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「仮面ライダー」 第30話「よみがえる化石 吸血三葉虫」

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 第30話「よみがえる化石 吸血三葉虫」(1971年10月23日)

 1800万年前の地球に棲息していた(註1)三葉虫の化石から、生きた三葉虫を甦らせようと言う、ノーベル賞が250個くらい取れそうな物凄い研究をしているのは、志村博士(北原義郎)。

 註1……ナレーターの中江真司はそう断言しているが、実際に三葉虫が棲息していたのは中生代(約5億4200万年~2億5100万年前)らしい。

 ……で、博士が、フラスコに入った液体を混ぜ合わせて化石に注ぐと、あらびっくり、活きの良い三葉虫に変わったではありませんか。

 だが、その歴史的な一瞬を、研究室に仕掛けられた隠しカメラでゾル大佐もしっかり見ていた。
 研究室の地下にはいつの間にかショッカーのアジトが作られていたのだ。

 ゾル「大昔の生物と、人間の血を吸って生き長らえる改造人間を結び付けることによって、新たなる怪人を世界に送り出し、世界征服の道に繋がらせたい……」

 部下たちを前に遠大な計画について演説しているゾル大佐。

 首領「三葉虫の改造人間はザンブロンゾと名付け、明晩6時までに人間の改造を終わり、三葉虫との血液の入れ替えは深夜の2時を期して行うのだ!」

 相変わらず、意味もなく時間に厳しい首領であった。

 ちなみに劇中では「ザンブロンゾ」と呼ばれているが、OPクレジットでは「サンブロンゾ」となっている。

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 ワタル「パパ、ママ、ではただいまより、一泊泊まりのハイキングに出発致します。うるさいのがいないので、ゆっくり子作りできるのと違う?」
 志村「はっはっはっ、こらぁ図星だ。一本やられたよ」
 ナツエ「まあ、あっはは」

 折も折、志村博士の息子ワタルはハイキングに出掛ける。

 息子を見送った後、志村博士は葉巻をくゆらせながら、妻のナツエに「先にシャワー浴びて来いよ」とギラギラした目付きで言うのだった(註・言うかっ)。

 念の為、ほんとは「子作り」じゃなくて「研究」と言ってます。

 その夜、ショッカーのアジトでは素材の人間がまず改造人間に改造され、

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 続いて、博士の生き返らせた三葉虫と、血液の交換が行われる。

 この、血液の交換と言う意味が良く分からないのである……。

 そもそも、交換と言ったって、人間と三葉虫では血液量が違い過ぎるから、交換もクソもないと思うのだが。

 まぁ、三葉虫の血液を改造人間の体内に注入する……と言うことだろうか?

 一方、博士は、大事な三葉虫がいなくなっているのであたふたしていたが、

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 背後の壁が大胆に左右に割れて、戦闘員がひょっこり出てくる。

 これぞまさに「志村、後ろ!」状態である(やかましいわ)。

 志村「き、君たちは誰だ?」
 戦闘員「博士なぞがご存じない世界の人間なんです」

 戦闘員は博士を無理矢理秘密の通路の向こうへ連れて行く。

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 志村「うちの地下にいつの間にこんな?」

 当の博士も驚いているように、現に人が住んでいる家の地下に、家人に気付かれずにどうやってこんな大掛かりなトンネルを掘ることが出来たのか? それが今回の最大の謎である。

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 ちょっと気取ったポーズで、博士の到着を待っているゾル大佐。

 ゾル大佐は、連れてこられた博士に、別の三葉虫の化石を見せ、これを生き返らせて欲しいとストレートにお願いする。無論、博士は拒否する。

 ゾル「ふふふ、断れないんですよ、志村博士」

 不気味な笑みを浮かべると、ゾル大佐は既に別室に拉致していたナツエ夫人を博士の前に引っ張り出す。

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 ゾル「我々の要求を呑まないとこの三葉虫に奥さんの血を吸わせて見せようと思いますがね」
 志村「バカな、三葉虫が血を吸うなんてありえない」
 ゾル「そう、それが今までの科学の常識です。だが我々の科学はその壁を破ったのです……では、テストの第一号になって貰いましょうか?」

