「宇宙刑事シャイダー」 第11話「アニーにおまかせ」後編

　

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　第11話「アニーにおまかせ」（1984年5月18日）
　の続きです。

　
　アニー、バビロス号で鏡に向かってなにやら始めている。

　
　アニーは、幼稚園の先生に変装して、フーマのアジトへ潜入しようとしているのだ。

　色々と細かいメイクを施した末、

　
　アニーはまるで別人の顔になる。まぁ、別の女優と入れ替わっているので当たり前であるが。
　アニー「どう？」
　大「オーケイ！」

　ただし、声は森永さんのままである。

　彼らの目論見どおり、アニーが幼稚園の送迎バスに子供たちと一緒に乗っていると、突然フーマが車内に現れる。不思議獣ゲトゲトの特殊能力による瞬間移動であろう。

　
　アニー「なんですか、あなたたちは」
　ヘスラー「死にたくなければ大人しくしろ！」

　ヘスラーたちはその場で子供たちの能力を測定しようとする。
　が、そこへシャイダーがやってきて妨害した為、彼らはゲトゲトの口を通って、送迎バスごと、つまりアニーごと別の空間へ逃げてしまう。

　シャイダー「うまく行ったぞ、アニーを潜り込ませることが出来た」

　アニー、気絶したふりをしてミラクラーに担がれ、とりあえずアジト内の牢獄へぶち込まれる。
　（バスの運転手は？）

　
　アニーはすぐ素顔に戻ると、牢獄の小窓から外を見る。
　アニー「シャイダー、離れ小島のようだわ」
　大「よし、分かった。発信機をオンのままに」

　アニー、鍵を開けて牢獄の外へ出る。

　
　歩哨のミラクラーに綺麗な脚を見せ付けて、ポッとさせるアニーが可愛いのである。

　アニーは入り組んだ基地内を進んで、フーマ式教育の行われている部屋を見付ける。

　
　ヘスラー「よいか、10年後の日本をお前たちの手で牛耳るのだ。お前たちは天才だ。超エリートなのだ。そのフーマホルモンドリンクを飲めば知力・体力共に著しく発達するのだ」
　アニー（子供たちにフーマの思想と体力を植え付け、将来の日本を支配させるつもり）

　アニー、いきなりその部屋に飛び込んで暴れ回るが、落とし穴に引っ掛かり、最初の牢獄へ再び叩き込まれてしまう。

　
　ヘスラー「うん」
　ギャル5「はっ」

　ヘスラーの意を汲み取り、愛しのギャル5がアニーに近づく。

　
　最近、ギャル5の胸の谷間さえあれば、もう他に何も要らないと管理人は思うのである。

　
　アニーの前に膝を付き、ポンポンとボディチェックを行うギャル5。
　（ギャル5の顔がはっきり見えるよう、画像の明るさを調製しました）

　ギャル5は、すぐにアニーの指輪型発信機を発見する。

　
　ギャル5「発信機になっています」
　ヘスラー「小癪なぁ、海に放り込み、サメの餌食にしてしまえ」

　ヘスラー、指輪を靴で踏みにじると、ギャルたちに命令する。
　アニーは即座に麻袋に入れられ、近くの崖から海へ投棄される。

　
　ヘスラー「ようし、ひけい！」

　なにもみんなで来なくてもいいのに……

　フーマには寂しがり屋さんが多いのだろうか？

　で、今までのシリーズだったら、十中八九、アニーは相棒の宇宙刑事に助けられるところだが、アニーの凄い所は、シャイダーの力を借りず、自力でその窮地を脱してしまうその根性である。

　アニー、海底に沈むが、付け爪の小型ナイフで内側から袋を切り裂き、ロープも解いて海面に浮上する。

　その後も、基地へ戻り、たったひとりでフーマのアジトを破壊し、子供たちを救出するという、シャイダーも顔負けの働きを見せる。

　そして、海岸の岩場で、フーマたちとの戦いとなる。

　
　アニーに劣らぬ身体能力の持ち主、ギャル4のバク転……中のお尻。

　ここは、ちゃんと女優さん（小島憲子）本人が飛んでるようだ（ただし、連続は無理なのか、一回ずつのバク転を三回分つなげている）。

　アニー、奮戦するが、やはり多勢に無勢。

　ギャル1から順に、ひとりひとりジャンプしながらアニーの体にロープを飛ばしてくる。

　
　女性らしいシルエットのギャル2。

　無論、我らがギャル5も、

　

　

　
　苦手（？）なアクションに果敢に挑んで頑張って飛んでおられます。
　（三枚も貼らなくても……）

　なお、最後にスカートが完全に裏返ってパンツが丸出しになるが、以前のように純白ではなく、ピンク色に変わっているようだ。

　
　（いや、だからわざわざ貼らなくても……ぶれてるし）

　
　5本のロープを絡められ、動きを封じられたアニー。

　ヘスラー「貴様、まだ生きておったかぁ」

　……と言う訳で、ラス殺陣前の全ての仕事をひとりで片付けてしまったアニーであった。

　これで、アニーもコンバットスーツを「焼結」できれば、ひとりで事件解決も可能だったと思われるが、最後の最後に大が現れ、シャイダーに変身してゲトゲトと戦い、これを破る。

　ラスト、結局普通の幼稚園に戻って楽しくお遊戯しているユウイチ君たちの様子を微笑みながら見ている大とアニー。

　ユウイチ君たちが二人に気付き、一緒にお遊戯しようと誘う。

　
　アニー「なかなかイケるじゃない」
　大「よせやいっ」

　ナレ「無敵のシャイダーも子供たちの前では照れ屋のお兄ちゃんなのだ。でも今日のギャル5、なかなか大活躍だったね。子供たちの笑顔を守ってくれ！　焼結せよ、宇宙刑事シャイダー！」

　と言う訳で、タイトルどおり、アニーに仕事をほとんど任せちゃった大ちゃんでありました。

　あ、念の為、ナレーション中の「ギャル5」は、ほんとは「アニー」ですからね。