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「スクール☆ウォーズ」 第6話「涙の卒業式」 その3

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 第6話「涙の卒業式」(1984年11月10日)
 の続きです。

 その後、改めて試験が行われ、追試験を受けた奴もいたが、水原以下、全員無事に及第点をゲットする。

 ただ、以前、水原はろくに漢字も書けないなどと言われていたのに、あっさりパスしちゃうとは……さすがにご都合主義だよね。無論、野田先生たちの「考慮」によるところ、大であったろうが。

 ところが、ただひとり、進級できなかった生徒がいた。
 そう、圭子にコーガンの有無を問われたり、腐ったパンみたいだとか言われていたあの光男である。

 英語と数学で「致命的な」落第点を取り、来年も引き続き2年に留まると言う結果になったのだ。

 無論、これはラグビー部の中心人物である光男をもう2年間現役でいさせる為の、強引な番組の措置であった。

 しかし、全く勉強していない水原たちさえ追試験でパスしたと言うのに、一応真面目な生徒である光男が落ちてしまうと言うのも変な話だよね。

 そのことを尾本にからかわれて怒り狂った光男が、彫刻刀を手に、尾本を追い掛け回しているのを、滝沢が駆けつけてやめさせる。尾本は往年の迫力はどこへやら、「ひええー」と言いながら走り去る。

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 光男「ちきしょう、こんな学校今日限りでやめてやらぁーっ!」

 くどいようだが、なんで圭子が、こんな男に惚れたのだろう?

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 光男「どうせ俺みたいなぼんくらは学校行ったってしょうがないんだ。そうでしょー?」
 滝沢「そうだよ」
 加代「先生!」
 滝沢「すまん、つい……」

 じゃなくて、

 光男「誰がいまさらそんな格好悪い思いまでして」
 滝沢「落第がそんなに格好悪いのか?」
 光男「良い訳ないでしょう」
 滝沢「じゃ、聞くが、学校辞めたら格好良くなるって言うのか? 考えてみろ、今辞めたら、落第したと言う結果だけが残ってしまうんだ! 一生取り戻すことができなくなってしまうんだぞ!」

 加代は何も言わないが、ここはひとつ「私だって2年も休学して、しかもほんとは23なのよ。23でセーラー服着てる身にもなってごらんなさいよー」と力強く励ましてやるべきだったろう。

 滝沢は駄々っ子を抱えるようにして、新楽へ連れて行く。

 くどいようだが、なんで圭子が……(以下略)

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 新楽では、光男の姉の夕子が「この世の終わり」みたいな顔で悲嘆に暮れ、義兄の大三郎は対照的に「いいじゃねえか、1年余計に高校生活楽しめると思えば」と気楽に言ってのける、視聴者の予想通りのコントが繰り広げられる。

 滝沢も、今は光男を励ますのが第一だと、大三郎の無責任な意見に乗っかる。

 滝沢「ご主人のおっしゃるとおりです。森田、確かにお前、この1年棒に振ったことになるが、そりゃ先生も同じだ」
 光男「……?」
 滝沢「ラグビーだよ」
 光男「ラグビー?」
 滝沢「ああ、俺はこの1年間、ろくにラグビー部に手を出せなかった。しかし、いよいよ4月から監督やるぞ!」

 滝沢の言葉に、光男のみならず、下田夫妻もパッと滝沢の方を見る。

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 光男「ほんとですか」
 滝沢「ああ、本当だ」

 ナレーター「大嘘であった。前任者とのトラブルを起こしてまで、監督になる気はなかった」

 ナレーターに、淡々とした口調で突っ込みを入れられては、管理人の仕事がなくなるなぁ。

 しかし、この時、滝沢は前任者を押しのけてでも、叩き殺してでも(註・嘘です)ラグビー部の監督に就任しようと固く心に誓うのだった。この留年坊主を救う為に。

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 滝沢「どうだ、それでもお前まだ退学するつもりか? 俺と一緒にラグビーやろう」

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 光男「先生!」
 滝沢「変わり身早っ!」

 こうして、光男はラグビーの為に学校に残ることを決めたのだった。
 ……でも、留年したら、公式戦とかはどうなるんだろう? 別に関係ないのかな?