 ゾル大佐、三葉虫の化石をナツエの顔に近付ける。

 志村「なんてことを……!」

 ゾル大佐、博士の言葉にぴしりとムチをしならせると、

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 ゾル「おい、志村! 甘えるのもいい加減にしろ!」
 志村「いや、別に甘えてないんですけど……」

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 とにかく、なかなかうんと言わない博士に業を煮やしたゾル大佐は、ナツエの体を手術台に寝かせると、その首筋に生きた三葉虫を張り付かせる。

 ナレ「ショッカーは血を吸うと大きくなる怪人を作り、これを使って人間を狂わせ、世界を征服しようと企てた……そしてまず手始めに、仮面ライダーとFBIの犬・滝和也を襲う計画を立てた」

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 ナレーターの不得要領の説明を聞いている間に、ナツエの血をたっぷり吸った三葉虫は、怪人ザンブロンゾに変身していた。

 それにしても、ナレーションが「FBIの犬」なんて言ったらダメなのでは?

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 その「FBIの犬」こと、滝は五郎と一緒にベンチに座ってバナナを食べていた。
 五郎「ねえ、滝兄ちゃん、古代の生物の化石を生き返らせる研究をしている先生がいるんだってね?」

 五郎、髪型と言い、チャンチャンコのような服と言い、まるでリアル鬼太郎みたい。

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 滝「古代の生物を? 夢みたいな話だな」
 五郎「そうかなあ? 大人は夢がなさ過ぎるよ。せいぜい考えたって15年払いのマイホーム建てるくらいだからね、はーあー」
 滝「生意気言うな!」

 五郎、滝が放り捨てたバナナの皮を拾って、代わりにゴミ箱に捨てる。
 五郎「ちぇっ、あーもーっ、汚いなー、子供を見習いなさい……あれ、なんだぁ? 気持ちの悪い虫だ」

 五郎、地面に落ちている三葉虫を見付けて声を上げる。

 と、いきなり戦闘員が群れをなして襲ってくる。気付かれないように滝の血を吸うつもりだったのだろうが、五郎に見られたので計画がオジャンになった模様。

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 一方、レーシングクラブで、ひとりトランプ占いをしているマリ。

 マリ「あーあー、30まで結婚できないのか」

 溜息まじりにつぶやくマリ。

 今回、はっきり言ってストーリーはメチャクチャだが、「15年ローンでマイホーム」と言い、台詞だけは妙に面白いのだ(そう言えば、脚本も滝沢真里(マリ)だった)。

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 店の外では、毎度お馴染み富士乃幸夫さん演じるゾル大佐の部下(珍しく素顔を出している下級幹部)が、ゾル大佐に「滝を襲撃する計画は失敗しました。今から第二の計画を実行します」と連絡していた。

 ちなみに何故か声は池水通洋さんがあてている。

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 しばらくして隼人が店にやってくる。マリのいた部屋に入ると、

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 既に三葉虫がマリの血を吸ってザンブロンゾに成長していた。

 なんか、「いや、ボク、怪しい者じゃありません」と、必死に無実を訴えているようにも見える……。

 隼人はザンブロンゾと戦うが、目的を果たしたザンブロンゾはさっさと退散する。

 その後、隼人は、マリの看病を滝たちに任せ、ザンブロンゾの投げたウロコの分析をして貰う為、大学の研究室へ向かう。

 その途中、例によって戦闘員が襲撃を仕掛けてくる。
 ザンブロンゾも再び姿を見せ、「ライダー、来い!」と挑戦してくる。

 ちなみにザンブロンゾの声も池水通洋さんが演じている。かと言って、さっきの部下がザンブロンゾの人間態と言う訳ではない。富士乃さんがアフレコに参加できなかったので、怪人役の池水通洋さんがついでに担当したのだろうか?

 隼人も応じて、直ちに仮面ライダーに変身する。

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 が、次の瞬間にはザンブロンゾの姿がない。

 ライダー「何処へ行った?」

 驚いて周囲を見回す。

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 実は、ザンブロンゾは三葉虫の姿に戻って、ライダーの足元に落ちていたのだ。

 ザンブロンゾ(ライダー、小さくなれるとは知らんだろう)

 何故か、一戦も交えず、三葉虫になってライダーの目を逃れるザンブロンゾであった。

 一体、何がしたかったのだろう?

