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「ウルトラマンタロウ」 第34話「ウルトラ6兄弟最後の日!」 後編

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 第34話「ウルトラ6兄弟最後の日!」(1973年11月23日)
 の続きです。

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 CM後、土手の斜面で仲良くお弁当を食べている光太郎とさおり。

 のどかな風景だが、テンペラー星人がいつまた襲ってくるかもしれないと言うのに、光太郎の態度は、ちょっと暢気過ぎる気がする。

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 光太郎「なんでもかでも、みんな一緒でなければならないということはないよ」
 さおり「光太郎さん……」
 光太郎「強いものや、先に手に入れたものが、ひとりで突っ走った方が良いことだってある」
 さおり「光太郎さんがそんなこと言うなんて信じられないわ」
 光太郎「静かにしてくれ、俺はむしゃくしゃしてるんだ!」

 ウルトラ兄弟たちのことを念頭において、そんな意見を並べ立てる光太郎。

 さおり「嫌いよ、そんな光太郎さん!」
 さおり、気分を害したように立ち上がると、背中を向ける。

 さおり「でも、嫌いになれて良かった」
 光太郎「ええっ?」

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 さおり、パッと振り向くと、

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 瞳を妖しく輝かせる。

 そしてテンペラー星人の声で、「ウルトラマンタロウ!」

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 見れば、さおりの背中に、触手のようなテンペラー星人のマントの房がくっついてるではないか。

 ここは、さおりさん自身の声で笑って欲しかったな、と。

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 さおりはその房を光太郎に投げ付け、その体をぐるぐる巻きにしてしまう。

 で、さおりの体から抜けたテンペラー星人が、身動きの取れない光太郎を蓑虫のようにぶら下げ、ウルトラ兄弟をおびき出す囮にしようとする。

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 森山「レーダーにテンペラー星人らしい反応がありました」
 上野「出やがったな、いよいよ」
 南原「光太郎の奴、何処へ行ってるんだ」
 森山「私、探してきます」
 荒垣「ほっとけい!」

 管理人、最初、この台詞が「どけっ」に聞こえて、いくら中身が別人だと言っても、あまりに乱暴な言い草でないかと思ったものだが、よく聞いてみたら「ほっとけ」だった。

 それにしても、ウルトラ背兄弟に憑依されている隊員たちの言葉遣いは、普段より全体的に荒っぽいようだ。
 ただし、光太郎も森山隊員も、そのことには全く気付かない。

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 テンペラー「これはウルトラ兄弟を攻撃する為の特殊光線だ。我々テンペラー星雲の技術を集めて作った必殺光線だ!」

 テンペラー星人はそう説明しながら、バルタン星人のような手から青白いビームを光太郎に浴びせる。

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 光太郎「あ゛あ゛ーっ!」

 まともに必殺光線を食らって、死ぬほどの苦しみを味わう光太郎。

 そこへ再びZAT隊員が戦闘機で飛んでくる。

 大谷「タロウも勝手な真似をすればどうなるか、身に染みたことだろう」
 荒垣「ゾフィー兄さん、救出作戦と行きますか」
 大谷「セブン、タロウを助けるぞ」
 南原「了解!」
 北島「ゾフィー兄さん!」

 普通に攻撃したのではテンペラー星人には通用しないが、ウルトラ兄弟たちの乗るホエールは、「ウルトラビーム」と言う強力なビームを放つことが出来た。

 それによって光太郎をぶら下げている紐を断ち切り、光太郎を解放する。

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 光太郎は落下して、そのままホエールのキャノピーに張り付く。

 これがトム・クルーズの「ミッションインポッシブル」1作目の元ネタになってるんですね(嘘)。

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 さすがに鈍感なテンペラー星人も、やっと彼らがタダモノではないことに気付いて、光太郎と同じように特殊スペクトル光線を放射して荒垣たちの正体を見破る。

 同時に、光太郎も、荒垣たちの中にハヤタたちが乗り移っていることを知る。

 とりあえず退却する彼らの頭上から、テンペラー星人の激しい攻撃が降り注ぐ。

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 テンペラー星人は、特に炎による攻撃を得意としており、剣のような炎が次々とビルを焼き払い、視聴者は破壊のカタルシスを存分に味わえる。

 光太郎「兄さん、俺たちの為にこの街が……」
 荒垣「分かってる! しかし、あの特殊光線は……」

 その時、近くにいた、さっきのバレーボールチームが巻き添えを食らってぶっ倒れる。

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 南原「そうだ、兄さん、しばらくこの人たちの姿を借りては?」
 荒垣「ようし、急ぐんだ」

 荒垣たちは、気絶している選手たちの中へ入り込む……。

 でも、荒垣たちのボディも同時に消えるのは、さすがに変なのでは?