 で、それを待っていたかのように、尾本がガラッと戸を開けて入ってくる。
 しおらしく、これまでのことを謝罪した上、「卒業したらもう手は出さない」と告げる。

 別にここでとってつけたように尾本を出す必要はなかったと思うが、一応、5話の血判状のことを、これでチャラにしておきたかったのだろう(スタッフが)。

 また、頃合を見計らって、下田が圭子からの手紙を取り出し、光男に渡す。

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 圭子「お元気ですかーっ? お元気があれば何でもできる!」

 嘘はおいといて、圭子からの手紙には、自分の生い立ちに秘密があること、今は何処かの牧場で働いていることなどが、

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 異様なまでの達筆で綴られていた。

 ま、これは大映ドラマに限らず、ドラマ一般のお約束である。

 次のシーンでは、早くも卒業式が行われている。

 学園ドラマで、第6話でもう卒業式が描かれると言うのもなかなか珍しいよね。

 なお、看板には昭和53年度、つまり1978年度と書いてあるので、滝沢の赴任が1978年であることが分かる。つまり、それから7年間の軌跡を描いて、最後に、番組が放送されている1985年にリンクすると言う趣向であろう。

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 かしこまって座っている卒業生たち。

 一部、明らかに二十歳過ぎてる人が混じってますが、気にしないように。

 ひとりひとり名前を呼ばれて卒業証書を受け取りに壇上に上がる。
 それを見ながら、滝沢の脳裏に、たった1年間の短い付き合いだったが、個性的な卒業生たちの思い出が駆け巡るのだった。

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 ここでやっと、バイク野郎の名前が柏木昇、

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 バット野郎の名前が堀井(鳥居?)だと判明し、管理人的にはスッキリした。

 水原は壇から降りると、滝沢の顔をじっと見てから、席に戻る。

 保護者の中には、あの水原の母親もいて、しきりにハンカチを目に当てている。
 でも、親子なんだけど、二人が絡むシーンは一切なし!

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 教頭「今年の卒業式は思ったよりも静かだったな」
 江藤「まったくですなぁ。私はまたひと騒動起こると思って冷や冷やしてましたよ」

 式が無事終わって、くつろいだ様子で雑談している教師たち。

 と、無言で水原が職員室へ入ってくる。

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 江藤「来た……」

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 水原は他の教師など眼中になく、まっすぐ滝沢の席へ行き、紙袋を置く。
 そして一礼して静かに去って行く。

 甘利「なんですか、それ」
 滝沢「さぁ?」

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 中には、VSOPが一本。

 無論、この間の晩のお返しのつもりである。

 滝沢「あいつ……」
 滝沢の目が赤くなる。

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 水原、ひとりで校門のところまで出てくると、実に良い顔で「あばよっ!」と、柳沢慎吾みたいなことを言って去っていくのだった。

 水原って、実質、3話くらいしか出てないんだよね。
 退場するには早過ぎるキャラだった。

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 そのブランデーを囲んで、感に堪えない様子の教師たち。

 杓子定規の教頭は「こういうのを貰うのどうかと思いますなぁ」とブツブツ言っていたが、遅れて入ってきた校長は、それを見るなり、「早速乾杯と行きましょうか」と何の迷いもない。

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 二人でコップを取りに部屋の隅に行ったところで、
 柳「先生、やりましたね。あれ、水原君のお礼の気持ちでしょ。教師として一番うれしい瞬間ですわ」
 滝沢「はぁっ」

 先輩の柳先生に言われ、滝沢も少年のような笑顔を見せる。

 ……と言っても、役者の年齢では、山下さんのほうが少し年上なんだけどね。

 さらに、滝沢が喜んだことには、帰宅すると部屋に赤々と明かりがついているではないか。
 そう、早くも節子たちが実家から帰ってきたのだ。

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 滝沢「ゆかり、ゆかり!」
 ゆかり「痛ぁい!」
 滝沢「お、ごめんごめん」

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 ゆかりが眠った後、改まった様子で節子が滝沢の前に座り、深々と頭を下げる。

 節子「ごめんなさい」
 滝沢「おい、よせよ」

 いくらなんでも、江戸時代じゃないんだから……。

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 節子「私、わがままでした。あなたの気持ちなんかこれっぽっちも分かろうとせずに自分のことだけ……」
 滝沢「俺はな、お前たちが帰ってきてくれただけで十分なんだよ、それに自分勝手なことしてたのは俺の方なんだから……」

 しかも、節子さん、いつの間にか不気味なほど従順な妻に変貌していた。

 でもねえ、このシーン、実家に行ってる間にどういうことがあって、どういう心境の変化があったのか、全部省略されているから、「唐突」以外の何物でもないんだよね。

 それに、わがままというより、娘のことを案じての怒りだったのだし……、仮に、ゆかりがもっと後遺症の残るようなひどい病状に陥っていたとして、同じことが節子に言えただろうか?

