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「ウルトラセブン」傑作選 第49話「史上最大の侵略 後編」

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 第49話「史上最大の侵略 後編」(1968年9月8日)

 ちょうど49年前の第1話の放送時間(1967年10月1日夜7時~)にあわせてお送りする第49話であります。

 前回からの続きで、セブンに変身してかろうじてパンドンを倒したものの、重傷を負って生死の境を彷徨っているダンを、アンヌたちが見守っているシーンからレッツゴー。

 ベッドの上でひとしきり呻いていたダンだったが、大きく深い息をつくと、枕に頭を落として動かなくなる。
 ハッとするソガ、フルハシ、キリヤマたちの顔を映した後、

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 アンヌ「大丈夫、峠は越したようだわ!」

 アンヌ、明るい笑顔でキッパリ断言する。

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 三人(いや、峠を越すって、こういうことじゃないだろう?)

 腑に落ちない顔で一斉にアンヌを見るキリヤマたちだったが、なにしろアンヌは医者なので、「頼む」と一言だけ告げて、部屋を出て行く。

 入れ違いに年輩の男性医師が入ってくる。

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 アンヌ「発作が収まりました」
 医師「そうかね、レントゲン写真を撮ってみよう、手術の必要があるかも知れん」

 ダン、朦朧とした意識の中で二人の会話を耳にし、「やべえ」と言う顔になる。

 一方、フルハシたちはホーク3号で敵の捜索に出ていたが、本部が襲撃されているとキリヤマから連絡が入り、すぐ引き返す。

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 一隻の宇宙船が飛来し、二子山の極東基地が激しい爆撃を受けている。

 ウルトラ警備隊の基地が、真っ正面からこんな攻撃を受けたのは番組開始以来、初めてのことであった。

 V3隊長のクラタはホーク1号で出撃しようとするが、「二子山をスライドさせたら基地の中は丸見えだぞっ、エッチ!」とキリヤマに叱られてシュンとなる。

 サイレンがひっきりなしに鳴り響き、ヒラ隊員たちがいかにも目的がなさそうに右往左往している混乱の中、アンヌはダンがベッドからいなくなっているのに気付いて懸命にその名を呼んでいた。

 アンヌ「ダンーっ!」
 ダン「トイレだよ……」

 じゃなくて、レントゲンを撮られたら宇宙人だとばれてしまうので、とっとと逃げ出してしまったのだ。

 ゴース星人の宇宙船は、戻ってきたホーク3号に攻撃されて被弾し、噴火口の中にある秘密の出入り口から侵略拠点の地底基地へ逃げ帰る。

 この一連の、ミニチュアを使った特撮シーンが素晴らしい。

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 噴火口の底から伸びる横穴に入った宇宙船に、まず霧状の消火剤のような物が浴びせられ、火を消す。

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 ついで、洗車でもするようにシャワー地帯を抜けて汚れを落とす。

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 地底基地の空間を飛ぶ宇宙船の背景として、基地の中の様々な設備が映し出される。

 有名な(?)コンパス型の地底ミサイルがずらりと並ぶ兵器庫。

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 さらに、セブンに倒されたパンドンの死体が改造手術を施されているのも垣間見える。

 映るのはほんの一瞬なのだが……。

 部下が、司令官に報告に来る。

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 部下「攻撃機が撃退されました」
 司令官「なに、反撃された? そんなことは○○させん。地球人め!」

 ゴース星人は地球の言葉は発しないが、なんとなく言ってることが分かるのである(あくまで管理人の想像です)。

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 一方、ダンは(許してくれアンヌ、レントゲン写真を撮られたら僕が宇宙人であることが分かってしまう)と心の中でアンヌに謝りながらひとり車を走らせていた。

 しかし、逆に言えば、今までダンはレントゲン写真を撮られたことがないと言うことになる。長い間、ウルトラ警備隊員として侵略者との苛烈な戦いの最前線に立っていた者としては、ちょっと信じ難いが……。