 ここは、ウルトラ兄弟の魂が選手の中へ移動すると同時に、意識を失った荒垣たちもその場に残らないと辻褄が合わないだろう。

 もっとも、それもすぐテンペラー星人に見抜かれてしまうので、ほとんど意味のないシーンであった。

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 テンペラー星人の必殺光線を受けて、またZAT隊員の姿に戻ったハヤタたち。

 荒垣「(選手は)大丈夫、気を失ってるだけだ」
 上野「しかし兄さん、どうする、奴は我々を発見するスペクトル光線を持ってる」
 北島「何とか奴に近付く方法はないのかなぁ?」

 ちょうどそこへ、大谷博士の息子・栄一の父親を呼ぶ声が聞こえてくる。

 光太郎「そうか、栄一君の持っていたウルトラボールだ!」

 光太郎は、前回、テンペラー星人を倒した時に使ったウルトラボール(と言っても、ただのパラシュートがついたカプセル)をもう一度利用することを思いつく。

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 光太郎「兄さんたち、俺を行かせてください」
 南原「お前、また一人で勝手な行動しようってのか」
 光太郎「違います、勝手な行動をするとどういうことになるか、ようく分かったつもりです。だけど! 今はそんなつもりで言ってるんじゃありません」
 荒垣「タロウ、みんなを救う為に行くと言うのか?」
 光太郎「はい、あいつが光線を発射する前に、あのウルトラボールで近付きます」
 大谷「よし、タロウ、やって見ろ!」

 光太郎がやっと自分の過ちに気付いてくれたと判断したゾフィーは、ゴーサインを出す。

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 具体的には、栄一やその友人たちに、ウルトラ兄弟の入ったウルトラボールを一斉に投げて貰うと言うものだった。

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 6つのウルトラボールはパラシュートを広げてゆっくりと降りながら、

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 ウルトラマン、セブン、ゾフィー、A、新マン、タロウの順に、桃太郎よろしく登場していく。

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 そして、子供たちの待ち望んだウルトラ6兄弟勢揃いの図、となる。

 同時に、「宇宙に平和が来るまでは~力をあわせるんだ、6兄弟~♪」と、挿入歌の「ウルトラ六兄弟」が流れ出し、テンションは最高潮となる。

 ……つまり、宇宙が平和になったら、もう力は合わせないと、そう言うことですか?

 どうでもいいが、今回のウルトラボール、あまり意味がなかったような気がする……。

 6兄弟を前にしても、テンペラー星人は全く怯まず、

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 左から右へ、炎の剣で6兄弟を薙ぎ払う。

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 セブンと新マンが同時にビームを放つが、テンペラー星人にはまるで効かない。

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 逆に「ウルトラ兄弟必殺光線」を出し、ウルトラ兄弟たちをたじろがせる。

 この、ワイドスクリーンを意識したような一連のシーンは大迫力で、このまま劇場版になりそうなほどである。

 だが……、

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 エンペラー星人はさっきまでの光太郎と同じく、あまりに自信過剰だったのか、セブンたちに両腕を押さえられたところへ、タロウがキングブレスレットから放った白いビームで、

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 簡単に両腕を切り落とされてしまう。

 うーん、この戦闘の流れはいまひとつ盛り上がりに欠けるなぁ。

 で、両腕をなくしたテンペラー星人の体を全員で持ち上げてスピンをかけ、

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 「そおれっ」と言う感じで空中へ放り投げる。

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 すかさず、タロウのストリウム光線が突き刺さり、その体が木っ端微塵に砕け散る。

 ……と言うことは、セブンや新マンのビームより、ストリウム光線の方が強力ってことなのか?

 そして、背後から飛んできたエンペラー星人の宇宙船に対しては、

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 タロウを除く5人が振り向いてからの、

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 必殺技の豪華乱舞!

