fc2ブログ

記事一覧

「科学戦隊ダイナマン」 第5話「進化獣のこわい夢」



 第5話「進化獣のこわい夢」(1983年3月5日)

 3話と4話は特に面白くないのでスルー。

 4話は、一応記事は書いたのだが、どうにも詰まらないのであえてボツにした。

 さて、カー将軍がプログレッサーで作り出したのは、バクシンカと言う進化獣。

 PDVD_001.jpg
 その初仕事は、森の中の洋館の一室で、ぐっすり眠ることだった。

 バク「帝王アトン様、カー将軍、そしてメギド王子、お休みなさい。良い夢見よ~っ」

 可愛い……

 その様子をモニターで見ているアトンたち。

 カー「バクシンカがあの夢枕で寝れば、人間どもに恐ろしい悪夢を見させることが出来るのです」
 アトン「ほほう、なるほど」
 カー「バクシンカ、夢枕スイッチオン!」

 その夜、夢野発明センターに出入りしている5人の子供たちは、一様に恐ろしい悪夢を見てうなされる。

 無数の火の玉が舞ったかと思うと、ドラキュラ、天津飯、せむし男、狼男、ガイコツ男が迫って来ると言うものだった。

 PDVD_003.jpg
 こちらが天津飯です。

 カー「本当の悪夢はこれから始まるのです!」
 アトン「見たいのう」
 カー「時間よ、現実を見せてくれ!」

 カー将軍が叫ぶと、時計が物凄いスピードで回転し始め、翌日の子供たちの様子がモニターに映し出される。

 ……って、これって何気に凄い能力じゃない? 時間を操れるんだから。

 PDVD_004.jpg
 んで、その5人が放課後、発明センターへ行こうとしていると、悪夢と同じように火の玉が現れ、続いてドラキュラたちも出現して迫って来るという事態になる。

 しかし、悪夢を見させたのが、全員発明センターの子供たちと言うのは、偶然にしては出来過ぎているよね。

 まだ、カー将軍たちはダイナマンの正体については全く知らないのだし。

 PDVD_005.jpg
 怯えてしゃがみこむ子供たちを取り囲んで怖がらせるお化けたちであったが、いきなり現れたダイナマンのケリを浴びると、たちまちシッポ兵の姿に変わる……。

 ???

 これじゃあ、「夢が現実になった」と言うより、「夢を再現している」と言うべきじゃないのか?

 とにかく、5人は戦闘員を追って、あの洋館の前で見失う。

 2階から、大きな鼾が聞こえてくる。5人が勝手に上がり込んで2階の寝室へ行くと、バクシンカがベッドで熟睡していた。

 バクシンカは夢枕を抱えて窓から飛び出し、林の中へ逃げ込む。

 PDVD_006.jpg
 バクシンカ「ダイナマン、お前たちの運命もここまでだ、夢枕の恐ろしさを思い知らせてやる」

 バクシンカが夢枕を太鼓のように叩くと、空間が歪み、

 PDVD_010.jpg
 爆発と共に、剣士、忍者、カンフー使い、ガンマン、そしてロビンフッドともピーターパンともつかない女性の5人が登場する。

 PDVD_009.jpg
 分かりにくいけど、やっぱりロビン・フッドをイメージしてるんだろうなぁ。

 なかなか可愛いけど、演じてるのはJACの人かな。

 バクシンカ「行け、幽霊戦士!」

 ダイナマンと幽霊戦士はそれぞれ対となる相手と一対一で戦う。

 レッドは宮本武蔵っぽい二刀流の剣士と、ブルーはカンフー使いと、ブラックは忍者、イエローはガンマン、ピンクはロビン・フッド。

 だが、幽霊戦士にはダメージを与えられず、ダイナマンは困惑する。

 レッド「こいつらは影だ!」
 バクシンカ「よく見破ったなぁ」

 バクシンカがもう一度夢枕をポンポン叩くと、幽霊戦士たちは爆発と共に姿を消す。

 続いて、メギド王子が登場。

 PDVD_014.jpg
 メギド「バクシンカは夢枕さえあれば何処からでも悪夢を送ることが出来る。そしてその夢が現実に起こるのだ!」
 ピンク「まぁ、そう言うことだったの!」