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 アンヌからダンの失踪を知らされたクラタは、小気味良さそうに笑うと、
 「今度は脱走か。ウルトラ警備隊の恥っさらしだよ、あいつは……怖くなったんだよ、防衛軍の仕事が」と前回に続いてダンを罵倒する。

 ソガ「あなたは、彼を知らないんだ」
 クラタ「あんなろくでなしのことなんか知りたいとも思わん」

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 そこへ、ゴース星人に精神支配されているアマギがモニターに現れ、ゴース星人からの通告を伝える。

 アマギ「地球防衛軍は直ちに我々ゴース星人に降伏せよ、降伏すれば火星の地底都市に移住を許可し、全人類の生活を保障する。我々は強力な地底ミサイルを持っている。地球人は空と海の守りは固いが、地底は全くの無防備だ。従わない場合は不本意ながら、世界各国の主要都市を一斉攻撃し、30億全人類の皆殺し作戦を実行する。ハハハハハッ!」

 最後にアマギ隊員が何かに取り憑かれたような顔で大笑するのがかなり怖い。

 ちなみに、ゴース星人、彼らの言葉が事実なら、既に火星も手中に収めていることになる。
 あるいは、降伏を促す為のでまかせと言うことも考えられるが。

 血気盛んなウルトラ警備隊員は口々に抗戦すべし! と唱えるが、

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 タケナカ「待て、諸君、これは30億全人類の運命が掛かった、史上最大の侵略だ。軽率に行動してはいかん」
 アンヌ「あ、いらしてたんですか……」
 タケナカ「いたよ!」

 いつもながら影が薄いタケナカ参謀であった。同じタケナカでも、直人とはえらい違いだ。

 最終回と言うことで、マナベ参謀、ヤマオカ長官も出てくる。

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 ヤマオカ「ウルトラ警備隊は敵のミサイル基地を探し出してくれ、我々は各国首脳部を集めて対策会議の真似事をやる。できるだけ長引かせるから、何とか敵の基地を見付けてくれ」

 いかにも老獪な司令官らしいことを言うヤマオカであったが、そんなこと(結論の引き延ばし)したって、ゴース星人は別に地球人の内情まで気にしてないと思うので、なんとなく意味がない気がするのである。

 ついでに言えば、ゴース星人が「○○までに」と、回答の期限を設けていないのも片手落ちのように思う。

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 ダンは、路上にポインターをとめて気を失いかけていたが、そこへオープンカーに乗ったいかにも金持ちそうな姉と弟が通り掛かる。

 姉「早く病院に連れて行かなくちゃ。救急車呼んでくるわ」
 ダン「待ってくれ、救急車は要らないよ、ちょっと休みたいだけなんだ」

 二人は親切で、ダンを望みのまま彼らの自宅へ連れて行き、休ませてくれる。

 最終回、それも最高に緊迫してる状況なのに、あえて一般家庭を登場させるのが、今見ても心憎い演出テクニックである。

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 そして、少年の部屋に、所狭しとおかれている「ウルトラセブン」グッズの数々。

 ここに映ってる物全部、今ではプレミアが付いてるんだろうなぁ……。

 ダン、少年のベッドを借りて休んでいたが、階下で姉が電話で往診を頼んでいるのを聞き、起き上がる。

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 少年「どうしたの?」
 ダン「僕ねえ、注射が嫌いなんだよ、だから……」
 少年「僕も嫌いなんだ。逃げちゃおうか、僕たちの作戦本部があるから、そこ行こうよ」
 ダン「うん」

 夜の資材置き場を少年の肩を借りながら歩いているダン。
 どこからか、野球中継の音がBGMがわりに聞こえてくる。

 これは第8話「狙われた街」終盤の演出を真似たものかも知れないが、1カットだけなので、なんとなく取って付けたような感じが拭えない。

 少年の言う作戦本部とは、資材置き場の片隅の倉庫を改造して作ったもので、そこにも「ウルトラセブン」グッズが山ほどある上、なんと、専用のカラーテレビまでおいてある贅沢ぶり。