 当然、宇宙船は跡形もなく爆破される。

 6人はそのまま空へ飛び立ち、タロウも途中まで兄たちを見送る。

 セブン「じゃあ、タロウ、帰るぞ」
 ウルトラマン「もう大丈夫だな」
 タロウ「はい、ZATの中で、チームワークを守りながら戦います」
 A「見ろ、バレーのチームだ」
 新マン「タロウ、忘れるな、あの元気な声をな」
 ゾフィー「さ、行くぞ」
 ウルトラマン「さようなら」
 セブン「元気でな」

 オリジナル俳優で、(その時点での)すべてのウルトラ戦士が勢揃いしたのは、結局、これが最後になったのかな? そう思うと、なかなか感慨深いシーンである。

 まぁ、最近の劇場版でも、オリジナル俳優が顔を合わせているとは思うが。

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 ラスト、やっと元の人格に戻った荒垣たちと、光太郎が歓喜の再会を果たす。

 ただ、荒垣たちの記憶はかなり早い段階から途切れている筈なのに、

 上野「やりましたね、東さん」
 光太郎「皆さんと戦ったお陰です」

 などと言うやりとりは、ちょっと変じゃないか? ハヤタたちに乗り移られている間の記憶が残っているとしたら、当然、光太郎の正体にも気付いてないとおかしいからね。

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 で、最後は何故かバレーボールの選手たちの真後ろにぴったりついて、ジョギングしながら本部へ変えるZAT隊員なのだった。

 「気持ち悪いのでついてこないで下さい!」と、選手たちに叱られたと言う(言いません)。

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 光太郎「兄さんたちー、さよーならーっ!」

 大空へ向かって叫ぶ光太郎のアップで幕。

 ……と言う訳で、見応えたっぷりの前後編でした(疲れた)。


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コメント

Re:「ウルトラマンタロウ」 第34話「ウルトラ6兄弟最後の日!」 後編(12/30)  

しかし、宇宙船には別の星人がいたのでしょうか?
結局、星人たちはウルトラ兄弟抹殺しか目的がなかったようですが?

5兄弟全員の声がタロウと同じ(シュワー!)なのが盛り上がりを削ぎます。
まぁ、今みたいにデジタルでポンと呼び出せる時代じゃないから仕方ありませんね。

面白いですが、光太郎が兄頼みになったり、増長したりするのはやはり違和感があります。

篠田さんは「タロウ」最終回後一度も光太郎を演じていません。
篠田さん以外の4人が揃う平成映画は2作あったけど、どちらもまったくお勧めできません。

Re[1]:「ウルトラマンタロウ」 第34話「ウルトラ6兄弟最後の日!」 後編(12/30)  

ふて猫様
>最後はあっさりと負けましたね。最初で最後のウルトラ兄弟揃い踏みですか?テンペラー星人まで光太郎と同じような状態ではどうにもならないですね😅

最後はなんかあっけなかったですね。

Re[1]:「ウルトラマンタロウ」 第34話「ウルトラ6兄弟最後の日!」 後編(12/30)  

影の王子様
>面白いですが、光太郎が兄頼みになったり、増長したりするのはやはり違和感があります。

ですよね。第1クールに持って来るべき話だと思います。

>篠田さんは「タロウ」最終回後一度も光太郎を演じていません。
>篠田さん以外の4人が揃う平成映画は2作あったけど、どちらもまったくお勧めできません。

まぁ、ほんとは篠田さんの態度が正しいんじゃないかと思います。我々は、いつまで経っても若い時のイメージでヒーローを見てますからね。

Re:「ウルトラマンタロウ」 第34話「ウルトラ6兄弟最後の日!」 後編(12/30)  

テンペラー星人はさおりさんに憑依したようですが、どうせならそのまま人質に取った方が良かったのではないのでしょうか?流石の光太郎ももう少し早く自分の過ちに気づいたと思うのですが😅

Re[1]:「ウルトラマンタロウ」 第34話「ウルトラ6兄弟最後の日!」 後編(12/30)  

ふて猫様
>テンペラー星人はさおりさんに憑依したようですが、どうせならそのまま人質に取った方が良かったのではないのでしょうか?

そうですね。さおりさんに憑依した意味はあまりなかったですね。

Re:「ウルトラマンタロウ」 第34話「ウルトラ6兄弟最後の日!」 後編(12/30)  

ゾフィーだけ正体が謎なのは地球での活躍がないからなのでしょうか?ウルトラ兄弟なのに役割が敗戦処理なのが悲しいですね😅

Re[1]:「ウルトラマンタロウ」 第34話「ウルトラ6兄弟最後の日!」 後編(12/30)  

ふて猫様
>ゾフィーだけ正体が謎なのは地球での活躍がないからなのでしょうか?

正体と言うか、仮の姿ですね。過去に俳優が演じてませんから、あんな形にしたんでしょう。

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