 わざわざ手の内を敵に教えてあげる優しいメギド王子でありました。

 メギド「人間どもは夜も眠れなくなり、昼は不安に怯え、遂には体が弱って死に絶えることになろう!」
 レッド「そんなことはさせるものか!」

 PDVD_000a.jpg
 メギド「無駄なことよ、バクシンカの夢は絶対に防げないぞ!」

 メギドの口の形がなんか可愛い……

 その後、子供たちが発明センターでレイに群がって「泊まってよ~」とせがんでいる。

 PDVD_000b.jpg
 北斗「おいおい、男の癖にどうしてレイちゃんなんだ?」(註1)
 洋介「俺たちがいるじゃないか~」
 子供「ダイナマンが泊まってくれるなら安心だけどさ」
 子供「島さんじゃな~」

 レイが、女の子と目を合わせて首を竦めている姿が可愛いのである!

 (註1……愚問である)

 で、結局、北斗たち5人がそれぞれ子供たちの家に泊まることになる。

 PDVD_016.jpg
 ただし、色々と都合があるので、実際に描かれるのはエミのところにお泊りしたレイだけ。

 エミのベッドに一緒に寝て、絵本を読んであげているレイがほんとのお母さんみたい……

 やがてエミは眠りに落ちるが、再びバクシンカの送り込んできた悪夢にうなされ、ガバッと起き上がる。

 手緩い感じもするが、これを全国規模で毎日やられたら、確かに社会が麻痺状態になりかねない、地道に恐ろしい作戦であった。

 ダイナマンたちもその対策に苦慮する。

 竜「あのバクシンカさえ倒せばいいんだが、寝場所を転々と変えてるんで捕まえようがない……」
 北斗「そうか、良いことがあるぞ、バクシンカに夢のリクエストを出してやるのさ」

 と言う訳で、北斗は、「子供しか怖がらせることが出来ないのか? ダイナマンと戦う夢を見たらどうだ?」などと言う、挑発的な言辞を連ねた挑戦状をばらまき、戦闘員の手からそれがバクシンカの手に渡る。