 当時の視聴者の子供たちは、「ウルトラセブン」ファンとして理想的な境遇にある少年に、猛烈な羨望を抱いたことだろう。

 さて、ヤマオカ長官の時間稼ぎは全く何の意味も持たず、短気な司令官は最後通告もせず、「発射!」(と言ってるように聞こえる)と、地底ミサイルの発射を命じてしまう。

 これによって、NYやロンドン、パリなどの、世界各国の主要都市が一瞬にして塵灰に帰す。
 ただし、使われている映像は1961年の映画「宇宙大戦争」からの借り物らしく、若干の違和感がある。

 その上で、再びアマギの顔がモニターに出る。
 アマギ「返事はまだか、30分後にもし返事がなければ次に東京を攻撃する」

 ……いや、世界の主要都市を破壊しておいて「返事はまだか」は、ないだろう。

 ゴース星人はなんか、東京を世界の中心都市と見ているようだが?

 ゴース星人もこの期に及んでわざわざ降伏を要求せずとも、ちゃっちゃっと東京にも地底ミサイルを撃ち込めば完全勝利だったと思うよ。

 タケナカ「この際、降伏もやむをえません。街は大混乱です」

 タケナカの言葉に続いて、逃げ惑う人々の様子が映し出されるが、これまた、いかにもフィルムが色褪せているし、人々の服装などがいかにも古色蒼然としている。別に要らなかったと思うけどね。

 これも「宇宙大戦争」の映像なのかなぁ?

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 登坂アナウンサー「各駅とも避難する群衆が押し寄せ、大混雑となっております。東京も遂にゴース星人の魔の手にかかり、廃墟となってしまうのでしょうか」

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 登坂アナウンサー「人類は遂にゴース星人の奴隷となるのでしょうか? それとも人類の誇りとともに滅亡するでしょうか。二つのうち、いずれかを選ばねばならぬ時が来たのです。……ではここで、先週の視聴者プレゼントの当選者の発表です!
 ダン「……」

 嘘はおいといて、妙に詠嘆調の登坂アナウンサー。
 その言葉は、ダンに「このまま座して死を待つか、死を覚悟で戦うか」の二者択一を迫っているようでもあった。

 その頃、漸くフルハシたちが、ゴース星人の地底基地の入り口が、活火山である熊ヶ岳の噴火口にあることを突き止めていた。
 キリヤマは、マグマライザーに時限爆弾を積んで自動操縦で基地へ突っ込ませることをヤマオカに進言する。

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 ソガ「待って下さい、敵の基地にはアマギが捕まってるんです。奴はどうするんですか」
 クラタ「何を言うんだ、この際人間ひとりの命に構ってる場合じゃない」
 ソガ「しかし!」

 こんな場合でも仲間のことを気遣うソガ、愛してるぜ!

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 クラタ「君がアマギのことを思う気持ちは良く分かる。だが、彼だってウルトラ警備隊だ。自分の命よりも人類全てのことを大事に思うだろう」
 キリヤマ「マグマライザー、出動スタンバイ!」

 さすがに人類滅亡の淵に立って、キリヤマもアマギを見殺しにせざるを得ないのだった。

 で、そんなやりとりが、ダンのビデオシーバーの画面にそのまま嵌め込まれる。

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 ダン、思わず「作戦本部」から飛び出し、ウルトラアイをかざす。

 死を覚悟で変身しようとするが、

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 再び、セブン上司が目の前に現れる。
 上司「やめろ、やめるんだ、セブン、今度こそ本当に死んでしまうぞ」

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 ダン(じゃ、お前が戦えよ……)