 しかも、

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 次の場面では、隼人は何事もなかったように大学での分析を済ませてマリのところへ帰ってきている。

 これでは、さっきの襲撃がまるっきり無意味な行為に見えてしまう。

 隼人「ああ、こいつはひどい、ニンニクの臭いで頭がおかしくなっちまうぜ」
 五郎「でも、吸血鬼には……」
 隼人「それもそうだが、マリをこんな体にしたショッカーの奴に……」
 滝「同感だ。看病していて、つくづくそう感じていたところだ」

 なんとなく噛み合ってない会話。

 その後、色々あって、志村博士はナツエとワタルを人質に取られ、やむなくゾル大佐の命令に従い、別の三葉虫の化石を甦らせる。

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 ゾル大佐は、その直後、志村博士を殺そうとする。

 志村「私だってバカではない。この三葉虫の生命力を短くしておいた。つまりすぐまた私が必要になるようにな……」
 ゾル「なっ、なんだと? この野郎~」
 志村「ふっ、ま、後の相談は妻の体を元通りにしてからにしよう、ふっふっふっ」

 急に悪役のように不気味な笑みを漏らす志村博士。

 現に、妻と息子を人質に取られている状況で、あまりにでか過ぎる態度と言えよう。
 (案の定、ゾル大佐にぶん殴られてる)

 それと、まだショッカーにとって有用な人材である志村博士を殺そうとするゾル大佐の行動も不可解である。

 やがて隼人と滝が研究所に乗り込んできて、人質を救出する。アジトは時限爆弾によって破壊されるが、博士の口から、既にショッカーは三葉虫を世界中にばら撒くために羽田空港へ向かったと語られる。

 ……しかし、細菌兵器ならともかく三葉虫をばら撒いてもねえ。いまひとつ盛り上がらない展開である。

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 で、舞台は羽田へ移る。

 あの部下が車から降りると、

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 その動きに合わせるようにして反対側から仮面ライダーがひょこっと登場。

 ライダー「待て」
 部下「ハッ、仮面ライダー!」

 これほど緊張感のないライダーの「出」もあるまいと思われるが、撮影時は、結構な人だかりが出来たのではないかと想像される。

 続いて、空港近くの駐車場に移動する両者。 

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 ライダー「そのカバンをこっちへ渡すんだ」

 ここでも、後ろの道をフツーに人が歩いているのが、決戦シーンにあるべき緊張感をぶち壊してくれます。

 ライダーと戦闘員が戦っている間に、ゾル大佐からの命令で、部下は自分の血を三葉虫に吸わせて、ザンブロンゾを出現させる。

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 その際、ケースの中が一瞬映るのだが、見た限りでは三葉虫は一体しかない。

 これをどうやって「世界中」にばら撒けと?

 さっきも書いたけど、今回はとにかくシナリオが滅茶苦茶である。

 続いて、また別の場所へ移動する面々。

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 滝も駆けつけ、主役の仮面ライダー以上に華麗なアクションを決める。

 ザンブロンゾは優位に戦いを進めるが、途中、「力がなくなってきた、博士の奴、何か仕組んだな?」と、体の変調に気付く。

 ……と言うことは、このザンブロンゾは博士が強要されて甦らせた三葉虫から作り出された2号機と言うことになるのだろうか? じゃあ、1号機は?

 ザンブロンゾ、「最後の手段だ」と、何か液体を口から出すが、あえなくライダーキックの餌食となる。
 何が「最後の手段」だったのか、良く分からないのである。

 その後、マリもナツエも、志村博士の作った解毒剤で健康な体に戻る。

 三葉虫を甦らせた上、畑違いと思われる薬まで開発してしまう、スーパーサイエンティスト志村!

 とにかく、ツッコミどころが多過ぎて疲れるエピソードであった。


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コメント

Re:「仮面ライダー」 第30話「よみがえる化石 吸血三葉虫」(09/19)  

シナリオ、滅茶苦茶ですね。
しかし、それをノリの良い演出とキレッキレのアクションでねじ伏せるスタッフの力技。
これが人気の出た秘密かなぁ?