 バクシンカ「ダイナマンが怖くて進化獣が務まるか! おのれーっ、思い知らせてやる!」

 挑発に乗ったバクシンカは、今度はダイナマンが登場する夢を送り込んでくる。

 PDVD_018.jpg
 夢の中で、再びあの幽霊戦士たちが登場し、ダイナマンと戦ってこれを見事倒す。

 PDVD_019.jpg
 エミ「あーっ、ダイナマンが殺されちゃう」
 レイ「大丈夫、ダイナマンは負けやしないわ、だから夢の中であったことを教えて頂戴」

 レイ、泣きじゃくるエミを慰めて、夢の内容について情報を得る。

 PDVD_020.jpg
 そして翌日、法則にしたがって、今度は本物のダイナマンの前に、幽霊戦士たちが現れて、バトルとなる。

 戦いは夢と同じく、ダイナマン劣勢のうちに進み、最後はダイナマンが爆死して、煙の中からゆらりと幽霊戦士たちが立ち上がる……

 勝利を確信するバクシンカであったが、

 PDVD_021.jpg
 それは幽霊戦士と同じ格好をした北斗たちだった。

 北斗の狙いは、あらかじめダイナマンが倒される悪夢を子供たちに見させることで、戦いの予習をすることだったのだ。

 で、レッドは剣士になり、

 PDVD_022.jpg
 竜は、柳生十兵衛を……と言うより、柳生十兵衛に扮した千葉真一を髣髴とさせる隻眼の忍者剣士になる。

 ちなみに竜の春田さんは、1978年のドラマ版「柳生一族の陰謀」で、千葉真一の柳生十兵衛の配下の一人を熱演されている。

 実際、竜だけ「柳生十兵衛、推参!」と名乗ってるんだけどね。これはまあ、ちょっとしたお遊びだ。

 PDVD_027.jpg
 そして洋介は、鍛え上げられた肉体を誇示しつつ、ジャッキー・チェンばりのカンフーを披露する。

 本人は、ブルース・リーを意識している感じだが。

 そして、耕作はガンマン、

 PDVD_029.jpg
 レイは当然、ロビン・フッド……と言うより、完全にピーター・パンである。

 この後、バクシンカを倒して事件解決となる。

 PDVD_031.jpg
 ラスト、今度は5人が発明センターで雑魚寝をするシーンとなる。

 どうやら北斗たちは発明センターに住み込みでダイナマンやってるらしい。

 しかし、さすがにレイも一緒に男どもと寝ると言うのは非常識だよなぁ。

 以上、幽霊戦士や北斗たちのコスプレは楽しいが、ストーリー自体は極めて平凡であった。
関連記事
スポンサーサイト



コメント

Re[1]:「科学戦隊ダイナマン」 第5話「進化獣のこわい夢」(07/02)  

影の王子様
>「199ヒーロー」の件、失礼しました。
>この手の映画としては良作と思えましたが、次々と奇跡が起こる「ご都合主義」がキツいですね。
>すみませんでした。

いやー、別に謝られなくてもいいですよ。
自分はそういうきっかけでもないと、新作はまず見ないですから、勉強(?)になりました。

>しかし、メギド王子、カッコ良いですね。
>出渕裕氏のデザインの良さはもちろんのこと、造形、林氏のスタイルの良さが一丸となってます。
>馬に乗るのもユニークですね。

見た目もですが、終盤の怒涛の展開を想像しながら鑑賞すると、ますます魅力的に思えてきます。

Re:「科学戦隊ダイナマン」 第5話「進化獣のこわい夢」(07/02)  

怖い夢を見ると、それが正夢になると言うのは確かに恐ろしい作戦だとも思いますが、バクシンカの見せる悪夢は序盤の映像を観る限りドラキュラや三つ目小僧、ゴリラーマン等が出現する夢でどのちびっ子たちにも統一されている様で、同じ夢を凶器に使う怪人でも、ちびっ子たちに各々の悪夢を用意していた「スカイライダー」のオオバクロンに比べると芸の幅が狭い様にも思えます。
とは言えやはりこのお話での見せ場は、バクシンカの凶器でもある悪夢を反対に逆転の材料として使い、更に夢に登場した刺客たちに変装してのダイナマンのアクションでしょう!特にブラック=春田さんの刀さばきはさすがJAC仕込みだけあって見応えがあります!

スルーされた第3話

こんばんは。
第5話からダイナマンの「秘密戦隊」という要素が消えるんですよね。面倒くさくなったのでしょうか?(笑)

第3話はスルーですか。弾北斗の科学者としての自覚、責任感が問われる話ですが。
コウモリシンカのコウモリガスの為に町の皆さんがお日様の下に出られなくなってしまい、無公害バイクの実験の際に黒い煙を撒き散らした弾さんのせいにされてしまう話。
事態は解決させたけど人々の誤解が解けた描写が無いのがスッキリしない方々が多いようですが、こればっかりは本人が蒔いた種なので弁護のしようが無いですね(汗)。大体、実験の類を町中でやるというのが信じられなくて・・・・・・。
結果としてグレートカブキのように色付きの煙を吐き出しただけで済みましたが、最悪の場合もっと危ない事になっていたかもしれませんから、あまり自分の発明を過信しない方が良いですね。

Re: スルーされた第3話

> 第3話はスルーですか。弾北斗の科学者としての自覚、責任感が問われる話ですが。

すいません、これと言って面白いシーンがないので飛ばしてしまいました。

第4話

管理人様が第4話をスルーしたのは、どのような内容だったのでしょうか?つまらないからスルーしたのは理解出来ますがね😅内容が多少気になります

Re: 第4話

弾がバイクで走って住人から叱られる話です。

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

zura1980

Author:zura1980
70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

最近のコメント

カテゴリー

カレンダー

02 | 2023/03 | 04
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -

月別アーカイブ

ブロとも申請フォーム

FC2カウンター