 ……ほんと、そう思う。

 その時、横合いからヘッドライトが眩しくダンを照らす。ポインターから降りてきたのは他ならぬアンヌだった。
 大変細かいことだが、ダンに歩み寄るアンヌの足音の効果、地面じゃなくて固い床を歩いているような音に聞こえる。

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 アンヌ「アキオ君って子供が電話で教えてくれたの、ダンがここにいるって……何故逃げたりなんかしたの? ね、答えて」
 ダン「……」
 アンヌ「ダン!」

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 ダン「アンヌ、僕は、僕はね、人間じゃないんだよ。M78星雲から来た、ウルトラセブンなんだ!」

 パッと振り向いて、遂に自分の正体を明かすダン。同時に、BGMがシューマンのピアノ協奏曲に変わる。

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 そして、向かい合う二人の背景が、光の乱反射する海面のようなものになる。

 強い風が、シルエットになったアンヌの髪を乱す。

 「ウルトラセブン」のみならず、ウルトラシリーズでも屈指の名シーンと呼ばれるシーンである。
 (個人的には、さほど思い入れはないが……)

 ダン「びっくりしただろう?」
 アンヌ「ううん、人間であろうと、宇宙人であろうと、ダンはダンに変わりないじゃないの。たとえウルトラセブンでも!」

 一時の衝撃を越えると、アンヌはいつも変わらぬ笑顔で、心からそう語りかける。

 もっとも、薄々、ダンがセブンなのではないかと気付いていたのかも知れないが。

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 ダン「ありがとう、アンヌ……」

 それぞれの横顔をアップで見る分には良いのだが、こうやって離れて見ると、背後のキラキラが、アルミ箔だと言うことが一目瞭然である。

 引き続き、ピアノ協奏曲が流れる中、地底を進むマグマライザーの姿が映し出される。

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 そしてアンヌが涙で濡らした顔を振り向かせるところで、スローテンポのOP主題歌に切り替わる。

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 ダン「今話した通り、僕はM78星雲に帰らなくてはならないんだ。西の空に明けの明星が輝く頃、ひとつの光が宇宙へ飛んで行く。それが僕なんだよ。さよならアンヌ!」

 ウルトラアイを持つダンの手にむしゃぶりつくようにして、「待って、ダン、行かないで!」と叫ぶアンヌ。

 ダン「アマギ隊員がピンチなんだよ!」

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 縋りつくアンヌを突き飛ばし、最後の「デュワッ」をするダン。

 それにしても、アンヌへの最後の言葉がこんな色気のない台詞になろうとは……。

 もっとも、後年、「ウルトラマンレオ」第29話で、二人は運命的な再会を果たすことになる。

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 そのまま夜空に舞い上がり、マグマライザーに先んじてゴース星人の基地へ突入、透明なドームに閉じ込められているアマギ隊員をむんずと掴んで助け出す。

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 ほぼ同時に、マグマライザーが突入してきて地底基地は大爆発を起こす。

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 セブンが噴火口から脱出した後、火山の噴火と見紛う爆発が起きる。

 ただ、明らかにパチパチパチと打ち上げ花火みたいなのが混じってるのが興醒めである。この花火は要らなかったと思うが。

 その後、証文の出し遅れのように、改造されたパンドンが地下から現れる。

 前回、セブンに切断された右足と左腕が金属製のパーツに交換されている。

 セブンとパンドンの戦いを見ているウルトラ警備隊。

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 アンヌ「ウルトラセブンの正体は、あたしたちのダンだったのよ! M78星雲から地球を守る為に遣わされた平和の使者、自分を犠牲にしてまでこの地球の為に戦っているんだわ。でも、もうこれが最後の戦いよ、ダンは自分の星へ帰らなくてはならないの!」

 アンヌの言葉に、当然、キリヤマたちはショックを受けて茫然と立ち尽くす。

 セブンが、いやダンが苦戦しているのを見て、キリヤマが我に返る。

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 キリヤマ「地球は我々人類、自らの手で守り抜かねばならないんだ!」