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 滝沢「君が必ず帰ってくることを信じた。信じて、待ってたんだ」
 節子「あなた!」

 感極まって、思わず夫に抱きつく節子。

 同時に、「ヒーロー」が流れ出す。

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 滝沢「節子、俺は一生教師を続ける。これからも数え切れないほどお前たちに苦労かけるかも知れん。それでもついてきてくれるか」
 節子「ついていくわ。どんなことがあっても、あなたのもとを離れない!」

 滝沢の肩に顔を押し付けて、ぷくっと膨らむ岡田奈々さんの頬が最高ですね。

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 とにかく、(番組の都合上)ひたすら尽くす女になった節子であったが、ヒシと抱き合うばかりで、何故か絶対にキスをしようとしないのだった。

 そして、春、滝沢がラグビー部の監督をやらせてくださいと校長に直訴する。

 それに対し、校長は「そんなことより滝沢君、こないだ生徒殴ったからクビだよ」と言うのだった(註・言いません)。

 ……と言う訳で、次回7話から、やっと本格的に物語がスタートするのです。


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コメント

Re:「スクール☆ウォーズ」 第6話「涙の卒業式」 その3(11/05)  

1クールの現在のドラマと違い、2クールあるとはいえ「前ふり」に6話もかけるのが良いですね。
大映ドラマ、じっくりと見直したいですね。
個人的には、いとうまい子の「少女が大人になる時-その細き道」(「不良少女」の前)を。

Re:「スクール☆ウォーズ」 第6話「涙の卒業式」 その3(11/05)  

節子の行動はワガママではないと思いますけどね〜娘の為に家を出たのではないでしょうか?親としては当然の行動でしょう

Re[1]:「スクール☆ウォーズ」 第6話「涙の卒業式」 その3(11/05)  

ふて猫様
>水原さんはもう出番なしですか?少し寂しいですね〜

そうですね。あっという間に更生しちゃいましたからね。

Re[1]:「スクール☆ウォーズ」 第6話「涙の卒業式」 その3(11/05)  

影の王子様
>個人的には、いとうまい子の「少女が大人になる時-その細き道」(「不良少女」の前)を。

あ、それは自分も見たことがないので見てみたいです。

Re[1]:「スクール☆ウォーズ」 第6話「涙の卒業式」 その3(11/05)  

ふて猫様
>節子の行動はワガママではないと思いますけどね〜娘の為に家を出たのではないでしょうか?親としては当然の行動でしょう

そうですよね。ラストの節子の豹変は、どうも納得できません。

Re:「スクール☆ウォーズ」 第6話「涙の卒業式」 その3(11/05)  

すみません、くどいですが・・・

>圭子「お元気ですかーっ? お元気があれば何でもできる!」

大爆笑。イノキのセリフ、ていねいに言うと、趣が出ますね。
モナリザが叫んでいるところを想像してしまいまする・・・

言っていることがころころ変わる、変わりの早さ、これが節子さんの言動に見られましたね。伝家の宝刀炸裂といったところでしょうか。

きっと元気あれば、夫も許せる、と思ったんではないでそうか。。。

Re[1]:「スクール☆ウォーズ」 第6話「涙の卒業式」 その3(11/05)  

Biromi様
>>圭子「お元気ですかーっ? お元気があれば何でもできる!」

>大爆笑。イノキのセリフ、ていねいに言うと、趣が出ますね。

最初は、その前の光男の叫びにも猪木ネタを入れてたんですが、マンネリになるので削りました。

>言っていることがころころ変わる、変わりの早さ、これが節子さんの言動に見られましたね。伝家の宝刀炸裂といったところでしょうか。

さすがにこの節子さんの豹変はおかしいですよね。
スタッフも、節子を実家に帰らせては見たものの、それからどうやれば良いのか分からなくなったので、さっさと元の鞘に収めちゃったのではないでしょうか。

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70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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