Re[1]:「仮面ライダー」 第30話「よみがえる化石 吸血三葉虫」(09/19)  

ふて猫様
>何故志村博士は三葉虫を蘇らせたのでしょうか?

そこに三葉虫の化石があったからでしょう。

Re[1]:「仮面ライダー」 第30話「よみがえる化石 吸血三葉虫」(09/19)  

影の王子様
>シナリオ、滅茶苦茶ですね。
>しかし、それをノリの良い演出とキレッキレのアクションでねじ伏せるスタッフの力技。

テキトーなシナリオが「仮面ライダー」の特徴ですが、さすがに今回はひど過ぎました。

でも、同じ滝沢さんの書いた34話は、かなり面白かったです。

「絵コンテ漫画 仮面ライダー」  

「スカイライダー」放送直前、月刊少年マガジン1979年8月号に掲載された
石ノ森先生執筆の「絵コンテ漫画 仮面ライダー」という作品があるのですが
登場するライダーが歴代ライダーの誰でもなく、「改造人間が仮面ライダーのコスプレする」
http://blog-imgs-62.fc2.com/f/u/l/fullusedbook/20130905154008bf2.jpg" target="_blank">http://blog-imgs-62.fc2.com/f/u/l/fullusedbook/20130905154008bf2.jpg
という・・・「真・仮面ライダー」の続きで構想されたアイデイの先駆けです。

面白くありませんが、新・旧1号ではなく、2号に「コスプレ」するところが気になります。

Re:「絵コンテ漫画 仮面ライダー」(09/19)  

影の王子様
>「スカイライダー」放送直前、月刊少年マガジン1979年8月号に掲載された
>石ノ森先生執筆の「絵コンテ漫画 仮面ライダー」という作品があるのですが
>登場するライダーが歴代ライダーの誰でもなく、「改造人間が仮面ライダーのコスプレする」
> <small> <a href=" http://blog-imgs-62.fc2.com/f/u/l/fullusedbook/20130905154008bf2.jpg"" target="_blank">http://blog-imgs-62.fc2.com/f/u/l/fullusedbook/20130905154008bf2.jpg" ; target="_blank"> http://blog-imgs-62.fc2.com/f/u/l/fullusedbook/20130905154008bf2.jpg<" target="_blank">http://blog-imgs-62.fc2.com/f/u/l/fullusedbook/20130905154008bf2.jpg< ;/a></small>
>という・・・「真・仮面ライダー」の続きで構想されたアイデイの先駆けです。

>面白くありませんが、新・旧1号ではなく、2号に「コスプレ」するところが気になります。

情報ありがとうございます。
「THE FIRST」もコスプレ方式でしたね。

Re:「仮面ライダー」 第30話「よみがえる化石 吸血三葉虫」(09/19)  

改めてDVDで観たのですが、他人の家の地下に(勝手に)いつの間にかアジトを作るショッカーに脱帽ですね〜😅惜しむらくは、この血の滲むような苦労が報われない事です

Re[1]:「仮面ライダー」 第30話「よみがえる化石 吸血三葉虫」(09/19)  

ふて猫様
>改めてDVDで観たのですが、他人の家の地下に(勝手に)いつの間にかアジトを作るショッカーに脱帽ですね〜

こういうところだけは匠なんですよね~。
施工業者が出入りしてるのに全く気付かない博士も凄い。

いつも楽しく拝見させて戴いております。ところで、ナミエの血をたっぷりとザンブロンゾが吸ったと書いてありますが、正しくはナツエの血をたっぷりとザンブロンゾが吸ったとのではないのでしょうか?

Re: タイトルなし

ご指摘ありがとうございます。早速直しておきました。

ギャグ回って言われても納得できそう。

ゾル大佐、負けすぎでとうとう頭がアレになったか。
冒頭の作戦の時点で、一体、何が世界征服に繋がるのか分からないし、三葉虫ばらまいてどうするのって話だし、その珍作戦実行中もいつも以上に変な処が目立つし…
後、サンブロンゾ、君はもう少し頑張れ。

Re: ギャグ回って言われても納得できそう。

もうめちゃくちゃでしたね。

いつの間にか

いつの間にか解毒剤まで生産してしまう志村博士に脱帽した小生であります(どんな感想だよ😑)

Re: いつの間にか

早過ぎますよね。

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