 拳を握り締めて吠えるキリヤマ。この台詞、好きやわ~。

 α、β、γに分離したホーク1号と、ホーク3号が一斉に薄明の空へ出撃する。

 アンヌ「ダンは死ぬ気で戦ってるんだわ」
 キリヤマ「体の具合が悪ければ悪いと、何故はっきり言ってくれなかったんだ」

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 クラタ「モロボシ、許してくれ……」
 ソガ「危ない!」

 それまでの数々の暴言を謝るクラタ隊長。

 セブン、必殺のアイスラッガーを投げるが、

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 パンドンにあっさり受け止められてしまう。

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 セブン、身構えて、パンドンがアイスラッガーを投げるのを待つ。

 セブンはそれを念力で方向転換させ、

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 パンドンの首をスパッと刎ねる。

 首のないパンドン、二歩前進してから、ばったりとうつ伏せに倒れる。

 どうでもいいが、バンドン、弱いよね。
 わざわざセブンが戦わなくとも、ウルトラ警備隊だけで倒せていただろう。

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 明るくなり始めた空をバックに、ゆらりと立ち上がるセブン。

 セブン「デュアーッ!」

 アンヌに告げたように、明けの明星の輝く空へ飛んでいく。

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 厳粛な面持ちで、その姿を見上げるキリヤマたち。

 ソガ「ダンは死んで帰っていくんだろうか。もしそうなら、ダンを殺したのは俺たち地球人だ。奴は傷付いた体で最後の最後まで人類の為に戦ってくれたんだ。ダンを殺したのは俺たちなんだ。あんな良い奴……」

 フルハシ「そんなバカな、ダンが死んでたまるか。ダンは生きてる。きっと生きてるんだ。遠い宇宙から俺たちの地球を見守ってくれるさ。そしてまた元気な姿で帰ってくる!」

 アマギ「俺にもなんか台詞くれよ」

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 アンヌ、「ダンは生きている、いつか帰ってくる」と言うフルハシの言葉に、力強く頷くのだった。

 OP主題が勇壮に流れ、

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 明け方の空に在りし日のダンの明るい笑顔を重ね合わせつつ、「~ウルトラビームでストライク!」で締め。

 ちなみに、「おわり」とか「完」と言う文字は表示されない。

 ……と言う訳で、この間のBSプレミアムの特番でもウルトラシリーズ全体のベストエピソード1位に選ばれた49話でした。
 もっとも、管理人、その結果には納得してはいないのだけれど……「セブン」の中では、「盗まれたウルトラアイ」や「狙われた街」、「第四惑星の悪夢」などの方が好きである。

 それはともかく、長い間、断続的に行ってきた「ウルトラセブン」傑作選、一応、これで終わりとさせて頂きます。

 長い間のご愛読、ありがとうございました。デュワッ!


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コメント

Re:「ウルトラセブン」傑作選 第49話「史上最大の侵略 後編」(10/01)  

先ずはセブン完結お疲れ様でした。
アンヌにダンがカミングアウトするシーンよりも、
明け方の空にダンの笑顔が浮かぶところで最近泣けます。
個人の感想でしかないのですが、セブンがウルトラで最高傑作です。半世紀経っても色褪せない魅力に満ちています。

Re:「ウルトラセブン」傑作選 第49話「史上最大の侵略 後編」(10/01)  

「セブン」のレヴュー、ありがとうございました。
今なお、新たな発見がある名作ですよね。

この最終回、思い入れがあり過ぎて、逆に何を書いていいのか?わかりませんが
ラスト、ダンの生死をソガとフルハシの台詞に代表させて、視聴者に委ねるのが好きです
(次回作以降に登場しているのは度外視して)。

「ウルトラセブン ベストブック」によると、ラストシーンにはナレーションがあった
ようですが、バッサリとカットして正解だったと思います。

あと「帰ってきたウルトラマン」の時期に「戦え!ウルトラセブン」が企画され
「ウルトラビームの通じない怪獣ストロンガ(某電気人間ではありません)と戦う」
内容だったそうですが・・・これはNGにして正解だったと思います。

