちは「学生の本分は勉強さっ」と言って、既にバンドに興味を失っていることが分かり、がっくりする猛であったと言うオチになる。

 うーん、やっぱりスルーすべきだったか……。


関連記事
スポンサーサイト



コメント

Re[1]:「ウルトラマン80」 第7話「東京サイレント作戦」(12/21)  

影の王子様
>「80」放送時にはPTAとかからの「苦情」が酷く
>「教師が軍人をしているとは何事か」だの
>「(この東京サイレント作戦は)東京戒厳令を連想させる」

それはさすがに過剰な反応と言うか、的外れな批判ですね。ウルトラシリーズの防衛軍ってあんまり軍隊っぽくないのに。

似てる?

今回は確かにスルーしても良かったですね😅ハラダ隊員がMATの上野隊員とそっくりだと思ったのは、小生の目の錯覚でしょうか?

Re: 似てる?

ちょっと似てますね。

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

zura1980

Author:zura1980
70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

最近のコメント

カテゴリー

カレンダー

01 | 2023/02 | 03
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 - - - -

月別アーカイブ

ブロとも申請フォーム

FC2カウンター