Re[1]:「ウルトラセブン」傑作選 第49話「史上最大の侵略 後編」(10/01)  

ふて猫様
いつもコメントありがとうございます。

>今回は見所満点ですね〜キリヤマ隊長のセリフが好きですね。

このタイミングならではの名台詞ですよね。

>平成シリーズは怪獣の造形は良いのですが、ストーリーがイマイチ薄いのがネックですね〜

平成シリーズは全く見たことないんですよね。

Re[1]:「ウルトラセブン」傑作選 第49話「史上最大の侵略 後編」(10/01)  

LopLop様
>先ずはセブン完結お疲れ様でした。

ありがとうございます!

>個人の感想でしかないのですが、セブンがウルトラで最高傑作です。半世紀経っても色褪せない魅力に満ちています。

やっぱり自分もセブンが一番ですね。
50年前の作品が最高と言うのも、ちょっと悲しいものがありますが。

Re[1]:「ウルトラセブン」傑作選 第49話「史上最大の侵略 後編」(10/01)  

影の王子様
>「セブン」のレヴュー、ありがとうございました。

こちらこそ、たくさんのコメントありがとうございました。

>この最終回、思い入れがあり過ぎて、逆に何を書いていいのか?わかりませんが
>ラスト、ダンの生死をソガとフルハシの台詞に代表させて、視聴者に委ねるのが好きです

個人的にはパンドンを倒した後、ゆらりと立ち上がるシーンが好きですね。

>あと「帰ってきたウルトラマン」の時期に「戦え!ウルトラセブン」が企画され
>「ウルトラビームの通じない怪獣ストロンガ(某電気人間ではありません)と戦う」
>内容だったそうですが・・・これはNGにして正解だったと思います。

日の目を見なかった企画が色々あるんですね。

Re[4]:「ウルトラセブン」傑作選 第49話「史上最大の侵略 後編」(10/01)  

zura1980さん
レビューお疲れ様でした。返信が遅れて申し訳ないです。主人公が自分の正体を明らかにするのは、ウルトラシリーズでは初めてではないでしょうか?鬼籍になった人達も多くでしょうね?今となっては
もう二度と見ることが出来ない作品となりそうですね
-----

Re[5]:「ウルトラセブン」傑作選 第49話「史上最大の侵略 後編」(10/01)  

ふて猫様
>レビューお疲れ様でした。

ありがとうございます。

>鬼籍になった人達も多くでしょうね?今となっては
>もう二度と見ることが出来ない作品となりそうですね

なにしろ半世紀近く前ですからね。
来年はちょうど50周年で、色んなイベントがありそうですね。

Re:「ウルトラセブン」傑作選 第49話「史上最大の侵略 後編」(10/01)  

どうもお久しぶりですG-EXAです
セブン最終回はもう7年も前にDVD視聴したのですが
パンドンはウルトラシリーズ最弱のラスボス怪獣と言われてもしょうがない程ですねえ、満身創痍のセブンボコれないうえに互角すらないとかちょっとガッカリした記憶があります。

映像技術が進歩した平成シリーズと比べてストーリーが実によい最終回。ここまでドラマチックなラストはスケール重視になってしまった平成シリーズにはない良さ。
セブンの人気の秘密と魅力がまたわかる気がしました
人気故に平成シリーズでセブンの息子のウルトラマンゼロが円谷で生み出されたが

そのセブンの息子のゼロは悪のウルトラマンと戦ったり並行世界の地球でハイパーゼットンと戦ったり(ただしタイマンでは戦わず他の平成ウルトラマンとの共闘)まあそこそこ親父の後継者として活躍中wwww

なにわともあれ
今後のウルトラシリーズとの繋がりを完全に切り離し
「ウルトラマンはセブン」だけの世界を描いたオリジナルビデオシリーズや、深夜放送向けに海外ドラマのエッセンスを入れ大人向けを追求したセブンXなども制作され、人気はまだまだ世代を超えて続きそうです!
ここまで世代を超えて人気があるウルトラマンはそうそういないのではと・・・

Re[1]:「ウルトラセブン」傑作選 第49話「史上最大の侵略 後編」(10/01)  

G-EXA様
長文のコメントありがとうございます。

>人気故に平成シリーズでセブンの息子のウルトラマンゼロが円谷で生み出されたが

>そのセブンの息子のゼロは悪のウルトラマンと戦ったり並行世界の地球でハイパーゼットンと戦ったり(ただしタイマンでは戦わず他の平成ウルトラマンとの共闘)まあそこそこ親父の後継者として活躍中wwww

む、息子がいたんですか。
平成シリーズは全然見てないので知らないことだらけです。

>「ウルトラマンはセブン」だけの世界を描いたオリジナルビデオシリーズや、深夜放送向けに海外ドラマのエッセンスを入れ大人向けを追求したセブンXなども制作され、人気はまだまだ世代を超えて続きそうです!
>ここまで世代を超えて人気があるウルトラマンはそうそういないのではと・・・

そうですね。デザイン的にも、他のウルトラ戦士とはちょっと違いますよね。

Re:「ウルトラセブン」傑作選 第49話「史上最大の侵略 後編」(10/01)  

改めて観るとパンドンはウルトラシリーズのラスボスでも最弱の部類になるのではないのでしょうか?どうもゼットンのインパクトが余りにも強すぎて他の怪獣が見劣りするのは否めないですね😅
特に帰マンのゼットンは明らかにハズレの部類に入るような気がしますね。せめてべムスターレベルでないと納得出来ないですね😅

Re[1]:「ウルトラセブン」傑作選 第49話「史上最大の侵略 後編」(10/01)  

ふて猫様
>改めて観るとパンドンはウルトラシリーズのラスボスでも最弱の部類になるのではないのでしょうか?

そうですね。セブンが普通の体だったら楽勝でしたでしょうね。

昨日、一人の戦士が地球を去った 戦って戦って傷だらけになりながらも地球を守った あいつは地球を愛した恒天観測員だった

ちょうど昨日は「史上最大の侵略 後編」が放映された日でしたね。自分もツイッターの検索を通じて今日になって気づきましたが…。

>≧ダン「アンヌ、僕は、僕はね……人間じゃないんだよ。M78星雲から来た、ウルトラセブンなんだ!」パッと振り向いて、遂に自分の正体を明かすダン。同時にBGMがシューマンのピアノ協奏曲に変わるが、「ウルトラセブン」のみならず、ウルトラシリーズでも屈指の名シーンと呼ばれるシーンである。

>ダンの告白と同時に流れるシューマンの「ピアノ協奏曲イ短調 作品54・第1楽章」は最終回の山場を飾る名曲ですよね。金城哲夫さんの「怪獣絵物語ウルトラマン」を文庫化した「小説ウルトラマン」に収録されたシナリオでは「ガーン!叩きのめすようなショッキングな効果音。画面は一転して強烈な光をバックにしたダンとアンヌのシルエット」というト書きが書かれていますが、視聴者のハートをわしづかみするかのように流れる第1楽章のイントロは「叩きのめすようなショッキングな効果音」だと感じました。

>≧α号、β号、γ号に分離したホーク1号とホーク3号が一斉に薄明の空へ出撃する。
アンヌ「ダンは死ぬ気で戦ってるんだわ」
キリヤマ「体の具合が悪ければ悪いと、何故はっきり言ってくれなかったんだ」
クラタ「モロボシ、許してくれ……」とそれまでの数々の暴言を謝るクラタ隊長。


>傷だらけになりながらも改造パンドンに最後の戦いを挑むセブンをキリヤマ隊長たちが空から援護する場面ですよね。ここにはありませんが、「ダン…離れろ!怪獣は俺たちに任せろ!」と叫ぶフルハシ隊員の場面も良かったです。

また、シナリオでは「フルハシとソガがホーク3号で敵の捜索に出ていたところへ、本部が襲撃されているとキリヤマから連絡が入り二人はすぐ引き返す・・・」という場面は、ホーク3号で偵察中のソガとフルハシはパンドンの死体がなくなっていることに気づく→「六角形の宇宙船」と空中戦を繰り広げる場面になっていたり「各駅とも避難する群衆が押し寄せ、大混雑となっております。東京も遂にゴース星人の魔の手にかかり、廃墟となってしまうのでしょうか…人類は遂にゴース星人の奴隷となるのでしょうか?それとも人類の誇りとともに滅亡するでしょうか」という臨時ニュースを見ていたダンはショックを受け、アキオくんが外を見ると逃げ惑う群衆や走るパトカーや救急車が走り回っている姿を見て「警備隊の癖に逃げてるんだろ、卑怯者!」とダンを非難する場面がありました。

Re: 昨日、一人の戦士が地球を去った 戦って戦って傷だらけになりながらも地球を守った あいつは地球を愛した恒天観測員だった

凝りに凝ったコメントありがとうございます。

> また、シナリオでは「フルハシとソガがホーク3号で敵の捜索に出ていたところへ、本部が襲撃されているとキリヤマから連絡が入り二人はすぐ引き返す・・・」という場面は、ホーク3号で偵察中のソガとフルハシはパンドンの死体がなくなっていることに気づく→「六角形の宇宙船」と空中戦を繰り広げる場面になっていたり「各駅とも避難する群衆が押し寄せ、大混雑となっております。東京も遂にゴース星人の魔の手にかかり、廃墟となってしまうのでしょうか…人類は遂にゴース星人の奴隷となるのでしょうか?それとも人類の誇りとともに滅亡するでしょうか」という臨時ニュースを見ていたダンはショックを受け、アキオくんが外を見ると逃げ惑う群衆や走るパトカーや救急車が走り回っている姿を見て「警備隊の癖に逃げてるんだろ、卑怯者!」とダンを非難する場面がありました。

映像化されてないシーンがたくさんあるんですね。勉強になりました。

ついでに、

アキオ「警備隊の癖に逃げてるんだろ、卑怯者!」
ダン「やかましい、子供に何が分かる!」

と言うやりとりを想像してしまいしまた。

ダンは何を学んだ?

どうもダンは歴代隊長の長所をほぼ受け継がないまま隊長に就任してしまったようですね😅史上最低の組織(MAC)を引き要らざる負えない点は同情しますがね

Re: ダンは何を学んだ?

隊長としては最低クラスですよね。

No title

いよいよ来年は「ウルトラセブン」放映開始55周年突入となります。でも連日続く新型コロナウイルスが来年の終息をいつまでも願っています。

No title

来年は「ウルトラセブン」放映開始55周年記念です。来年のコロナの終息を願う。

Re: No title

55年ですか……時間の経つのは早いですね。

Re: No title

いつ終わるんですかねえ。

翌週からの後番組

子供達の興味が、同時期に東映や東映アニメーションが映像化した水木しげる先生の漫画「悪魔くん」や「ゲゲゲの鬼太郎」などの影響で、妖怪や怪奇になった事もあり、「セブン」の後番組は円谷プロ製作ではあるものの、怪獣もスーパーヒーローも派手なライドメカも登場しない怪奇犯罪ドラマ「怪奇大作戦」に決定していました。

Re: 翌週からの後番組

怪奇ブームだったんですね。

セブン

怪奇大作戦のいつの回かは知りませんが、等身大のセブンの人形(フィギュア)があったような気がします

Re: セブン

なんか出てましたね。

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Re: No title

修正しました。

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zura1980

Author:zura1980
70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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